著者HPで公開され、多くの学生・研究者の間で話題をよんだ講義ノートを、本格的に基礎から学びたい人たちに向けて全面改訂。他分野の読者や独習者にも最適なテキスト。
本書では、移動現象論の基礎となる事項をできるだけ平易に記述している。材料工学を専門とする読者を強く意識して執筆していること、数学に関する丁寧な解説を加えていること、電磁気学と移動現象論との密接な関係を紹介していること、多孔質体内の流動や乱流といった応用上重要な項目にも触れていることなどに大きな特徴がある。また多くの演習問題を設けており、本文を参考にしながらこれらを解くことによって、応用力を養うことができるようになっている。
本書は、資源問題や地球環境問題を背景としてカーボンニュートラル社会実現のために必要な資源・エネルギーに関する基礎知識や技術について幅広くコンパクトにまとめた本である。
まず、資源問題、地球環境問題、エネルギー事情、これまでのエネルギーの中心であった化石資源に関する基礎知識や各種エネルギー変換技術について解説している。技術的な基礎に留まらず、最新の統計データやCOP等の国際的な取組状況も含んでいる。さらに、これからのエネルギーとして重要な再生可能エネルギーや水素エネルギー等の最近の注目分野についても基礎事項から実例まで取り上げている。カーボンニュートラル社会実現というハードルの高い中長期的テーマを見据えて、将来のエネルギーのあり方について考える素養を修得することを目的とする。
福島県に精通している著者が、再生可能エネルギーを推進してきた福島県の取り組みを実際に目の当たりにした事例を筆頭に解説している。
また、普段は目にする機会が少ない再生可能エネルギー施設(水力発電所・風力発電所・太陽光発電所)を著者撮影カラー写真を交えて具体的に紹介していることを特徴とする。
第1章 エネルギーの基礎と地球環境問題
第2章 国内外のエネルギー事情
第3章 エネルギー資源
第4章 伝熱:熱エネルギーの移動
第5章 ボイラー・火力発電
第6章 熱電併給と排熱活用技術
第7章 ヒートポンプと空調
第8章 化学熱力学
第9章 化学エネルギーと電池
第10章 水素エネルギー
第11章 省エネルギー
第12章 再生可能エネルギー
第13章 カーボンニュートラル社会の実現のために
バイオマスエネルギーは、設備の設置・維持管理・燃料製造・運搬・販売など多くの雇用を生む。疲弊する地域経済にとって、持続的な恩恵をもたらす効果がある。
試験全範囲にわたりよく出るパターンの問題を掲載。充実解説+過去問題。
平成20年度の1年間に発行した「理科教育ニュース」「ためしてみよう」「指導者用解説紙面」を縮刷し、活用版として1冊にまとめたもの。
「化学を学ぶ学生に必要な数学」の知識を、平易な本文と、わかりやすい図表を用いてまとめる教科書・参考書!
本書は、化学系学部の学生に「化学で必要な数学」の知識を、平易な本文と、わかりやすい図表を用いてまとめる教科書・参考書です。多くの学生が興味を示すように、単純な数学の問題ではなく、化学に直結した例を多数挙げ、丁寧にわかりやすく解説します。大学1、2年生を意識した化学数学の基礎から3年生以上を意識した応用までを体系的に学習できるものとし、さらにテキストとして使用しやすいように、例題および練習問題を充実させています。1章につき5〜10問程度を掲載し、解答・解説を丁寧に記述しています。
第1章 基礎化学
第2章 物理化学
第3章 無機・分析・電気化学
本書は、理科離れの弊害を少しでも防ぐために、高校で物理の単位を取らなかったとか、学習に不足を感じている大学生のための教科書および参考書として編集し、また、物理を初めて学ぶ学生にも理解できるよう、微積分を使わずに平易に記述しました。
気候変動、黒潮と親潮、海洋プラスチックごみ問題、東日本大震災と海…。海洋物理学の大家による人気エッセー集の最新刊。
はじめに
第一部 海洋瑣談
第二部 海の話
第三部 海洋時論
第四部 東日本大震災と温暖化、そして海
建築の熱・空気環境をやさしく解説。[内容]気象・気候/日照と日射/温熱・空気環境/計測/伝熱/熱伝導シミュレーション/室温と熱負荷/湿り空気/結露/湿度調整と蒸発冷却/換気・通風/機械換気計画/室内空気の変動と分布/他。
本書は、化学、化学工学、機械、エネルギーなどの分野で初めて熱力学を学ぶ人の教科書を意図して書かれている。また、参考書や副読本としての利用も可能であるし、産業界の各分野の方々が熱力学を独学する際にも役立つように、容易に熱力学の本質を理解でき、しかも、ヒートポンプや燃料電池などアップ・トゥ・デートな応用例が盛り込まれている。
物理というと、すぐにむずかしい理論や公式を連想して、必要性を感じながらもついつい見送っているというかたが多いのではないかと思います。しかし、本書は、丸暗記を強要する受験書でも、理論式ずくめの専門書でもありません。本書は、現場から多くの声をもとにして、現場の教育担当者が長年社員教育に用いてきたノウハウを満載した物理のテキストを、さらにやさしく解説し、1冊の本にまとめたものです。
物理学を熱愛してやまないガモフ博士がその歩みを克明に跡づけ、将来を展望しつつ案内する知の歓びがいっぱいの科学の世界。