プロデュースは小林武史。そのロマンティックな詞と美しいメロディは、例えば日本に“アメ・グラ”的な映画があったら全編に流れていそうなせつなさとアカデミックさが、ある。嫌味な要素がひとつもないセンスは、いそうでいなかった強い個性だろう。
若い世代からも注目を集める昭和のモダン歌謡曲のなかから、淡谷のり子の楽曲を集めたアルバム。日本におけるシャンソンの先駆者であり“ブルースの女王”と呼ばれた彼女の、哀愁あふれる歌声が収められている。
若い世代からも注目を集める昭和のモダン歌謡曲のなかから、越路吹雪の楽曲を集めたアルバム。“シャンソンの女王”として不動の人気を誇り、ジャンルレスに活躍した彼女の代表曲の数々を聴くことができる。
T・S・エリオット、パウル・ツェラン、西脇順三郎など20世紀を代表する詩人たちの創作の秘密を、お酒のグラス片手に語りおろす快談書。
かつての時をかける少女もここまで成長しました。声の質に色が出てきた。息のつなぎ方に女らしさが出てきた。よくある「女優様のレコード」にとどまらない自由さとこだわりがしっかり見える点にも感服。ただし、少し年齢以上のことやってる気もする。