17世紀、科学はいかに「革命」されたのか。躍動する科学者=哲学者たちが紡ぐ革命の物語。知識の「道具性」に着眼し、自然哲学の変革を読む新たな視点を提供する。
「ことばの教育」の実践を通して、私たちはどのような人間の在り方、またどのような社会の在り方を目指しているのか、という根本的な問題について、言語教育、言語政策、人権/共生論、シティズンシップ教育等、それぞれの立場から考察し、「共生社会」実現のための「ことばの教育」の理論的視座を提示する。
家族で幸せになりたいなら、お母さんのための家を建てよう。家族優先で動いているお母さんは日々忙しいです。そんな家族を支えるお母さんを応援したいと思い、お母さんの為の家づくりについてお話しています。家は無理かも、と諦めている人こそ読んでください!
科学的な「知」はどこで、いかにして生まれたのか。植物学や地理学から、法、教育の分野まで、近代的な学知の形成において植民地のアクターが果たした役割に注目し、帝国のネットワークにおける移動・循環の中で科学が共同的に構築される現場を描き出す画期的な書。
なぜ私たちは子どもに絵を描かせてきたのかー児童の「感受性」と「創造性」の起源を問う。
基本となる支持的精神療法や認知行動療法から、ディグニティー・セラピーなどの先進的なものまで、これまでのサイコオンコロジー領域の心理研究の集大成。症例の解説のみならず理論的背景、エビデンスなどもコンパクトに収載。がん患者にかかわるすべての医療職に求められる“心のケア”の方策が満載。
客室乗務員と聞いて思い浮かぶのは、「サービス要員」の姿かもしれません。おもてなしの心で機内サービスを提供する仕事に、あこがれている人もいることでしょう。ただ、客室乗務員の責務としてもっとも大切なのは機内で乗客の安全を守る「保安要員」としての役割です。入社後は、保安に関する知識を徹底的に叩き込まれる厳しい訓練が待っています。本書では、サービス要員と保安要員の二つの顔をもつ客室乗務員を紹介します。
国内外の気鋭の研究者が『BTSJ日本語自然会話コーパス』を分析。ポライトネスなどの点からコミュニケーションの解明をめざす。
■編者による紹介文
会話は、人間のコミュニケーションの原点である。本書は、国内外で活躍する気鋭の研究者が、世界最大規模の国立国語研究所『BTSJ日本語自然会話コーパス』という材料を、それぞれの観点と方法で自由に料理してコミュニケーションの解明に迫るというユニークな試みである。このコーパスは、「間」、「沈黙」、「発話の重なり」「笑い」など、語用論的分析に必須でありながら、多くのコーパスでは記されていない周辺言語情報も記述し、且つ、定性的分析だけでなく、定量的分析もできるように考案された「基本的な文字化の原則(BTSJ:Basic Transcription System for Japanese)」という文字起こし方法で記述されている。それによって、より細やかに、コミュニケーションの本質に迫っている。語用論的分析に適した『BTSJコーパス』の分析から得られた知見は、日本語教育における「会話教育」にも新しい息吹きを吹き込むものばかりである。語用論研究者だけでなく、日本語教育の研究者、実践者にも是非読んでもらいたい一冊である。
日本学術会議が公表した大学における経済学教育の指針(「参照基準」)を、学会・学派を超えて真摯に検討し、経済学と経済(学)教育の可能性を多面的に追究する。
ハクサイ・カブ、ダイコン、キャベツ・ブロッコリー、カラシナ、ワサビ…アジアの食文化において重要な副食食材として、人びとの生活の中に深く息づいてきたアブラナ科植物。日本においては搾油用の作物として重視されていた時期があり、近年の低炭素社会実現に向けての環境意識の高まりの中で再評価されつつある。過去、現在、そして未来の人間社会において、アブラナ科植物はいかに人間社会と交差するのか。植物と人間の営みの歴史を文理の枠を越えた多角的な視点から明らかにする。
大工業経営を保護・育成するプロイセンの殖産興業政策とは異なる、漸進的発展を促す、南ドイツの「近代化」を描出する。
AI翻訳や企業内研修が進展する中,大学英語教育の存在意義とは? 本書はコンテンツの提供から,生きる力を育む場の提供への変革を提唱。なかでも学生の主体性や発信力の促進とその評価,PBL形式でのライティング指導やICT活用について解説。10年にわたる実践をもとに,今後の教育改革の方向性や課題を示す。
社会の変化に対応していく能力?多様な価値観に応じる力?を算数・数学教育において明らかにし、どう教育していくのかを考察した。
序 章 価値多元化社会に生きる子ども達のためにー本研究の課題と目的及び方法ー
第1章 算数・数学教育における価値観に関わる研究について
第2章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業における構成要素の考察
第3章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業に表出する社会的価値観の特性の考察
第4章 社会的オープンエンドな問題を用いた授業に表出する多様性の実態の明確化
第5章 授業実験の枠組みによる多様な価値観に取り組む力の検証
終章 本研究の総括と課題
参考・引用文献
巻末資料