「自分の好きな本について話したい!」それなら、本のCM作りやブックトークに挑戦してみませんか。
自分の言葉や口で、本の魅力をみんなに発信してみましょう。
ビブリオバトルやアニマシオンの方法も収録。
近年の日仏書物史研究の成果を収載し、併せて両国の共同・連携研究への展望を提示する。
日仏図書館情報学会創設50周年記念出版。
緒言:日仏図書館情報学会創設50周年記念刊行を祝して……福井憲彦
1 在仏和古書の研究
フランスの和古書コレクション:各所での調査と発見……クリストフ・マルケ
フランス国立図書館所蔵『酒飯論絵巻』写本に関する共同研究プロジェクト(2010-2012年)……ヴェロニク・ベランジェ(八木雅子訳)
アンリ・リヴィエールとその江戸期版本コレクション:ギメ東洋美術館図書館所蔵……長谷川ーソケール 正子
2 日仏共同計画
国立国会図書館電子展示会「近代日本とフランス」のできるまで……渡邊幸秀
Web時代のマザリナード・プロジェクト:日仏共同研究プロジェクトの展望……一丸禎子
3 フランス書物史・印刷史:日本研究者の視点
「近世フランスの書物と社会研究」 と私……長谷川輝夫
書物史探訪ところどころ……二宮素子
モンテーニュ『エセー』と、その「特認」について……宮下志朗
画家プッサンと1614-19 年のパリの出版史……木村三郎
アルド・マヌーツィオとフランス……雪嶋宏一
日本文化史上のプランタン:16世紀フランス人印刷業者の偉大……安江明夫
情報検索の歴史、基礎的な考え方から、商用データベースの正しい利用法まで、全五章にわたり、分かりやすく詳細に解説。図書、雑誌から、新聞記事、法律、統計、特許、人物やビジネス、地図に関する情報など、各情報に応じた正しい検索術を習得する。
出版メディアの次なるページを考える。本書では、電子出版をめぐる出版流通、電子図書館、著作権、読書アクセシビリティなど新たな状況を解説し、デジタル・ネットワーク社会において電子出版がもたらす読書の変容、データベース化する出版コンテンツの利活用について考える。
東京子ども図書館は、子どもと本の幸せな出会いを願って活動する私立の図書館です。その活動の柱に、昔話や創作物語を子どもたちに語り聞かせる「お話」の普及があります。ふだん子どもに語っているお話を大人にも楽しんでもらうために、1972年からはじめた「月例お話の会」は回を重ね、2019年12月には500回を迎えました。これを記念し、1〜500回の全プログラム(お話の題名、出典、語り手)をまとめたのが本書です。前書きは、多くの語り手を育ててきた当館名誉理事長松岡享子。カラー口絵8頁には、お話会の折に配布した手づくりプログラムの数々、巻末には話名索引、出典リストを付しました。語り手にとっては貴重な情報源であるばかりでなく、ページを繰るたびにお話の楽しさ、豊かさが心に響く宝箱のような一冊です。
カラー口絵/
(まえがき)おはなし万歳! 松岡享子/
この本の見方/
お話をたのしむ会
月例お話の会がはじまる前の“黎明期”のプログラムより/
月例お話の会プログラム 第1回〜第500回/
お話索引/
出典リスト/
高度情報社会となった今日、図書館の存在価値に改めて注目が集まっている。従来の図書館は貸出サービスに偏重してきたが、近年、文化交流拠点、情報発信拠点、アーカイブ、電子図書館といった新たな役割を重視した取り組みがなされている。本書では、各地の先端的事例を紹介しつつ、図書館は情報ストックをもとにしたサービスを展開し、知の大海に乗り出すためのツールとなるべきとの位置づけを行う。
社交界が嫌いなウィステリア侯爵令嬢は、皮膚病が原因で結婚を諦め図書館司書として生きる道を選ぶ。遣り甲斐ある司書の仕事に邁進していると、閉架図書を探しに来た公爵令息シリルと出逢う。膨大な書物の位置を記憶するウィステリアの聡明さに惹かれたとシリルから求愛されるが、冗談に違いないと断るウィステリア。シリルは何度も真剣な眼差しで求婚してきてーー。甘い愛撫に蕩かされ、純潔を散らされる。
溺れるほどの愛を与えてくる公爵令息と受け入れられない司書の溺愛♡
1999年に『地域資料入門』(図書館員選書)が刊行されて20年、その後も地域資料をめぐる概説書は出版されてきませんでした。一方で、21世紀に入り図書館のあり方が変化し、従来のサービスに加え課題解決支援機能の充実、地域特有の資料収集などが求められるようになりました。本書はそうした状況を踏まえ、あらためて地域の情報拠点である公立図書館が地域資料を収集・提供することの大切さを強調し、そのための準備とサービスの具体的方法を、豊富な実践経験に基づき記述しています。地域資料への熱い思いをいだく著者がおくる渾身の一冊です。
【主な目次】
1章 地域資料概論
2章 地域資料の歴史的位置づけ
3章 地域資料の調査
4章 行政の組織と行政資料
5章 地域資料サービスの展開
6章 資料の収集と再編
7章 資料の組織化
8章 特殊コレクションの形成
9章 資料保存
10章 資料の活用と情報発信
宗祖法然上人の法語・消息をまとめて伝える浄土宗・浄土真宗における貴重文献『黒谷上人語燈録』。完本として最古かつ唯一の伝本である龍谷大学図書館蔵元亨元年(一三二一)刊本の全編を、同時代に付された訓点・振り仮名を含め、詳細に翻刻。さらに語彙索引・漢字索引を具備し、仏教学のみならず、古代における日常語・口頭語研究、言語位相論的研究、漢文訓読史研究等、諸分野の研究に裨益する決定版。
ウサギのラグは、お母さんから生きる知恵を教えられます。ところが、知恵を守らなかった時、ラグに危険が迫ります! シートンが出会ったたくさんの動物たちの中で、もっとも尊敬していたのが、ラグのお母さん、モリーだったのです。新しい視点のシートン動物記第3弾。
塩尻市立図書館開館50周年+本の寺子屋開講10周年企画。図書館のあり方を考えるすべての人へ。“「本」の可能性を考えたい”をテーマにしたプロジェクトー。「本の寺子屋」が塩尻市立図書館でスタートして10年。その活動は全国へと広がり、さらに拡大する様相を示している。70名を超える歴々の講演者によるエッセイ、図書館職員・参加者の声を手がかりに、地域に根ざす公共図書館の未来の姿を見きわめる。
てのひらにのる小さなお話集です(A6判)。各巻に幼児から小学校中・高学年までたのしめる日本や外国の昔話、創作、わらべうた、指あそびなど数編を収録。いずれも実際に子どもたちに語った経験をもとに編集しています。1973年刊行開始以来、語りのテキストとして圧倒的な支持を受け(現在までの発行部数178万部以上)45年以上続くロングセラーです。図書館、文庫、幼稚園・学校、家庭などでの読み聞かせにもご利用ください。本巻は『アメリカのむかし話』(渡辺茂男編訳 偕成社 1977年)より、長らく語りで親しまれてきた6話を選びました。
○ものいうたまご(ヨーロッパから伝わったアメリカの昔話/渡辺茂男訳)○ひねくれもののエイトジョン(アフリカ系アメリカ人の昔話/渡辺茂男訳)○ウィリーと魔法使い(アフリカ系アメリカ人の昔話/渡辺茂男訳)○世界一のペンキ屋さん(アメリカのほら話/渡辺茂男訳)○小さなこげた顔(プエブロ族の昔話/渡辺茂男訳)/○白い石のカヌー(オジブア族の昔話/渡辺茂男訳)○話す人のために/お話とわたし『アメリカのむかし話』と物語の力(渡辺鉄太)