本書は、プラスチックを種々の側面からとらえ、できるだけ多くの新しいニュースを提供し、プラスチックに関係する広い分野が、どのように開発され続けているかという姿をご紹介するものである。すなわち本書の企図するところは、ニュースの集積と整理とによる個々のプラスチックの解説・イメージ化である。高分子科学的背景の記述はできるだけ要領よく簡潔にした。
本書は、大学専門課程(3、4年生)の理工学系学生程度の学力を念頭において書かれたものである。一般に、教室での講義の内容を理解するためには、問題の演習を行うことが、おおいに助けとなる。しかし、大学の講義では、必ずしも、そのような時間が十分保証されているわけではない。このような演習の不足を補うことを目的として書かれたのが本書である。
Cをフレンドリーに使いこなす!Cの標準関数を使って作成したオリジナルな関数群を用意し、これらをマインドがわりに使用することにより容易にC言語を使いこなせるように工夫した。C言語の有限要素法のプログラミングへの応用を段階をおってわかりやすく解説。
本書は無機材料工学科の3年次の学生実験「セラミツク実験第一」および「同第二」のテキストで、従来プリントで配布していたのを正式な印刷物としたものである。
現在では地熱はまだ十分には社会的ニーズに技術的に応えていないが、この問題点を解決する基礎はすでに打ち立てられている。それら日本の地熱開発の可能性、問題点に対し、本書は単に基礎的な学問、技術のみならず社会的な面からも言及している。
本書は熱や物質の伝達で最も問題となる熱と流れ現象を「パソコンによる数値実験で体験する」ことをテーマにしています。特に機械系分野で問題となる内部流れを中心に、境界条件の設定や境界条件モデルなど数値計算を行う上で最も重要な概念・手法について実践的に解説しています。本書にはN88BASICで書かれアスキーセーブされた計算プログラムが付属していますので、今すぐ“数値実験”を体験することができます。
科学的なものの観方の本質を問う。科学に危機の原因は要素還元主義にあるとする「ポストモダーン」の批判に、第一線の物理学者が真向から答える。古典物理学の成立から、量子論と相対論の誕生、ゲージ統一理論にいたる物理学の発展を跡づけ、時間と空間、物質についての人間の認識は、主体の枠組に依存しない客観的なものへと近づいていく弁証法的な過程であることを、確実な筆致で浮き彫りにする。
「高温」技術を駆使することによってどのような未来の展望があるか、基礎知識と最近の先端技術の動向を解説。
開発が進む炭化珪素(SiC)の現状と将来に展望!大学・研究所と企業からの最新研究情報。
近年、SI単位への移行やメカトロニクスの発展など、設計製図の学習テーマについても新しい段階を迎えています。本シリーズは、このような時代背景の中で要求されるテキストの条件を研究して、基本的な課題からメカトロに至る重要テーマを、全7巻で構成し、SI単位・最新のJIS規格にもとづいて解説したものです。本書はその第2巻として、『ボイラ・熱交換器』について平易に解説しました。
「石橋を叩いて渡る」という諺があるが、叩いた時の音を聴くことで、石の内部の欠陥を知ることができる。同様に様々な物質中を伝搬する音波を測定することによって物質のミクロな状態や運動を知ることができる。これが音波物性といわれる研究分野である。また音波の振動数が非常に大きくなると、実は熱振動と同じものとなりそこでは量子力学的な性格をもつ粒子とみなされるようになる。これが本書のテーマ“フォノン”(音響量子)である。本書では、フォノンを中心に音波物性の話を、様々な応用と将来展望を交えてやさしく解説する。
本書の編集にあたっては学部の学生に対する機器分析化学の教科書を意識して、分析手段の主なものの原理と応用および演習問題を加えることによって、理解の程度を深めていただくことを意図した。本書はあくまでも化学をベースとした学生諸君の分析化学の教科書という立場をとっている。したがって機器分析といえども化学反応を常に念頭において考えてほしい。本書の題名もあえて「機器分析」でなく「機器分析化学」とした所以である。
植物の織りなす不思議な世界。化学の諸法則はもとより、構造力学、水力工学、熱力学等にも精進し、水陸空の輸送技術、情報伝達技術、高度な計時能力を駆使する素晴らしいエンジニアの世界を、比較写真をふんだんに盛りこんで紹介する。