一葉・登美子・節・白秋の苦しい恋の歌から、さかのぼっては万葉集まで、和歌史上の恋の名歌を、実作者であると同時に文学史家でもあった木俣修が、情熱を傾けて鑑賞した往年の労作。
愛に生きる愛人もいいけど、そろそろアタシ、方針切り替えようかな。駅前商店街恋物語。
新聞社を辞め、物書き専業になって三年、信吉の仕事は、新聞の人生相談欄の回答原稿を書くことである。こわれた愛情・冷えゆく夫婦の絆、やがて、他人の手紙のなかに、信吉自身の過去現在が浮んでくる…。男と女の間には、古来かわらぬ法則があるという。男女の心の機械を描いて、当代一流の作者がえがく十二の愛のかたち。
漱石、荷風、谷崎、太宰、川端、秋声、三島、武田泰淳、石川淳など、日本の近代文学を代表する男性作家たちの「恋愛小説」を解剖し、〈恋愛〉を主題にしながら〈女性〉を観てこなかったその女性観の本質を明らかにして、いま、女性にとって〈恋愛〉とは何かを鮮烈に描く、意欲的な評論集。
まだ“待つ”だけの人生ですか?二度とない人生、迷ってはいられない。愛と勇気を与える珠玉のエッセー!
快適な毎日を送るためのノウハウ満載。これ1冊で、キミのひとり暮らしもぐーんとグレードアップ。
日常生活で直面する、あらゆるトラブルを一挙、解決するQ&A式ハンドブック。大学生からひとり暮らしのビジネスマン・OLまで、ヤングアダルトたちのための生活便利本。
輝いていて、ちょっと孤独で、陽炎のように揺れるトランタン(30歳前後の女性)に贈る新しい恋愛論。
人間砂漠といわれる現代にあり、〈愛〉こそが、われわれに最も貴重なオアシスだとして、その理論と実践の習得をすすめた本書は、フロムの代表作として、世界的ベストセラーの一つである。
かくれた自分も気になるあのコも、楽しくテスト、するどくチェック。1冊で2倍オイシイ、心理ゲームの決定版。
小説について語る場合、わたしたちはその小説を通して、わたしたち自身を語っていないだろうか、との視点から、著者は1970年以来ミステリマガジンに海外の新作ミステリを題材にしたユニークなエッセイを書きつづけてきた。それらは『夜間飛行』『課外授業』(日本推理作家協会賞受賞)等にまとめられてきたが、著者の急逝によって6作目の本書がその掉尾を飾ることになった。
美馬に愛されてる。そして美馬を愛してる。でも、ママや麻子を裏切るなんてできない。だから私は、すべてを忘れさるために、高柴に受けとめてもらおうと思った。気分で走ったわけじゃない。もう決して、後戻りすることはできない。高柴となら、きっとうまくやっていける。そう自分に言いきかせ、それを受け入れようとする美馬に、凱が鋭く言った。「それで、君は、本当にいいのか?」って!