ムーティの、フィラデルフィア管音楽監督時代の代表的な録音のひとつ。往年のフィラデルフィア・サウンドにも勝る輝きに満ちた響きを引き出し、豊かな推進力と細部への彫琢が一体となっている。
5枚目の待望のフル・アルバム。10分以上もある大作(15)のような曲をはじめとして、随所に新しい試みがなされた意欲作だ。ビーチ・ボーイスやビートルズの内面にある病んだ部分と共通するものまで感じさせてしまう。これまでのファンがどう受けとめるか興味深い。
カルロス・パイタの謎の新譜!?
『神々の黄昏』抜粋
LOCD785として出ていた『神々の黄昏』抜粋に、LOCD770として出ていたワーグナー管弦楽曲集と同一音源と思われる『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と「愛の死」を加えて再リリース。なのですが、LOCD785には入っていた歌手のソリストが、このディスクには入っていません。メーカーからは同じ音源だ、との回答を得ているのですが、何故歌が消えたかは不明です。
爆演指揮者パイタの自主レーベル「LODIA」は入手が年々難しくなっているので、この機会にどうぞ。『トリスタン』のねっとりとした旋律の歌いまわしなどは正にパイタの独壇場です。(TOBU)
【収録情報】
「カルロス・パイタ・コンダクツ・ワーグナー」
1. 『神々の黄昏』抜粋(ジークフリートのラインヘの旅/ジークフリートの死〜葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲)
2. 『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と「愛の死」
フィルハーモニック交響楽団(1)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(2)
カルロス・パイタ(指揮)
録音時期:1969年(2)、1982,83年(1)
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
録音方式:ステレオ(2)、デジタル(1)
【カルロス・パイタ】
パイタはブエノスアイレスに生まれ、小さいころからレコードやコンサートに親しむうちにフルトヴェングラーに傾倒し指揮者を志しました。やがて渡米しロジンスキーに師事、その後DECCAにも録音を残します。その後「フィルハーモニック交響楽団」を設立するなど、好きなレパートリーを好きなように録音するという活動スタイルを確立。オーケストラの空中分解もなんのその、その主観的で熱狂的な解釈、演奏は賛否両論を巻き起こすものの、好事家からは熱狂的な支持を得ています。無難で常識的な解釈とは無縁の、常に全力投球、瀬戸際、崖っぷちのスリリングな演奏をお楽しみ下さい。(TOBU)
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アンナ・ルチア・リヒターがブラームスのリートを歌う!
名歌手アンナ・ルチア・リヒター、「PENTATONE」レーベルからの第3弾はブラームスのリート集でメゾ・ソプラノの声域で歌いました。当アルバムは愛の詩からドイツ民謡まで20曲を収録。ピアノのブシャケヴィッチの詩的な演奏とともにリヒターの格調高い歌声でブラームスの黄昏の世界に誘います。リヒターはドイツ語歌曲に対する造詣も深く、曲目解説も自身が担当しております(欧文)。
リヒターは9歳から母より声楽の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、またケルンで研鑽をつみました。主な受賞歴としては2008年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2位、2011年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012年ツヴィッカウで行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。2015年10月、ベルナルド・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団の来日公演ではマーラー:交響曲第4番のソリストで登場し、その美声を披露しました。「PENTATONE」レーベルからリリースしている『シューベルト:歌曲集』、『情熱の狂乱〜モンテヴェルディ・アルバム』では澄み渡った透明感のある歌声で魅了しております。
ピアノのアミエル・ブシャケヴィッチはイスラエルのイェルサレム生まれの南アフリカ育ち。シューベルト国際ピアノ・コンクールをはじめ数々の国際コンクールで優秀な成績をおさめ、以後国際的に活動する若手ピアニストとして注目されております。(輸入元情報)
【収録情報】
ブラームス:
● セレナード Op.106-1
● サッフォー風頌歌 Op.94-4
● 失望 Op.72-4
● 月はこれより輝かないで WoO 33-35
● 愛のまこと Op.3-1
● 甲斐なきセレナーデ Op.84-4
● 窓の前で Op.14-1
● 響き Op.7-3
● 野の寂しさ Op.86-2
● 動かぬなまぬるい空気 Op.57-8
● 墓地にて Op.105-4
● 死は冷たい夜 Op.96-1
● 夜に私は急に立ち上がり Op.32-1
● おとめの歌 Op.107-5
● あの柳の林のなかに WoO 33-31
● 永遠の愛について Op.43-1
● 5月の夜 Op.43-2
● 秘めごと Op.71-3
● 子守歌 Op.49-4
● 眠りの精WoO 31-4
アンナ・ルチア・リヒター(メゾ・ソプラノ)
アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)
録音時期:2022年2月、3月
録音場所:オーストリア、ライディング、リスト・センター
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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あいみょん
前作から1年7ヵ月ぶりとなる
待望の3rdアルバムが完成!
あいみょん、待望のサード・フル・アルバム「おいしいパスタがあると聞いて」完成。
2018年を代表するアルバムとなった「瞬間的シックスセンス」から1年と7ヶ月、あいみょんのサード・フル・アルバムが遂に完成。
シングル「ハルノヒ」、 「真夏の夜の匂いがする」、「空の青さを知る人よ」他、新曲も多数含む全12曲を収録。
初回限定盤として未発表曲「サラバ」を含む、10曲入りの弾き語りCDを同梱。
彼女の音楽制作の拠点としているPOTATO STUDIOのダイニングルームでレコーディングを実施し、「誰かの実家」の様なリラックスした雰囲気の中でその場の空気もまるごと収録、臨場感や息づかいまで感じられる貴重な弾き語り音源となっているのでこちらもぜひチェックして頂きたい。
「ハルノヒ」(「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」主題歌)
「真夏の夜の匂いがする」(TBS系 火曜ドラマ「Heaven?〜ご苦楽レストラン〜」主題歌
「空の青さを知る人よ」(映画『空の青さを知る人よ』劇中主題歌)
「さよならの今日に」(日本テレビ「news zero」テーマ曲)
「裸の心」(TBS系 火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」主題歌)
を含む全12曲収録。
梓みちよがソニー・ミュージック時代に残した筒美京平の全作品、および、シングルA面曲、アルバム未収録B面曲、そしてアバやシカゴ、シルヴィ・バルタンら洋楽曲のカヴァーを収録した初の2枚組ベスト。
2019年に行われたアコースティックライブで人気であった12曲を、すべて生楽器にてスタジオ収録した自身初のアコースティックアレンジアルバム。