めぐみ食堂に、“バチェラー”現る!?
激しい雷雨の中、めぐみ食堂にやって来たのは、イケメンで独身のIT実業家・藤原海斗。
四谷のしんみち通りで、おでん屋「めぐみ食堂」を営む恵は、年齢も職業も異なる四人の美女たちが、海斗を巡って恋の火花を散らす、その渦中に巻き込まれてしまうが……。
蟹面、白子とゆり根のシガール、たらこ豆腐、牛タンのおでん等、美味しい料理と元占い師の恵の言葉で、女性たちをそれぞれの幸せへと導く!?
累計10万部突破の人気シリーズ第4弾。
文庫書き下ろし。
桜野町にある桜風堂書店を託され、仲間たちとともに『四月の魚』をヒットに導いた月原一整。しかし地方の小さな書店だけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、などの困難を抱えることに。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから受けた意外な提案とは。そして桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡が巻き起こる。『桜風堂ものがたり』感動の続編。
ホテル・医療・介護・保育・冠婚葬祭・美容・飲食・小売り・旅行・不動産……日本のGDPの75%はサービス産業であり、接客・サービスを中心とした仕事が日本の経済を支えている。
しかし、その多くの職場では、現場のチームリーダーやマネージャーが、「バラバラで疲弊したチーム」に頭を悩ませているという。また、このコロナ禍の影響を受けている業種では、さらに状況は悪化している。
では、そんな現場を「みんなが輝くチーム」に変えるカギは何か?
接客・サービス業の現場リーダーに数多くの講演・研修を行っている著者は、それは「部下に対するホスピタリティ」だという。
ホスピタリティというと、お客様へのおもてなしや厚遇といったイメージがあり、「なぜ部下に?」と思うかもしれないが、社内の人間関係や職場環境が悪ければ、お客様に心からの笑顔やホスピタリティは提供されるはずもない。
本書では、お客様からもメンバーからも熱愛される「ホスピタリティチーム」の作り方を伝授する。
私はなぜウッドロー・ウィルソンを呪うのか? 自由主義・民主主義・国際主義による政治体制の変革を自国の使命と考える「ウィルソン主義」の提唱者ーー。学界の多数説が載る教科書は、第28代アメリカ大統領を「偉人」として記す。だが、平和の伝道師のごとく語られる人物の正体は、「大悪魔」であった。「神の恩寵のしるしが現われはじめた」弁論部員時代からメキシコ、ハイチなど弱い者いじめを重ねた大統領一期目、無理難題を突き付けてドイツ、イギリスをキレさせた第一次世界大戦。従来の国際秩序を全否定し、思うように世界を改変しようとした十四カ条の平和原則。全世界を不幸に陥れたパリ講和会議。自らを神と一体化させ、地球上に災いを呼んだ男の狂気が次々と明らかになる。日本と日本人の悪口は書くが、外国と外国人の否定的評価は「実証的ではない」として回避するわが国の政治外交史研究の「似非実証主義」に、倉山満氏が真正面から立ち向かう。
「株は科学です。勉強すれば儲かるようにできています」
コロナショックによる生活不安から、「投資」「株」に関するニーズが飛躍的に高まっている。だが、コロナ禍で先が読めない中、知識ゼロで株を始めるのはあまりにも危険だ。
著者・榊原正幸氏は、青山学院大学で会計学を教える現役大学教授。20年にわたり、大学での研究成果を生かした科学的な投資手法を追求し、自らも莫大な利益を上げている。
そんな著者がコロナ後の市況を踏まえ、投資初心者でも「なるべく安全」に「最低1億円」の資産を投資によって作る方法を説いていく。
その特徴は何と言っても、研究によって裏付けられていること。単なる経験ではなく「理論」なので、誰もが再現可能なのだ。
初心者向けに「そもそも資産運用とは」「株式投資の基本とは」から書き起こすとともに、具体的な投資戦略を銘柄の実名を挙げながら解説するなど、ベテランにもお勧めの一冊。
サステナブルビジネスとは何か。ユーグレナの創業社長である出雲充氏は、「それは儲かるのか」という判断基準だけでなく、「それは持続可能なのか」と問い、自らビジネスを進めていると述べます。
そして2025年には、「儲かるのか」を突き詰める金融資本主義から、「持続可能なのか」をまず考えるSustainability First(サステナビリティ・ファースト)へと、価値観が180度変わると主張します。
このような哲学で経営する出雲氏。第1部では、創業の原点であるバングラデシュでの自身の経験と、そこで出会ったムハマド・ユヌス氏や、ユヌス氏が先駆けて始め世界中に広まっている ソーシャルビジネスを紹介します。
第2部では、ユーグレナ社が現在取り組んでいるサステナビリティ・ファーストな事業を説明します。ユーグレナ社の考え方や実践事例などを紹介することで、これからサステナブルビジネスに取り組もうとする人たち、現在取り組んでいる人たちにヒントを提供するためです。
第3部では、「2000年以後に成人したミレニアル世代が時代の主役となることで、サステナブル社会へと大きく舵を切り、未来は明るい方向に向かって進む」という、著者・出雲氏の考えを表明しています。さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後、社会がどう変わるのか、についても私見を述べています。
持続可能な社会の実現に向けて、1人でも多くの人たちの価値観の転換を促し、明るい未来に向かって元気よく歩み始めるための一助となる書です。
『ラストで君は「まさか!」と言う』シリーズでおなじみのキャラクターが、学園ミステリー×短編小説になって登場! 待望の第2弾!
どんなに幸せな家族でも、遺産相続の問題では必ずもめる! 残された遺産を「誰が」「何を」「どれくらい」もらえるのか次第では、家族同士が骨肉の争いをすることもあります。
本書は、「波平にまさかの借金発覚! どうすればいい?」「義理の息子のマスオさんは、『相続人』になれる?」など、あの磯野家でシミュレーション解説したベストセラーを、約40年ぶりの法改正を踏まえて大幅加筆。相続の基礎知識から遺言書の書き方まで、円満な相続のコツを解説します。
「波平の遺産はどうなるのか、サザエやカツオ、はたまたタマにいたるまで、磯野家の登場人物が遺産相続とどのように関わっていくのか、数多くの事例を紹介しつつ相続問題を解説していきます。『遺留分』『代襲相続』『特別受益』など、専門用語をはじめて耳にする方でも、登場人物の姿を思い浮かべることで、格段に理解しやすくなるはずです」(本書「はじめに」より)
『磯野家の相続』を改題し再編集。
「すべての道はローマに通ず」などの名言を残した、17 世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌ。彼が『イソップ童話』をベースに書いた『寓話』は、フランス人的な叡智と毒が詰まった人生訓であり、マキャヴェリの『君主論』を超えるほど冷徹なものだ。
本書は、その醍醐味を、政治の話や著者の体験談などを織り交ぜながら、鋭い観察眼を通して解き明かす。
◎無知な友より、賢明な敵のほうがまし◎小さな親切は、大きなお世話である◎ペテン師をペテンにかけるほど楽しいことはない◎遠くから見ればたいした人物だが、近くから見るとろくでもない◎見かけで判断するのはよくないが、判断は見かけでしかできない……。
生きる知恵、フランス人的'賢さ'が身につく一冊。
文庫化にあたり、著者が現在の日本の政治や社会情勢について感じることを、〔後記〕として加筆。
ラ・フォンテーヌの『寓話』に趣を添えたグランヴィルの挿絵を、親本同様に多数掲載。
漢字を読むのは難しい。間違った読み方をすると、失礼になったり、恥をかいたりする。ではどうすればよいか。クイズ感覚で覚えてしまうのも有効!
本書は、「読めそうで読めない」漢字と、多くの人が「読めない」であろう漢字を、地名、歴史人物から業界用語、隠語、妖怪まで、幅広いジャンルから集め、それぞれ初級・中級・上級・難読に区分して、クイズ形式で出題。読み方の解答だけでなく、言葉の意味も簡潔に掲載している。クイズの後の解説欄では、出題した漢字の中からいくつかを選んで、面白い話題や字源・語源などを説明している。
◎食べ物=鯣、黄粉、卓袱料理 ◎歴史人物=山本五十六、森有礼、大石主税 ◎風俗・習慣=注連縄、鯉幟、杜氏 ◎日本の地名=臼杵、胆沢、大歩危……
巻末には、「親本」にはない文庫版だけの特別掲載として、「もう一度チャレンジ! 漢字おさらいクイズ」がある。
話のネタにもなり、人生を豊かにする一冊!
門倉多仁亜さん、柳沢小実さん、美湖さん、金子由紀子さん、辰巳渚さん、小松易さん、石阪京子さん、ダスキンさんといった、いわば「暮らしの達人」たちの「片づけ術」を集めた、いいとこ取りでおトクな一冊! 誰にでもできる「ちょっとしたコツ」、性格や生活スタイル別の片づけ方法、「1カ所片づけ」や「3日間片づけ」などなど、最新の「片づけの極意」を一挙にご紹介。これなら、あなたにぴったり合った片づけ方法が、きっと見つかるはず。この本でご紹介している「片づけ術」に共通する特徴は、モノを捨てられない人、普段片づけ慣れていない人でも、今すぐに難なく、楽しみながら実践できるという点。見るだけで憂鬱になりそうな散らかった部屋、洋服や衣装ケースであふれかえったクローゼット、友だちを招待することもできないリビング……そんな生活とは、今日でさようなら。ステキな暮らしと幸せが、あなたのもとに訪れますように!
広々とした部屋だったのに、いつの間にかモノがあふれている。あれほど欲しくて買ったのに、もう何カ月も使っていないモノでいっぱい。捨てないことには片づかないとわかっているけど、捨てられない……。そんな悩みを抱えた人のために、今日から始められる「持ちすぎない」生活を送るためのコツを、達人たちに聞いてみました。たとえばーー
●石阪京子さん「キッチン片づけ革命」
●ひぐまあさこさん「すっきりシンプルに暮らすコツ」
●酒巻洋子さん「パリジェンヌたちの美的片づけスタイル」
●本多弘美さん「“やめてみる”で朝家事がラクに!」などなど。
空間の広がり、心の落ち着き、そして、家族の語らいの温かさーー。さあ、今日から始めましょう。「持ちすぎない暮らし」。
新型コロナウイルス・新型インフルエンザ・未知のウイルスから命を守る方法はこれだ!
著者累計230万部突破!
『薬に頼らず血圧を下げる方法』の著者・加藤雅俊が新たに提唱する、「鉄壁の免疫力」を身につける「新しい生活様式」--それが肺ストレッチ!
ウイルス感染症が重篤化して命を脅かされるケースが急増しています。
新種の病原体、未知のウイルスが出現するたびにワクチンの完成を待っていては、命がいくつあっても足りません。
薬に頼らず自分で命を守る方法ーーそれは、自らに生来備わっている「免疫力」を呼び覚まし、ぐんぐん向上させることです。
肺ストレッチは朝と夜に1分間行なうだけ。
それだけで肺機能強化のほか、全身の筋肉とリンパの流れも活性化するので、眠っていたあなたの免疫力が目を覚まし、ウイルスや肺炎に負けない体づくりが可能となります!
ウイルス感染症や肺炎で死にたくなければ、朝・夜1分の肺ストレッチで「鉄壁の免疫力」を身につけましょう!
神武東征、ヤマト建国、邪馬台国、巨大古墳築造……なぜ、この場所だったのか?
伊豆諸島の黒曜石がシベリアで、沖縄の貝が北海道で発見されるなど、古代日本では想像以上に東西南北の交易が盛んだった。琵琶湖、瀬戸内海、筑後川などが当時の高速道路のような存在だったのだ。
本書は、こうした地形の特性から古代史を再検証する1冊。
なぜ、纏向(まきむく)遺跡は奈良盆地に、巨大古墳は河内につくられたのか?
これらの謎の答えは、地形に隠されている。
(項目例)
●世界的に見て突出して豊かだった“縄文東日本”
●蘇我氏と物部氏と東国の深い関係
●なぜ「ヤマト」に都が置かれたのか
●覆りつつある文化伝播の常識
●関門海峡は日本全体を揺るがしうる重要ポイント
●地形から見えてきたヤマト建国の歴史
●邪馬台国はどこにあったのか
●神奈川県に巨大前方後円墳が造営されなかった理由
日本列島の地形が歴史をつくった!
『地形で読み解く古代史』を改題。
無理をしない。囚(とら)われない。
稀代の天才棋士が実践する閃(ひらめ)きの鍛錬とは?
史上初の七冠独占、永世七冠達成、国民栄誉賞受賞など、数々の偉業を成し遂げた天才棋士、羽生善治。その強さのカギは、「直感力」にあった!
「もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるものが直感」「余白がなければ、直感は生まれない」など、緩急のバランスが直感を磨くコツだと著者はいう。
50歳を越えてさらに進化する不世出の棋士の真髄に迫る!
直感は、ほんの一瞬、一秒にも満たないような短い時間の中での取捨選択だとしても、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明することができるものだ。適当、やみくもに選んだものではなく、やはり自分自身が今まで築いてきたものの中から生まれてくるものだ。
(本文より)
根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、隻眼の盗賊「鯰の甚右衛門」が姿を現す。牢屋敷を出た甚右衛門は蘭方医になりすまし、再び仕事を始めるために必要な相棒を探していた。
狙いは、長屋を“仕切る”猫サバの飼い主で、もとは独り働きの盗人だった画描きの拾楽だ。
ところが、悪の道に引き戻されそうになっている主を横目で見つつも、サバは動かない。拾楽の運命は?
そんな折、歌舞伎役者の卵が長屋に転がり込み、涼太の部屋には座敷童まで現れる。長屋の面々をも巻き込んだ怪事件に拾楽、そしてサバの大将はーー。
猫好きの心に火をつけ、累計36万部越えの人気シリーズ最新巻。江戸を舞台にした謎解き&人情ばなし第九弾。文庫書き下ろし。
生物の定義である細胞を持たず、自己増殖もしない。一方で、DNA(RNA)をもち、生物の中心原理であるセントラルドグマを利用して増える。ウイルスとは何者なのか? その姿と増え方などの特徴、病原体として感染症を引き起こすしくみ、注目されつつある生物進化とのかかわりをわかりやすく解説。
[第1章]ウイルスは何者なのか?……ウイルスは生物?/ウイルスは何でできている?/ウイルスと細菌のちがい/ウイルスの種類/ウイルスはどうやって増える?/ウイルスとセントラルドグマ 他 [第2章]ウイルスと感染症……感染症とは/感染症を引き起こすウイルス/どう感染するのか?/ウイルスが病気を引き起こすしくみ/天然痘ウイルスとのたたかい/インフルエンザの大流行/コロナウイルス感染症の大流行 他 [第3章]ウイルスと生物進化……ウイルスはどのように誕生した?/巨大ウイルスの発見/ほ乳類の進化とウイルス/ウイルスが生物を進化させた?
ひなこはゆううつでした。学習はっぴょう会で「三まいのおふだ」の劇をするのですが、ひなこは、せりふの多い「がりんば」という役になってしまったのです。
ひなこは、目立たない「川の水」の役が第一希望でした。ところが、同じクラスのゆみちゃんが、「ほかの役、できない」と言うので、ひなこは川の水の役をゆずってあげたのです。ところが、ひなこはじゃんけんに負け続けて、やまんば三姉妹のひとり、「がりんば」の役になってしまいました。
練習が始まると、ひなこは大きな声が出せず、先生に怒られてしまいます。そして、やまんば三姉妹の決めポーズの時も、もじもじして上手くできません。すると、やまんば三姉妹の役の二人から、「ほかの役にしてもらえば」と言われてしまいました。
ひなこは、先生に役を変えてもらおうと決心します。ところが、友だちのげんちゃんは、やりたい役ではなかった「べんじょの柱」の役を頑張っていると知って……。