文学への比類ない洞察と理解を根底に、マルクス主義美学の観点から、資本主義社会の成立、発展、頽廃が文学にいかに深く関わるかを、近代ヨーロッパの主要長篇小説を対象に論術する。
原書だって気軽によみたい好評『ペーパーバック読快術』の続編登場。英米の名作16編を楽しみながら原書で読むためのコツがここに。
ロマン派前後から現代までイギリス近代文学の実態をさぐる29編の試み。
老科学者の魂と引き換えにデーモンがこの世からカオスを消しにかかる。その日から世界は「創世記」を逆行しはじめ…。パロディによるカオス理論の入門編「カオス出門」。生命の進化をパロディ化した複雑系SF小説「進物史観」。複雑系研究の現状と舞台裏を明かす「バーチャル・インタビュー」。そして日頃の研究から科学者の夢、インターネット、文化論までを綴ったエッセイ「複雑系へのカオス的遍歴」。「重く暗く深刻そうに伝えると重要なことで、そうじゃないと軽くて重要でないっていう変な誤解を壊したい」という複雑系研究の第一人者が、多彩な表現で複雑系、カオス理論を説く。
とかく虚実のいり混じったこの世の中、嘘ともホントともつかない話がワンサカ。一見、まことしやかな話がとんだ眉睡だったり、古くさい迷信が見事な先人の知恵だったり。歴史から医学、心理、自然科学など、あらゆる珍説・奇説の嘘とホントに、喧喧囂囂迫る本。
1:この本でしか見られない多数の初公開写真
2:書きおろしツアー密着レポート
3:D.I.E.著SF小説「ビーバーウォーズ」歴史小説「塀の中の懲りないギリシア人」
4:未発表hideインタビュー
5:過去にGiGSに掲載された記事の特選集 他
混迷する日本経済へ歴史家の処方箋。本書は、歴史小説・経済史・文化史の分野で活躍する4人の著者が、身近なテーマから気宇壮大な理論まで、わかりやすく学生・ビジネスマン向けに叙述した100編の歴史随筆・史論集である。
東南アジア進出企業の韓国人、韓国商社員の見た文化摩擦、北京のコリアンタウン、映画の中の在外韓国人、出稼ぎに来た外国人労働者の悲劇、メキシコに同化した韓国系移民の子孫…。「世界化(国際化)」時代の韓国の光と影。
百万都市はこうして動いていた。暦と時刻から、グルメな江戸っ子を満足させた野菜や魚の調達ルートまで。住まいや職業、服装にお化粧、日常生活を彩る行事や娯楽まで、八百八町で暮らす人々の生活。治安を守る奉行所と役人をはじめ、栄華を極めた大奥から、下級武士の内職まで、将軍家と城下に暮らす武家の素顔。フルカラーの図版で徹底解説。
日本が大きく動いた「その時」、歴史を変えた「あの人」、どこで、何が起こったのか…!?詳しい地図と豊富な資料で徹底解説。
『のぼうの城』の原作者・和田竜氏を大解剖
11月号のスペシャル企画は、大ヒット上映中の映画『のぼうの城』の大特集。パート1は、「のぼう様」に恋心を抱く甲斐姫役で時代劇に初挑戦する榮倉奈々さんに独占インタビュー。「ま、いっか」がモットーという榮倉さんの女優魂に迫ります。
パート2は、原作小説と脚本を手がけた和田竜氏を「城攻め」ならぬ「質問攻め」。本音満載のインタビューは本誌でしか読めません。
今号から京都を知り尽くした極みの作家・柏井壽氏が紡ぐ『鴨川食堂』がスタート。食堂の料理人は思い出の「味」を探す探偵!? 異色のハートウォーム・ストーリーにご期待ください。
前号からスタートした小森陽一氏の『銀色の巨人』も大好評。また、笹本稜平氏の『遺産』はいよいよ最終回。感涙のラストをお見逃しなく!
さらに、飯嶋和一氏の『灯守り』、翔田寛氏の『誘拐時効』、花村萬月氏の『弾正星』、はらだみずき氏の『ワイプアウト!』など、いずれも本誌が自信を持ってお届けする強力作品です。
その他、窪美澄氏の体験的書評エッセイ『脳感読書ナビ』をはじめ、『文庫姫がイチ推し!! 今月のマストバイ』『ニッポン列島縦断! 書店業務熱血日誌」のコラムも必読!!
語彙・読解力検定で出題される、3つの領域の出題内容に対応しています。1級出題レベルの語彙や文章・資料を使って、必要な知識やスキルを身につけていく方法を具体的に解説していきます。
『枕草子』『方丈記』『徒然草』といった古典から、作家・詩人・評論家・エッセイスト・民俗学者・科学者・数学者などさまざまなジャンルの現代の書き手までー書くときに拠り所となる「読むべき」文章を精選し、それぞれに解説を加えた、文例集であると同時に作文術指南の書。巻末に、文彩を網羅した「レトリック小辞典」を付す。