自然の周期をつかさどる〈親時計〉は、動物や植物たちの〈生物時計〉と、どのように交響しあうのか。種の特性はそれぞれの種に固有の時間構造にあらわれる。人間の本質を、先端科学の最新成果を駆使して、人間に固有の時間構造から解明する画期的な論考。
石川式“ニュー時計理論”の理論と実践を、900万基準時計の算出法から実際のレースでの応用まで、具体的に全解説。さらに時計理論を補強する“馬場理論”、豊富な経験から生まれた珠玉のアドバイスまでも一挙公開。
「体内時計」のメカニズムを知ることで、最高の生産性をあげるための一日の計画の立て方とは、なぜ会議を開くには午前11時がもっとも良く、午後2時がもっとも悪いのか、ダイエットに最適な食事時間とは、エクササイズやセックスに最適な時間とは、目覚めの悪さや不眠症を簡単に治す方法とは、時差ボケにならないための方法とは、ガン、高血圧、ぜんそくなどで効果のあった薬物療法の最適な投与時間とは、などの疑問を科学的観点からわかりやすく解明してくれるのが本書である。
大好評の『時計の針はなぜ右回りなのか』から10年。あの面白さがまた楽しめます。読み切りエッセイ61篇に「いよいよ始まるサマータイム」のおまけ付き。
「この町はどういうわけかロンドンを思い出させる」鎖国期、江戸とロンドンはつながっていたー。将軍が愛したイギリス製時計、ロンドン橋を模写した旗本。イギリス発の科学技術に心奪われる文人。知られざる日英視覚交流を明らかにする「想像の交易」の物語。
周波数・時計測定の精度はレーザー冷却などの光技術で近年画期的に進展し、2005年度のノーベル物理学賞の研究テーマに深く関係している。本書は、時間を測る時計について、原始的な方法から原子時計の最新の手法に至るまで時計の原理と技術、性能について解説している。原子時計の物理的原理について初学者が理解できるように、基礎となる力学、電磁気学、光学、相対論、量子力学、レーザー、原子物理学、物性物理学などが本書で説明されている。それゆえ、学部・修士課程の学生や技術者、非専門家にとって、原子・分子・光物理学の良い参考書にもなっている。一方、本書にはアイデアが生まれた歴史的・技術的背景について多くの記述があり、時計や技術の歴史書や啓蒙書としても興味深い。
時計屋のハーマックスは、平凡ながらも仕事に誇りをもつ食いしん坊の独身ネズミ。ある日、腕時計の修理を頼みにきた女飛行士のリンカにひと目惚れしてしまう。それなのにいつまでもリンカは時計を取りにこないーなんとリンカは誘拐されてしまったのだ!その裏には、不老の秘薬“月の樹”をめぐる陰謀があった。行方不明になったリンカへの想いはつのるばかり。ハーマックス、さあ、どうする!?かくして、恋と時間をめぐる大冒険がはじまった!!夫から妻へのメールから生まれた全米ベストセラー・ファンタジー。