純度100%の性と愛を成就した古典的な「阿部定事件」から、新時代の愛の萌芽を垣間見せた「千葉大女医殺害事件」「国立がんセンター看護婦殺害事件」など15件、愛の戦後史を鮮やかに照射。
「昔、つるんでた仲間-のひとりさ」杏奈を紹介されたとき、神崎は麻里香にそう説明した。久し振りに会った神崎から仲間という言葉を聞いて、麻里香は嫉妬した。羨望と憧れの裏返しの感情なのだろうか。林間学校で神崎が学校にいないときも、麻里香は中等部から高等部の校舎に行ってうろついたりしてしまった。しばらく会わないでいた反動からか、ふたりの距離は急速に縮まっていった。
ちょっと素敵なMONOLOGUE。ボクと彼女の心地よい生活空間を彩る様々な小物たちを通して、微妙にゆれ動く都会の恋を綴る、連作掌編小説集。
星野流“流行予知科学”が展望する最新マーケティングのためのニュートレンド20!
水晶のパワーが、あたしと啓太の恋をかなえてくれた。でも、彼は高校野球で人気No.1選手。クリスマスというのに、猛練習でデートもできない。そこへ届いた彼からの手紙には、「ふたりだけのイブを」のメッセージと、ホテルの宿泊券が。わぁお、大胆!揺れる心のまま出かけたあたしに迫ってきたのは、啓太じゃなくて、ダイヤの魔力を操る美青年。邪悪なダイヤの力が、クリスタル戦士の天敵だったなんて。負けないで、あたしのパワー。
自分をほんとうに好きになれれば、“新しい自分”に生まれ変われる-。気づかなった〈自分の価値〉が見つかって幸せに一歩ずつ近づくヒント。
男女の機微がわかる本。「好き」と告白されると「好き」になるミステリアスで、わかりにくい恋愛のメカニズムをやさしくときほぐした「恋の心理学講座」。
あなたは、もっと上手に彼を愛せる-。最新の心理学を応用したテストで、自分チェック。
美馬貴司と同じ屋根の下で暮らす-なんとこれが実現しちゃうのよ。うちのママと美馬の父親が晴れて再婚するの。親友の麻子の手前、山中湖で美馬をフッてしまった私だけど、心の奥では、どうしようもなく彼のことが好き。そんな心を隠して、ふたりでママたちの結婚を成功させようとするのだけど、美馬家は名家中の名家。準備だけでも大変なのに、邪魔だてする人間まで出現して…。
一葉・登美子・節・白秋の苦しい恋の歌から、さかのぼっては万葉集まで、和歌史上の恋の名歌を、実作者であると同時に文学史家でもあった木俣修が、情熱を傾けて鑑賞した往年の労作。
愛に生きる愛人もいいけど、そろそろアタシ、方針切り替えようかな。駅前商店街恋物語。
新聞社を辞め、物書き専業になって三年、信吉の仕事は、新聞の人生相談欄の回答原稿を書くことである。こわれた愛情・冷えゆく夫婦の絆、やがて、他人の手紙のなかに、信吉自身の過去現在が浮んでくる…。男と女の間には、古来かわらぬ法則があるという。男女の心の機械を描いて、当代一流の作者がえがく十二の愛のかたち。
漱石、荷風、谷崎、太宰、川端、秋声、三島、武田泰淳、石川淳など、日本の近代文学を代表する男性作家たちの「恋愛小説」を解剖し、〈恋愛〉を主題にしながら〈女性〉を観てこなかったその女性観の本質を明らかにして、いま、女性にとって〈恋愛〉とは何かを鮮烈に描く、意欲的な評論集。
まだ“待つ”だけの人生ですか?二度とない人生、迷ってはいられない。愛と勇気を与える珠玉のエッセー!