七十余年の、ひたすらな生を証す歌、七百六十九首。娘として妻として母として女として生きる、折々の暮らしと心のありようを、みずからの確かな目と巧みなことばで慈しむようにうたい、たおやかな七色の光を放つ。
現代詩の最先端を走りつづける野村喜和夫の21世紀東京を舞台にした詩的オデュッセイア。
文化九年江戸ー。木暮平四郎は、武士でありながら腰に真剣を差さず、「竹光同心」と揶揄される定廻り同心。出世もできず日々の暮らしにも困る、風采の上がらぬ武士であるが、剣は神道無念流免許皆伝の腕前。賄賂や袖の下を一切受け取らず、情に厚い仕事ぶりから、市井の人々や一部の同心仲間には人気があった。立身出世を望まず飄々と役目をこなす平四郎であったが、最愛の娘おみつには振り回されっぱなし。おみつの初恋やおてんばぶりに一喜一憂しながらも、非道に泣く庶民を助けるため、平四郎、今日も奔る。
尾木遼平、46歳、元刑事。職も家族も失った彼に残されたのは、3人の居候たちとの奇妙な同居生活だけだった。家出中の少女が彼の家に転がり込んできたことがきっかけで、ある殺人事件に巻き込まれてしまい…。新人離れした筆力で綴り上げた、痛みと再生の物語。第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作。
23日間でヨーロッパの諸都市を周遊する豪華ツアー。その旅先で連続する不審な事件に、失恋の痛手を癒すために参加した穂積裕希子も巻き込まれてゆく。一方東京では殺人事件の容疑者として裕希子の名が!南欧の旅情と息詰まるサスペンスが織りなす傑作推理。
インドに生まれた仏教は、パミール高原を越えて東へ向かった。やがて、“入ると出られない”砂漠に行き当たると、西域南道、北道に分かれて進み、その昔、沙州と呼ばれた“漢土”への関門、敦煌の地でまた一つに合した。三蔵法師玄奘が経典を求めた道を逆にインドから中国へ、キジル、トルファン、敦煌とたどり、シルクロード仏教東進の旅を、豊富な写真によって再現する。
悪かったなあ、調子に乗りっぱなしで…ヒット曲10曲の携帯着信メロディ付き。
1:虹への旅立ち
2:夏の川辺で
3:虹色の世界
4:おやすみぼうや
5:いたずら大好き
6:小さな手
7:お友だちにキスを
8:たんぽぽ色の結婚式
9:拍手のあとの物語
10:青い妖精
11:幸せな時間
12:待ち遠しい夜
13:守れなかった約束
14:また明日ね
15:ぼくのおおきな木
16:あたたかな手
17:はちみつ色の午後
18:おそろいの白い運動服
19:耳をすまして
20:すてきなカノン
21:不思議なワルツ
22:小さな私
23:もっと遠くへ
24:風薫る丘で
牧師はかつて死刑囚だったー。サイパン玉砕戦を生き延びたが、捕虜収容所で「アメリカかぶれの売国奴」を殺し、死刑の判決を受けた新垣三郎。刑務所では、英語がわからず一人孤独な日々が続いた。ある日、同房の日系2世がくれた、日本語の『予言の書 聖書通信教育』を手にしたときから奇跡が始まった。
木こりのハルートはある時、となり村で若い宣教師がノアの箱舟の話をしているのを聞き、早とちりして箱舟をつくり始める。しかし、村人からばかにされるのにたまりかねた長男トーワは家出を決行。家から持ち出したお金をだまし取られるなどの紆余曲折があってのち、トーワはつくりかけの箱舟に来る。すると、そこには、モルソン家の爆破を企むゾナとオルフという二人の悪党がいた。口封じもかねて、トーワたちを乗せたまま、爆弾をセットした箱舟は、丘の下にあるモルソン家めがけて滑りはじめる。一方、父親のハルートは、息子トーワを探している最中、崖から落ちてしまう。また、父親を探しにいく次男セルムと末っ子マシューにも魔の手が伸びる…。息つく間もなく次々に危機がおそってくるサスペンスフルな展開の中、主人公のトーワをはじめ、登場人物の一人ひとりが、神の存在、罪人である自分、救いが必要であることに気づかされていくという物語。
人と人との「絆」って何だろう。家族との絆、友人との絆、先生との絆……。豊かな感性で人との絆を考え、自分の将来の生き方を見つめて成長していく。全国の高校生が「絆」をテーマに綴った小論文。
はじめに 大島美恵子
1 エッセイ部門
2 手紙部門
3 小論文部門
おわりに 間瀬啓允