物理系の科学者が中心の随筆雑誌。
随筆以外にも、評論や歴史譚なども織り交ぜ、科学の視点に立ちながらも、社会や文明、自然、芸術、人生、思想、哲学など、幅広い事柄について自由に語る。第23号
(エッセイ)
「パンドラの箱」を開けてしまった重力理論研究者たち/前田恵一
来し方を振り返って/坂井修一
ボルツマンのピアノ、連続と離散/稲葉 肇
徳島科学史研究会の四〇年ー私的覚書/西條敏美
「哲学者の時間」の行方ーアインシュタインとベルクソン/平井靖史
(連載)
音楽談話室(二十三)バッハ平均律は平均律にあらず/井元信之
一世紀前の日本の物理学とアインシュタイン来日(二)/伊藤憲二
随筆遺産発掘(二十三)海底紀行/坪井忠二(解説:細川光洋)
本読み えんたんぐる(十九)あるべきものがあるべき場所にあること/尾関 章
(コラム連載)
窮理逍遙(十六)ポスドクのウンルーとの出会い、お互いに「おめでとう」/佐藤文隆
窮理の種(二十二)逃げゆく夢/川島禎子
表紙画/戸田盛和「青木湖」
裏表紙画/細谷暁夫「白い百合」
訳者の中山元さんの解説から、一部抜粋した。
ウェーバーの宗教社会学は、三部構成となっている。その目次を次に掲げてみよう。
<第一巻>
序
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
『プロテスタンティズムの諸宗派と資本主義の精神』
世界宗教の経済倫理ー比較宗教社会学試論
序論
第一部 儒教と道教
中間考察
<第二巻>
第二部 ヒンドゥー教と仏教
<第三巻>
第三部 古代ユダヤ教
この構成から明らかなように、ウェーバーの宗教社会学は大きく分けて、プロテスタントの倫理を考察する『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』および『プロテスタンティズムの諸宗派と資本主義の精神』の部分と、東洋と中東の宗教の倫理を問う『世界宗教の経済倫理』で構成されているということである。この『世界宗教の経済倫理』は具体的には、第一部で中国の儒教と道教を考察し、第二部でインドのヒンドゥー教と仏教を考察し、第三部ではユダヤの古代ユダヤ教を考察するものとなっている。そしてウェーバーはこれらの三つの地域における宗教的な経済倫理は、プロテスタンティズムとどのように異なり、それが資本主義の成立や興隆の実現をどのようにして妨げたのかを、丹念に追跡していくのである。
これらの三部の考察は大部な著作として残されているが、これらの個別研究とは別に、ウェーバーは宗教倫理と経済の関係について考察する総論に該当する文章を、『世界宗教の経済倫理』に含めている。それが冒頭の「序論」と中国の儒教と道教の考察が終わったところで執筆された「中間考察」である。
「序論」には、これらの世界宗教の考察の方法論的な点検が行われるが、これは「中間考察」でも続けられており、これは中間的な考察であると言うよりも、序論の議論をさらに展開した文章となっている。
<第一巻>
序
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
『プロテスタンティズムの諸宗派と資本主義の精神』
世界宗教の経済倫理ー比較宗教社会学試論
序論
第一部 儒教と道教
中間考察
<第二巻>
第二部 ヒンドゥー教と仏教
<第三巻>
第三部 古代ユダヤ教
いまや宗教を無視しては現代世界を語れない。洞窟壁画、ピラミッド建設、イスラム教誕生、十字軍、宗教改革、聖母マリア出現、文化大革命……24の事件から人類と宗教の歴史の核心をつかむ。
終の住み処、ここでいい? 人生最大のお買い物は、人生最悪のドラマを生む!? 天才建築家が設計した、通称「おっぱいマンション」。立地もデザインも抜群、いわゆるヴィンテージマンションで、居住希望者もひっきりなし。だが、重大な問題が発覚! 勃発した改修騒ぎは、建築家の娘、学生運動あがりの元教師、秘密を抱えた元女優、天才の右腕たちを巻き込み、すべてを賭けた闘いに。いまここにある危機を描いた切実エンタメ!
先に始めた人から「悠々人生」を実現している!貧乏サラリーマンの大逆襲。生涯を豊かに生きることを目標に、今の自分も救済できるパワフルな不動産投資実践の書。
生徒募集の法則、6倍効果が出るチラシ作成法、退会者半減の退会防止、未納率ゼロの授業料回収法など、プロが教える実践的ノウハウの集大成。
会社のお金は、どこから入って、どこへ出ていくの?
銀行から会社資金の融資を受けるとき、銀行員は会社のどこを見ているのかー?「審査が厳しい」「貸してくれない」「取り立てが怖い」といった思い込みや不安を持つ必要はない。先代社長が急死して会社の二代目を継ぎ、それまで馴染みのなかった銀行取引の場面に遭遇するユウスケのモデルストーリーを交えながら、元銀行員である筆者が、融資・債権回収の仕組みと銀行のホンネを解説。
保育所保育指針の改定で、ますます注目される、0.1.2歳児保育の質!
東京都足立区立の全保育園・こども園で、
およそ5年前から取り組み始めた乳児保育の見直し実践。
「あたりまえ」と思っていた保育を見直すことによって
0.1.2歳児保育の質が上がってきた過程を、
当初の姿や現場のとまどいも含めて紹介します。
【目次】
1◆生活場面にひそむ「あたりまえ」
2◆あそび場面にひそむ「あたりまえ」
3◆環境にひそむ「あたりまえ」
4◆まだまだある!「あたりまえ」
ほか、
◆わたしたち、変わりました!
◆新しい指針・要領が示すもの123
抗凝固薬か抗血小板薬なのか?血圧や糖尿病はどう管理するか?スタチンは必要か?CASをするのかCEAか?減圧開頭するのかしないのか?治療方針の判断に迷った時にエキスパートはどう考えるのか。思考プロセスが見える1冊!
税効果会計について「図で理解する」をコンセプトに1テーマ見開きで解説。第3版では2022年4月1日以後開始事業年度から導入されるグループ通算制度のポイント等をフォロー。
その禄わずか四十俵の小倅から、今や陸軍総裁となった勝。しかし朝廷に対する慶喜の恭順の意は通ぜず、薩長倒幕軍の東征はとどまるところを知らない。幕府軍には脱走兵が続出、江戸の運命は風前の灯となった。勝一代の名文、和平への心血を注いだ一書を携えて、官軍総参謀西郷隆盛の許へ赴く山岡鉄舟。二百六十年の大権を握った徳川幕府の最期、江戸開城の日は刻々と迫る。
ビジネスに効く実務を凝縮した1冊。法務部員はじめ若手弁護士が必見の官民資料・文献・Web情報を網羅的に紹介。企業法務に精通する著者陣が押さえておきたい勘所を解説。
経営内外に潜む「リスク」に打ち勝つ!!130を超えるケーススタディで、知っておくべきリスクの解決策を伝授。長年中小企業を支配してきた著者だからわかる「今そこにある危機」脱出のための指南書。
2022年11月27日(待降節第1主日)から始まる日本のカトリック教会での新しいミサの式次第にもとづき、会衆に関係する部分を分かりやすく示した手引き。ミサの式次第と式文に親しみ、ミサをより深く味わうための必携の一冊です。
30年以上にわたりご好評いただいてきた『ともにささげるミサ』と同じサイズで、さらに太く読みやすい書体を採用。縦書き、2色刷り。教会の常備用としても最適です。よく使われる第2・第3奉献文の他、第1・第4奉献文も収録。
内容は『ローマ・ミサ典礼書』ラテン語規範版第3版に基づく、日本カトリック典礼委員会編『新しい「ミサの式次第と第一〜第四奉献文」の変更箇所ーー2022年11月27日(待降節第一主日)からの実施に向けて』(カトリック中央協議会2021年10月20日発行)に準拠。
開 祭
1 入祭の歌と行列
2 あいさつ
3 回心の祈り
4 いつくしみの賛歌(キリエ)
5 栄光の賛歌(グロリア)
6 集会祈願
ことばの典礼
7 第一朗読
8 答唱詩編
9 第二朗読
10 アレルヤ唱(詠唱)
11 福音朗読
12 説教
13 信仰宣言
14 共同祈願
感謝の典礼
供えものの準備
15 祭壇の準備
16 奉納行列
17 パンとぶどう酒を供える祈り
18 献香
19 清め
20 祈りへの招き
21 奉納祈願
奉献文(エウカリスティアの祈り)
22 叙唱
23 感謝の賛歌(サンクトゥス)
24 第二奉献文
25 第三奉献文
交わりの儀(コムニオ)
26 主の祈り
27 教会に平和を願う祈り
28 平和のあいさつ
29 パンの分割
30 平和の賛歌(アニュス・デイ)
31 拝領前の信仰告白
32 司祭の拝領
33 信者の拝領
34 拝領祈願
閉 祭
35 お知らせ
36 派遣の祝福
37 閉祭のことば
38 退堂
39 典礼暦に合わせた「回心の祈り 三」
40〜63 叙唱
64 第一奉献文
65 第四奉献文
66 水の祝福と灌水
貸金業務取扱主任者資格試験対策の決定版
国家試験「貸金業務取扱主任者資格試験」の合格を目指すうえで必要な知識のすべてを網羅。
本書は、「確認問題→解説」の構成で、豊富な確認問題と解説をあわせて学習することにより、合格レベルの知識を身につけることができます。テーマごとの読み切り形式になっており、暗記ではなく、基本的な考え方を理解することで短時間でも効率的な学習が可能です。
「出題項目の分布状況」および「試験問題を解くテクニック」付。
司法書士独自の目線から、予防法務につながる重要テーマを網羅的に収録。実務の手引きとなる最適の一冊!
海事ビジネス関係者にとって船荷証券の知識は必要不可欠ですが、複雑で奥深い一面もあり、思わぬ落とし穴に陥る場合もあります。本書は、新進気鋭の海事弁護士・実務家が船荷証券を取り扱う上で留意すべきポイントを135の豊富な事例をもとに解説し、あなたのビジネスを強力にサポートします。