虚しく来たりて、満ちて帰るー。弘法大師と歩む現代の旅。
本書は『宇佐神宮史』室町時代五として永禄元年(A・D・1558)〜文禄五年(A・D・1596)の史料を収め「史料篇巻十三」とした。
史料を丹念に読込み、律令政府の調庸収納システムとその変容を解明する。また大宰府の西海道支配や藤原広嗣の乱、令集解や肥前風土記の成立に関わる論文を収める。いずれも綿密な史料解釈と明快な論旨で完成度が高い。
漢字検定2級試験の各出題分野別の傾向と対策を徹底分析。本文をテキスト編と問題集編に分けて効率よく学習。漢字についての基礎知識を簡明に解説。故事成語を楽しみながら学習。
古代の神社や祭りとはどのようなものか。京都の上賀茂神社の葵祭と御阿礼祭の歴史を通し、天皇中心の王権の祭りと地方神社の祭りの相違を追及。人間と自然が共生する信仰の世界から、古代の神社や祭りを見直す。
いまも大勢の人々が参加し繰り広げられる祭りには、どのような時代背景や人々の思いが込められているのか。各地の民俗芸能から昭和天皇崩御の社会現象まで、様々な祭りの演出と歴史を探り、現代の祭りの意味を問う。
全国各地に残された様々な文書や記録類。第一線の歴史学者が、これらの史料をもとに、戦国期から明治初期までを対象とし、政治・経済・社会・外交などの多方面にわたり読み解き、新たな日本近世史像を再構築する。
400年間続く市場の競り人が、江戸食文化と青物を語る。やっちゃ場育ちの粋人(写真家)秋山庄太郎が推奨する江戸・八百八町の世相世情と、やっちゃ場の裏表を描く。関東・関西市場の取引符丁、大公開。
カイルベルトはカラヤンと同い年。だからこのCDを聴くと、逆説的だがいかにカラヤンが突出した存在だったかを痛感する。でもこの演奏は、当時のドイツにおける標準的なものだったのだろうし、何よりカラヤンの陰に隠れていた“ゲルマン”が見えて面白い。
漢詩の好きな人、そして中国を旅する人に必読の一冊。名詩で旅する中国。80カ所の地名を項目とし、その地にゆかりの330の詩を厳選。地名の情報、なめらかな訓読、簡明な注、解説、現代語訳、そして著者自身の紀行と、多面的に鑑賞できる。詩だけでなく「詞」も多数掲載する。屈原・荊軻、李白・杜甫から魯迅・毛沢東にいたるまで多彩な詩人が登場。長安・赤壁・西湖・長城などの「名所」はもちろん、チベットから海南島までの地名を網羅。読みたい詩、知りたい地名・人名がすぐに引ける掲載詩一覧、索引、作者略伝、用語解説を付す。