永遠のやんちゃ“ロック”小僧、忌野清志郎のアルバム。自宅スタジオ、ロックンロール研究所での録音で、全編にわたり本人がドラムを叩いている。児童虐待を歌う(5)や世界情勢を憂う(6)(13)など、いつもの清志郎節が炸裂です。(4)には甲本ヒロトがゲスト参加。
カラヤン、ベームというR.シュトラウスを大の得意としていた二人の音源だけを使用した、マニアも納得させる作品集。ヤノヴィッツによる「4つの最後の歌」も、魂の浄化がもたらされる名演として有名。
愛知県出身の倉橋が2002年に発表した3作目にして初のフル・アルバム。アナーキーなジャズ・ピアノ弾き語りによる昭和歌謡曲で、振られた女性の身上を綴る“おんなうた”を満載。ショパンのソナタを素材にしたインストも。
ルースターズの元メンバー個々の作品を発表する“MOVE on Project”第3弾リリース作品。88年のバンド解散以降、ソロ・キャリアを重ねてきた花田裕之の『NOWADAYS』に続くソロ・アルバム。グルーヴィかつアーシーなロック・アルバムだ。
2005年10月スタートの連続ドラマ『あいのうた』で8年ぶりにドラマ出演をし話題となった玉置浩二率いる安全地帯の、全盛期のライヴをパッケージしたスペシャル盤。ヒット曲・代表曲ばかりが楽しめる。
2006年に音楽活動30周年を迎えるCharのアルバム。先行シングル「Piano」同様、芝浦の期間限定プライベート・スタジオで録音された集録曲全曲が、テクニカルでエモーショナルなギター・サウンドで堪能できる。
『SCENE2』に続く7年ぶりのソロ・アルバム。前2作ではバラード作という趣が強かったが、本作では彼のこれまでの音楽性や嗜好がそこかしこで聴けるヴァラエティ豊かな内容となった。「はじまりはいつも雨」のその後の物語を描いた「愛温計」も収録。
全音のピアノ楽譜といえば、ピアノを習っている人ならほとんどが使ったことがあるはず。そうした名曲の数々を岡田博美が録音。オーソドックスな演奏で、しかも楽譜と完全タイアップしているので、ただいま勉強中の人や教師にとても参考になるだろう。
79年発表のアルバムをデジタル・リマスタリング。松尾、清水、大間の3人が正式メンバーとなった5人オフコースの第1作目。名曲「愛を止めないで」を含む、ロック色の出た仕上がり。
白いほうが亀田誠治プロデュース(ギター中心)、黒いほうが森俊之プロデュース(キーボード中心)の2枚組。全曲カヴァー。古今東西色彩いろいろ。曲によって表情もさまざま。その濃淡軽重のメリハリこそ歌手椎名の醍醐味。突拍子もないことはやっていません。
生ギター奏者、押尾コータローのメジャー・デビュー作。ラテン感覚のパワフルな演奏で、グイグイと押していく快感と微妙に哀感が漂うあたりが魅力となっている。坂本龍一やアントン・カラスのカヴァー曲をアクセントにした構成といい、聴き手を飽きさせない。
東芝EMIとSMEの合同企画によるベスト盤。76年から79年までのシングル両面をほぼ年代順に収めた。これまでアナログのみで入手可能だったB面曲「サンライト」「回転木馬」を初収録。