・老化はあらゆる生物に必然的に生じる普遍的な生命現象と考えられてきたが、その過程は生物種にとり多様で、加齢に伴う老化の表現がほとんど認められない生物から、顕著な老化形質を示す生物まで多岐にわたる。
・近年の分子生物学的技術の急速な進歩により、さまざまなモデル生物を用いた研究から老化過程は他の生命現象と同様に、シグナル伝達や転写制御、さらには細胞間相互作用により強く影響を受けることが明らかとなった。
・本特集では、各臓器の老化病態から老化細胞との関わり、 senolyticsによる老化表現の改善までを概説、senolyticsのモダリティについても低分子化合物から抗体、ワクチンまで紹介している。
■第1土曜特集 老化を標的とした疾患予防・治療
・はじめに
●総論
・老化細胞ーーその特異的な性質
〔key word〕細胞老化、老化細胞、細胞老化随伴分泌現象(SASP)
・動的エピゲノム情報の変化と老化制御
〔key word〕エピゲノム、デジタル情報、生物学年齢、rejuvenation、ICE(inducible changes to the epigenome)マウス
・老化細胞の光と影
〔key word〕細胞老化、再生、リプログラミング、線維化
・細胞膜損傷を起点とする新たな老化細胞サブタイプ
〔key word〕細胞老化、細胞膜損傷、細胞膜修復、p53、創傷治癒
・免疫細胞の老化と臓器、個体の老化
〔key word〕免疫老化、疲弊、メモリーT細胞、慢性炎症、老化細胞除去
・造血幹細胞の老化と若返りへの試み
〔key word〕造血幹細胞、老化、骨髄微小環境
・腎臓の老化
〔key word〕AKI-to-CKD transition、細胞老化、三次リンパ組織(TLT)
●各論
・低分子化合物による老化細胞除去の現状と未来
〔key word〕低分子化合物、グルタミナーゼ、機械学習
・肺組織における細胞老化
〔key word〕呼吸器疾患、セノリシス、細胞老化、モデル動物
・免疫系を利用した老化細胞除去ーー老化細胞除去ワクチンによる心血管系老化の改善
〔key word〕セノリティクス、細胞老化、ワクチン、抗体
・老化細胞ワクチンによる糖尿病・慢性疾患治療
〔key word〕ワクチン、抗体誘導、免疫
・抗PD-1抗体を用いた老化細胞除去
〔key word〕老化細胞、senolysis、PD-L1(programmed cell death 1-ligand 1)
・がん細胞の老化促進による持続的な抗がん作用を示すα線標的アイソトープ治療薬の開発
〔key word〕代謝型グルタミン酸1型受容体(mGluR1)、老化、18F-FITM、211At-AITM、老化関連β-ガラクトシダーゼ(SA-β-gal)
・老化に関連したヒトゲノム情報
〔key word〕老化、ヒトゲノム情報、オミックス時計(Omics clock)
・ハダカデバネズミを用いた老化研究ーー最長寿齧歯類ハダカデバネズミの老化耐性機構の解明に向けて
〔key word〕ハダカデバネズミ、老化、DNA修復機構、タンパク質の恒常性、細胞老化
・全身の老化制御メカニズムの理解を加速する新たなモデル動物“ターコイズキリフィッシュ”
〔key word〕キリフィッシュ、全身の老化制御メカニズム、健康寿命延伸
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・細胞極性は,細胞内の成分が一つの軸に沿って空間的に偏りを持って配置される性質である.1細胞内に形態的・生理的な偏りを持つことで,細胞は方向性を持って分裂,移動,分化できる.
・従来は,モデル動物を用いた発生学の分野において細胞極性形成の機序が解析されてきた.最近では技術の進展により,哺乳類でも細胞極性の異常と先天性疾患などとの関連が解析できるようになってきた.
・今後は,マウス個体やオルガノイドでも細胞極性を解析・操作できる技術の進展が期待される.本特集では,形態形成,がんの進展,神経回路形成など,多様な生命現象をもたらす細胞極性に関する最新の知見を集めた.
特集 細胞の極性化がもたらす生命現象
地域包括ケアシステムは機能するか(12)
医学・医療におけるシミュレータの進歩と普及(9)
TOPICS
FORUM
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●身体機能や認知機能が一定程度回復し、自宅生活が可能となっても、職場で求められる能力や配慮は自宅退院とは異なる部分が多く、希望する復職との間に乖離が生じやすい。
●一方、復職に向けた考え方の整理、進め方の手順、医療と職場をつなぐ枠組み、法制度や社会資源の活用などの「方法論」の共有は十分に可能であり、厚労省による仕事と治療の両立支援ガイドラインの整備や、働き方の多様化によって、その選択肢は着実に広がりつつある。
●本特集では、脊髄損傷、高次脳機能障害、精神疾患、神経難病、がんといった、若年層が罹患しやすく、就労との関係が特に重要となる疾患・病態を取り上げ、仕事と治療の両立支援における制度やサービスの具体的な利用法について、各分野エキスパートにご執筆いただいた。
【目次】
特集にあたって
脊髄損傷患者の復職
高次脳機能障害患者の復職
精神疾患患者の職場復帰支援
神経難病患者の復職支援
がん患者の復職
仕事と治療の両立支援にかかわる制度やサービス
TOPICS 先天性下肢疾患の幼児期からの運動参加への取り組み
連載
巻頭カラー デジタルフロンティア:次世代技術の展望
9.地域医療を支える遠隔診療技術と今後のオンライン診療の展開
神経・筋疾患治療の最前線
3.リハビリテーション医に必要な脊髄小脳変性症の診断・治療の知識と近年の進歩
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
21.GLIM基準
Muscle Health-多職種連携で拓く包括的介入の最前線
5.サルコペニア肥満:JWGSO 2023基準の臨床応用
AIと医療DX
2.医療ビッグデータの生成と活用
ニューカマー リハ科専門医
川畑有紗
支援機器の現在と未来ー普及に向けた取り組み
7.セルフケア支援(更衣・整容等)の機器の導入と活用
医療機関における運転指導
2.名古屋市総合リハビリテーションセンターにおける脳損傷者に対する運転と地域移動支援
リハビリテーション関連学会に行ってみよう!
9.日本再生医療とリハビリテーション学会
学会報告
第12回 日本サルコペニア・フレイル学会大会
臨床経験
等尺性筋収縮失調抑制法と併用促通反復療法,課題指向型訓練で上肢失調とADLが改善した小脳性運動失調の1例
・経カテーテル的大動脈弁置換術が2013年に、僧帽弁クリップと弁膜症に対する低侵襲心臓手術が2018年に保険償還され、それぞれの領域で急速に普及し、循環器治療のあり方を大きく変えている。
・特に、大動脈弁狭窄症に対する治療は選択肢が多様化し、“ライフタイムマネジメント”の重要性が広く認識されるようになった。その一方で、僧帽弁の低侵襲治療、冠動脈血行再建や不整脈手術の分野などにおいても技術革新が進んでおり、新たな治療の可能性が開かれている。
・循環器低侵襲治療の進化は、患者にとっての負担軽減と治療の質向上に直結するものである。本特集ではこれらの分野で活躍するエキスパートたちが、それぞれの現状と今後の展望について解説する。
■進歩する循環器低侵襲治療
・はじめに
・大動脈弁MICS
〔key word〕大動脈弁、MICS(低侵襲心臓手術)
・至適大動脈弁狭窄症治療について考える
〔key word〕大動脈弁狭窄症(AS)、大動脈弁置換術(SAVR)、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVRあるいはTAVI)
・僧帽弁MICSの現状と今後の展望
〔key word〕僧帽弁MICS(低侵襲心臓手術)、鏡視下手術、ロボット手術、手術トレーニング、標準化、安全性
・僧帽弁閉鎖不全症に対するTEER(transcatheter edge-to-edge repair)の現状
〔key word〕僧帽弁閉鎖不全症(MR)、カテーテル治療、経カテーテル僧帽弁クリップ術(TEER)、MitraClipTM、PASCAL
・ロボット心臓手術の現状と展望
〔key word〕ロボット心臓手術、da Vinci、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁置換術
・低侵襲冠動脈バイパス術の現状と展望
〔key word〕MICS(低侵襲心臓手術)、低侵襲冠動脈バイパス術(MICS-CABG)、robotic assisted MIDCAB、TECAB、TCRAT
・ウルフーオオツカ法による心房細動治療への挑戦
〔key word〕ウルフーオオツカ(WO)法、心房細動、胸腔鏡下左心耳閉鎖術、胸腔鏡下アブレーション
●TOPICS 生化学・分子生物学
・天然の遺伝子治療薬として働く4.5SH RNA
●TOPICS 腎臓内科学
・慢性腎臓病による認知機能低下のメカニズム
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(27)
・NK細胞の自己・非自己認識機構の制御によるがん免疫療法
〔key word〕NK細胞、キメラ抗原受容体(CAR)、がん、がん免疫
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(13)
・炎症性腸疾患と再生医療
〔key word〕潰瘍性大腸炎、クローン病、粘膜治癒、自家腸上皮オルガノイド移植
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(4)
・良心的拒否
〔key word〕海外渡航移植、診療拒否、良心的拒否
●FORUM 戦争と医学・医療(15)
・ベトナム戦争と枯れ葉剤の健康被害
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・脂質は生体膜成分,エネルギー源,シグナル分子,表皮バリア成分など多彩な機能をもち,脂質の構造多様性(リポクオリティ)の変化はこれら脂質の生体機能に大きな影響を与える.
・近年の質量分析技術の発達により,リポクオリティの多様性やバランスの制御が生体恒常性の維持においてどのような意義があるのか,またそれが破綻したときにどのような疾患につながるのかといった根源的課題に迫る研究が進んでいる.
・本特集では,リポクオリティの多様性や秩序が生み出される機構,生体がリポクオリティの違いを認識する機構,さらにリポクオリティバランスの破綻から生じる疾患の分子メカニズムについて,“基礎から臨床”の観点から最新の知見を紹介する.
脂肪酸クオリティと疾患制御
膜リン脂質クオリティと疾患制御
組織のリポクオリティと疾患制御
微生物のリポクオリティと疾患制御
リポクオリティ分析系と応用
●2020年のCOVID-19パンデミックや2024年の能登半島地震などは記憶に新しい。突発的災害による健康危機への対応は喫緊の社会課題である。同時に、薬剤耐性がもたらすサイレントパンデミックや人口減少社会における社会保障費や医療費の財源逼迫も、静かに進行する重大な健康危機といえる。
●これら多様な健康危機に体系的に対処するには、医学領域のみならず、防災学や経済学、社会心理学など多分野との協働が不可欠となる。さらに、個人のセルフケア能力や地域社会レジリエンスの向上も重要であり、これらの統合的アプローチが安心・安寧の社会を構築する鍵となる。
●本特集では、健康危機管理に関わる多領域の専門職が集結し、社会システムの理想的なあり方や今後の対策を提言する。また、最新の研究成果や実践活動を報告するとともに、過去の危機から得られた教訓、技術・制度における課題と展望を多角的に紹介する。
【目次】
感染制御・救急災害医療など危機管理の視点から
1.感染制御と臨床検査の観点からみたCOVID-19パンデミックと健康危機管理の課題
2.救急・災害医療から健康危機管理へ
3.医療安全管理と災害・健康危機リスク管理の連続性
4.健康危機における医療管理─医療専門職人材の機能限定性に着目して
5.感染症危機管理─感染症対策を超えて
基礎医学の視点から
6.ヒト病原性ウイルス研究から考える次のパンデミックへの対策
7.わが国における新規ワクチン開発のためのヒト免疫モニタリングシステム構築の重要性
8.劇症化する細菌感染症
社会と健康の視点から
9.健康危機におけるリスクコミュニケーション
10.健康危機管理への予防医療学的なアプローチ─AEDを活用した危機管理体制の構築とPHRによる救急災害医療DXへの展望
11.パンデミックに備える急性期,回復期,維持期リハビリテーションシステムの構築
12.健康危機に対する地域保健と公衆衛生看護
13.危機時の“健康の社会的決定要因”
災害対応・防災の視点から
14.災害医療支援活動
15.甚大な健康危機に対するグローバルな備えと対応
16.総合的な危機管理
17.災害時の保健医療福祉に関する政策研究の動向と人材育成
社会・経済・制度政策の視点から
18.健康危機に向けたわが国の政策
19.健康危機への対応と法治主義
20.文化的デフォルトとパンデミック対応
21.日本の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が消費行動へ与えた真の影響
22.ヘルスセキュリティと健康医療介護の社会システム
・認知症、パーキンソン病、難聴、緑内障といった神経変性疾患や、脊髄損傷などの外傷性疾患において、シナプス機能や構造の破綻が神経細胞死に先行して出現することから、これらを包括する“シナプス病(synaptopathy)”という概念が提唱されている。
・シナプス病に挑むためには、生体内でのシナプス異常を早期・客観的に捉える診断技術の確立が必要であり、また、個々のシナプス分子の役割を神経回路や行動レベルに連結して理解する統合的研究が不可欠となる。
・本特集では、シナプスを起点とした創薬や精密医療の実装に向けて、疾患横断の視点から最新知見と治療戦略を各分野の専門家が解説する。
■“All You Need is Synapse” シナプスを標的とした創薬に向けて
・はじめに
・ヒト生体脳におけるAMPA受容体の可視化ーー[11C]K-2を用いた精神疾患の神経基盤の解明
〔key word〕AMPA受容体、PET、[11C]K-2、精神疾患
・統合失調症における“シナプス刈り込み仮説”を再考する
〔key word〕シナプス刈り込み仮説、巨大スパイン、グルタミン酸シナプスアンケージング
・自閉スペクトラム症とシナプス異常
〔key word〕自閉スペクトラム症(ASD)、シナプス、マウスモデル
・シナプスを機能的に増強するーー記憶障害治療への新たな可能性
〔key word〕シナプス可塑性、長期増強現象(LTP)、光遺伝学、エングラム細胞
・人工シナプスオーガナイザーによる小脳失調・認知症・脊髄損傷への治療
〔key word〕シナプス、シナプスオーガナイザー、小脳失調、認知症、脊髄損傷
・シナプス障害を基盤とした緑内障発症機構と治療戦略
〔key word〕シナプス、網膜、緑内障、神経障害、視機能、網膜神経節細胞(RGC)、グリア
・シナプス誤接続による慢性疼痛およびその治療戦略
〔key word〕アストロサイト、シナプス再編、神経ネットワーク再編、神経障害性疼痛、ミクログリア
●TOPICS 再生医学
・ヒトiPS細胞由来肝臓オルガノイド移植による免疫調節機構を介した肝線維化抑制
●TOPICS 生化学・分子生物学
・一細胞エンハンサー解析でT細胞多様性と免疫疾患に迫る
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(23)
・先天性疾患を有した新生児の手術
〔key word〕ダウン症、出生前診断、代理意思決定、医療ネグレクト、対話
●連載 イチから学び直す医療統計(15)
・欠測データの解析手法
〔key word〕欠測データ、共変量欠測、経時測定データの欠測、多重代入法、MMRM
●連載 医療分野におけるブロックチェーンとNFTの活用(5)
・非匿名化情報による医療用AIソフトウェア開発基盤の研究開発について
〔key word〕リアルワールドデータ(RWD)、情報返却、ブロックチェーン、スマートコントラクト、連合学習
●連載 医師の働き方改革ーー取り組みの現状と課題(4)
・変形労働時間制と裁量労働制の仕組みと違い
〔key word〕 変形労働時間制、裁量労働制、一般労働時間制、時間外労働、みなし労働時間
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(18)(最終回)
・認定鑑定医制度と人材育成
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
多様な原因を有する肺高血圧症の基本に立ち返り、
鑑別と病態研究、治療法の最前線を解説!
●円熟期に入っているようにみえる肺高血圧症(PH)診療であるが、治療選択肢が増えたがゆえに、十分な鑑別診断が行われないまま誤った治療が行われているケースも少なくない。
●本書では基本に立ち返ってその鑑別を確実に行うことができるよう、各分野のエキスパートが解説している。
●また心筋症などでそうであるように、近年、PHに関しても多くの遺伝学的知見が得られているので、そのような最新知見についても解説をしている。
【目次】
総論
1.2021〜2022年における肺高血圧症の臨床
2.肺高血圧症の鑑別診断
3.肺高血圧症における遺伝学的知見とその臨床的意義
各論
4.特発性/遺伝性/薬物誘発性肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
5.膠原病性肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
6.成人先天性心疾患に伴う肺動脈性肺高血圧症の診断と治療
7.その他の肺高血圧症─門脈肺高血圧症とHIV感染に伴う肺高血圧症
8.左心系心疾患による肺高血圧症の診断と治療
9.慢性呼吸器疾患に伴う肺高血圧症の診断と治療─PAH特異的治療薬による治療は必要か?
10.慢性血栓塞栓性肺高血圧症の診断と治療
11.詳細不明な多因子のメカニズムによる肺高血圧症の実態にせまる
12.小児における肺高血圧症の診断と治療
トピックス
13.肺動脈性肺高血圧症の病態解明と新規治療の展望
14.Pulmonary tumor thrombotic microangiopathy(PTTM)の診断と治療
15.肺高血圧症に対する肺移植の現状と課題─長い肺移植待機期間と周術期管理
16.肺高血圧症に関わる医療制度
・1993年に日本で発見され、強力な血管拡張作用を有するアドレノメデュリン(AM)は、循環調節因子としてだけでなく、抗炎症、組織修復、血管新生、代謝調節といった極めて多彩な生理作用を有することが明らかとなっている。
・現在では、循環器疾患にとどまらず、難治性炎症性腸疾患、脳血管障害、がん、代謝性疾患など多岐にわたる領域において、その病態生理学的意義が解明されつつある。
・本特集では、AMの発見〜創薬、AMファミリーの多様性、抗肥満作用、腫瘍微小環境や眼科疾患における役割、早期バイオマーカーとしての有用性に至るまで、AM研究の最前線に立ち、現在と未来を俯瞰する。
■アドレノメデュリン研究の最前線ーー基礎から創薬・臨床応用へ
・はじめに
・アドレノメデュリンの発見から創薬研究へ
〔key word〕アドレノメデュリン(AM)、医師主導治験、PEG化AM
・アドレノメデュリンファミリーの進化と多様性
〔key word〕カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、アミリン(AMY)、アドレノメデュリン(AM)、AM2、AM5、比較内分泌学
・アドレノメデュリンの機能的多様性を生み出す分子基盤ーーRAMPシステムによる制御
〔key word〕アドレノメデュリン(AM)、受容体活性調節タンパク質(RAMP)、カルシトニン受容体様受容体(CLR)、機能分化
・腫瘍微小環境におけるアドレノメデュリンーRAMP系の役割ーー血管ー免疫クロストークを介したがん進展制御機構
〔key word〕腫瘍微小環境(TME)、アドレノメデュリン(AM)、RAMP2/3、血管ー免疫クロストーク
・アドレノメデュリンおよびアドレノメデュリン2によるエネルギー代謝調節と抗肥満作用
〔key word〕アドレノメデュリン(AM)、AM2、メタボリックシンドローム、脂肪細胞
・眼科領域におけるアドレノメデュリンの役割ーー網膜血管の恒常性と病態制御
〔key word〕加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病網膜症、虚血、線維化、炎症
・アドレノメデュリンによる脳血管保護ーー基礎研究から臨床試験へ
〔key word〕脳梗塞、CADASIL(皮質下梗塞と白質脳症を伴う常染色体顕性脳動脈症)、脳低灌流、MRI動脈スピン標識法(灌流MRI)、白質病変
・血管不全の早期バイオマーカーとしてのMR-proADM--疫学研究からのエビデンス
〔key word〕中間領域プロアドレノメデュリン(MR-proADM)、バイオマーカー、血管不全
●TOPICS 免疫学
・ストレスがグルココルチコイドを介して惹起するTh17細胞による炎症
●TOPICS 再生医学
・ヒトiPS細胞由来顎骨オルガノイドが拓く再生治療と病態モデリングの新展開
●連載 医療にいかす行動経済学(20)
・ソーシャルマーケティングと医療行動経済学の併用ーー行動変容と習慣化のために
〔key word〕 がん検診、精密検査、受診勧奨、ソーシャルマーケティング、ナッジ、行動変容、習慣化
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(8)
・尿一般検査、便検査
〔key word〕蛋白、潜血、尿沈渣、便潜血
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(7)
・β2スペクトリンによるIgA腎症発症の分子機構とその治療応用
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・2022年に進化人類学者としてノーベル生理学・医学賞を受賞したスヴァンテ・ペーボ博士が発展させた古代ゲノム学は、人類進化史の研究だけでなく、医学研究にも大きな影響を与え大躍進を遂げている。
・古代ゲノム解析は、過去の感染症の病原体の追跡に有用で、古代ゲノム学は病原体の起源や進化、疾患の発生と進行、伝播経路の理解に重要な示唆を与え、疾患リスクに関連するヒトの遺伝的要因の解明も期待される。
・本特集では、古代ゲノム学と医学研究の第一線で活躍されている専門家の方々に、近年の古代ゲノム研究の動向、古人骨ゲノムの解明、古代ゲノム学と感染症学・医療の最新の成果と現状について解説していただいく。
■古代ゲノム学と医学の交差点
・はじめに
・古代ゲノム学と進化医学
〔key word〕古代ゲノム、進化医学、疾患リスク変異、病原体ゲノム
・感染症学と古代ゲノム学の接点ーー古人骨研究の視点
〔key word〕古病理学、古人骨、感染症、古代ゲノム
・古代から現代へと受け継がれてきた生活習慣病遺伝子
〔key word〕生活習慣病、環境適応、ゲノム多型
・古代人ゲノムと皮膚色関連多型
〔key word〕皮膚色、一塩基多型(SNP)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、縄文人
・アルコール代謝関連遺伝子の多様性を現代人および古代人ゲノムから探る
〔key word〕1B型アルコール代謝遺伝子(ADH1B)、2型アルデヒド代謝遺伝子(ALDH2)、東アジア、自然選択
・古代人ゲノムからの表現型復元
〔key word〕古代ゲノム、表現型復元、適応
・狩猟採集から農耕への生業変化ーーそのダークサイドを考える
〔key word〕人口動態、農耕、トウモロコシ、トリプトファン、ビタミンB3(ナイアシン)
●TOPICS 麻酔科学
・手術中の筋弛緩モニターは術後肺炎を減らすための必須アイテム
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・バイオフィルムにおける黄色ブドウ球菌の薬剤耐性獲得
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(14)
・ヘビ咬傷のあれこれ:鑑別編2--ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
〔key word〕ヘビ咬傷、幼蛇、成蛇、ヤマカガシ、シマヘビ、ジムグリ
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(6)
・インフォーマルケアと医療・介護の自己負担
〔key word〕インフォーマルケア、認知症介護、社会的コスト、自己負担
●FORUM 病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ーー感染症対策と建築7
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(3)
・自身の論文の投稿先はどこにすればよいのか?
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
あらゆる臓器の主要疾患に関連する慢性炎症研究の最先端がこの一冊に!
●慢性炎症は病態を引き起こし、進展させ、またその帰結を決定する主要なプロセスとなっており、多様な疾患に共通する基盤病態と捉えることができる。
●慢性炎症では、炎症が適切に収束されずに遷延し慢性に引き続くことで組織機能が障害されるだけでなく、多くの組織で組織構築の改変が進行し、臓器機能障害がもたらされる。
●本書では、慢性炎症による疾患研究の最新知見を各分野のエキスパートが解説している。
【目次】
1.精神疾患と炎症応答
2.アルツハイマー病における免疫系細胞の多様性とその役割
3.アトピー性皮膚炎の病期における病態推移
4.病原性免疫記憶による慢性炎症性肺疾患の病態形成機構
5.心不全とその合併疾患における慢性炎症の寄与
6.腎臓病と慢性炎症
7.NASHと慢性炎症
8.筋疾患と慢性炎症
9.臓器間ネットワークと消化器慢性炎症
10.ホスホリパーゼA2と代謝性疾患
11.腸内細菌と慢性炎症
12.慢性炎症性疾患としての動脈硬化
13.慢性炎症による眼疾患─加齢黄斑変性の病態メカニズム
14.慢性炎症と造血システム─骨髄球系細胞の視点から
15.慢性炎症が促進する発がんと悪性化
16.IL-6アンプおよびゲートウェイ反射による関節リウマチ発症メカニズム
17.慢性炎症におけるオステオポンチンの役割
18.慢性炎症の生体イメージング
19.脂肪組織M1マクロファージに発現するHIF-1αによる病的肥満の形成
抗体医薬の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題について、第一線のエキスパートが最新知見を解説!
●世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
●近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
●このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
【目次】
リード抗体取得・エンジニアリング技術
【可変領域】
1.モノクローナル抗体作製クロニクル─効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
2.ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
3.抗原結合親和性向上のための技術
【IgG型抗体】
4.抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
5.抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題─FcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
6.抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
7.t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
【非IgGモダリティ】
8.低分子抗体─VHH、scFv
9.経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
10.IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
有効性・安全性の予測・評価技術
11.抗体医薬品の体内動態総論
12.抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
13.Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
14.ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
臨床における最新動向
15.免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
16.免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
17.近赤外光線免疫療法─近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
18.炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
19.乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
20.抗体医薬品の血中濃度モニタリング
21.抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
全ゲノム解析による多様な難病の研究について、
各分野のエキスパートが現状と展望を解説!
●難病に対する診断や治療法の開発に対し、ゲノム解析の活用が期待されている。候補遺伝子の解析(遺伝子検査)は日常診療にも用いられ、全エクソーム解析によって多くの病的バリアントが特定されることがわかってきた。
●日本の未診断疾患イニシアティブ(IRUD)事業では、未診断難病患者の43%で病的バリアントが特定され、進行中の難病の全ゲノム解析プロジェクトによって、さらに9%ほどの患者に病的バリアントが見出された。
●難病のゲノム医療の概説、技術面やデータ共有などの基盤的活動の紹介や、倫理社会面についての考察のほか、難病の各分野における全ゲノム解析研究の現状と展望をわが国のトップランナーに解説いただいた。
【目次】
総論
1.難病のゲノム医療に向けた現状と展望
2.ゲノム解析技術の進歩
3.難病のゲノム解析に必要なデータベースと今後の展望
4.未診断疾患イニシアチブ(IRUD)
5.難病の全ゲノム解析プロジェクトにおけるゲノム基盤
6.難病の全ゲノムに関する実証事業
各論
7.希少疾患の網羅的ゲノム解析─全エクソーム解析/全ゲノム解析
8.神経難病の全ゲノム解析
9.筋疾患におけるゲノム医療─トランスクリプトーム解析とロングリードシークエンス
10.難聴の全ゲノム解析
11.遺伝性網膜疾患のゲノム解析
12.心筋症の全ゲノム解析
13.心血管疾患における遺伝学的検査
14.血液疾患の全ゲノム解析
15.遺伝性腫瘍の全ゲノム解析
16.多因子性神経難病の全ゲノム解析─筋萎縮性側索硬化症
・2020年のCOVID-19パンデミックや2024年の能登半島地震などは記憶に新しい。突発的災害による健康危機への対応は喫緊の社会課題である。同時に、薬剤耐性がもたらすサイレントパンデミックや人口減少社会における社会保障費や医療費の財源逼迫も、静かに進行する重大な健康危機といえる。
・これら多様な健康危機に体系的に対処するには、医学領域のみならず、防災学や経済学、社会心理学など多分野との協働が不可欠となる。さらに、個人のセルフケア能力や地域社会レジリエンスの向上も重要であり、これらの統合的アプローチが安心・安寧の社会を構築する鍵となる。
・本特集では、健康危機管理に関わる多領域の専門職が集結し、社会システムの理想的なあり方や今後の対策を提言する。また、最新の研究成果や実践活動を報告するとともに、過去の危機から得られた教訓、技術・制度における課題と展望を多角的に紹介する。
■健康危機への備えと対応ーーパンデミックと能登半島地震を踏まえた社会とシステムのあり方
・はじめに
●感染制御・救急災害医療など危機管理の視点から
・感染制御と臨床検査の観点からみたCOVID-19パンデミックと健康危機管理の課題
〔key word〕パンデミック、感染制御、臨床検査、公衆衛生、検査体制
・救急・災害医療から健康危機管理へ
〔key word〕災害医療、医療継続、BCP(事業継続計画)、病院BCP、地域医療BCP、健康危機
・医療安全管理と災害・健康危機リスク管理の連続性
〔key word〕システム、リスク、ハザード、地域、回復力
・健康危機における医療管理ーー医療専門職人材の機能限定性に着目して
〔key word〕医療管理、医療専門職、機能限定性、人材育成
・感染症危機管理ーー感染症対策を超えて
〔key word〕感染症危機管理、プリペアドネス、感染症インテリジェンス、ロジスティクス、人材育成
●基礎医学の視点から
・ヒト病原性ウイルス研究から考える次のパンデミックへの対策
〔key word〕構造ウイルス学、ウイルス糖タンパク質、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、麻疹ウイルス(MeV)、ムンプスウイルス(MuV)
・わが国における新規ワクチン開発のためのヒト免疫モニタリングシステム構築の重要性
〔key word〕ヒト免疫、免疫モニタリング、抗体応答、細胞性免疫応答、京都大学免疫モニタリングセンター(KIC)
・劇症化する細菌感染症
〔key word〕劇症型レンサ球菌感染症(STSS)、A群レンサ球菌、遺伝子変異
●社会と健康の視点から
・健康危機におけるリスクコミュニケーション
〔key word〕リスクコミュニケーション、クライシス・緊急事態リスクコミュニケーション(CERC)、偏見・差別等、偽・誤情報、インフォデミック
・健康危機管理への予防医療学的なアプローチーーAEDを活用した危機管理体制の構築とPHRによる救急災害医療DXへの展望
〔key word〕心停止、救命処置、AED(自動体外式除細動器)、PHR(パーソナルヘルスレコード)、救急災害医療DX(デジタルトランスフォーメーション)
・パンデミックに備える急性期、回復期、維持期リハビリテーションシステムの構築
〔key word〕パンデミック、リハビリテーション、急性期、回復期、維持期
・健康危機に対する地域保健と公衆衛生看護
〔key word〕健康危機管理、保健所、公衆衛生看護、保健師、IHEAT
・危機時の“健康の社会的決定要因”
〔key word〕健康の社会的決定要因(SDH)、健康格差、ソーシャルキャピタル、危機インテリジェンス、社会疫学
●災害対応・防災の視点から
・災害医療支援活動
〔key word〕災害医療支援、災害派遣医療チーム(DMAT)、CSCATTT
・甚大な健康危機に対するグローバルな備えと対応
〔key word〕健康危機、低中所得国、国際協力、スフィア・プロジェクト、クラスターアプローチ
・総合的な危機管理
〔key word〕レジリエンス、マルチ・ハザード、マルチ・フェイズ
・災害時の保健医療福祉に関する政策研究の動向と人材育成
〔key word〕災害、政策研究、人材育成
●社会・経済・制度政策の視点から
・健康危機に向けたわが国の政策
〔key word〕新型インフルエンザ等対策政府行動計画、内閣感染症危機管理統括庁、防災立国推進閣僚会議、防災庁、健康危機管理
・健康危機への対応と法治主義
〔key word〕行動制限、法治主義、法律の留保、比例原則、裁判による救済
・文化的デフォルトとパンデミック対応
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、パンデミック、文化的デフォルト、文化心理学
・日本の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が消費行動へ与えた真の影響
〔key word〕消費行動、クレジットカードデータ、外出自粛要請、緊急事態宣言
・ヘルスセキュリティと健康医療介護の社会システム
〔key word〕ヘルスセキュリティ、健康危機管理、保健・医療・介護、危機に強い社会、ウェルビーイング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
【巻頭特集】子ども そこにある未来を描く
まだ何者でもないがゆえに無限の可能性を持つ「子ども」。未来を担う存在である彼らは、そのことに無自覚に今を一生懸命に生きています。芸術家はその姿を生き生きと描き出すとともに、時には彼らに自分の思いや願いを託して表現してきました。本特集では、各時代・地域における子どもへのまなざしを美術作品から辿りつつ、美術が子どもの成長に与える効果も検討。多様な子ども像の数々があなたの“子ども観”を揺さぶります!
◆寄稿:西洋美術の子ども図像が語りかけるもの
文・北本正章(青山学院大学名誉教授)
◇北本正章が選ぶ 子ども図像の名作12選
◆寄稿:日本人の子ども観
◇古代〜近世編 労働力から子宝へ
文・柴田 純(元京都女子大学教授)
◇近代・現代編 絵画の真実と自由の源泉
文・木下長宏(元横浜国立大学教授)
◆対談:次の時代への希望 戦時下に描かれた子どもたち
弘中智子(板橋区立美術館副館長)✕ 塚本敬介(郡山市立美術館学芸員)
◆小林徳三郎 ありのままの日常を描く
文・田中晴子(東京ステーションギャラリー学芸室長)
◆おかざき世界子ども美術博物館コレクションで見る 芸術家たちのまなざしの原点
文・稲垣満春(岡崎市学芸員)
◆武井武雄 童画に賭けた人生
文・山岸吉郎(イルフ童画館館長)
◆美術鑑賞が育む未来の感性
談・上野行一(美術による学び研究会会長)
◆日本語表現から考える幼さの力
文・阿部公彦(東京大学教授)
◆グラビア:現代作家が描き出す 子どもたちの世界
芝 康弘/廣戸絵美/野上 悟/今野真由美/松木義三/橋本英子/岡島真希/王 培/中村龍介/水野洋子/松井えり菜/新藤杏子/中谷ミチコ/大竹利絵子/酒井 華
◆インタビュー:山本真澄
内なる神様を子どもに託す
【好評連載】技とアトリエ #2 池永康晟〈後篇〉/墨縁談議(島尾新)/知られざる傑作(鹿島茂)ほか
日本におけるCOVID-19診療の貴重なアーカイブ!
●新型コロナウイルスの流行初期、医療従事者やウイルス学研究者たちは、いかにしてCOVID-19へ立ち向かったのかーー。
●ダイヤモンドプリンセス号での感染制御、クリニック・介護施設での予防策、専門家会議の実績と課題など、COVID-19診療の最前線に携わった執筆陣による、パンデミックとの激闘を記した貴重なアーカイブ!
●妊婦のCOVID-19感染や、COVID-19による虚血性脳卒中への影響、COVID-19後遺症、ウイルス感染後疲労症症候群および筋痛性脳髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)についてなど、今もなお課題であるトピックスについても解説。
【目次】
1.コロナ禍で明らかになった課題:臨床研究とPCR検査
2.COVID-19の疫学
3.SARS-CoV-2のウイルス学的特徴と変異
4.新型コロナウイルスの免疫逃避機構と重症化メカニズム
5.血栓症と炎症:多臓器不全・多様な症状への進行機序
6.新型コロナウイルス感染症の臨床像
7.新型コロナウイルス検査の性能と利用法
8.介護・医療施設における感染予防策・クラスター対策
9.クリニックにおける感染症予防策とPCR検査センター設置
10.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
11.COVID-19の薬物治療
12.呼吸療法
13.呼吸療法:侵襲的人工呼吸管理とECMO概論
14.専門家会議
15.COVID-19患者の宿泊療養
16.米国の臨床現場からの報告
17.妊婦のCOVID-19感染
18.COVID-19による虚血性脳卒中リスクへの影響
19.COVID-19後遺症
20.ウイルス感染後疲労症候群および筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の基礎と臨床
・ヒトの体を構成する全細胞の情報を1細胞レベルで包括的にマッピングした「ヒト細胞アトラス」作成を目的としたHuman Cell Atlas(HCA)コンソーシアムが発足し、医療への応用も急速に進んでいる。
・HCAでは発足当初から、性別、年齢、地域などのデータの多様性を重視しており、世界人口の6割を超えるアジア地域の研究者の貢献を促進するために、HCAアジアオフィスを設立し、国際共同研究を促進してきた。
・HCAでは、標準化した方法でデータを生成、統合、解析するためのプロトコールを共有しており、得られる「ヒト細胞アトラス」は臨床診断、創薬、再生医療、精密医療など、医療のあらゆる側面に影響を与えることが期待される。
■ヒト細胞アトラスプロジェクトの現在地
・はじめに
・Overview of the Human Cell Atlas project
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、ヒト細胞アトラス、国際共同研究コンソーシアム
・Human Cell Atlasの拡大ーー日本からの貢献
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)プロジェクト、Single Cell Medical Network(SCMN)、アジア人免疫多様性アトラス(AIDA)
・Human Cell Atlasにおける倫理と公平性に基づく試料の取得とデータ共有のための取り組み
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、倫理原則、Ethics Working Group、Equity Working Group、データ・アクセス
・最新のシングルセル解析とその応用
〔key word〕一細胞解析、多層解析、空間解析
・機械学習を用いたシングルセル・空間的遺伝子発現の解析
〔key word〕機械学習、シングルセル遺伝子発現解析、空間的遺伝子発現解析
・シングルセル情報とゲノム情報の統合解析によるCOVID-19重症化メカニズムの解明
〔key word〕シングルセル解析、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、expression quantitative trait loci(eQTL)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●TOPICS アレルギー学
・アンドロゲンによるTh2細胞と気道炎症の抑制
●TOPICS 免疫学
・循環型iNKT細胞による抗ウイルス・抗腫瘍応答の制御
●連載 救急で出会ったこんな症例ーーマイナーエマージェンシー対応のススメ(13)
・皮下異物、筋肉内異物診療の実際ーー異物迷入をどうするか?
〔key word〕異物、皮下異物、筋肉内異物
●連載 医療システムの質・効率・公正ーー医療経済学の新たな展開(5)
・医療において高齢者や複合課題をもつ世帯は経済的に保護されているのか
〔key word〕高齢者、医療福祉、経済的保護、複合課題、Behaviour Change Wheel(BCW)フレームワーク
●FORUM 数理で理解する発がん(1)
・発がんのプロセス
●FORUM 後悔しない医学英語論文の投稿に向けてーーEditorの視点から(2)
・論文投稿に際してのパラダイムシフト2
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特集は『特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ』です.複雑化・多様化する疾病構造や医療ニーズに対して,地域歯科医院は今後どのように対応してゆくのがよいのか.その可能性の一端として,本特集ではさまざまな全身疾患と関連性が報告されている歯周炎を介した予防的な医科歯科連携についてご考察いただきました.明日からの臨床を考える一指針としてお役立てください.
【目次】
特別企画 歯周炎を介した医科歯科連携のチームアプローチ
座談会 補綴と矯正の転遷 2
シリーズ 歯科医学から見た骨免疫学の重要性ー「骨免疫学が紐解く歯科臨床の分子基盤」を読んでー 2
巻頭TOPIC カスタムディスクを用いたデジタル全部床義歯
天然歯を守る 98
エンド治療Q & A 2021 2
50年の臨床から紐解く歯周基本治療 〜症例で綴る患者さんとの歩み〜 2
わかればできる! 実践歯周外科 〜歯周組織再生療法編〜 2
矯正を臨床で生かす 11・完
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 2
明日からできるコンポジットレジン修復 6
ファンダメンタルエンドドンティクス 〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 4
IOS時代の歯冠補綴 -最新メタルフリー歯冠補綴の潮流 11・完
コンポジットレジン修復 -器材・材料の選択基準と有効活用法ー 11
矯正治療と全部床義歯臨床の共通点と相違点 -矯正医と補綴医のトークセッション 7
TOPIC
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 2
事例に学ぶ歯科保険請求 180
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 2
静かな顔 11
経済学的視点から歯科業界を読み解く 35
文学を咀嚼する 10
歯とお金にまつわるあれこれ 2
【Conference & Seminar】
≪本誌の特長≫
◆リハビリテーション科医ほか関連各科の医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、リハビリテーションに携わる医師とスタッフのためのビジュアルで読みやすい専門誌!
◆リハビリテーション領域で扱う疾患・障害を斬新な切り口から深く掘り下げつつ、最新の知識・情報を紹介。臨床でのステップアップを実現する、多彩な特集テーマと連載ラインナップ!
≪特集テーマの紹介≫
●医療機関の機能分化が進展し疾患構造が多様化する中で、多職種による連携が退院支援において不可欠となり、リハビリテーション医療職の関与がますます重要になっている。
●しかし、退院支援の具体的な実践方法やICTを活用した効率的な連携体制の構築には課題が残されており、現場業務の改善や効率化が求められている。
●本特集では、看護管理、院内外の連携、ICT導入、退院後のリハビリ継続、病床管理など各分野の専門家が実践例や成功事例を紹介。入退院支援に関わる現場の改善や業務効率化に役立つ具体的なヒントを提供する。
【目次】
特集にあたって
入退院支援の重要性
特定機能病院の入退院支援
急性期病院の入退院支援
回復期リハビリテーション病院/病棟の入退院支援
地域包括ケア病棟の入退院支援
■新連載
知っておきたい! がんサポーティブケア
1.悪液質(Cachexia)
■連載
リハなひと
集中治療理学療法士 篠原史都さん
巻頭カラー リハビリテーション科医が知っておくべき最新の義肢構成パーツ
8.最新の機械式膝継手「イールディング膝継手 3R80+/3R85」
ニューカマー リハ科専門医
外山里沙
リハビリテーション科医師に必要な診察、評価手技
11.脊髄損傷の評価
最新版! 摂食嚥下機能評価ースクリーニングから臨床研究まで
8.VE:手順と(食物を用いない)観察
リハビリテーション科医に必要な消化器疾患の知識と近年の進歩
7.小腸疾患
おさえておきたい転倒・転落予防の基本知識と現場での応用
4.転倒・転落の主な原因と対策:(3)神経筋疾患
障害福祉サービスとリハビリテーション
5.短期入所
“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決! 令和版
他科・他院交渉編 (2)他科・他院への紹介を円滑に行いたい
リハビリテーション関連職の現状と展望
9.理学療法士
学会報告
第8回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会
臨床経験
難治性てんかん例の脳梁離断症候群に対するリハビリテーション
・一時代前には、細胞死は生存プロセスの崩壊によってもたらされる受動的な生命現象であると認識されていたが、現在は能動的な現象であり、生体の恒常性維持、ストレス応答などに必要な生命現象であると理解されている。
・細胞死研究はネクローシスとアポトーシスに二極化して考えられていた時期があったが、現在はネクロプトーシスやオートファジー細胞死など、多様な細胞死が存在していることが明らかとなっている。
・細胞死の基礎的研究は細胞死の多様性の発見によって新たなフェーズに入っているが、疾患研究においても、従来のアポトーシスからのアプローチが深化するとともに、多様な細胞死の概念が導入されつつある。
■ 細胞死のすべて -そのメカニズムと,生命現象・疾患との関わり
・はじめに
●アポトーシスと非アポトーシス細胞死
・細胞死研究の歴史ーーいかにして細胞死がホットトピックになったか
〔key word〕計画細胞死、アポトーシス、パイロトーシス、ネクローシス、ネクロプトーシス
・ミトコンドリアを経由するアポトーシス
〔key word〕ミトコンドリア外膜透過性亢進、Bcl-2ファミリータンパク質、シトクロムc、Apaf-1、BH3-mimetic薬
・デスレセプターを介したアポトーシス
〔key word〕TNF(tumor necrosis factor)レセプターファミリー、Fas(FS-7-associated surface antigen)、FADD(Fas-associated death domain)、カスパーゼ8
・カスパーゼによるアポトーシスの実行
〔key word〕細胞死、アポトーシス、カスパーゼ、システインプロテアーゼ、ブレビング
・ネクロプトーシスの分子機構と意義
〔key word〕ネクロプトーシス、ネクローシス、RIPK3、MLKL、炎症性疾患
・オートファジー細胞死
〔key word〕オートファジー細胞死、アポトーシス、BH3-onlyタンパク質
・パイロトーシスーー炎症をつかさどる“燃える”細胞死
〔key word〕パイロトーシス、ガスダーミンD(GSDMD)、インフラマソーム、IL-1β、NINJ1
・ネトーシスの誘導機構とその感染症における役割
〔key word〕好中球、ネトーシス、好中球細胞外トラップ(NETs)、新興感染症、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・フェロトーシス(鉄依存性細胞死)--転写因子NRF2とBACH1による競合的制御とフェロトーシス伝播現象
〔key word〕フェロトーシス、転写因子、NRF2(nuclear factor-erythroid 2-related factor 2)、BACH1(BTB and CNC homology 1)、細胞死伝播
・ミトコンドリア膜透過性遷移を介したネクローシス
〔key word〕ネクローシス、ミトコンドリア膜透過性遷移(mPT)、シクロフィリンD(CypD)、虚血再灌流障害
●死細胞の行方
・脂質スクランブルによる“eat me”シグナルの提示
〔key word〕フリッパーゼ、スクランブラーゼ、“eat me”シグナル、脂質スクランブル、Xkrファミリー
・ゴーシェ病における神経細胞死誘導の新たな分子機構
〔key word〕ゴーシェ病、神経細胞死、β-グルコシルセラミド(β-GlcCer)、Mincle(macrophage inducible C-type lectin)、ミクログリア
・マクロファージによる死細胞貪食とその意義
〔key word〕マクロファージ、貪食、自己認識
●さまざまな細胞機能と細胞死
・小胞体ストレスと細胞死
〔key word〕小胞体ストレス、ストレス応答、小胞体ストレスセンサー、アポトーシス
・核小体ストレスによる細胞死と病態
〔key word〕ストレス、核小体、リボソーム
・細胞競合を制御する分子機構
〔key word〕細胞競合、ショウジョウバエ、細胞死、オートファジー
・治療ターゲットとしての細胞老化とその機能
〔key word〕細胞老化、細胞死、セノリティックス、SASP(senescence-associated secretory phenotype)
・ASK1と細胞死
〔key word〕ASK1(apoptosis signal-regulating kinase 1)、アポトーシス、ネクローシス、ストレス応答、酸化ストレス
・生死を制御するJNKシグナル伝達経路
〔key word〕JNK(c-Jun N-terminal kinase)、アポトーシス、オートファジー依存的細胞死、細胞生存
●さまざまな生命現象と細胞死
・発生と組織修復におけるカスパーゼの非細胞死性の機能
〔key word〕カスパーゼ、非細胞死性の機能、発生、組織修復
・成体脳におけるニューロンの細胞死と再生
〔key word〕細胞死、再生、ニューロン新生、脳室下帯、嗅球
・骨形成と細胞死
〔key word〕骨形成、プログラム細胞死、軟骨内骨化、膜内骨化(膜性骨化)、骨のリモデリング
・死細胞からのdanger-associated molecular patternsの放出機構
〔key word〕Danger-associated molecular patterns(DAMPs)、細胞膜障害、ネクロプトーシス、イメージング、Live cell imaging for secretion activity(LCI-S)
・自己免疫と細胞死
〔key word〕Damage-associated molecular patterns(DAMPs)、ネトーシス(NETosis)、全身性エリテマトーデス(SLE)、CD72、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎
・パイロトーシスによる自然炎症とその制御ーーオルガネラを標的とする新たな抗炎症薬の開発
〔key word〕自然炎症、パイロトーシス、NLRP3インフラマソーム、オルガネラ
●疾患と細胞死
・神経変性疾患における細胞死研究
〔key word〕神経変性疾患、神経毒性、凝集体、フィブリル、タンパク分解機構
・がんの細胞死回避戦略としてのワールブルグ効果とカルジオリピン代謝を制御するMieap液滴について
〔key word〕液滴、相分離、非膜オルガネラ、カルジオリピン、代謝反応、ワールブルグ効果、p53、 がん抑制
・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)と細胞死
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アポトーシス、ネクロプトーシス、フェロトーシス
・メタボリックシンドロームと細胞死
〔key word〕慢性炎症、メタボリックシンドローム、肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、マクロファージ
・自己炎症性疾患と細胞死
〔key word〕自己炎症性疾患、インフラマソーム、ピロトーシス
・皮膚疾患と細胞死ーー表皮角化細胞アポトーシスとリンパ球のダイナミクス
〔key word〕表皮真皮境界部皮膚炎、移植片対宿主病(GVHD)、アポトーシス
・脳梗塞における神経細胞死の誘導機序
〔key word〕脳梗塞、興奮毒性、神経細胞死、ダメージ関連分子パターン(DAMPs)
・放射線による細胞死と組織障害
〔key word〕放射線、DNA損傷、DNA損傷修復、組織障害、ベルゴニー・トリボンドーの法則
●細胞死を応用した創薬
・アポトーシス抵抗性BCL2ファミリー阻害薬BH3-mimetic drugsの基礎と臨床
〔key word〕BH3-mimetics、BCL-2、ベネトクラクス、がん
・IAPの医薬品開発ーーIAPアンタゴニストとSNIPER
〔key word〕IAP(inhibitor of apoptosis protein)アンタゴニスト、がん免疫療法、SNIPER(specific and nongenetic IAP-dependent protein eraser)、PROTAC(proteolysis targeting chimera)、targeted protein degradation
・TRAIL創薬
〔key word〕TRAIL、DR5、DR4、アポトーシス、がん
●細胞死解析技術とその応用
・ケミカルバイオロジーを用いた細胞死の解析
〔key word〕ケミカルバイオロジー、ラマンイメージング、アフィニティラベリング
・二分割発光タンパク質の再構成法を用いる細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、ルシフェラーゼ、アポトーシス
・蛍光タンパク質レポーターを利用した細胞死イメージング
〔key word〕蛍光タンパク質、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、キナーゼ局在変化レポーター(KTR)、アポトーシス、パイロトーシス、ネクロプトーシス、イメージング
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。