藤森建築探偵が、現代住宅の完成をみた「昭和」に焦点を当てて、そこで成された住宅の主要な改革を探偵の目と足で確認し、つぶさに報告し、建築家の果たした役割を明らかにしている。探偵の目は、洋々たる未来を「住宅」に見ているようだ。その証とはー。
バイオエレクトロニクス、ライフサイエンス、物質・エネルギー・環境科学など、現在最も注目されている研究領域の情勢を平易に解説し、21世紀の課題を展望。
第一部 豊かなエネルギーの開発
超伝導
有機分子集合体がおりなす光機能
シンクロトロン放射
第二部 生物のはたらきをまねるエレクトロニクス
極微人工構造結晶の世界ー半導体量子井戸構造
超LSI
バイオエレクトロニクスー生命のパフォーマンスをまねる科学
化学信号ー生物の情報物質と機能発現
バイオセンサー
内耳,その構造からみた機能
ニューロコンピュータ
第三部 いまライフ・サイエンスは先端科学研究の宝庫
細胞運動とその仕組み
生体制御
腺と分泌
エイズと発癌
第四部 『青い地球』は泣いている
大気汚染
人工衛星ランドサットによる広域生態系の解析
昭和60年発行の「絵とき免疫学」の改訂版。新たにエイズの章を加え、免疫学の基本原理から臨床像、免疫学的検査までを最新の知見をおりまぜ図表をふんだんに用いて丁寧に解説。医学的知識を持たない他分野の方々の免疫学の入門書として最適の1冊。
企業の存続と発展のために“企業イメージ”の確立を世界最大手のPR会社バーソン・マーステラ社の経営幹部がアメリカでの豊富な経験を踏まえて書き下ろした企業イメージづくりの実践書。
平安末、鎌倉期に活躍した随身を躍動的に描き、似絵の代表的作品と目される「随身庭騎絵巻」ほか名品を収録。
本書は、蛋白化学はもとより遺伝子工学、蛋白工学を基調とした抗体の解剖と再構築を試みている。また、ワクチンの遺伝子工学ないし蛋白工学からの可能性を概観し、ワクチン工学の構築に向け現状を分析し、将来を展望している。
相対性理論から最新免疫学まで、これさえ読めばあなたも理科系。噂の深夜番組が生みだした最新科学エッセイ。
街角に見るニューヨーカーの夢・ことば・アート。
地球外知性体探査から量子力学実在論まで。あなたを未来へ相転移。
今日、「家族」は無力化し、そのため「個人」は孤立して政治への抵抗力を失っている。これこそ、晩期資本主義に特有の「ソフトな統治」をもたらすものにほかならないと、著者は看破する。「消費社会」化や医療テクノロジーの発達、さらにはエイズの出現も、この傾向を助長しているとう。著者は、生きた身体の間のコミュニケーションこそ社会の基盤であることに着目し、現代社会に人間性を回復する途を示す。「生の体験」を重視する現象学に裏打ちされた、ヒューマニスティックな社会批評の傑作。