日本初の育児休業制度はいかにして誕生したのか。1965年、全電通(全国電気通信労働組合)と電電公社との間で取り交わされた協約の成立過程を実証分析しつつ、組織内部のジェンダー構造と再生産を重層的に解明。両立支援の原点を問い直す。
なぜ人間の活動領域は公私に区分され、男女に異なる役割が振り分けられてきたのか。「個人の尊重」という人権理念のもとでもなお、こうした思考が私たちを縛り続けている。ジェンダーの視点からこの束縛を解き明かし、個人・家族・国家の関係を問い直す、法学、社会学、政治学、教育学の挑戦。
女性が管理職になれない/なりたがらないのはなぜか。各種統計やインタビューから、職場が抱える構造的な問題、女性の心理的な葛藤、待遇面・役割面での格差や差別などの要因を検証して、多様性を生かすための新たなリーダーシップ像の確立を訴える。
序 章 女性と管理職をめぐる現状 大沢真知子
1 ジェンダー・ステレオタイプ
2 評価者に存在するジェンダーバイアス
3 性差を超えた新たなリーダーシップの導入が求められている
4 日本はいま、時代の転換点に立っている
第1章 女性の昇進を阻む心理的・社会的要因 坂田桐子
1 女性の昇進意欲に関する先行研究の知見
2 ステレオタイプ
3 好意的性差別
第2章 女性管理職の声から考えるーー管理職志向の変化と職場重視モデル 大槻奈巳
1 管理職志向を職場重視モデルから考える必要性
2 新入社員の管理職志向
3 若年層男女の管理職志向
4 管理職になってみてーー女性管理職の事例
5 真の女性活躍のために
第3章 性差を超えた新たなリーダーシップ構築を 本間道子
1 関心の高さと現状の低さ
2 権力・権威志向ではないーー進化心理学から
3 リーダーシップ役割ーー役割不適合性理論
4 現場では何が起きているか?
5 職場ではリーダーシップに男女の差異はあるのだろうか
6 社会通念との闘いーー社会的バリアを超えて
第4章 ダイバーシティ&インクルージョンの必要性とその課題 大沢真知子
1 静かな革命とジェンダー革命
2 日本に起きている静かな革命
3 静かな革命の静かすぎる理由
4 ダイバーシティ&インクルージョン経営
5 女性にも必要な意識改革
多くのセクハラは、恋愛とのグレーゾーンで発生する。なぜ女性はノーと言わないのか。訴えられたらどうすればいいのか。豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。
第1部は「心」です。心はどこにあるのでしょうか?心を見つめることは私たちにとって、どのような意味があるのでしょうか?臨床心理学の礎となる理論をもとに学んでいきましょう。第2部では「身体」の側面から、自分という存在について考えてみましょう。はじめに「心」と「身体」のつながりについて学びます。そしてその後は、私たちにとって自分の身体性がとくに強く感じられる「性」にも目を向けて見ましょう。第3部は、「心の病と健康」です。心身のバランスが崩れるとき、私たちにどのような変化が生じるのか、またそれを予防するためのちょっとしたコツも学んでいただけたら良いと思います。
デザインと機能性を兼ね備えた幅広い商品ライン。タイポグラフィーを活用し、用紙の素材や印刷色にもこだわったエトランジェのカレンダー。4色表記デザインは視認性にすぐれたカレンダーとして、支持をいただいております。1年が一目で分かるB2ポスタータイプ。日付け表示がカラーアソートになっており、インテリアとしてもお勧めです。●寸法/728W X 515H [mm]●掲載期間/2022年1月〜2022年12月●枚数/1枚●罫内容/マンスリー●仕様/壁掛け
私たちの看護はかくも表現できるのか!
読むとつい、誰かと議論したくなる133のアジェンダ(検討課題)を提示。
2005年から続く「週刊医学界新聞」の人気連載が待望の書籍化。
「私の彼氏は世界の宝…」
世界一カワイイ彼氏×彼氏が最推しな彼女
「永遠に見ていたいカップル」第2巻!
ごくフツーーーーの社会人女性・わこの彼氏は、
可愛すぎるジェンダーレス男子・めぐる。
めぐるが同事務所のジェンダーレス男子・ささめと
ユニットを組んで、芸能界で本格デビュー!?
それでも、めぐわこカップルのラブは不動です!
広島ライブ遠征&観光デートや、高級ディナーからの家飲みほか、
カップルイベント目白押し!
湧き上がる尊さに合掌不可避!!!!
毎日の疲れを癒すハッピーラブコメ、待望の第2巻!
TVドラマ化された大人気作!
「どうやったらめぐるくんの魅力を最大限に伝えられるでしょうか…!」
めぐるとささめのユニット[ユニコーンボーイズ]がブレイクして、わこの推し活もヒートアップ中!
関係者席を断って、リリイベに数十口(詳細はひみつ)応募するなど、
熱い活動は最推し本人・めぐるくんにさえ止められません?
進撃を続けるユニボには、ささめが愛する”兄貴”からのコラボ動画のお誘いが!
さらに、めぐわこカップルが仕事の現場で会う機会も訪れそうでーー!?
漫画もリアルもドラマ化旋風?
皆の夢が実現していくハッピー増し増し第4巻!
「なんでわかってくれないの?」
「どうしてそう捉えるんだろう」
「私の意図したことと違う!」
人はコミュニケーションするとき、必ず「勘違い」してしまいます。
100%確実に誤解なくやり取りすることは不可能。
なぜなら、誰もが「バイアス」を通して物事を見ているからです。
バイアスとは「錯覚」や「ゆがみ」を指します。
茶色いサングラスをかけた人には、白い服が茶色く見えるように、
私たち1人ひとりに見えている世界は、バイアスというフィルターを通過したものです。
「大丈夫。私は、そこら辺の人よりちゃんとわかっているし、ものが見えている。」
誰もがそう思って生きていますが、もうこの時点で、
バイアスにガッツリとらわれています。
これは「優越の錯覚」と呼ばれるバイアスです。
ノースカロライナ大学のセディキーデスとストルーブの調査では、
7割の人が自分は平均以上だと考えているそうです。
でも平均以上は5割のはずですよね?
誰にもバイアスがあり、それを取り除けないということは、
私たちは勘違いなしでコミュニケーションできないということです。
しかし、それを理解できると、自分のことはもちろん相手のことも見えてきて、
ときには「〇〇のバイアスに振り回されているな」ということが見えてきます。
そうすれば、その後の会話をコントロールすることもできるようになり、
相手が喜ぶような(イヤがるような)ツボも、おおよそ把握できます。
そのため、自分自身の意思決定の質は高くなりますし、
相手にも自分の思うがままに影響を与えることもできるのです。
著者は「法言語学」という、事件の捜査や裁判で使うことを目的として、
ことばやコミュニケーションに基づいた資料(証拠)を分析する分野を研究しています。
そんな研究を続ける中で、人間関係やコミュニケーション問題のほとんどが、
バイアスによって生まれる勘違いや誤解によるものだと気づきました。
バイアスを知ることで、プライベートでも楽しくコミュニケーションが取れて、心穏やかに日々を過ごせるはずです。
さらに、ビジネスなどのさまざまなシチュエーションでは、上手に使えば強力な武器として利用することもできます。
純粋な「会話力」を磨くのはかなりの訓練が必要ですが、
必要最低限のバイアスを学ぶには、この本を読めば十分でしょう。
この本を読むだけで、コミュニケーション能力が手っ取り早く向上できるのです!
《目次》
第1章 バイアスの使い方を知って「負けない」武器としよう
第2章 科学への関心と疑念が仲間をつくり、敵を遠ざける
第3章 言語学を駆使すれば騙されない、勘違いされない
第4章 バンプ・オブ・チキン(弱者の一撃)を食らわせよう!
第5章 相手の勘違いや思い込みをゼロにする「神の伝え方」
「幸福指数世界一」に何度も認定されたデンマークの幸福の秘訣は子育てにありという切り口から、「PARENT(親)」の頭文字を使い6つのキーワードで解説する子育て本。世界全15か国で刊行決定。
「最近はどの会社でもSDGsの相談をされます。SDGsをどれだけ達成しているかが、企業イメージに直結するからですね。海外のビジネスパートナーも見つけやすくなるし、新人採用の強力なアピールポイントにもなります。ただ、SDGsの目標は規模が大きいため、『ぜひ実践したいけど、具体的にどうやればいいかわからない』という企業が多いんです」
中小企業ブランディングの専門家である著者のもとには、多くの企業からSDGsへの取り組み方の相談がきます。導入事例を紹介しつつ、中小企業でもできるSDGsのヒントとは。
2023年を国内・海外の英文ニュースで総ざらい。英文と語彙の理解に役立つ解説つき。
1年を国内・海外の短い英語ニュースで総ざらい。英文と語彙の理解に役立つ解説つきで、英字新聞や英語ニュースに取り組みたい方に最適です。
1)2023年に配信された各通信社の英語ニュース記事を67本抜粋。
*AP、ロイター、共同通信、AFP-Jiji、The Japan Times
2)今年特に話題になった出来事・ニュースを振り返りながら、「生」の英文で、読解力・文法力・語彙力を鍛えられる!
3) 1つの記事は1〜2段落分(40〜70 words)。短いからサクサク読める
4) 倉林秀男氏による文法・語彙解説付き (『ヘミングウェイで学ぶ英文法』ほか著書多数。専門は英語学、文体論)
5)各記事を3段階にレベル分け&ジャンル分け。自分のレベルや興味に合う記事を選んで学習できる
この本は、社会が決めた女らしさ・男らしさにとらわれて、窮屈な生き方をするのはやめよう。自分にも人にももっと自由に、そしてノビノビ生きようということから、ジェンダー・フリー(性別にとらわれない自由)という見方で、日常の暮らしを見つめなおしたものです。家庭で、学校で、また世の中をみていて、ジェンダーによる束縛を感じることはありませんか?この本を読んだことをきっかけにして、どんな束縛があるのか調べたり、もし束縛があったとしたら、どうしたらもっと楽しく生きていけるか、考えてみてください。
あたなの知らない、
コーヒーとSDGsの世界。
コーヒー、経済、開発援助の専門家3名がいざなう
コーヒーで未来を変える旅。
コーヒーには、
SDGsのアイデアがあふれている!
#コーヒー危機と世界経済
#コーヒーがもたらす健康と福祉
#コーヒー生産とジェンダー平等
#コーヒーが生み出す働きがい
#コーヒーで守る海、陸の豊かさ
#コーヒーで平和と公正を
SDGsは、環境、経済、社会に関わる
17の目標を掲げていますが、
それらの目標は、コーヒー業界が
SDGs以前から取り組んできた課題の
縮図でもあります。
大学教授、国際NGOの元職員、コーヒーハンターという
3人の著者がコーヒーを通して
SDGsを紐解き、解説していくことで、
誰もがコーヒーを通じてSDGsに
貢献できることに気付く。
コーヒーの価値観を変え、SDGsを理解できる
これまでにない一冊。
差別禁止、差別反対論が、同時に苛烈な女性差別を内包している現実を知ってほしい。権利保護を大義名分にして、ほかの権利侵害を平然と行うことは絶対的に許されないのだからー。
ジェンダー平等を求める女性たちの闘いは、着実にこの日本社会を変えてきました。しかし構造化された女性差別は根強く残り、また再生産されてもいます。今号では女性差別の現状について、女性の政治家を増やすためクオータ制を実現させていこうとする動きや、労働現場における賃金格差などの問題、刑法改正など性暴力をめぐるこの間の社会の変化と今後の課題、選択的夫婦別姓制度の実現をめぐる現状のほか、先ごろ成立した民法改正ー離婚後共同親権導入にあたっての課題、などを整理して取り上げました。また、「複合差別」としての「障害女性」が置かれている状況や、同性婚をめぐる訴訟のほか、科学技術政策にもジェンダーの視点を取り入れることの重要性を指摘するジェンダード・イノベーション(GI)についての記事も掲載しています。同時にトランスジェンダーをめぐる状況についても取り上げ、性の多様性が認められる社会を展望しています。
山崎摩耶 政治の場におけるジェンダー平等の現状と展望ー クオータ制導入の現在地;大沢真知子 何が女性の活躍を妨げているのか;熱田敬子 「私も」と言わずに始めるポスト#MeToo〜共感ベースの反性暴力運動を越えて〜;坂本洋子 国会と最高裁の不作為を問う 選択的夫婦別姓制度の一刻も早い実現を;谷野隆 離婚後共同親権導入をめぐって;伊藤公雄さん講演概要 ジェンダード・イノベーションの可能性ー近代産業社会の行き詰まりを前にー;藤井悦子 多様な性ートランスジェンダーを考える;大橋さゆり 同性婚を認める必要・理屈と、認めない日本社会を巡って;資料紹介『障害のある女性の困難』;書評『災害と性暴力』;
学者は本当に信用できるのか?
「イデオロギー」「金銭(利権)」「同調圧力」によってウソをつく学者たち。そして新型コロナウイルスでは学者の罪が疑われている。倫理感なく突き進む学者の実態に警鐘を鳴らし、学術界の悪の正体を暴く!
第1章 新型コロナウイルスと悪魔の科学
情報隠蔽がもたらしたパンデミック/武漢で行われていた危険な研究/陰謀論とのレッテルと戦う/あまりに危険な科学者たち
第2章 科学とは何か
そもそも科学とは何なのか/科学の限界/学者のウソのパターン
第3章 日本の科学の弱点
科学に向かない日本文化の側面/日本文化と左翼イデオロギーの奇妙な共鳴/学者の村社会
第4章 世界の学問の危機
反西洋文明思想の到来/ジェンダー学の危険/環境科学のイデオロギー性/ポスト・モダン思想の影響/繰り返される知の欺瞞
第5章 学問の再建に向けて
危険な科学をどう制御するか/知識人にどう責任をとらせるか
20世紀前半、上海を中心に多彩な娯楽が花開く。この地で女性が舞台やスクリーンに登場し、大衆を魅了する「女性による娯楽」が隆盛した。それは次第に日本や世界へと伝播していく。
女性たちはどのように娯楽を変え、また女性たち自身は娯楽を通してどう変わったのか。
映画、ラジオ、有線放送、新聞・雑誌、演劇、ダンス、スポーツ、旅行など様々な娯楽のフィルターを通してその諸相を明らかにする。
ジェンダー論、女性史をはじめ、文学、歴史学、比較文化史、映画史、舞踏史、演劇学、音楽学など多角的視角から、複数言語史料を用いて娯楽を掘り起こし、中国研究ひいては従来の大衆娯楽研究や盛り場研究の再構築をめざす意欲的な一冊。
はじめにー中国の娯楽とジェンダーへの招待 大濱慶子
1 発信・享受する娯楽
男装するモダンガールー映画『化身姑娘』シリーズと女性観客 菅原慶乃
女性冒険家とラジオ放送ー上海フランス租界のクロード・リヴィエール 井口淳子
東北農村の「小喇叭」-有線放送と私的空間の集団化 横山政子
『今代婦女』-中国初の女性向けグラフ誌 江上幸子
つながる女性たちー戦時期『上海婦女』を中心に 須藤瑞代
上海租界のフランス語新聞が報じた中国映画とスターたち 趙怡
2 演じる娯楽
上海の少女レビュー・ビジネスの隆盛と衰退ー〈見られる〉性ジェンダーと身体表 星野幸代
上海の白系ロシア人詩人・ダンサー、ラリーサ・アンデルセンの半生 須佐多恵
姉妹の越劇ー姚水娟・袁雪芬・尹桂芳の時代 中山文
晋劇史上初の「女老生」-丁果仙の形象とその影響 陳鳳
3 体験する娯楽
近代中国における女子スポーツの娯楽化 游鑑明(天神裕子訳)
女子学生の団体旅行ー占領下北京における日本見学旅行記を中心として 杉本史子
戦後再生される社交ダンスー労働者の娯楽へ、〈平等〉の身体化の日中比較 大濱慶子
中国農村におけるキリスト教とジェンダー「娯楽」と規制のあいだで 石川照子