漢字検定2級試験の各出題分野別の傾向と対策を徹底分析。本文をテキスト編と問題集編に分けて効率よく学習。漢字についての基礎知識を簡明に解説。故事成語を楽しみながら学習。
遊牧は、ヒツジを追って砂漠を放浪する気ままな旅ではない。それは、自給よりも国家権力や市場を志向する政治的な営みである。移動によって人間の生活はいかに組織されるのか。西南アジア遊牧民の知へのあくなき洞察。
古代の神社や祭りとはどのようなものか。京都の上賀茂神社の葵祭と御阿礼祭の歴史を通し、天皇中心の王権の祭りと地方神社の祭りの相違を追及。人間と自然が共生する信仰の世界から、古代の神社や祭りを見直す。
邪馬台国とは何か。女王卑弥呼の鬼道とは何か。最新の考古学成果をもとに2〜3世紀の古代日本の実像を描く。各地の居館・祭殿・墳墓の比較や、土器・鏡・織物など出土遺物を通して、邪馬台国の位置と時代を検証する。
世界史上、初めて地球全体が戦場となった第二次大戦。その原因と経過、ジェノサイド(集団虐殺)、植民地と民族独立運動、女性の戦争動員など、多様な問題を持つ大戦の構造に迫る。世界戦争は人類に何をもたらしたのか。
今、読経による癒しが注目されている。仏教を学ぶための読経は、日本に伝来すると祈祷や音楽・文学の中にも再構成され大きな影響を与えた。読経僧とそれを聴く人々を中心に音の世界に触れ、そのメカニズムを読み解く。
皇室・公家・政治家・軍人・実業家・思想家・社会運動家・学者・宗教家・文学者・文化人・芸能人など幕末から現代までの重要人物4500人を収録した人名辞典。詳細な解説はもとより墓所や著書も収載、充実した参考文献欄など調査研究に役立つ情報を満載。人名に限らず、事項・文献からも検索できる索引を付載。
いまも大勢の人々が参加し繰り広げられる祭りには、どのような時代背景や人々の思いが込められているのか。各地の民俗芸能から昭和天皇崩御の社会現象まで、様々な祭りの演出と歴史を探り、現代の祭りの意味を問う。
一家に一冊、怒りの鎮静剤。日頃の腹立ちを笑いにかえる岡林みかんの4コマシリーズ。ついに単行本化!岡林みかんの怒リラクゼーション。怒って、笑って、ストレス解消。
越訴すれば本当に首を斬られたのか、むしろ旗のもとに竹槍で武装して集まったのか?百姓一揆の通説的理解を再検討し、近世民衆運動の実態を解明。地域や時代を越えた一揆共通の作法にも迫る、新たな百姓一揆論。
全国各地に残された様々な文書や記録類。第一線の歴史学者が、これらの史料をもとに、戦国期から明治初期までを対象とし、政治・経済・社会・外交などの多方面にわたり読み解き、新たな日本近世史像を再構築する。
ルネサンス期のモンテーニュ、啓蒙主義の世紀のルソー、フランス革命前後のコンスタンー偉大なユマニストたちの思想の系譜を詳細に検討しつつ人間主義の思想のモデルを再構築し、崩壊に瀕した人間のモラルと民主主義の原理を問う。
「将軍家のお膝元」江戸には、商業の発達と共に、上方などから多くの出店“江戸店”が設けられた。呉服問屋白木屋の古文書から浮かび上がる江戸店の実態や奉公人の姿とは。大江戸に活躍した、知られざる商人の世界。
400年間続く市場の競り人が、江戸食文化と青物を語る。やっちゃ場育ちの粋人(写真家)秋山庄太郎が推奨する江戸・八百八町の世相世情と、やっちゃ場の裏表を描く。関東・関西市場の取引符丁、大公開。
琉球国とは何であったか、冊封使とは何か。琉球王国は明・清との朝貢関係のなかで独自の社会を築くが、その歴史は日本の歴史に消し去られた。冊封使関係の厖大な史料から中国と琉球の礼に貫かれた関係と歴史を描く。