本書は、認知言語学の経験基盤主義に生態心理学の実在論を融合させ、環境が人間に対して有意味な構造を持つという視点を加えることで、言語が単なる人間の主観的な認知プロセスの反映ではなく、環境との相互作用に基づく活動を通じて形成されることを主張する。これまでの静的な言語観を超え、環境における実際の活動や経験に根ざすダイナミックな言語観を提示し、言語研究の新たな地平を切り拓く革新的なアプローチを展開する。
ゲーム、ラノベ、マンガ、商品名、会社名…8か国でどんなネーミングにも使える。商品名からキャラ名まで萌え萌え名づけ辞典。幻想・ファンタジー、BLにも対応。巻末付録に、中国語、韓国語、アラビア語の3か国語を収録。世界をとらえるヒットネーマーへのガイドブック。
多言語社会の実態はーヨーロッパも英語に飲み込まれるのか?多数の公用語を認めるEU諸機関、多国籍企業や大学教育では、実際にどんな言語が使われているのか。英語支配はどこまで進むのか。各国語成立の歴史をふまえつつ、グローバリズムにさらされる多言語社会の実態と課題を明らかにする。
従来の音声学の概説書では、強勢、声調、音調、リズムの面における扱いの不備が目立つので、その整理に意を注いだ。さらに、音声の分類に首尾一貫性をもたせ、図版を大量に掲示して理解を深めるように努めた。また、最近の言語学習の実情から、日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語の語例を数多くあげて、これら言語の音声実態を明らかにした。
“ことばを使う行為”を通して、私たちはどのような女/男であろうとしているのか。“ことば…”はジェンダーの権力関係にどう左右されるのか/どう変革しているのか。ジェンダーに関するイメージ・規範・カテゴリーは“ことば…”によってどのように作り上げられ正当化され普及しているのか?研究史と最新の成果。
『赤毛のアン』をはじめとする名作を競訳!勝つのは作家か翻訳家か?
ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語の4か国を駆使して世界に友達を作ろう! TwitterやFacebookといったSNSで気軽に世界とつながるためのお手軽フレーズ・表現集です。あいさつ・感謝などパッと返せるひとことや、感動・共感・未来への希望など豊かな思いを伝えるシンプルな例文をまとめました。
コレで安心。「挨拶・自己紹介・祝辞」などをキチッと話せる!知らないと困る「話し方の基本」を徹底解説!40年以上、あがり克服で実績を上げている方法を公開。
翻訳とは、ある言語で言われたことを別の言語で言い換える、ただ、それだけのことなのか。近現代の翻訳を問い直し、その背後にナショナリズム、言語純粋主義、標準語中心主義などのイデオロギーを見出すことにより、方言、語用、相互行為などを含む、社会文化的なコミュニケーションの地平で翻訳ーー言語間翻訳、言語内翻訳、そして記号間翻訳ーーその全体を捉える枠組みを提示する。すなわち、本書は、翻訳を、社会文化空間の中で生起するコミュニケーションという出来事とその連鎖が織り出す記号過程として描くことをとおして、今日の翻訳および現代翻訳研究の全体像を解き明かすものである。
言いたいことが正確に伝わるとは限らないーー。
医療・介護という人の命が関わる場における、相異なる〈ことば〉でのコミュニケーションをめぐる諸論考。
■巻頭コラム:「接続法の世界で」佐野直子 山下仁
■特集:〈からだ〉のことを伝える〈ことば〉
「知的障害者向けの「わかりやすい情報提供」の現状と課題ーー医療に関する情報保障に焦点を当てて」打浪文子
「医療通訳とは何をする職業なのかーー専門職としての医療通訳の課題」糸魚川美樹
[研究ノート]「医療現場における業界用語の使用状況ーー外国人看護師候補者の学習支援に向けて」ポポヴァ・エカテリーナ
[研究ノート]「医療人類学においてヘルスコミュニケーションをどう論じるかーーフィリピン・メトロマニラの多言語状況における“Abortion”の「誤用」と齟齬の考察を手掛かりに」久保裕子
[研究ノート]「介護の日本語に関する研究の動向と課題」定松文
「医療における多言語研究の試みについて」渡邊日日
■書評
嶋田珠巳・斎藤兆史・大津由紀雄(編)『言語接触ーー英語化する日本語から考える
「言語とはなにか」』[評者]赤桐敦
寺沢拓敬(著)『小学校英語のジレンマ』[評者]佐野彩
Christina Yi, Colonizing Language: Cultural Production and Language Politics in Modern Japan and Korea[評者]李暁辰
■連載報告 多言語社会ニッポン
琉球弧の言語:「沖縄語の複数の島言葉での教育/うちなー口ぬ複数ぬ島言葉習し」松田美怜 ハイス・ファン=デル=ルベ
移民の言語:「家族史と社会史をつなぐ中国語」山崎哲
手話:「ろう通訳とコミュニケーション支援」川上恵
■近刊短評
字で曖昧がカタチになる。理想の形とは、脳のイメージ。字は消えて、意味だけが残る。字は眼だけではなく、耳で読む。字は手で憶えると忘れない、直せない。デザインで字からイメージがふくらむ。ホントはすごい、字の話。
もう心配はいらない。この本に書いてある考えかた・理論・技術をマスターし実践すれば、あなたの悩みはたちどころに解消する。
言語権は、多言語社会における共通の課題であるが、日本社会もまた例外ではない。本書は、従来の言語権論の精緻な分析を通して、裁判・移住者・子ども・ろう者などの視点から、研究者と法曹実務家が新たな言語権論を展開する。
通訳のモットーは“得其意,忘其形”(意味は汲み取り、形は忘れる) 同じ漢字を使う日本と中国だからこそ起こる誤解、文化の違いによる摩擦を、ビジネスや通訳の「現場」で遭遇した笑い話、裏話を交えて解説。おもしろくてためになる、さらには元気が涌いてくる「一読三鳥」の語学エッセイ。
声美人とは、言葉に気持ちをのせて、心を通わせるコミュニケーションができる人。声美人が使っている「まぁるい声・まぁるい言い方」を“声のソムリエ”が教えます。
言語哲学の《大河入門書》、増補改訂版の全4巻が遂に完結! 第IV巻では意味論におけるデイヴィドソンのプログラムをテーマとする。
デイヴィドソンは論文「真理と意味」において、文の理解をその真理条件の知識とみなすという真理論としての意味論の構想を示した。本書ではデイヴィドソンそのひとが何を言っているかを追跡するのではなく、デイヴィドソンのプログラムを現実の自然言語に適用することを通して、哲学的な動機づけと正当化を与えることを試みる。
増補改訂版へのまえがき
第一版へのまえがき
序 論
第1章 言語的行為と言語的意味
1・1 タイプとトークン
1・2 発話の力
1・3 言語的意味
第2章 意味論と言語的意味の理解
2・1 言語の無限性
2・2 意味論の有限性
2・3 合成原理と意味論
2・4 意味論と話者の知識
2・5 意味理解の実効性
第3章 対象言語とメタ言語
3・1 引用名とメタ変項
3・2 意味は把捉不可能か
3・3 ホモフォニックな意味論
第4章 真理論としての意味論
4・1 T文とT理論
4・2 真理定義とT理論
4・3 T理論から意味論へ
4・4 モデル論的意味論との比較
第5章 適用と境界
5・1 日本語断片J1
5・2 文脈依存性
5・3 時制と出来事
5・4 意味論の境界
第6章 意味の理論と形而上学
6・1 存在論的コミットメントの基準
6・2 自然言語と存在論
6・3 解釈と世界
文献案内
補 註
後記 二〇二五年
1 ロバ文と動的意味論
2 非真理条件的意味についての理論
3 日本語意味論の展望(1)──名詞句と量化
4 日本語意味論の展望(2)──動詞句と出来事
索 引
子どもは言語をどう身につけるのか.生成文法の言語観をもとに,言語機能を人間の生得的な認知能力の一つとしてとらえ,言語獲得のプロセスをさまざまな角度から解明する.基礎理論から脳との関係,学習モデルまで紹介する.