内科医には、患者の自・他覚所見から得た多数の情報を総合処理して診断し、境界領域の患者をも含めて病名を決定する義務が科せられている。本書は、そのような場合の備忘録ないしは病名検索辞典としてりようされるべく企図した。
本書は発病、生体反応、疫学の理論や概念の解説のみらなず各療法で使用される器材とその操作に関する写真や図版を豊富にとり入れ系統的で且つ理解しやすいものに仕上げている。1986年度米国医学書著者協会賞受賞。
『MGH麻酔の手引』は、最近の麻酔法を網羅するよう、書かれたものである。本版においても、麻酔実地上の“基礎”に重点をおいた。このマニュアルは麻酔科医、トレーニング中の麻酔科レジデントや麻酔士、医学生、看護婦、呼吸療法士、およびICUや回復室において患者の治療に携わる人々に容易に正確で実際的な知識を与えることができるよう配慮されている。
本書は病態生理、診断、通常の皮膚疾患の治療について最新の情報を提供している。診断手技、外科的および光生物学的手技は共に理論的・実際的な用語を用いて説明してある。皮膚疾患の薬物の薬理学、構造式、さらには正しい用法と共に商品名と一般薬名の双方を記載し、現在の費用も記した。
本書は、神経内科の臨床実習や臨床研修をこれから始めようというすべての人々にとって、極めて有用なガイドブックになる。