ニューヨーク、パリからアンデス、イースター島まで。多忙な中、都市をふりだしに、辺境の地まで足を伸ばした漫画の神様・手塚治虫の“旅の記録”。愉しいカットと絶妙の語り口で綴ったエッセイに加えて、ルポルタージュ・コミック「七色いんこの国際漫画際ルポ」を収録。さらに巻末には、自作キャラクターの誕生秘話を綴った「手塚漫画の主人公たち」、「らくがき事典」を併載した、手塚漫画の創作の秘密に迫る、立東舎文庫オリジナル編集のエッセイ集。
ぼくは、モリアオガエル。とびこみも、もぐりも、およぎもとくいだよ。この池には他のカエルもすんでいるんだ。トノサマガエル、ツチガエル、アカガエル、ウシガエル、アマガエルに、シュレーゲルアオガエル。みんなの鳴き声、聞いてみて!好きな食べ物はなんだろう。卵を生む場所や、オタマジャクシの形もそれぞれちがうんだ。お話に親しみながら、さまざまなカエルの生態に出会える絵本。
長らく入手困難だった幻の奇跡のラブストーリー。
広瀬弦描き下ろしの絵を加え、装いを改め、復刊!
一枚の美しい切手をめぐり、すれちがい、めぐりあう人間模様。ささやかでいとおしい一度きりの旅を、だれもが懸命に生きている。
青年は「世界最高にして最強の故郷アメリカ」をなぜ捨てたのか? ロシア語を学びソ連、東欧を経て、日本に辿りつき、ついには国籍を捨てオーストラリア人になった作家の回顧録・エッセイ。
・ホロコーストから逃げ延びたユダヤ人を祖先にもつ自分のルーツ。
・ケネディ時代からトランプに至るアメリカの真実。
・白豪主義の色濃く残った70年代から現代にいたるオーストラリアとオーストラリア人。
・1960年代から現在まで、50年にわたる日本と日本人の姿。
などをテーマに、宮沢賢治、石川啄木への熱い情熱、そして、井上ひさし、アンジェイ・ワイダ、大島渚、坂本龍一らとのエピソードを交えながらダイナミックに描いていく。
【著者略歴】
ロジャー・パルバース
作家、翻訳家、演出家。東京工業大学名誉教授。1944年、ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)を卒業後、65年ハーバード大学大学院で修士号を取得。1967年に初来日。長篇小説や短篇集、戯曲、随筆集多くの著作を出版、上演している。76年オーストラリア国籍取得。『STAR SAND-星砂物語ー』では、映画監督を務める。『もし、日本という国がなかったら』(集英社インターナショナル)、『驚くべき日本語』(集英社文庫)など著書多数。
大沢章子(おおさわ あきこ)
翻訳家。兵庫県出身。大阪大学人間科学部卒業。訳書に、R・M・サポルスキー『サルなりに思い出す事など 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々』(みすず書房)、ジャロン・ラニアー『今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由』(亜紀書房)などがある。
過去の出来事を境に疎遠になっていた利央と弦九郎。高校の修学旅行で京都にいた彼らは、そこで巨大地震に襲われる。お互いの無事は確認できたものの、さっきまでの京都と何かが違う。そう思った矢先、悪鬼のような男に本物の刀を向けられてしまう利央だがー「近藤」と呼ばれた男にその場を収められ彼らは気付く。男と一緒にいたのは土方歳三。ここは、幕末の京都なのだとー。激動の時代、生きる意味を見出す二人の少年を描いた、壮大青春ストーリー。
気弱な37歳童貞の産婦人科医、弓削のもとに下腹部からの出血を訴える男がやってきた。屈強な大工の青年、岩本だ。いくら検査しても原因がわからず途方に暮れるが、その症状からある可能性に辿りつく。「正常に機能する卵巣・子宮を持った男性」--MFUU。そんなこととは思いもしない岩本は、産婦人科に回されたことを訝しみ、不安と緊張で苛立っていた。岩本を安心させようと超音波検査を勧める弓削だったが…! ?
新型コロナウイルスの大流行により、多くの業界で従来のセオリーや売り方が通用しなくなりました。しかしこれは、コロナがきっかけになっただけで、何年も前からその状態になっていたのではないでしょうか。本書では、「他者にないオリジナリティ」でコロナ禍を乗り越えた企業の実例とともに、「自分だけの売り方」でお客様とつながり、喜んでもらうための考え方をお伝えします。
ぼくを拾ったのは、美人だけどポンコツで人見知りの吸血鬼!? 天涯孤独で森をさまよっていた人狼の少年・ヨエルは、倒れているところを吸血鬼・アデリアに救われた。アデリアは美人なんだけど人見知りでポンコツで生活能力が全然なかった! これじゃ、お世話をしているのはどっちなんだか…。不器用で孤独な2人の優しくて、温かくて、ときどき不穏な共同生活が始まった。
ザーン ザーン ぐう ぐう ぐう。海のふとんにくるまり、波の音にゆられて、ぼくは眠る。海の中でねこのシロを追いかけて泳ぐ。朝、起きると子ねこがたくさん生まれていた。そして、ぼくは眠る。もぞもぞ動くねこたちと……。海やねこ、パン、ぞうなど、“ぼく”は、いろんなふとんにくるまって眠る。夢の中で遊び、光あふれる幸せな朝をむかえる。勢いのあるタッチで描く動植物で注目を集める画家、ミロコマチコ二作目の絵本。
“親友"紗和子と仲を深める理珠。大会前の不安を桐須先生に打ち明けるうるか。勉強を通じて成長していく成幸達だが、圧倒的前途多難な文化祭が開幕し…!?
ある私立の全寮制の学校が、まるごと異世界に転移した。高等部1年生でいじめられっ子のぼく・賀谷和久は、いじめの主犯を殺すために掘った落とし穴で、偶然モンスターを殺した。その瞬間から、ぼくはモンスターに対抗できる稀有な存在へと進化した。同じ日、ぼくは森の中でオークに襲われていた中等部3年の美少女・下園アリスを助けた。アリスとともにオークを倒しレベルアップをしていくなか、ぼくはある選択を突きつけられた。自分ひとりで生きるために最適な召喚魔法か、それとも、他人と一緒に戦うための付与魔法かー「小説家になろう」発、大人気サバイバルファンタジー!
こども六法の副読本! 小学生のころ、僕は殴る蹴るの激しいいじめを受けていた。自分に自信がもてなかった僕が、どうやって夢をかなえたのか? 学校が苦しい人、友人関係がしんどい……すべての悩める10代におくるサバイバルガイド。
悶絶するほどかわいくて、なぜか無性に懐かしい。抱きしめたくなる家族エッセイ誕生! 「おとうさん、むしって日本語しゃべれないの?」「おかあさん、まぶしいから太陽へらして」「てきにたべられないように、おおきくなりたい」--記録魔の小説家が天然成分100%の妻、かわいすぎる4歳児ちんたん、豆粒のような0歳児タッとともに歩むのは「人間への道」。ありふれた家族のスペシャルな日常を実況中継いたします。
10歳のときに神戸空襲で両親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、共に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの、声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。
第二次世界大戦後、戦争孤児は日本全国に12万人以上いたといわれている。彼らは誰からも守られず、地を這うように生きた。
山田清一郎さんは、10歳で天涯孤独となり、路上で暮らした過酷な日々の記憶を、長い間胸の奥に閉じこめて暮らしてきた。語り始めたのは60歳を過ぎてからだ。
話したくはない。でも、今話さなければ、誰が仲間たちの声を伝えるのか…。
あなたには、届くだろうか。敗戦後75年目の節目に問う作品。
プロローグ
第一章 かあちゃんの歌
第二章 形のない別れ
第三章 一九四五年六月五日、神戸
第四章 テンキュー、ヨーカン
第五章 野良犬と呼ばれて
第六章 アキラとトマト
第七章 帰命頂礼(きみょうちょうらい)
第八章 アキラのお父さん
第九章 浮浪児仲間の歌
第十章 旅立ち
エピローク
あとがき
「はやぶさの目」とよばれる、世界的な恐竜学者・小林快次氏。小林氏の研究者としての道のりを、恐竜少年とよばれた少年時代から、2019年に発表されたカムイサウルスなど数々の大発見をなしとげるようになった現在まで、あますところなく語りつくした1冊!
・恐竜少年あらわる
・悩み続けた留学1年目
・研究者としての第一歩
・恐竜発見の醍醐味
・これからの恐竜研究
恐竜学者にあこがれる子ども達はもちろん、すべての恐竜ファンに捧ぐ、恐竜学のバイブル!
夜のまんなかで出会った「きみ」と「ぼく」。
気がつくと、きみがいた。
夜のまんなかで、「ぼく」が出会ったのは「おつきさま」。
その瞬間から、心にしみる美しい物語がはじまります。
世界がぼくらの戦いを知る。加速する第4巻
「全ての人間がそれぞれの、主役だろ。」
2007年にTVアニメ化され、第14回(2010年)文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞した名作が、完全版(全5巻)で復活!
少年少女たちの心の機微を丁寧に描き、その斬新な設定で巨大ロボットものの新境地を開いた『ぼくらの』は、その後に漫画・アニメ・ゲームに大きな影響を与え続けているゼロ年代SFを代表する一作です。
今回は、描き下ろしカバーイラストはもちろんのこと、雑誌掲載時のカラーを完全再現、巻末には作品世界を深く読み解くための設定資料を特別収録。さらに、最終5巻には≪描き下ろし新作漫画≫を収録した完全版となります。
11人目の操縦者・往住愛子(アンコ)は、アイドルを目指す女の子。
TVキャスターでもある父は、娘の奮戦を全世界に配信するためコックピットに乗り込む。
尊敬する父を前で、アンコの戦いが始まる。
終幕に向かって加速する第4巻!
(本巻には第41話「往住愛子4」から第53話「宇白順1」を収録)
ぞうの子のテオは、あかちゃんになりたくてあまえてみたけれど…。ごっこあそびで、子どもは空想する楽しさを知り、心ゆたかに成長します。
7回転生してずっと童貞だった男が遂に??
前前前世から僕は、君を探しはじめたはずなのに、
一体どうして某大ヒット映画のように、リリカル展開にならないのか!
「え? アンケートが悪い?」
少年GUMPで連載する漫画家・乃木(7回転生してずっと童貞!)に、編集者から非情な事実が告げられた!
童貞ゆえにエロ描写が中途半端だからだと言うのだ!!
漫画家としての純粋な向上心のため、ついに童貞を捨てる決意をする乃木!
ところが漫画ばかり描いてきたため、女の知り合いが、巨乳アシスタント・花撫しかおらず…?
一方、乃木に片想いするゲイのアキラは??
読者諸君に告ぐ!
いま一度、カバー表のカラー画像を見て欲しい。
本書を読んで、この絵の意味が分かった時、君は童貞の闇の深さに涙する…!!