北の地旭川の小さな動物園ー旭川市旭山動物園ーが、2004年の夏、月間入園者数日本一に輝いた。決して規模も大きくなく、交通の便もさして良いとは思えない。そのような動物園がどうしてこの驚くべき快挙を成し遂げたのか。本書はその秘密を、園内で働くさまざまな人々に精力的にインタビューすることで浮き彫りにする。小菅正夫園長と立松和平氏の対談は巻末を飾るにふさわしい。壮年を迎えた男たち二人が、少年に立ち返ったかのように夢中になって想いを語り合う。その熱気、その純情こそが、本書の根底にある。
カントの象、ニーチェのライオン、デリダの猫、ドゥルーズとガタリのマダニ…古今東西の思想家たちは動物をどのように論じたか?楽しくわかる「哲学者ガイドブック」。
基本的な薬理学や生理学を押さえ、麻酔機器の準備・使用法から動物種ごとの麻酔の手技・手順まで網羅。疾患・手術法別に加え、併発疾患を考慮した犬・猫の具体的な麻酔プロトコールを提示。フェレット、ウサギ、げっ歯類などのエキゾチック動物に関して、取り扱い方から麻酔プロセスまで特徴と注意点を含めて解説。
動物とヒトの行動に関する論文集。鳥類における生得的行動を保証する機構、本能概念の批判的再検討など、動物行動学に関する基本論文を年代別に編纂。
アザラシが人にペンギンをプレゼント。シマウマの子をかわいがるライオン。オタマジャクシを育てる雄ウシガエル…心に残る60話。世界一の動物写真賞ワイルドライフ・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー受賞作品集。
「その動物は、なぜそんな行動をするのか?」そんな視点で動物を観察してみると、日々を懸命に生きる彼らの知られざる姿が見えてきます。そして、それは人間の暮らしや環境づくりについて深く考えることにもつながるでしょう。
クラマーキン島で、新作映画のさつえいがはじまりました! ミアはクラスメイトといっしょにエキストラ出演することに。すてきな衣装も着られるみたいでワクワクです。オウムのプラトンも「いい役をもらいたいのう」とそわそわしはじめますが……。動物たちは映画にでられるのかな?
動物と話せる少女ミアの物語、大人気シリーズ第6巻。
4号のかぎ針とハマナカの毛糸ピッコロで編む、手乗りサイズのかわいいあみぐるみが満載!
動物の手がたや足がたを見て、なんの動物のものかを当てるクイズの本。手がたや足がたは、本の監修も担当している、元上野動物園園長の小宮輝之さんが、40年にもおよぶ動物飼育の経験のあいだにこつこつ集めたもの。説明やヒントをたよりに、だれのものか、当ててみよう!クイズに答えていくうちに、だんだん特徴をつかめてきて、手や足がその生きもののくらしにどれだけ適したつくりなのかもわかる。
なぜ絶滅危機動物かというと、たんに動物をかわいらしく折るだけでなく、折り紙を折りながら、絶滅の危機にある動物について知識を深め、興味をもってほしいと考えたからです。さあ、高井弘明先生のわかりやすい解説で、動物の折り紙をたのしみましょう!
小学校中学年の女の子に大人気!
大おばさんから受け継いだ銀色のネックレスをつけると動物と話せるミアの物語、シリーズ第8弾。
ある日、動物探偵団の集会にすがたを見せなかったミアと仲良しのシャムねこのシャナリー。いつも時間に正確で、しっかりものなのに、どうしたんでしょう。ミアたちはさがしにいきますが、島のどこにもいないのです。これって、行方不明? 心配でたまらない探偵団は、シャナリーのそうさく活動をはじめます。
動物園は現在,動物生態の研究・普及の拠点として社会における重要性を増しつつある。日本の動物園の歴史,意義と機能,動物園動物の捕獲・飼育・行動生態・繁殖・福祉などについて総合的に説き起こし,「動物園学」の確立を目指す一冊。
獣医師とともに動物医療を支える動物看護師。2013年より実施されている統一認定試験や資格についてもわかりやすく解説。
哺乳類と環境との関係について,分布,生息地,ホームレンジ,食性,個体群,種間関係,植物との関係,さらに保全など,生態学にとって基礎的なテーマにそって,豊富な事例をあげながらわかりやすく解説する.哺乳類の生態について学ぶために必須の入門書.
1 生態学と哺乳類
1.1 生態学的な考え方
1.2 哺乳類の特徴
2 分布と生息地
2.1 種数
2.2 分布と体サイズ
2.3 密度とバイオマス
2.4 生息地
2.5 ホームレンジと移動
3 資源利用
3.1 食性
3.2 草食獣の採食生態
3.3 食性と社会
4 個体群
4.1 生命表
4.2 個体数の増加と安定
4.3 個体数を抑制するもの
4.4 個体数変動
4.5 密度と環境収容力
5 動物と植物との関係
5.1 採食影響
5.2 植物による防衛
5.3 種子散布
6 高次レベルの現象
6.1 群れることの意義
6.2 種間関係
6.3 群集と生態系
7 生態学からみた保全
7.1 哺乳類の特徴と保全
7.2 減少しやすい種
7.3 野生動物の減少と絶滅
7.4 哺乳類による被害
7.5 哺乳類の保全と生態学ーーなにを守るのか
Mammal Ecology, New Edition
(Biology of the Mammals 5)
Seiki TAKATSUKI
不思議に満ちたこの世の中に生きているのは、人間だけではない。万人に親しまれている十二支の、妖しく不気味な貌を切り取った物語集。神話、伝説、民話、読本、歌舞伎から抜粋。怖いことは、往々にして愉しい。
・ はじめに
・ 子ー鼠の章
・ 丑ー牛の章
・ 寅ー虎の章
・ 卯ー兎の章
・ 辰ー龍の章
・ 巳ー蛇の章
・ 午ー馬の章
・ 未ー羊の章
・ 申ー猿の章
・ 酉ー鳥の章
・ 戌ー犬の章
・ 亥ー猪の章
・ おわりに
【目次より内容】
空飛ぶ鼠/母牛の怨み/虎皮の中身/兎の発心/龍王の油断/蛇の落とし前/馬上で歌うな/羊の舌を抜いた男/猿の剣術/鶏を忌む里/犬のくしゃみ/源為朝と大猪