本書は、生と死をめぐるこころの問題について、世界6ヵ国の第一線の臨床家及び研究者が参加して行われた国際シンポジウムをもとに編まれた。ターミナルケアア・自殺予防・尊厳死の3項目をめぐって議論が展開し、ホスピスやエイズに関する心理的ケア、老人や子供の自殺への適切な対策、海外における治療戦略など精神医学的視点からの積極的な意見が述べられている。とくに現在センセーショナルに取り上げられる尊厳死については、安楽死が認められたオランダの事情、またナチスの悲劇をふまえたドイツの人の論考が収められ、日本も本格的な死をめぐる議論を起こす時期にきていることがあらためて認識させられよう。死にゆく過程を否認することなく正面から取り上げ、生の尊厳を見つめ直すための果敢な試みである。
阪神大震災、オウム事件、55年体制崩壊など激動の4年間。フジテレビ記者が取材日記をもとに綴る、報道を報道するルポ。
本書はテレビアニメ『きこちゃんすまいる』の最後に、1問ずつ出される“きこちゃん天才クイズ”のコーナーを、1冊の本にしたものである。
最新科学に隠された戦慄の事実。科学の進歩の名の下に、密かに遂行される驚異のプロジェクトの数々-生命のコントロール、極秘基地エリア51の謎、電離層の軍事利用、超能力開発プログラムなど、世界をも震撼させる極秘プロジェクトの全貌を暴く。
四人のホストが、最先端をいく科学者を前にあるときはユーモラスに、あるときはシリアスに、その謎に迫る。読む人の心をたかぶらせる熱気に満ちた科学の対話。
本書は、122名のDJにインタビュー取材を行ない、それぞれの経験から創り上げたDJの世界をDJ自身の言葉と感性により文章で紹介した。
RNAワールドの生き残り、ウイルスから見た生命の世界。がんもO-157もウイルスが原因だった。
太古の文明の指導者となり、世界を支配することを目指してほかの文明と戦っていくAge of Empires。少なくとも参戦するには最低限知っておかなければならない戦術や知識があり、知らずに参加すると味方チームの足を引っ張ってしまうだけだ。本書ではそれらをフォローするほか、Expansionで追加されたキャンペーンシナリオの攻略を扱っている。
本書(第2版)は、薬害AIDSについての記述を大幅に書き改めるとともに、HIV感染症の治療についても現在の状況にあったかたちに書き改めました。本書がHIV感染症とHIV感染症により明らかになった社会のさまざまな問題を学ぶ上での入門書として読んでいただければこれに勝る喜びはありません。
人口爆発、環境汚染、エイズを含めた感染症の問題などは、人類の生存や未来を脅かす地球的規模の課題である。これらに対して我々は、さまざまな分野の研究成果を応用しながら立ち向かっていかなくてはならない。そうした時、中心的役割を担う学問分野の一つが国際保健学である。本書は、学際的かつ応用的側面を併せもつ国際保健学の初歩を、歴史的背景にもふれながらわかりやすく解説しようと試みた入門書。