適材適所の起用と言葉の力で幾多の選手を再生・開花させ、「野村再生工場」と呼ばれた智将による決定版リーダー論。豊富なエピソードとともに自ら体得した教訓を語る。
(エピソードの一例)プロ4年目の山本樹(ヤクルト)は150キロ級のストレートを投げ込むが、ハートが弱くいまだ未勝利。私は、気持ちが楽になるような言い方で諭した。
「打たれてもお前の責任じゃない。使っているオレが悪いんだ」「打者を見るな。捕手のミットだけをめがけて投げろ」「3年間、同じことを繰り返してきた。もう無理しなくていい。ただ、可愛い子供たちに、いっぺん一軍で勝つ姿を見せてやれや」
山本は腹をくくった。「自分が耐えられないプレッシャーを、自分自身に与えるのはよそう。ずっと二軍でも構わない」。そして、完封という最高の形で初勝利を挙げた。
(内容例)指導者の「5条件と5タイプ」/部下が雑な気持ちになるのを防ぐ/無視、賞賛、非難/選手の性格を見極める/リーダーがプレーヤーに戻るとき
ツイッターで17万いいね!を獲得した、子育て絵日記で大人気のむぴーさん。
その原点となる、育児マンガが初の書籍化。
出産直後の入院生活は待望の赤ちゃんが生まれて幸せいっぱい!と思いきや、
思うような母親になれず、理想と現実のギャップに打ちのめされ、
涙することも多かったと、むぴーさんはいいます。
けれど、そんなこと誰にも言えずに、
不安と悩みは、どんどん心の奥に溜まっていくばかり。
本書はそんな、初めての出産・育児に戸惑う出産直後の新米ママに焦点をあて、
web連載で多くの母親の共感を呼んだマンガ「母、はじまりの7日間」を、
書籍用にリニューアル。
さらに、父親視点の子育てや、退院してからの生活を描いた家族編、コラムなど、
50p以上を新たに描き下ろし。
大丈夫。そう思っているのは、あなただけじゃないよ。弱音を吐いてもいいんだよ。
これから出産する人、
かつて、そんな日々を通り過ぎてきた人、
今現在、眠れない夜を過ごしている人、
すべての新米ママ・パパにそっと寄り添ってくれる物語です。
日本人の自己肯定感は、世界に比べて低いと言われて久しい。著者はその原因を、他人の目を気にしたり、誰からも嫌われないように努力したりすることに「心が疲労しているから」だと言います。その疲労を減らせば自己肯定感は上がる!?本書は、「『隣の人』より『なりたい人』を見よう」「言いわけを、短くしよう」など、中谷流・すぐに使える自己肯定感アップの方法を一挙公開!
隅田川で見つかった死体は、韓国の麻薬王・インチェルだった。彼の組織に兄を殺されたエリート女刑事・ジヒョンは、インチェルの日本での目的を解明すべく、七日間の期限付で訪日する。一方、警視庁の新人刑事・陽平は、韓国側に日本の捜査の邪魔をさせるなとの、上層部からの“特命”を受け、空港で彼女を出迎えた。初対面から衝突する二人だったが、事件の背後に潜む陰謀に気づき…。
「御前」と呼ばれる使い古された“筆”が、ある文字書きとの半生を語る「ぞっこん」(朝井まかて)、急死した父の口入屋を継いだ男が、歳を取らない者たちの存在に気付く「蜆塚」(宮部みゆき)、半年前に亡くなった夫が白猫になって妻のもとに戻ってきた真相が判明する「風来屋の猫」(小松エメル)など、もの悲しくも背筋が凍る短編時代小説六作を収録。いま大人気の女性時代作家による豪華アンソロジー。
笑いと涙の大人気時代小説シリーズ、累計108万部突破!
松吉の義姉、お律が「おけら長屋」にやってきた。
二十両を奪われたという若者を助けたお律は、虎の子の大金を貸してしまうが……「まつあね」。
長屋の住人が娘のように思っているお糸の出産がいよいよ近づき、みな落ち着かない。
辰次や金太らは安産祈願として、大吉のおみくじをお糸に贈ろうとするが、思いがけないことが起こり……「おみくじ」など、傑作四篇を収録。
文庫書き下ろし。
常識、前例、人の目、見栄……、「こだわり」に囚われていませんか? もっと大らかに、自由に生きましょう。
◎「拘る」のは感情であり、理性ではない。◎「拘らない」なら、その場で考えるしかない。◎新しい思いつきにブレーキをかけない。◎拘らなければ、他者を許容することができる。◎優しさとは、拘らないことである。──など、著者の自由な筆致が冴える。
「今考えていることが、正しいのかどうかなんて、全然わからない。保証はできない。若いときには、僕は拘り屋だった。それが、三十代後半から、拘るのを意識してやめることにした。そのおかげで、とても沢山のものが得られて、人生は好転した、と思っている。だから、拘らなくて良かったな、と思うようになったのは、つい最近十年ほどのことだ。」(本文より)
座右の銘を「なにものにも拘らない」と決めてから20年以上経つ、人気小説家・工学博士の珠玉の名作。人生を好転させるヒントが満載。
英会話が大の苦手なのに、孫正義氏の秘書に任命された元ソフトバンク社長室長。英語の会議で固まる自分に注がれた孫社長の視線…クビ回避のため自分に設けた期間は1年間。本書では、そんな中で編み出した究極の勉強法を完全公開。「仕事で必要な英語だけ勉強する」「教材は一つに絞る」などの学習戦略に加え、やる気維持、教材・スクール選びのコツも紹介します。ベストセラー、待望の文庫化。
人気シリーズ第13弾! 3分後に衝撃のラスト!
たくさん友だちがいる人も、たったひとりの友だちを大切にしている人も。
読むと友だちに話したくなる25のストーリー。
【本書の特徴】
★3分間ショートストーリー×25話! 朝読にもぴったり!
★幼なじみ、新しくできた友だち、異性の友だち、人間じゃない友だち……いろいろな友だちの形をたっぷり収録。
★ラストには「まさか!」のエンディングをお約束!
【目次】
プロローグ/ナヌたいち/小さいべとべとさん/芸は身を助ける?/のっとり闇トーク/マッチング/大黒天の落とし物/妖精の願い事/男女の友情ってありですか?/秘密のタオル/ひとりが好き/友だち100人プロジェクト/脱出ポッドはひとつだけ/メモリーハウス/化け猫にゃー/再会/友好国/コンちゃんとカッちゃん/生涯現役/十年目の壺/友情玉/ハンター/内緒の「親友」/タイムカプセル/友だちレンタル
人気シリーズ第12弾! 誰にも予想できない3分間!
ふわりとあたたかい「春」のお話をあなたに。
【本書の特徴】
★3分間ショートストーリー×25話! 朝読にもぴったり!
★雛祭り、ホワイトデー、エイプリルフール、始業式……春ならではのお話を収録。
★ラストには「まさか!」のエンディングをお約束!
【目次】
プロローグ/春のともだち/サバイバー/友だちレンタルサービス/マスクの笑顔/フィットネスクラブ/アオハル・ガム/花の下の宝物/菜の花の国のアリス/いきなり番長/四月はじまり/恋する味方の集会所/がんばった結果/ラッキースター/家で娘と秘密の果実/片割れ雛/季節のおたより/キミの名は……?/お母さんの日/甘いツメ/春のいたずら/お父さんは几帳面/卒業式の前日/春屋の息子/きみがこぼした花
仕事に就かず、外出もせず、時に何年も自分の部屋に閉じこもったまま過ごす「ひきこもり」の数は、年齢を問わず全国で増加している。精神科医として現場で「ひきこもり」の治療に携わってきた著者は、いわゆる正論やお説教では決してこの問題を解決することはできない、という。「ひきこもり」を単なる「個人の病理」でなく、個人・家族・社会という3つのシステムの関わりの障害による「システムの病理」とする捉え方から、正しい知識と対処の仕方を解説。
ベストセラー『社会的ひきこもり』に加筆修正した待望の復刊。
数多くのビジネスパーソンのなかで、フォロワーシップをしっかりと発揮できている人は、ごくわずか。だからこそ、そのわずかな人が「上司からの信頼を勝ち得て、チャンスが集中する」という法則が世の中にはある。理想のキャリアを手に入れるために不可欠となる、フォロワーシップの高め方と具体的な実践手法を紹介。
世界のVIPが大絶賛!! ジム・ロジャーズ氏、チャン・キム氏、竹中平蔵氏、中野信子氏が絶賛する「コミュ力」の基本! 成果が一気に変わる、究極のアウトプット術とは?
執筆記事累計1億PV超え、著作累計6か国60万部。ベストセラー『最強の働き方』『一流の育て方』著者であり、"グローバルエリート"ことムーギー・キム氏が完全に書き下ろした、「コミュ力」の教科書が本書である。
もともとは文章下手・口下手・会話下手だった著者が、世界中のプロフェッショナル・ファームで学び、失敗を重ねて体得した、誰にでも簡単に真似できる「世界最高水準のコミュ力の基本」とは?
本書の「文章」「プレゼン」「会話」「質問」「情報収集」の5つの章を読めば、努力を成果に直結させる、「究極のコミュ力」の基本を楽しく体得できる!
漠然と「ドラえもんをつくりたい」と夢見ていた著者。小学生のころからロボットをつくり始めて大学在学中から本格的に研究を行い、
「みんなとドラえもんをつくる」ことを決意する。単なるロボットとしてではなく、人とのかかわりや人間がもつ感情や心に注目。
「人間」を徹底的に研究し、最新のAIやHAIをもとに、本気で「ミニドラ」づくりに取り組む。
各分野のエキスパートや仲間の力を借りて、誰にも相手にされなかった夢を一歩ずつ現実に近づけていく。
序 章 人を幸せにする心をもった存在
第1章 現在のAIはどこまでできるのか?
第2章 ドラえもんはこうしてつくる
第3章 ミニドラのようなロボットを、みんなで育てる
第4章 仲間とつくるドラえもん
第5章 HAIのテクノロジーが日本から世界へ
「哲学界のロックスター」と称され、世界中から注目を集めているドイツの哲学者、マルクス・ガブリエル。彼が提唱する「新しい実在論」は、何が真実なのか分からなくなった「ポスト・トゥルース」の時代において、「真実だけが存在する」ことを示す、画期的な論考とされる。本書は、気鋭の哲学者が日本の読者のために語り下ろした、スリリングな対話と提言を収録。今世界に起こりつつある「5つの危機」を取り上げ、「新しい実在論は世界をどう見ているのか」を様々な観点から描き出す。哲学的視点から世界の現在と未来を見通す、知的興奮に溢れる1冊。
置かれた環境、条件をどう受け止め、自分がどうありたいかを決める自由が、あなたにはある。すなわち、幸せかどうかは自由人であるあなた次第。考え方、気持ち一つで、つらいことやつまらないことを、価値あることに変えることもできるのだ。こだわりや悲しみから心を自由にする生きる指針、人生のヒントを、身近な具体例と深い人生経験から導かれたメッセージでわかりやすく伝える一冊。
長屋で一番いばっている猫のサバが、あやかし退治!?
「鯖猫長屋」の家主で、饅頭屋を営むお智の様子がおかしいことを聞きつけた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。
ところが、不気味な白い鴉が現れて、それを見たサバは逃げ出してしまう。“江戸で最強の猫”を怖れさせた白い鴉の正体とは。
一方、「二キのご隠居」の世話をしている少年・太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが明らかになる。太市は事件に巻き込まれたのか、それともーー。
ぼんくら猫になってしまったサバは、白い鴉に再び立ち向かうことができるのか。「鯖猫長屋」に忍び寄る魔の手に、拾楽と長屋の面々は?
根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」第八弾。
文庫書き下ろし。
一流の人は、お坊さんの本を読んでいるー。本書では、皇室をはじめ、VIP特別機の搭乗回数が過去最多の伝説のCAが、一流の人の気配り、身だしなみ、思考法などに垣間見えた小さな習慣を紹介。「相手の期待値のちょっと上を目指す」など、誰でも簡単にできるのに、「さすが違う!」と思わせる習慣の数々を、こっそりお教えします。
地球環境問題、テロや地域紛争、反社会的な事件、経済危機、企業破綻……。東西冷戦が終わり、「希望の二一世紀」を迎えるはずだった世界と日本は、期待に反して、いくつもの大きなトラブルに見舞われました。
そのような状況において、地球全体、あるいは国家として企業としてどう対処すべきか。また一人ひとりの考え方や行動をどのように変化させ、問題解決を図っていくか。人類の叡智が問われるようになります。
そこで1990年代半ばから2000年代にかけて、日本を代表する経営者である京セラ名誉会長の稲盛和夫氏と、当代随一の知識人である哲学者の梅原猛氏(2019年1月逝去)に、現代文明の在り方について、継続的に対論を行って頂きました。そこから問題解決へのヒントを、深くわかりやすく、日本人に提案して参りました。
本書は、お二人の叡智の結晶である3冊の対論書籍、『哲学への回帰』(1995年9月発刊)、『新しい哲学を語る』(2003年1月発刊)、『人類を救う哲学』(2009年1月発刊)を集大成したものです。各書籍は発刊後、それぞれの時代、社会にインパクトを与え、多くの読者の支持を得た名著になります。
ただ残念ながら、3冊の書籍で訴えてきた「地球環境問題の解決」「倫理観の高い資本主義の創造」「“働く意義”の再構築」「一神教的世界観から多神教的世界観への転換」「日本人の道徳心の復興」などの諸問題は、いまだ解決に至っておりません。
そしていまこの時においても、人類社会には地球規模での大きな変化が日々発生し、解決すべき問題が山積して、われわれのもとに押し寄せてきています。
そこであらためて、迷走する現代社会に対して、はっきりとした道筋を提示することが重要であろうと考え、『完本・哲学への回帰』の発刊を進めました。“希望と幸福に満ちた”世界、日本の再構築に向け、読者の皆様には、ぜひ再びお二人の叡智からヒントを得て頂ければ幸いです。
ぼくはベンジャミン。りっぱなライオンになるためにがんばるブヒ。みためはブタだけど…。4〜5歳から。