会議は、個人と組織の成長を促すツールです。そのツールをうまく活用すれば、さまざまな「効果」と「気づき」が得られます。会議への「不満」と「疑問」が、一気に解決します!明日から会議が楽しくなる本。
「7人に1人が外国人」の町が日本に出現!他人事ではない国際化、多言語化とどう向き合うべきか?言語学の視点からQ&A形式でわかりやすく解説した言語政策ハンドブックの決定版。日本語教師、国際ボランティアを目指すあなたにも。
コミュニケーションにおける聞き手行動に着目し、
異文化やジェンダーといった社会的なフィルターが内在した談話における「リスナーシップ」
(聞き手の在り方や貢献)を多様なアプローチから実証的に映し出す。
コミュニケーションを「聞き手」の立場から捉えなおすことを提案する論文集。
執筆者:難波彩子、植野貴志子、山口征孝、岡本雅史、増田将伸、横森大輔、村田和代、森本郁代、片岡邦好、井出里咲子、ブッシュネル・ケード、釜田友里江、首藤佐智子
はしがき
序章 聞き手行動をめぐる研究の背景
難波彩子
第I部 理論の再考・新モデルの構築
聞き手行動の「場の理論」による解釈
ー二者会話における相互ひきこみの発話とうなずき
植野貴志子
聞き手の参与枠組み再考
ー聞き手役割のモデル化の有用性
山口征孝
聞き手行動が孕む二重の他者指向性
ー漫才のツッコミから見る聞き手行動研究の射程
岡本雅史
第2部 制度的役割からの考察
ずれた発話をどう「聞く」か
ー授業内グループワークの参与者による「受け流し」
増田将伸
グループの外の声を聞く
ー大学英語授業内グループワークの相互行為分析から
横森大輔
リスナーシップとラポール形成
ーまちづくりの話し合いのファシリテーターに着目して
村田和代
「聞き手」のふるまいから裁判員裁判の評議を考える
森本郁代
被疑者取調べにおいて「きく」(訊く/聞く)ということ
ー人称とモダリティに注目して
片岡邦好
第3部 社会・文化からの考察
男女の会話の共創
ーリスナーシップとアイデンティティ
難波彩子
Melting the ice
ー初対面会話における共鳴現象としての笑いの機能
井出里咲子、ケード・ブッシュネル
「愚痴」に対する共感表明
ー「愚痴」の語り方と聞き手の反応の観点から
釜田友里江
ポライトネス方略を伴う評価提示発話に対する
聞き手の「値踏み」行動を考える
ー「微妙」を中心に
首藤佐智子
終章 聞き手行動研究の可能性
植野貴志子
索引
執筆者紹介
累計10万部ベストセラー待望の文庫化!
43万人の人生を変えた「話し方教室」の実例満載!
人前に立つと、手足や唇がブルブル震えて、頭の中が真っ白に……。
そんな悪夢のような経験とも、この1冊でサヨナラできます!
コツは、「3分話す力」を身につけることーー。
それが、あらゆる話し方の土台となるからです。
本書では、説得力のある話の組み立て方から、聞き手を惹きつける切り出し方、
本番に強くなる自己暗示……などなど、「3分話す力」を身につける具体的な方法を
わかりやすく紹介します。
プレゼン、スピーチ、会議、説明……「ここ一番」に挑む人、必読の1冊!
言語の抽象的な記号体系と連続的に変化する音声信号との関係に焦点をあて、人間同士のコミュニケーションの根本問題を探究する。初学者に配慮しながら言語と音声の基本的な性質を丁寧に解説すると同時に、音素ではなくシラブルを発話の音声構成の最小単位とする著者独自の理論C/Dモデルを導入していく。
人と人のやりとりを、超高速度カメラのように、普段とは異なる独特の観察方法を使って厳密に分析する会話分析。待望の入門書刊行!
会話分析の研究では、人と人のやりとりを録音・録画し、当人たちの記憶にも残らないような細部をゆっくりと何度も観察する。すると、私たちがふだんの会話の中で一瞬一瞬ごとに「相手はなぜ今そう言ったのか」「私は次にどうしたらよいのか」などの問いに答えを出しながら、ある合理性を持ってふるまっているということが見えてくる。
長年の積み上げがある課題を追究するとき全体像をつかむには時間がかかる。本書ではレキシコン研究のホットな課題、最新の成果を著すと同時に各論文で展望も述べており、読者がそのテーマで研究を始める際の一助となるよう努めた。
第1章 分散形態論と日本語の他動性交替
大関洋平
第2章 コト節をとる難易述語とコントロールについて
王丹丹・竹沢幸一
第3章 「ない」イディオムと語彙化:
現象優先主義の試み
西山國雄
第4章 フレーム意味論とforce dynamics:
wipeに基づく結果構文の場合
岩田彩志
第5章 サイズ修飾の形態特性
渡辺明
第6章 補助動詞構文におけるV2の文法化:
脱範疇化と融合
岸本秀樹
第7章 上甑島瀬上方言における歯茎濁音系と歯茎鼻音系との対立:
娘言語の心的辞書に残る祖語の音素対立
黒木邦彦
第8章 名古屋方言疑問文の音調とピッチ変更
田中真一
第9章 分散形態論による日本語オノマトペの分析
漆原朗子
好評のシリーズ第4巻。前半は文法を、後半では発話現象を取り扱う。Be動詞の過剰生成/英語非対格動詞の過剰受動化/日本語の主節現象/中国人日本語学習者の転移/日本留学前後の話す力/L2英語とL3ドイツ語/L3スペイン語
第1章
Be動詞の過剰生成と時制の獲得
遊佐典昭・大滝宏一
第2章
日本語母語話者による英語非対格動詞の過剰受動化現象に関する考察
白畑知彦・近藤隆子・小川睦美・須田孝司・横田秀樹・大瀧綾乃
第3章
日本語の主節現象に関する第二言語習得研究
木津弥佳
第4章 目的語省略文にみる中国人日本語学習者のL1転移と逆行転移
ー省略の有無と有生性が転移にどのように影響するのかー
澤崎宏一・張イン
第5章 日本留学前後に見られる日本語を話す力の発達
ープロフィシェンシー(言語運用能力)と流暢性ー
岩崎典子
第6章 日本語母語話者によるL2英語とL3ドイツ語の音声習得
ー語末閉鎖子音の発音についてー
安田麗・上田功
第7章 第三言語における発音されない項の獲得
ー日本人スペイン語学習者のL3文法を例にー
宮本陽一・山田一美
「あの人の話はおもしろい」「あの人と話すと楽しい」と思われる話し方。頑張らなくても会話上手になれる幸せメソッド77。
基礎から合意形成まで。「日本語教育の参照枠」準拠。対象レベルB1-B2。
ことばの意味は文そのものに宿るのか?それとも文脈に抱かれた発話行為から産まれるのか?分析哲学界・言語哲学界を二分してきた大論争に終止符を打つ気迫の力作。
ワインバーグは40年以上にもわたりソフトウェア業界で活躍し、執筆した論文は400を超え、40冊以上の著作がある。本書では、初めて文章術を披露する。ことばや表現、ネタをどうやって集め、構成するのか?そうしたことをひとつずつ積み上げながら、壁を作り上げるように文章を組み立てる方法ー自然石構築法を、具体例や多数の挿話、うんちく話をまじえながら、いつもながらの楽しい語り口で説明する。本書では失敗談や執筆時の1日の過ごし方など、ワインバーグの知られざる一面も垣間見られる。40以上の演習問題で、文章を書くときに役立つ心構えも教える。
第1部 会話コミュニケーション分析の基礎
第1章 話し言葉から会話へ:順番交替
【A:理 論 編】
A-1 話し言葉と会話
A-2 順番交替
A-3 発話の後続部分に関する予測
【B:分 析 編】
B-1 実験方法
B-2 刺激文の分析:係り先未定文節数の変化と文節の種類
B-3 予測結果の全般的傾向
B-4 予測内容の分析
第2章 会話の見方:連鎖分析
【A:理 論 編】
A-1 連鎖分析
A-2 言語行為論と隣接ペア
A-3 挿入連鎖
A-4 誤解の修復
A-5 応答における選好性
【B:分 析 編】
B-1 言語の評価的次元
B-2 評価連鎖
B-3 遡及的連鎖
B-4 評価連鎖の事例
B-5 評価連鎖からの発展
第3章 話し手と聞き手の相互関係:基盤化
【A:理 論 編】
A-1 基 盤 化
A-2 コミュニケーションの階層性
A-3 対面コミュニケーションの特徴
A-4 日本語会話におけるあいづち
【B:分 析 編】
B-1 典型的なあいづちとしての継続子
B-2 感情表出系感動詞
B-3 ターン内位置とタイミング
B-4 聞き手反応を誘発するターンデザイン
B-5 あいづちの連鎖上の生起位置
第2部 理論的拡張
第4章 マルチモダリティ:発話と非言語行動の共起
【A:理 論 編】
A-1 ノンバーバルコミュニケーションからマルチモーダルインタラクションへ
A-2 会話における話し手と聞き手の視線
A-3 発話に共起する非言語行動の記述
【B:分 析 編】
B-1 ポスター会話の特徴
B-2 話し手の言語的単位を中心とした分析
B-3 話し手発話抜きの分析
第5章 多人数会話と参与構造
【A:理 論 編】
A-1 多人数会話とターン割り当て
A-2 聞き手の参与役割
A-3 視線によるアドレス
A-4 二者間バイアス
【B:分 析 編】
B-1 データの特徴
B-2 次話者決定に関わる言語的リソース
B-3 言語的リソースと共有知識
第3部 複雑な社会的・認知的環境への対処
第6章 成員カテゴリー:参与者の会話内での社会的属性 99
【A:理 論 編】
A-1 順番交替システムと隣接ペアの関係
A-2 成員カテゴリー化装置
A-3 成員カテゴリー化装置と会話:「何者として」
A-4 成員カテゴリー化装置と言語行為論:カテゴリー付随活動
A-5 成員カテゴリー化装置と参与役割
【B:分 析 編】
B-1 分析データ:起業コンサルティング
B-2 「応募者」-「助言者」というカテゴリー対
B-3 成員カテゴリー化装置の多重性
B-4 カテゴリーを支えるカテゴリー
第7章 関与配分:会話を取り巻く活動
【A:理 論 編】
A-1 日常生活環境に埋め込まれた会話
A-2 狭義/広義の相互行為
A-3 関与と関与配分
【B:分 析 編】
B-1 対象場面
B-2 事例1:被験者リスト確認
B-3 事例2:キャリブレーション順序
B-4 ま と め
論理的で聞きやすい、初対面でも印象に残る。成功を決めるひと言とは。
3人以上なら安心なのに、1対1のサシの局面になると、とたんに尻込みしてしまう人がいる。「会話が続かなかったら、どうしよう……」。もしかして、自分からおもしろい話を仕掛けないと間がもたないと勝手に思い込んでいませんか?▼大切なのは相手の話をうまく引き出すこと。質問しだいで、その人の意外な一面や知られざる魅力、思わぬ本音まで聞き出せる。しかも自分は1割も口を開かず、相手が気持ちよく自白する。▼「対談の名手」とも評される人気プロデューサーがはじめて公開、ラクしてトクする「省エネ質問術」。▼【内容】[心構え]相手に9割しゃべらせる/[つかみ]最初の2分で心のカギを開ける/[リラックス]気持ちよく話してもらう「お風呂理論」/[相づち]困ったときの「マジっすか?」/[ほめる]とにかく大げさがいい”ほめツッコミ”/[構成力]芋づる式に言葉を引き出し「物語」をつくる/[駆け引き]自白させてしまう「根回し力」
身ぶりが語る“異文化”の世界!世界の60か国から集めた約650の身ぶりをイラスト付きで解説。ジェスチャー研究の第一人者デズモンド・モリスによるユニークな辞典のハンディ新装版。異文化理解の必携書。
身近な日本語の意味から学ぶ入門テキスト
日本語表現の意味やその成り立ちを考えながら、それを補強する形で解説を展開する認知言語学・意味論の入門テキスト。最近の小説や雑誌や新聞を中心に用例をとり、身近な日本語の言葉の意味について考えながら意味論の考え方を身につけられるので、認知言語学の知識がない人でも取り組める。また、理論解説を後に回して、日本語の意味についての問題を提示して考えてもらう構成なので、とっつきやすく飽きずに読み進められる。
<目次>
はしがき
本書の表記について
第1章 導入:認知意味論の基本的な考え方
第2章 プロトタイプカテゴリー
第3章 同じ物事に対する異なる捉え方
第4章 焦点化の違いに基づく表現
第5章 視点の違いに基づく表現
第6章 主体化
第7章 時間の捉え方
第8章 百科事典的意味(1):百科事典的意味とは/指示対象の特徴
第9章 百科事典的意味(2):指示対象に対する他者の関与
第10章 百科事典的意味(3):フレームに基づく類義語の意味の違い
第11章 百科事典的意味(4):典型例
第12章 百科事典的意味(5):顕著例・理想例
第13章 百科事典的意味(6):ステレオタイプ (1)
第14章 百科事典的意味(7):ステレオタイプ (2)
第15章 メタファー
第16章 メトニミー
第17章 シネクドキー
第18章 比喩に基づく婉曲表現の仕組み
第19章 多義語(1):多義語とはーー多義語の多様性ーー
第20章 多義語(2):典型的な多義語
第21章 多義語(3):単義語寄りの多義語
第22章 多義語(4):同音異義語寄りの多義語
第23章 多義語(5):多義語のプロトタイプ的意味(1)
第24章 多義語(6):多義語のプロトタイプ的意味(2)
第25章 多義語(7):メトニミーおよびフレームに基づく多義語
第26章 多義語(8):多義構造ーー統合モデルーー
第27章 もじりの認知意味論(1)
第28章 もじりの認知意味論(2)
あとがき
索引