本書は、ロボットをおもな対象とした機構学の入門書である。機構学は最も歴史のある工学の一つであるが、近年その内容は大きく変化してきた。変化の一つは、機構の解析や設計においてコンピュータの利用が標準的な手段になったことに起因する。手元のコンピュータで非線形の連立方程式が手軽に解けるようになり、作図や幾何学的考察に基づいたそれまでの設計解析手法は、コンピュータ利用を前提にした手法へと代わった。優れた機能を持つ汎用の機構解析ソフトウェアや数式処理ソフトウェアも安価に利用できるようになった。もう一つの変化は、ロボットに代表される多自由度の立体機構が一般に使われるようになった点である。これに伴い、座標変換行列を用いた解析手法の修得が機構学学習における新たな重要課題となった。本書は、大学の機械工学系学生を対象に、このような変化に対応した新しい機構学のテキストを目指したものである。機構学とロボット機構の基礎をできるだけわかりやすく丁寧に説明するよう努めた。
世界最大の開発機関、世界銀行。日本は米国に次ぐ資金供与国、年間300億ドル以上の資金を、開発途上国に融資している。近年その政策やプロジェクトに対して、NGO(非政府組織)が大きな影響力を及ぼしている。両者の「せめぎ合い」の歴史と現状をNGOの第一線で活動する執筆者が明らかにしながら、国際機構と市民社会の関係を分析する。
おいしさのバランスを極めるための基本から応用までを1冊に凝縮!イラストと画像でわかりやすく解説。差がつく「淹れ方」レッスン、成功例と失敗例でレベルアップ、アレンジコーヒーのポイント。
最上級に挑むなら必読のバイブル!最新の過去問題を3回分収録。日商簿記検定に最も近いテキスト。
がんを患う方の多くは、努力家で毎日忙しく働かれる方がほとんどです。本書は限られた時間の中でも食事療法を続け、がんに勝った患者さんの実際のレシピを軸に、「主食」・「おかず」・「スープ」レシピを紹介します。
最前線の研究者たち(24名)による遺跡、石器、年代測定法など用語用法を定義し、豊富な図入りで解説!!ケニアのロメクウィ3遺跡、長野県木崎小丸山遺跡、島根県砂原遺跡など最新の研究成果を含め137項目を追加収録。遺跡(日本国内・海外)、石器、技術、学説・理論、化石人類、分析法、年代測定法、地質、地形、火山灰、岩石、哺乳動物、古生態、学者(故人)にわたる939項目を取り上げた。
新大陸古龍調査団に所属する架空の編纂者モンが綴る調査スケッチ!モンスターや環境生物はもちろん、ハンター装備、人物などのスケッチが全136ページ満載!
安全用具・安全対策を見直した改訂版!「フルハーネス型墜落制止用器具」を使用した高所作業の情報に全面改訂。世界最大級の帆船日本丸と海王丸の仕組みと運航技術を1冊に収録。マスト、帆、ロープの詳細な図解で複雑に見える帆船の構造を理解。帆走理論、航法などの専門知識を現役の航海士がていねいに記述。ぎ装、号令などの用語説明も充実。
「気候変動や生物多様性の危機がもたらす、地球とヒトの健康への脅威。学術界、企業、自治体…あらゆる人が連携する必要性を改めて実感しました」「ペンギン皆きょうだい2020」を通して、プラネタリーヘルス実現のため、共に考え、手を取り合うことを呼びかける、さだまさしさん推薦の一冊。
現場から、歴史から川を見続けた河川工学者三代=安藝皎一、高橋裕、大熊孝。彼らの生涯を描くことを通じて近代河川行政の到達点と課題を明らかにし環境・景観・自治の河川を展望する。
高低差がない海に、海流があるのはどうしてだろう?エルニーニョが近隣諸国だけでなく、遠い日本にも影響をおよぼすのはなぜだろう?大海原や広大な空でおきる不思議な現象の数々を演出する「コリオリの力」の正体に迫りながら、海洋物理学から気象学、気候学までわかりやすく解説する入門書。
水森かおりの歌で旅するシリーズ第7弾は、石川県輪島の朝市から北海道釧路湿原まで全14曲。演歌の世界ではご当地ソングは重要なジャンルだが、ポップス系でも名曲は少なくない。「ブルー・ライト・ヨコハマ」を聴くと、彼女はこの手の楽曲のほうが魅力が発揮できるのでは、と。