赤ちゃんから青年期まで、子育て相談でよく聞かれる百の質問に、小児精神・神経科医である筆者が、発達や心理の視点を織り交ぜながら真摯に答える。八〇〇字の中に多くの考え方が盛り込まれ、一つ一つの質問に連続性はないため、読者は気の向くところから拾い読みすることができる。日々の子育てに悩んでいるお母さんはもちろん、小児科医や保健師など子育て相談を担当している専門職の方々にも、支援の参考になる。
エドワード・バッチ博士が発見した安全で副作用がなく、使いやすい癒しの治療薬。自傷行為、夜尿症、ゲーム中毒、いじめ、チック症、アトピー、喘息、障害児の子供の心を癒す、親の幼児虐待、青年期の非行を徹底的に分析して治癒へ…。バッチ・フラワー・レメディーは、どこに住んでいても、どんな時代に生きていても、すべての人に役立つ時代を超越した「癒しの体系」です。
子どもの食と栄養のテキスト。(まえがき)食は生きることの基本であり、その重要性はますます注目されています。我が国では2005年に食育基本法が制定され、食に関心を持ち、必要な知識を活用して食生活を営むことが、広く国民に奨励されることとなりました。食育基本法が制定される前年には、「楽しく食べる子どもに〜食育に関する指針〜」が保育所に示されました。我が国の食育に対する取り組みは、保育所から始まったと言っても良いでしょう。
食育は生涯を通じて重要ですが、とりわけ乳幼児期の食生活のあり方は重要であると言われています。なぜならば、この時期に生涯にわたる食習慣の基礎が形成・定着するからです。この時期に良好な食習慣を身につけることは、生涯にわたる健康に寄与しますが、課題のある食習慣が身についてしまうと、成人期における生活習慣病などの原因になることが指摘されています。
胎児期から2歳までの約3年間の栄養状態は、子どもの発育・発達のみならず、成人後の慢性疾患リスクや将来の経済状況にまで、影響を及ぼすことが報告されています。さらに小学校就学までの時期は、栄養状態だけでなく、生活習慣・家族関係・コミュニケーション能力の発達・学力にまで影響を及ぼすことがわかっています。このように、乳幼児期の食生活のあり方・食習慣は極めて重要です。その大切な時期を過ごす保育所、幼保認定型こども園、幼稚園で実施される食育は益々重要となり、食育の担い手となる保育者の役割は大きくなっています。
食育基本法制定後には、保育や幼児教育の場でも、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領に、食育推進の項目が追加されました。それにより、保育施設では多職種の全職員が保護者と連携しながら、専門性を活かしながら多角的に栄養・食生活支援を行うこととなりました。
保護者と連携し、子どもの食習慣をつくる支援を担う職種として、身近な存在である保育士・幼稚園教諭の役割は最も重要となります。したがって保育士や幼稚園教諭には、子どもの食生活の課題や健全な食生活を創造する食に関する幅広い知識と技術が必要とされます。
本書は保育士養成課程で学ぶ、子どもの食と栄養の基本的な知識と実践にかかわる必須内容を、コンパクトにまとめています。各章の内容は、指定保育士養成施設の指定及び運営の基準に基づき、保育の対象の理解に関する科目「子どもの食と栄養(演習・2単位)」に対応するよう構成されています。さらなる学びに必要な情報については、資料の入手先を示すリンクを示しました。本書を活用し、保育者に必要な食と栄養の知識を身につけていただきたいと願います。
精神を病むとはどういうことか、精神を病んだ人の処遇、また、精神科臨床現場での援助の目的と方法、行われている治療や多職種の連携など精神科看護に必要とされてきた役割と機能を統括したテキストの改訂版。
第1 章 精神を病むとは
第2 章 精神医療の歴史
第3 章 精神看護が展開される場と看護師の役割
第4 章 観察と記録
第5 章 主な治療法と看護
第6 章 検査と検査時の介助
第7 章 症状別看護ー精神症状の分類と症状ー
第8 章 自立に向けての地域における支援ー社会資源とその活用ー
第9 章 児童・思春期精神看護
第10 章 精神科救急医療
第11 章 精神科身体合併症医療
第12 章 司法精神看護
第13 章 精神看護と看護の関わり
てんかん診療において精神科医が果たす役割は想像以上に大きい。にもかかわらず、担い手は少ない。しかし、脳の疾患とこころの病との境界線を引く作業は精神科医が磨くべき診断技術であり、臨床実践である。豊かなてんかんの臨床実践を通じて、意識にまつわる様々な病を考察し、精神科医の身につけるべき作法を語る。
日々の出来事から四季折々の話題までを心のキャンバスに描き出す名コラム。和英対照。本文漢字に振り仮名(総ルビ)付き。大学受験や就職試験に頻出。社会人の実力養成にも最適。
なぜか癒される岩手弁……。IBCラジオ(岩手放送)の大人気番組『方言詩の世界』が、リスナーからの要望に応えてついにCD化。リスナーからのおかしくて楽しく優しいエピソードを、岩手弁でご紹介。
主要目次:1.栄養マネジメント(栄養ケア・マネジメント/食事摂取基準の基礎的理解)2.ライフステージと栄養(概論/妊娠期/授乳期/新生児期,乳児期/幼児期/学童期/思春期/成人期/閉経期(更年期)/高齢期/労作栄養/運動・スポーツと栄養)3.ライフスタイルと栄養(栄養と生体リズム/昼夜逆転/ストレス/アルコール多飲者/喫煙/高温・低温環境/高圧・低圧環境/無重力環境/災害時 ほか)/付表:日本人の食事摂取基準(栄養素別,年齢区分別,2015年版;抜粋)
「看護師国家試験出題基準(平成26年版)」準拠。小項目別にみた要点と過去問題集。第91回〜第103回看護師国家試験問題収録。
唇裂鼻における手術手技をほぼ網羅!最新の手術術式や治療材料などの改善・進歩をふまえ、豊富な写真とシェーマにより、詳細にかつ分かりやすく解説!形成外科をはじめ、耳鼻咽喉科、口腔外科など、唇裂鼻の診断と治療に携わる方にとっての最良の手術手技書。
(1)ライフサイクル各期における女性の心理的特徴と課題を解説
第1章では、親準備性の発達、キャリア発達と就労継続、妊娠・出産をめぐる諸問題(不妊治療、人工妊娠中絶、周産期喪失と悲嘆など)、性的発達と性被害・性教育、マタニティブルーズ、更年期うつなど、ライフサイクル各期における身体的変化とその心理的受容、心理的課題について丁寧に解説しました。
(2)母子関係、父子関係、夫婦関係の心理的発達と課題を詳説
第2章では、母性・父性の発達、愛着形成、マターナルアタッチメントなどについて、心理学的立場から丁寧に解説しました。さまざまな状況で子育てをする母親の心理的特徴や、立ち会い出産などにおける父親への支援のほか、児童虐待、DVといった精神病理の要因についても取り上げます。
(3)現代社会における家族・母親・父親の機能と役割、発達課題を解説
第3章では、「家族」の機能と役割、第4・5章では、現代社会の母親・父親・子育ての社会的課題について、歴史的な背景を踏まえて学びます。結婚・離婚・出産にかかわる法律や、国際結婚、ひとり親家庭、ステップファミリー、養子縁組、性的多様性などについても取り上げました。
対人関係療法(IPT)は、近年、うつ病患者に治療効果のある心理療法として急速に普及しつつあり、米国精神医学会のうつ病治療ガイドラインに認定され、わが国においても厚生労働科学研究に採り上げられている。IPTについては、基本的なマニュアルはあっても、その「本質」を理解し、臨床応用するための実践書はまだ少ない。実際の臨床現場においてIPTをどのように取り入れるべきかを、IPT成立の歴史から他の精神療法との違い、IPTが適用される精神科的障害に対するケーススタディを通して、専門家「ならでは」の関心と疑問から明確にしたのが本書である。