物理学的な考え方,実験に対する姿勢を学ぶことに主眼を置き,実験に必要な基礎知識から具体例まで詳述した必携テキスト.
社会的テーマとして論じられることのなかった埋蔵文化財(遺跡・遺物)の歴史と問題点を、発掘の現場に携わる著者が鋭く抉る話題の書。
1 spacer 機械の学問とその有用性
1 テコの原理とその証明
2 機械の効用と仕事の原理
3 機械の有用性をきめるもの
4 機械と摩擦
2 spacer 運動の観測
5 落体の運動と力
6 相対性原理の発見
7 観測データの集積と整理
3 熱の有効利用とその限界性
8 蒸気機関の開発
9 熱と仕事のサイクル
10 熱の動力
4 集団の物理
11 偶然性の法則ーーケトレーとの出会い
12 『社会物理学』とマクスウェル
5 マクスウェルの歩んだ道
13 ファラデーの電気力線の数学的理論
14 気体分子の速度分布式
15 調速機の理論
16 「実験物理学序論」と自由意思
補章 実験物理学序論
付録 調速機の安定性を論じるためのマクスウェルによる代数的方法
あとがき
索 引
昨今,複合材料へのニーズが大変高まっている。炭素繊維強化複合材料はすでに航空機に幅広く使われ,セラミック基複合材料は高温ガスタービンあるいはジェットエンジンへの利用に期待がかけられている。今後,さらに適用範囲は広がるであろう。
複合材料は複数の素材を混ぜ合わせて作るため,多くの場合,異方性を有する。このため,異方性弾性論に基づく構造解析・設計に関する書物が多い。一方で,より安全に使用するためには構造解析・設計といった均質化された巨視的な変形特性だけではなく,素材そのものの物性に基づく,等価物性評価や強度予測といったマイクロメカニクスが非常に重要である。
本書はこの分野における世界的なパイオニアであるクリステンセン博士の研究書である。本書は弾性理論などの基礎理論をもとに,数学的に厳密に理論を組み立てる点に特色がある。
これから研究や技術開発を始める方だけでなく,複合材料の物性評価に取り組まれる研究者にも大変役に立つ一冊である。
第1章 力学の基礎
1.1 弾性論
1.2 粘弾性論
1.3 塑性論
1.4 Eshelbyの公式
第2章 球状介在物の等価剛性
2.1 均質化処理とは何か
2.2 球状介在物からなる希薄系複合材料
2.3 複合材球モデル
2.4 三相モデル
2.5 セルフコンシステントモデル
2.6 高濃度系モデル
2.7 本章についての考察
第3章 等価剛性:円柱状および積層状の等価剛性
3.1 横等方性材料
3.2 複合材円柱モデル
3.3 繊維強化複合材料における等価せん断弾性率モデル
3.4 不連続繊維
3.5 板状介在物がランダムに分散した複合材料(低体積含有率)
第4章 等価剛性の上下界
4.1 等方性体と見なした際の等価剛性に関する上下界
4.2 横等方性体と見なした際における上下界
4.3 等価物性と上下界をどのように考えるか
4.4 繊維強化複合材料の等方的等価剛性
4.5 板状介在物強化複合材料の等方性等価剛性
4.6 ここまでのまとめ
第5章 積層板
5.1 変換関係式
5.2 積層板の古典積層板理論
5.3 円筒曲げ
5.4 高階変形理論
5.5 自由端効果
第6章 応力解析,強度,設計
6.1 異方性弾性論における境界層理論
6.2 強度および破壊基準
6.3 設計例1:繊維強化圧力容器
6.4 設計例2:繊維強化フライホイール
第 7 章 波の伝搬
7.1 等価な均質材における波の特性
7.2 積層材料における透過と反射
7.3 分散関係式
7.4 過渡的な波の伝搬:積層材料
7.5 過渡的な波の伝搬:3次元的に周期性をもつ材料
7.6 ランダムな不均質性による減衰
7.7 混合理論の適用:流動化した円柱の動的不安定性
第 8 章 非弾性および非線形効果
8.1 多孔質体の塑性変形
8.2 繊維系の塑性変形
8.3 複合材料の粘弾性特性
8.4 粘弾性流体懸濁液モデル
8.5 繊維系の大変形
第 9 章 有効熱特性
9.1 熱弾性理論
9.2 熱伝導率
9.3 熱膨張係数
9.4 比熱
9.5 考察
原書は3つのパートに分かれており,パート1は電源マネージメント,パート2はシグナル・チェーン,そしてパート3は回路集です.本書はパート2の完全日本語版で,データ変換,信号処理,および高周波設計に関する多くのアプリケーションを解説しています.
目 次
☆第1部 データ・コンバージョン
●第11章 電池1本で動作する回路
◎時間精度を追求する技術
●第12章 部品性能と測定技術の向上が16ビットDACのセトリング・タイムを確定する
◎純正さの証明
●第13章 A→Dコンバータの忠実度の試験
☆第2部 シグナル・コンディショニング
●第14章 新しい電力バッファICのアプリケーション
●第15章 計測および制御回路における熱テクニック
●第16章 オペアンプのセトリング時間の測定法
●第17章 高速コンパレータのテクニック
●第18章 高性能な電圧ー周波数コンバータの設計
●第19章 ユニークなICバッファがオペアンプ設計を強化し,高速アンプを手懐ける
●第20章 モノリシック・アンプのための電力増幅ステージ
●第21章 複合アンプ
●第22章 2次フィルタのカスケード接続による高次全極型バンドパス・フィルタのシンプルな設計法
●第23章 FilterCADユーザーズ・マニュアル,バージョン1.10
◎迅速な確実性の定量化
●第24章 高精度広帯域アンプの30ナノセカンドのセトリング時間の測定
●第25章 2GHz差動増幅器/ADCドライバの応用と最適化
◎静止状態への急速な移行を定量化する
●第26章 広帯域アンプのための2ns,0.1%分解能でのセトリング時間測定
◎空気の詰まったオリーブ瓶が教えるシグナル・コンディショニング
●第27章 音響温度測定入門
☆第3部 高周波/RFデザイン
◎バラクタ制御(バリキャップ制御)の性能低下を防ぐ
●第28章 スイッチング・レギュレータを使った低ノイズなバラクタ(バリキャップ)・バイアシング
●第29章 安価な結合方法でRFパワー検出器が方向性結合器を置き換える
●第30章 RMSパワー検出器の出力精度の温度特性を向上させる
序盤で量子化学の根底にある量子力学の成立・発展をていねいに解説した。最終的には構造化学や分光学まで扱う。全体に数式は多いが、豊富な例題や演習問題を理解の助けとしてほしい。長い目で見て必ず役に立つ本である。
本書は,量子化学の根底にある量子力学の成立・発展から、最終的には構造化学や分光学までを扱った量子化学の教科書です。苦手な量子化学を何となくでも理解させるために,数式を極力減らした本の出版が増加傾向にありますが,本書ではあえて数式をしっかりと示すことで,将来的にも役に立つ量子化学の基礎を身につけてもらうことを目指しました。ただし,本書では「なぜこの式が出てくるのか」という根本から説明するように努めましたので,最初からていねいに読み進めれば,学生1人の力でも理解できるはずです。
本書の第1章から第3章では,古典力学から量子力学の成立・発展までを概観しました。その時点で「何がわかっていなかった」のかを明確にし,量子力学誕生までの流れを理解できるように配慮しました.古典力学・量子力学は量子化学を学ぶ際の基礎となるため,数式を用いてしっかりとていねいに解説しています。
第4章,第5章ではシュレーディンガー方程式の解法およびシュレーディンガー方程式から得られる情報についてを詳しく述べました。
第6章から第9章では水素原子,多電子原子,二原子分子,有機低分子の電子構造に絞り,ていねいに記述しました.
第10章では「量子力学の知見がどのように熱力学を説明しうるか」に焦点を当て,統計熱力学について簡単に触れました.物理化学の授業の最終目標の1つは,熱力学と量子化学の統合的理解であり,それには統計熱力学が必要です.統計熱力学という大きな学問領域のごく一部を大学院入試で問われる範囲に限定して記述してあります.
第11, 12章では,さまざまな分光学において量子力学の知識がどのように役に立つか,そして実際にスペクトルをどう解釈するかについてまとめました。
物理化学を修得して自分のものにするには,お話を読むだけでなく演習が必要不可欠です。そのため,トピックごとにできる限り例題を入れ,さらに章末にはその章をまとめる問題を配して理解すべき事項がわかるようにしてあります.これらを解答できるようであれば,定期試験,大学院入学試験には十分対応可能です.
最近の量子化学の本とは逆行しているようなコンセプトの教科書ですが、長い目で見て必ず役に立つ1冊です。
本書の構成として、第1章では、科学機器製造業者の国際的な展開を概観し、その基盤となっていた欧米の産業の発展に関する日本政府の認識を検証し、教育用科学機器の導入から国産化に至る道筋を検討した。第2章では、個々の機器に関するデータの整理の方法や、購入経路の同定の仕方を紹介し、第三高等学校とその前身校が教育研究の内容の充実とともに科学機器を購入してきた経過を詳しく展開した。本書の眼目は第3章では、コレクションの中でも代表的な200点の機器を選んで分野ごとに9節に分け、各節のはじめに、紹介される機器を中心にした科学と科学機器の発展史を叙述し、その後に各機器の写真と解説とを配した。
材料の最新知識と技術の最先端が1冊に。マシニストのための必携本!
表層を掬ったアプリ研究ばかりが指向され、研究の狭窄化、蛸壷化が進化する。そんな時代だからこそ、初学者の基礎のキソを誰にでもわかる成書として供したいー数学物理センスのなさに呻吟しながら勉強してきたと自負する谷本教授が、わからない人の勘所、泣き所を押さえて懇切丁寧に解説。
本書では、統計力学がどのように成り立っているか、どのように応用されるかについて解説する。統計力学の物理学的位置づけは、諸熱力学量の間の一般的な関係を具体的な対象に適用するために必要となる、個々の物理系の熱力学的性質を、その系のミクロな力学的情報(運動方程式、ハミルトニアン)から導く手法であるといえる。
本書では、その原理、対象のモデル化について説明し、具体的な統計力学の適用方法に関する種々の計算手法(特性関数の方法、状態密度の考え方、量子統計での応答や密度行列の方法、相互作用がある系での転送行列の方法、平均場近似、モンテカルロ法など)の紹介を行っている。主に熱平衡状態を取り扱っているが、モンテカルロ法の原理としてのマスター方程式の考え方や、線形応答理論についての解説も行っている。
1 熱力学と統計力学
例題1【理想気体の状態方程式とマイヤーの関係】
2 統計力学の定式化:等重率の原理とボルツマンの原理
例題2【温度の定義とボルツマンの原理】
3 カノニカル集団とグランドカノニカル集団 18
例題3【カノニカル集団,グランドカノニカル集団での状態の出現確率】
例題4【カノニカル集団での物理量の平均値と分配関数の役割】
4 対象のモデル化:ハミルトニアン
例題5【モデル化の例】
5 理想気体の統計力学
例題6【カノニカル分布の方法による理想気体の状態方程式の導出】
6 2準位系の統計力学
例題7【2準位系のエネルギーの温度依存性】
7 特性関数の方法
例題8【モーメントとキュムラント】
8 量子系の統計力学
例題9【希薄な量子理想気体】
例題10【調和振動子】
例題11【量子スピン系】
例題12【量子系での応答と相関関数】
9 密度行列
例題13【密度行列の例】
10 状態密度
例題14【波数の状態密度】
例題15【黒体輻射】
11 縮退理想気体
例題16【フェルミエネルギー】
例題17【ボース・アインシュタイン凝縮】
12 相互作用がある系での分配関数
例題18【有限系で直接計算と部分和と転送行列の方法】
例題19【転送行列での相関関数】
例題20【はしご格子】
13 フラストレーションとエントロピー誘起秩序
例題21【フラストレーションとエントロピー誘起秩序】
14 平均場近似
例題22【平均場近似】
例題23【臨界現象】
例題24【平均場近似での自由エネルギー】
例題25【スピン状態の縮重度と1次相転移】
例題26【連続スピン系での平均場近似】
15 気相液相相転移
例題27【格子気体模型 (lattice gas model)】
16 モンテカルロ法とマスター方程式
例題28【マスター方程式】
例題29【モンテカルロ法】
17 線形応答
例題30【線形応答】
発展問題の解
本書は著者らが1963年から1994年にかけて、九州大学工学部冶金学科および鉄鋼冶金学科さらには材料工学科の2ないし3年生に、金属物性論、固体物性学として講義してきた内容の前半部分を「金属物性学の基礎はじめて学ぶ人のために」として、一学期(半年)用にまとめたものである。近年採用されつつあるセメスター制を意識する。
病棟でCRP上昇や培養陽性を見たとき、反射的に抗菌薬を投与していませんか? 本書は、レジデントが臨床現場で直面する「検査結果の解釈」と「次にとるべき行動」を、1日1テーマ、全28日間で学べる形式で実践的に解説します。
「痰からカンジダが出た」「尿中白血球が陽性」「術前検査で梅毒反応」など、判断に迷う具体的なシナリオを提示。偽陽性や保菌(定着)、コンタミネーションの可能性を論理的に除外し、真の感染症を見極めるための思考プロセスを養います。
単なる知識の羅列ではなく、「追加検査は何が必要か」「経過観察でよいのか」「専門医へコンサルトすべきか」といった具体的なアクションまで網羅。検査値の異常に動じず、自信を持って診療にあたるための感染症マネジメントが身につく一冊です。
バイオマーカー
DAY1 病棟で発熱した、CRPが高い!どうしたらいい?
DAY2 プロカルシトニン数値が高い、細菌感染に違いない!
呼吸器/抗酸菌
DAY3 痰培養から常在菌、これは肺炎?
DAY4 痰からCandida検出、Candida肺炎として抗真菌薬投与します!
DAY5 不明熱精査で検査したらIGRA陽性だった。どうしたらいい?
DAY6 喀痰の抗酸菌塗抹検査が陽性となった。隔離?どうしたらいい?
尿路
DAY7 尿中白血球が陽性、尿路感染症ってことでよい?
DAY8 尿培養でCNSが陽性だった、尿路感染症?
血流/真菌
DAY9 発熱して血液培養からグラム陰性桿菌、どうしたらいい?
DAY10 発熱して血液培養からカンジダ、コンタミ?どうしたらいい?
DAY11 血液培養から黄色ブドウ球菌が検出。でも1本だけだしコンタミ?
腹部
DAY12 入院中に下痢、便培養でESBL産生大腸菌がでた。治療が必要?
DAY13 CD抗原(C.difficile抗原)が陽性。治療は必要?
真菌
DAY14 β-Dグルカンが陽性。抗真菌薬は必要?
DAY15 CVを抜いたのでカテ先培養を念のために出したらカンジダが出た。コンタミ? どうしたらいい?
DAY16 不明熱の精査で抗アスペルギルス抗体が陽性だった。すぐに治療が必要?どうしたらいい?
ワクチン
DAY17 「風疹の抗体が低い」といわれた。ワクチンは必要?
STI(性感染症)
DAY18 「先週、風俗に⾏った。性病検査をしたい。全部調べて欲しい」といわれた。どうしたらいい?
DAY19 術前検査で梅毒反応が陽性になった。どうしたらいい?
DAY20 血中クラミジア抗体が陽性になった。どうしたらいい?
DAY21 健診でHBs抗原が陽性だった。どうしたらいい?
ウイルス
DAY22 妊娠時の検査でHIV抗体が陽性だった。HIVに感染している? どうしたらいい?
DAY23 髄膜炎の原因精査でHSV抗体が陽性となった。どうしたらいい?
DAY24 ステロイドを使用中、CRP上昇の精査にCMV血中抗原をとったら陽性になった。どうしたらいい?
DAY25 消化管潰瘍を生検したら、病理でCMV染色陽性の細胞が検出された。どうしたらいい?
DAY26 1カ月続く咽頭炎でコロナPCRをとったら陽性だった。コロナが長引いている? どうしたらいい?
細菌検査
DAY27 培養で菌が検出されたけれど、投与している抗菌薬の感受性結果がない。どうしたらいい?
薬剤
DAY28 バンコマイシンのTDMで血中濃度を測定したら著明な高値、どうしたらいい?