外国語を身につけるにはどうすればよいか?翻訳はどのようにするか?文学は何の役に立つのか?英語とフランス語の東大教師が、「語学」「翻訳」「文学」をめぐってその営みの核心を語り尽くす。英語が好きでたまらなかった斎藤。フランス小説・詩に魅せられた野崎。そんな原点をもつ両者が、ふたつの言語の受容のされ方から、その文学の性格のちがいまで対話を繰り広げる。「外国語や異文化に出会うとはどういうことか」を知る絶好の一冊。
コミュニケーション学の入門書として、コミュニケーション学に関する基礎を扱うと共に、最近の研究の動向なども踏まえながら、コミュニケーションと文化の関係について様々な角度から概観する。
おもなテーマ(内容)は、コミュニケーションの基礎概念、非言語コミュニケーションと言語コミュニケーション、異文化と価値観、コミュニケーションと多文化共生、外国人労働者、日本的経営・雇用、文化を長期記憶と考える、などである。
1.はじめにーコミュニケーションの基礎概念 2.非言語コミュニケーション(1)-非言語メッセージの役割:見た目は何を伝えているのか 3.非言語コミュニケーション(2)-真実を伝える体の動き 4.非言語コミュニケーション(3)-空間・時間・においのメッセージ 5.言語コミュニケーション(1)-表現形としての言語 6.言語コミュニケーション(2)-言語によるコミュニケーション 7.異文化と価値観 8.コミュニケーションと多文化共生 9.外国人労働者 10.労働市場と外国人労働者 11.日本的経営・雇用 12.文化をスキーマと考える 13.文化を長期記憶と考える 14.文化長期記憶としての情動 15.コミュニケーションの学びーまとめに代えて
和辻哲郎の表現論と対峙しつつ、実用の観点では捉えきれない言葉の本源的な性質を問う。
キャラやタイトル等、自分の世界を彩る名前が決まらない……そんな悩みに応える「創作ネーミング辞典」に、エヴァンゲリオンカバーが登場。エヴァの名場面とコラボした口絵は必見。エヴァのような、かっこいいネーミングを望むあなたのための辞典。
経済のグローバル化による資源収奪的なビジネス活動やなりふりかまわない自国中心主義の拡大は、世界の先住民族にとって脅威になっている。本書では、琉球諸語やアイヌ語をはじめ、存続が危ぶまれる世界の先住民族の言語を取り上げ、その現状と保護に向けた取り組みを解説するものである。先住民族のアイデンティティ確立を模索する一冊。
はじめに
国際先住民族の言語年を祝う
世界地図で見る存続が危ぶまれる言語
日本にある危機言語
国連 先住民族の権利に関する専門家機構の考え方と活動
先住 民族の言語の国際年(2019年)実施のための行動計画(抜粋)
ハワイ語復興運動の歩み
マオリ語復興の背景と展開
アイヌ語の現状と可能性
琉球諸語の行方 -「方言」からの脱却ー
資料編
アイヌ民族の文化と歴史
カムイユカラ キツネのチャランケ
沖縄 にとっての琉球諸語の復興とはーー私の琉球語経験の中から
「人間の始まり --カジマヤーの由来ーー」
「どうして分かってくれないの…」コミュニケーション不全に悩むあなたを応援します。
「明治百年と語学」に関連のある内容をテーマにして、故市河三喜博士の80歳誕生を記念し、当時、博士と親交のあった、英語の専門家だけでなく、各方面の一線で活躍していた38氏が異なった経験に基づいて寄稿した随筆集である。
寄稿者(掲載順):福原麟太郎、宮沢俊義、朝永振一郎、林髞、石橋幸太郎、中島文雄、竹内俊一、桝井迪夫、太田朗、大塚高信、池永勝雅、福田陸太郎、西脇順三郎、高津春繁、中平解、星山三郎、上野景福、魚返善雄、長沼直兄、一色マサ子、三戸雄一、岩崎民平、前田陽一、弥永昌吉、小川和夫、渡辺眷吉、直井豊、皆川三郎、佐々木達、竹中治郎、大和資雄、小川芳男、星野慎一、中尾清秋、石井正之助、朱牟田夏雄、木村彰一、西村稠。
語学教育研究所設立100周年記念企画として復刊。先達の高見にふれて、混迷する時代の英語教育を見つめなおす。刊行から50余年を経た現在も、語学関係者はもとより、一般の方にも新鮮さを失わない話題を提供し、興味あふれる好個の書である。
外国文化の吸収と外国語……福原麟太郎
語学の効用……宮沢俊義
自然科学と外国語……朝永振一郎
語学と生理学……林髞
外国に学ぶ……石橋幸太郎
英語教育の目標……中島文雄
語学教育のあり方……竹内俊一
語学への情熱……桝井迪夫
古いものと新しいもの……太田朗
神田文典……大塚高信
道遠し……池永勝雅
翻訳の歴史……福田陸太郎
詩と言語……西脇順三郎
古典語・外国語の学習と母国語……高津春繁
仏和辞書のことなど……中平解
ローマ字とヘボンについて……星山三郎
医者とデパート……上野景福
異国人物……魚返善雄
パーマさんのことども……長沼直兄
アナ・シー・ハーツホーン先生……一色マサ子
ロイ・スミス先生……三戸雄一
半世紀……岩崎民平
わが家の語学史……前田陽一
私と外国語……弥永昌吉
ヨーロッパに滞在して……小川和夫
日本人と英語……渡辺眷吉
場と表現……直井豊
明治の心とThomas Hardy……皆川三郎
Lucerneの人,Bernの人……佐々木達
英語教育の発祥地ー長崎……竹中治郎
文学と英語教育……大和資雄
私と英語……小川芳男
旧制高校のドイツ語……星野慎一
Spoken Englishについて……中尾清秋
テープ・レコーダーと私……石井正之助
同学点鬼簿……朱牟田夏雄
一ロシア語教師の憂欝……木村彰一
英語界の三不思議……西村稠
あとがき
サルからヒトへの進化の過程で、ことばはどのようにして誕生したのか?発達過程で子どもたちはどのようにしてことばを身につけるのか?これら言語研究のコアとなる難題について、サル学、子ども学のエキスパートである生物学者と脳とこころとの関係からことばを研究してきた認知科学者が検討を加える。
母語話者といえども、我々の発話は実はたいてい非流暢である。しかし、母語話者の非流暢性は学習者の非流暢性よりも気付かれにくい。なぜか? 母語話者流の非流暢性を学習者に教えたらどうなるか? 健常者の非流暢性は言語障害者の非流暢性とどう違っているのか? AIが非流暢に話したらもっと人間らしく聞こえるのではないか? 言語学・会話分析・日本語教育・言語障害・合成音声の研究者による最新の成果を収めた論文集。
専門知識、実務経験がなくてもプロになれる! 先入観と「できるわけがない」を捨てろ! 短大卒、英検3級の「ずぶの素人」が特許翻訳者になり2年後に月収100万円超を実現したその方法とは!?
専門知識、実務経験がなくてもプロになれる!
先入観と「できるわけがない」を捨てろ!
短大卒、英検3級の「ずぶの素人」が特許翻訳者になり2年後に月収100万円超を実現!
1992年、春。私は翻訳者になると決めて2週間後に、フリーの特許翻訳者として仕事を始めました。初年度の翻訳収入は7ヵ月で約700万円。翌年は1年でほぼ倍の約1300万円になりました。特別に単価の高い仕事をしたわけではありません。私は文系の短大出身、翻訳学校で勉強したこともなければ、翻訳の実務経験もありません。英語はといえば、学校のテストで平均点を割ることなど当たり前で、英検は3級どまりです。むしろハンディがありました。なぜなら、家事を1人でこなし、1歳半の娘の世話もしなければなりませんでしたから。それにもかかわらず、営業をまったくしなかったのに口コミと紹介だけでお客様が増え、数ヵ月先まで仕事の予約でいっぱいの状態になっていったのです。--<「まえがき」より>
●未経験で特許翻訳者になる
●速度を上げると品質が上がる
●やったぶんだけ収入になる仕事!
●「高い語学力」という幻想
●その「業界」で通用する訳を探す
●ネイティブが納得する英文を書く
●伸びる翻訳者が使っているもの
●「辞書を引かない」は可能か
●「文字入力」をしないですます方法
●2度引きをなくす画期的な方法
ソシュール記号学の伝統とその理論および用語体系をデザインしなおし、読者に問いかけ対話しつつ記号学の現在を問いなおす。
会議は、個人と組織の成長を促すツールです。そのツールをうまく活用すれば、さまざまな「効果」と「気づき」が得られます。会議への「不満」と「疑問」が、一気に解決します!明日から会議が楽しくなる本。
「7人に1人が外国人」の町が日本に出現!他人事ではない国際化、多言語化とどう向き合うべきか?言語学の視点からQ&A形式でわかりやすく解説した言語政策ハンドブックの決定版。日本語教師、国際ボランティアを目指すあなたにも。
言語の抽象的な記号体系と連続的に変化する音声信号との関係に焦点をあて、人間同士のコミュニケーションの根本問題を探究する。初学者に配慮しながら言語と音声の基本的な性質を丁寧に解説すると同時に、音素ではなくシラブルを発話の音声構成の最小単位とする著者独自の理論C/Dモデルを導入していく。
「あの人の話はおもしろい」「あの人と話すと楽しい」と思われる話し方。頑張らなくても会話上手になれる幸せメソッド77。