青子、生きるってことは、たぶん旅することだ。何かを夢見ながら、前に進み、いろんな人と出会い、幸せになろうとすること。空の彼方の、虹の向こうにあるような、遠い世界にあこがれて、そこを目指すこと。青子もね、旅人なんだ。今、もう、旅の途中なんだよ。インターネットの光と闇、青子がそこから得たものとは…。
広島ー。一人の美しき韓国人女性が哀しい人生を閉じようとしていた。韓流に沸く日本。この物語が韓国と日本とを結ぶ小さな虹の架け橋にならんことを…。
やさしく説く聖書物語。天地創造・エデンの園・ノアと箱舟・迷える羊・イエスの誕生など、身近な題材で子どもに教える聖書のはなし。
1:炎 P伴混4
2:業火より P伴混4
3:ヒロシマにかける虹 P伴混4
4:VOCALIS 無伴混6
別れと出会いは、いつも交互にやってくる…。どんなに愛していても別れなければならなかった恋、添い遂げられなかった愛。不器用な生き方しかできない男女7人の、光と影を描いた最新連作短編集。史上初の直木賞&山本周五郎賞ダブル受賞作家が魅せる新境地。
底知れぬ深き罪、そして永遠に続く罰…竹本健治・文、建石修志・画による大人のための暗黒童話、ついに完成。
老中主座の水野忠邦が奨めている奢侈禁止令のため、江戸の街は重苦しい雰囲気に覆われていた。お蝶が絡繰時計を納めている飾物商の旭屋も商売が、上がったりであった。旭屋が抱えている虹職人といわれる幸吉も、想うように腕が振えなかった。そんな折、南町奉行所の与力の青木丈介から、長崎のオランダ商館のカピタンに贈る伝説の蓬莱山の玉の枝が注文された。だがそれは御目付役の兵頭帯刀が猟官運動の一環として次席老中の洞口摂津守への賂として贈られる品だったのだ。世直し与力と評判の裏に隠された鬱屈した野望が牙を剥く時、庶民の血が流される。