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ジェンダー の検索結果 標準 順 約 2000 件中 1401 から 1420 件目(100 頁中 71 頁目) RSS

  • 現代社会学理論研究 第14号
    • 日本社会学理論学会編集委員会
    • 日本社会学理論学会
    • ¥2095
    • 2020年05月25日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
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  • 日本社会学理論学会の機関誌。第14号。
    「差異と共生」というテーマをめぐって多様な視点からアプローチを試みる。
    特集序文 
    ポスト多文化主義時代における差異と共生
    イスラーム、シティズンシップ、ジェンダー
    岡崎宏樹

    イスラームを人間化する
    多文化主義社会イギリスにおけるムスリム女性とヒジャブ
    安達智史

    「ポスト多文化主義時代」とフランスのマイノリティ
    セクシュアル・デモクラシー、「ノン・ミクシテ」と カラー・ブレイヴな普遍主義
    森千香子

    リベラル多文化主義と先住民の再起
    「理論」の独白から思想の対話へ
    鈴木赳生

    【論 文】
    「社会的なもの」としての再生産労働
    介護保険制度を中心に
    兪羅珠

    フェミニズムの主体と権利
    中絶をめぐる女性の自己決定権の再考
    松浦由美子

    見田宗介の社会学理論における近代価値空間の反転と裂開
    70年代の理論構想の意義
    徳宮俊貴

    ホーリズムとしての知識社会学
    知識社会学の根本問題の解決に向けて
    小田和正

    【書 評】
    対立を乗り越えるための社会理論
    馬渡玲欧
    (書評対象書:井口暁著『ポスト3・11のリスク社会学̶原発事故と
    放射線リスクはどのように語られたのか』)

    〈他者〉の変奏̶インヴェンションとシンフォニア
    油井清光
    (書評対象書:奥村隆著『反転と残余̶〈社会の他者〉としての 社会学者』)

    〈消費社会論〉というジレンマ
    石川洋行
    (書評対象書:間々田孝夫著『21世紀の消費̶無謀、絶望、そして希望』)

    理論はいかにして自由な空間を切り拓くのか
    出口剛司
    (書評対象書:樫村愛子著『この社会で働くのはなぜ苦しいのか』)
  • 女性生涯看護学
    • 吉沢 豊予子
    • 真興交易医書出版部
    • ¥10450
    • 2004年10月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
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  • エチオピア農村社会の変容
    • 児玉由佳
    • 昭和堂
    • ¥6490
    • 2025年03月25日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 多民族国家エチオピアは若年層の都市流出や高齢化の進展の中たくましく人々が生きている。本書は女性個人の土地保有権を保証する特徴的な土地政策を考察し、1990年代から現在に至るまでの農村社会の変容と人々のエスノグラフィからアフリカ農村の来し方と行く末を考える。
    はじめに

    序章 農村に変化をもたらすものーー課題の設定


    第I部 エチオピア概観

    第1章 エチオピアの政治体制の変遷

    第2章 EPRDF政権期の経済・社会構造の変化

    第3章 調査地/調査方法について


    第2部 土地獲得のための戦略と限界

    第4章 EPRDF以前の土地制度の変遷

    第5章 土地再分配と女性の土地保有権

    第6章 土地管理制度の整備ーー国家による農村のとりこみ

    第7章 農村における土地制度の実践ーー土地不足のなかで創られる新しい慣習


    第3部 「町」の役割ーー受け皿と中継点

    第8章 「町」における経済活動

    第9章 「町」から変わる若い女性のライフコース

    終章 農村変容と若者の選択

    おわりに
  • 資本主義と性差別
    • 森田 成也
    • 青木書店
    • ¥2860
    • 1997年10月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • マルクス主義とフェミニズムの理論的統合をめざす。性差別を不断に生み出している日本型企業社会その克服の展望をさぐる気鋭の野心作。
  • 眼差しの詩学
    • 永盛明美
    • 英宝社
    • ¥3300
    • 2025年02月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 経済学者たちの女性論
    • 柳田芳伸/原伸子
    • 昭和堂
    • ¥7370
    • 2025年11月12日頃
    • 予約受付中
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 資本主義の成立と発展のなかで、過去の経済学者たちは女性や家族をどのように描いてきたのか。本書では、18世紀末から20世紀初頭の経済学者たちの思想をたどり、家事やケア労働の価値にも光をあてながら、これまで見過ごされてきたジェンダーの視点で経済思想を問い直す。
    序章 経済学者の女性論に見るジェンダー思想史
    ーー近代社会と「ジェンダー秩序」 柳田芳伸、原伸子


      第1部 産業革命期における女性解放の主導者たち

    第1章 商業社会と女性
    ーーヒュームからトンプソンまで 山尾忠弘

    第2章 イギリス産業革命期の結婚と女性
    ーーマルサスの所論 柳田芳伸

    第3章 ベンサムにおける性的快楽主義と女性
    ーー同性愛行為・宗教批判・結婚制度 板井広明

    第4章 J. S.ミルの『経済学原理』における女性
    ーー男女の平等から労働者の境遇改善へ 小沢佳史

    第5章 ハリエット・マーティノゥの経済学
    ーーヴィクトリア時代の異端派エコノミスト 船木恵子


      第2部 福祉国家黎明期におけるフェミニズム運動の展開

    第6章 ミリセント・フォーセットの賃金論
    ーー賃金基金説から同一労働同一賃金の提唱へ 松山直樹

    第7章 「性の貴族制」から条件付き競争へ
    ーーエッジワースにおける女性労働論の思想的変容 上宮智之

    第8章 母性手当から家族手当へ
    ーーエレノア・ラスボーンによる貧困調査とその解釈を中心に 赤木 誠

    第9章 「革新主義時代」のフェミニズムと家政学
    ーー無償労働の「発見」とジェンダー平等 原 伸子


      第3部 20世紀初頭の日本における女性平等思想

    第10章 河田嗣郎の家族崩壊論の特徴
    ーー高田保馬による批評を手がかりに 吉野浩司

    第11章 永井享の婦人論
    ーー社会が求める女性像をめぐって 杉田菜穂

    第12章 石橋湛山の消費論と女性
    ーー婦人経済会との関係を中心に 牧野邦昭
  • 講座社会学(14)
    • 東京大学出版会
    • ¥4180
    • 1999年03月10日頃
    • 取り寄せ
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    • 0.0(0)
  • 日本社会のアクチュアルな分析、人間的な価値、総合的な視野、21世紀のグローバル・スタンダードへ、社会形成へのオルタナティブな視角。
  • トラウマとの対話
    • 上田 勝久/筒井 亮太
    • 日本評論社
    • ¥4400
    • 2023年08月21日
    • 在庫あり
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  • 戦争、災害、夢、ジェンダーなど「トラウマ」をめぐる今日的なテーマについて、精神分析に軸足をおく臨床家の粋を尽くした一冊。
    序 文……藤山直樹

    第一部 精神分析とトラウマ

      第一章 フロイトの外傷概念の展開とその今日的意義に向けて……岡田暁宜

      第二章 フェレンツィとトラウマ……細澤 仁

      第三章 トラウマとビオンーー非表象領域の探究……松木邦裕

      第四章 ウィニコットと外傷……関真粧美

    第二部 人間存在とトラウマ

      第五章 「私」たちのトラウマと罪悪感についてーー「母殺し」から「巻き込まれ型原光景」へ……北山 修・荻本 快

      第六章 夢見ることができない、についてーートラウマをめぐる夢の試論……筒井亮太

      第七章 戦争とトラウマ……上田勝久

      第八章 芸術とトラウマーー三島由紀夫と虐待後遺症……祖父江典人

      第九章 災害とトラウマ……浜内彩乃

     第一〇章 ジェンダー論から見たトラウマーーヒステリー、ホモソーシャル、女性のエクリチュール……日野 映
  • 真宗女性教化雑誌の諸相
    • 中西 直樹
    • 法藏館
    • ¥6600
    • 2022年01月14日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 戦前期の女性教化とその関係雑誌について、真宗を事例にその実態に迫った論考6篇と、当時を代表する真宗系仏教婦人雑誌である『婦人雑誌』の総目次を収録。

    20世紀初頭に真宗本願寺派が他宗に先駆けて取り組みながらも、これまで論じられてこなかった女性教化者(教誨師・教士・僧侶)養成・登用事業の実態と女性教化者自身の意識の変化、同派の仏教婦人会中心に開始された女子大学創立事業がやがて教団関係者へとその主導権が移行していくさまや、戦前期に多数発行されていた真宗系仏教婦人雑誌の創刊から廃刊までの経緯と背景などを展望する。

    【主な内容】
    第一部 論文
     第一章 女性教誨師の任用とその実情
     第二章 女性教化者「女教士」の任用と養成機関の変遷
     第三章 女性僧侶の登場とその背景
     第四章 本願寺派仏教婦人会「女子大学設立運動」再考
     第五章 近代真宗「女性教化雑誌」興亡史
     第六章 『婦人雑誌』と関連事業の展開

    第二部 雑誌総目次
     『婦人雑誌』(『婦人教会雑誌』改題)総目次
    はしがき

    第一部 論文
    第一章 女性教誨師の任用とその実情
     はじめに
     一 女教誨師登用をめぐる事情
     二 講習所設置と卒業生の動静
     三 第二回・第三回講習所の開設
     四 女教誨師の低迷
     おわりに

    第二章 女性教化者「女教士」の任用と養成機関の変遷
     はじめに
     一 教士制度の創設とその背景
     二 教士制度への批判
     三 教士の任用状況
     四 女教誨講習所と専修学院
     五 女教士養成のひろがり
     おわりに
     付録 教士・女教士名簿

    第三章 女性僧侶の登場とその背景
     はじめに
     一 第一次世界大戦後の女性論の動向
     二 女教士の活動と意識
     三 女教士・婦人会の活性化
     四 女性公民権の獲得運動
     五 本願寺派の女性公民権運動への対応
     六 女性僧侶創成に至る経緯
     おわりに

    第四章 本願寺派仏教婦人会「女子大学設立運動」再考
     はじめに
     一 大谷籌子の生涯と事蹟
     二 大谷籌子の女子大学設立理念
     三 二つの女子大学設立趣意書
     四 女子大学設立運動の実態
     五 設立運動の挫折とその後
     六 本願寺派による女子大学設立事情の継承
     七 女子大学設立不認可の事情
     おわりに

    第五章 近代真宗「女性教化雑誌」興亡史
     はじめに
     一 欧化全盛期創刊の雑誌
     二 日清戦争後創刊の雑誌
     三 全国婦人会の組織化と機関誌
     四 大正デモクラシー期創刊の雑誌
     おわりに

    第六章 『婦人雑誌』と関連事業の展開
     はじめに
     一 『婦人教会雑誌』の創刊
     二 『婦人雑誌』への改題
     三 連合婦人会の変遷
     四 雑誌の特色と関連事業
     五 廃刊に至った事情
     おわりに

    第二部 雑誌総目次
    『婦人雑誌』(『婦人教会雑誌』改題)総目次

    あとがき
  • 記憶と記録にみる女性たちと百年
    • 長沢 栄治/岡 真理/後藤 絵美
    • 明石書店
    • ¥2750
    • 2023年04月06日
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 世界が急速に変化を遂げる激動の20世紀、女性と社会のあるべき姿を模索して、人生を懸けた女たちがいた。公正な社会を求め格闘する彼女たちの百年の歩みと、装いに映し出される社会のありようから、中東・イスラーム地域と現代世界の歴史と現在を炙り出す。
    「イスラーム・ジェンダー・スタディーズ」シリーズ刊行にあたってーー5『記憶と記録にみる女性たちと百年』

     はじめに[岡真理]

    第1部 女性たちと百年

    第1章 家族計画とチュニジア初の女医[鷹木恵子]
     歴史のプリズム1 日本で最初の女性医師[鷹木恵子]
     歴史のプリズム2 近代トルコ女性の「リベルテ」を求めて[松尾有里子]
     歴史のプリズム3 個としての信念を貫いた女性[服部美奈]
    第2章 ジェンダー平等を求めてーー1920年代のレバノンにおける宗教改革運動[後藤絵美]
     歴史のプリズム4 革命後は忘れられた?フェミニスト[山崎和美]
    第3章 人々の痛みの根源を探るーーイラン・ソーシャルワーカーの母[藤元優子]
    第4章 自由と真の男女平等のために闘い続けた女性詩人[鈴木珠里]
    第5章 『若者の証言』をめぐる百年ーー「すべてをもつ」ことを夢みる女たち[松永典子]
     歴史のプリズム5 異教徒への伝道を夢みて[山口みどり]
     歴史のプリズム6 植民地主義・性差別と闘ったエジプトの女性教師[千代崎未央]
    第6章 農民運動女性指導者の愛と闘争の人生[長沢栄治]
    第7章 大学モスクの女性活動家の先駆者[野中葉]

    第2部 変身する女性と社会ーー装いに映るジェンダー

    装いとアイデンティティ
    第8章 イラク◇路上で抗議するムスリム女性たち[酒井啓子]
     現代のプリズム1 西サハラ◇メルフファと解放闘争[新郷啓子]
     現代のプリズム2 日本◇ネヴロス クルド人の装いと思い[中島由佳利]
    第9章 ウズベキスタン◇ヴェールを捨てたその後に[帯谷知可]
     現代のプリズム3 アメリカ◇信仰とお洒落だけではないーームスリムファッション最前線[高橋圭]
    装いと国家
    第10章 中国◇回族女性のヴェールの意味[松本ますみ]
     現代のプリズム4 パキスタン◇罪深き女たちの詩[須永恵美子]
    第11章 イラン◇帽子とヘジャーブーー服装の国家規制が導いたもの[藤元優子]
    装いと信仰
    第12章 エジプト◇女優たちの神学ーーヒジャーブ、フェミニズム、イスラーム[後藤絵美]
     現代のプリズム5 ベルギー◇モランベーク地区に生きるムスリムの女性たちーー子育てと装いをめぐるフィールドノーツから[見原礼子]
    第13章 インドネシア◇変身する女性と社会ーー近年のチャダル着用現象を事例に[野中葉]
    世界化する「装い」
     現代のプリズム6 世界◇ベリーダンスの衣装と百年[木原悠]
     現代のプリズム7 日本◇共鳴するモデストファッション[岡井宏文]

     編者あとがき
     参考文献・参考資料
  • 女性労働とマネジメント
    • 木本喜美子
    • 勁草書房
    • ¥3850
    • 2003年06月20日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(1)
  • デパート、スーパーで働く女性たち。女性労働の特殊性を過度に強調したり、不利を告発したりする「ジェンダー・ステレオタイプ」の分析を斥け、今日的状況にふさわしい労働組織変革の方途を探る。
  • 1女の子が意見をはっきり言うなんて!? ほか
    • 治部れんげ
    • 汐文社
    • ¥2750
    • 2021年12月20日頃
    • 在庫あり
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(2)
  • 青は男の子の色? 女の子は見た目のことばっかり言われる!? 女の子って陰湿でコワイ? 
    若い世代にも根強く残る「らしさ」をマンガで紹介し、自分らしく自由に生きるために大切なことを伝えます。
  • 統合される男女の職場
    • 首藤若菜
    • 勁草書房
    • ¥5940
    • 2003年12月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 本書では、性別職域分離をめぐる問題について、ブルーカラー男性職種への女性の参入を事例として取りあげつつ検討している。労働現場に足を運び、労働者の生の声を拾いあげながら、各職場のルールが何を要因としてどう変わり、女性労働者や男性労働者、そして労働組合や経営者が、それをどのように捉え、いかに対応しているのかを具体的に解明した。性別職域分離の縮小の内実を分析し、今後の展望を明らかにしている。
  • 女性の就業と親子関係
    • 本田由紀
    • 勁草書房
    • ¥3410
    • 2004年05月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.5(2)
  • 仕事と子どもの間で引き裂かれつつ、格差構造を生き抜いている現代女性。その複雑な状況を、豊富なデータを用いて明らかにする。
  • フェミニズムで探る軍事化と国際政治
    • シンシア・エンロ-/秋林こずえ
    • 御茶の水書房
    • ¥1650
    • 2004年09月
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • スニーカー縫製工場と国際政治、女性兵士と家父長制、日常生活と国家安全保障の関係とは?“フェミニスト的好奇心”で加速する軍事化のしくみを照らし出す。
  • 日本の男女共同参画政策(2)
    • 辻村みよ子/稲葉馨
    • 東北大学出版会
    • ¥2420
    • 2005年03月
    • 取り寄せ
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 0.0(0)
  • 世界最高水準の研究教育拠点形成を目標とする平成15年度21世紀COEプログラム(社会科学分野)の1拠点として、東北大学「男女共同参画社会の法と政策-ジェンダー法・政策研究センター」が採択された。この拠点は、21世紀の日本と世界がめざす男女共同参画社会形成のための理論的課題を、法学および政治学を中心とする視点から明らかにし、「ジェンダー法・政策」研究という新たな学問分野を確立するとともに、ジェンダーセンシティヴな若手研究者・法曹実務家・政策担当者等を育成することを目的としている。また、研究教育の成果を世界に発信してアジア地域と欧米の諸機関をつなぐネットワーク拠点を形成し、地方公共団体・弁護士会等とも連携して、研究成果を政策実践にフィードバックさせることをめざすものである。
  • 戦後思想のポリティクス
    • 大越 愛子/井桁 碧
    • 青弓社
    • ¥3080
    • 2005年11月20日頃
    • 送料無料(コンビニ送料含む)
    • 3.0(1)
  • 既成の戦後論/民主論/占領論は何を語らないのか──。いま・ここの構造的暴力に抗うために、敗戦後という時空間、ジェンダーというまなざし、東アジアという問題領域を照射し「戦後」を歴史化して、戦後思想の政治性を射抜くフェミニズム文化批評。
    「戦後・暴力・ジェンダー」全三巻の刊行にあたって 大越愛子/井桁 碧

    はじめに──ジェンダーから読む「戦後」 大越愛子

    第1部 戦後とは何か

    第1章 戦後思想のパラドックス 大越愛子
     1 敗戦後から戦後へ
     2 「家父長制」デモクラシー
     3 大日本帝国の崩壊、民族差別・人種差別の隠蔽
     4 象徴天皇制という欺瞞
     5 ジェンダーの「戦後」
     6 パラドックスは超えられるか

    第2章 敗戦/占領とジェンダーのポリティクス 井桁 碧
     1 「大きなアメリカ人」
     2 挑発する〈ジェンダー〉
     3 〈性〉の未来に
     4 占領軍兵士の「慰安」
     5 書くことの/読むことの〈位置〉
     6 占領と「性的比喩」
     7 GIの日本と「日本の女」
     8 従属の象徴としての「パンパン」
     9 戦後思想の特徴としての「男性的」
     10 敗戦/占領と〈性〉の修辞/ポリティクス

    第3章 沖縄から広がる戦後思想の可能性──戦場における女性の体験を通じて 洪★王偏に允★伸
     1 人種化された体──「朝鮮人従軍慰安婦」と「辻遊郭の女性」
     2 住民の統治手段となった女性の体と「強かん恐怖」
     3 「慰安婦」たちの戦後と拠点としての沖縄──結論に代えて

    第4章 リブの可能性と限界──主婦と娼婦の分断 菊地夏野
     1 女性と国家
     2 抵抗の「場」をずらす
     3 主婦的状況の意識化
     4 娼婦と主婦の分断
     5 主体化を超えるエロス
     6 臨界点

    第5章 女性学の戦後──よりよく〈わたし〉を生きるために 大橋 稔
     1 男性と女性学
     2 ブラック・フェミニズムと日本の女性学
     3 女性学の現在

    第2部 戦後思想を外部の視点で捉える

    第6章 リドレス不可能性について──サイゴン、広島、フランツ・ファノン 米山リサ
     1 解放とリハビリの米国神話──フィリピン、日本人女性、ヴェトナム難民
     2 戦争犯罪を銘記することの意味
     3 リドレス不可能性の意味と可能性

    第7章 大虐殺の後で──済州島における女性の痛みと生存の連帯 金成禮[藤枝 真 訳]
     1 アンティゴネーと悲嘆する権利
     2 歴史の廃墟のなかの女性の地位
     3 国家暴力という統治体の「アカ」大量虐殺
     4 反共産主義という見せ物における性化された身体
     5 家父長的言語に対する沈黙の身体
     6 連帯と痛み──夢、哀しみ、霊魂憑依
     7 生き残るための連帯──「寡婦」ネットワーク
     8 トラウマの消えない記憶と女性の人権

    第8章 東アジアの戦後の歴史を考える──日韓を横断する視点は可能か 権憲益/金成禮/大越愛子/井桁 碧

    おわりに 井桁 碧

案内