写本、版本、明治期に作られた書籍ー。日本の古い本には色々な形があり、それを構成する部品、作られた時代も様式も様々である。これらの「本」には何が書かれているのか。そもそも「本」のどこをどのように見ればよいのか。くずし字はどう読めばよい?捺されているハンコは何を意味しているのか?表紙の模様にはどのような意味が隠されているのか?一流の研究者たちが丁寧にわかりやすく解説する。多数の図版とともに楽しむ、充実の古典籍・近代文献の入門書!
AIのブラックボックス性が惹き起こす問題と、その解決策。法学・工学・心理学からの広範な検討。我々人間が、AIとの相互理解を進め、AI技術を取り入れるために必読。
技術者倫理について、科学技術・法・倫理の三つの視点からとらえ、基本的な考え方を明らかにした教科書。技術者の実務のあり方を、事例を取り上げながら、社会的条件の西洋と日本の違いや、組織と個人の関係における日本の実情をふまえて解説。今回の改訂では、東京電力福島第一原子力発電所の事故(福島原子力事故)への真摯な反省から、安全文化と倫理の関係を解明し、技術者倫理は、単なる教養ではなく、技術者を動かし社会を動かすことを示した。科学技術にかかわるあらゆる方の参考になるだろう。
生成AI、DX、XTECH、マネジメントへの活かし方…。新時代のベーシックスキル。何をどこまで知っておけばOKか、ラインを明確に解説!文系でも、何歳でも、テクノロジーを味方につけてビジネスで勝てるようになる本。
江戸時代が終わり、日本が新しいスタートをきった頃、たった6歳で家族とはなれ、アメリカに旅立った少女がいました。のちに日本の女子高等教育の基礎をつくることになる、彼女の名は、津田梅子。閉ざされた日本をとび出して学ぶことのすばらしさを知り、日本の女子たちにそれを伝えた梅子の、夢と情熱の物語です。
刑法の難題に挑む。最高裁判事を務めるなど、法曹実務においても主導的役割を果たしてきた刑法学の泰斗の古典的名著を、新たに「復刊によせて」を収録し待望の復刊。古くて新しい問題である「危険」の概念を深く掘り下げ、危険犯の理論的問題について解決の糸口を導き出す。
マルチスピーシーズ物語の森へ。人間と動物を対立させる価値観を退け、ポストヒューマンやクィアの思想を取り込みながら、動物表象に潜むジェンダー力学を浮き彫りにする。動物や人間、精霊やウイルスをめぐる物語の森に分け入り、マルチスピーシーズとジェンダーという複合的な視野で作品の可能性を浮上させる。
コロナ禍での休校やICTをめぐる環境変化は、子どもたちの生活や学びにどのような影響を与えたのか。親子への継続的な追跡調査により分析する。
“ロボットは、きっと、ピカソになれない。”“「全米が泣いた」に騙されていませんか?”思わず読みたくなる50のコラム。
公共交通「ノッカル(MaaS)」が、消滅可能性都市を蘇らせたのは、なぜか?
個人のストーリーをアートとして捉え、次代に残す実験的な記録のシリーズ。最終回となる本作は、可動式の日本間=UTSUWAを生み出し、空間に個人がそれぞれの意味をそこに与えるという「意識の改革」を実践している建築家、内田利惠子氏がテーマ。スタイルは「舞台台本」。内田氏や、製作に関わる職人たちへのインタビューから導き出したキーワードをもとに、UTSUWAという空間なくしては成立しない舞台台本を創造する。