名古屋の東海ラジオで1,260回にわたって放送された『なごやか寄席』の音源。2作とも98年4月の収録で、僧籍に入る前、59歳の元気いっぱいの高座だ。師匠の二代目圓歌が得意とした「西行」も自作の「中沢家の人々」も地噺だけに、この人の笑いを取るテクニックの凄さをタップリと味わえる。
74〜99年の間、東海ラジオで放送された公開録音番組『なごやか寄席』の音源のCD化シリーズ。脂ののっていた頃の色気のある三遊亭圓楽は師匠・圓生ゆずりの「阿武松」と「藪入り」を聞かせる。賑やかな噺にしてしまう口調が愛された橘家圓蔵の「寝床」と珍しい演目の「七面堂」を聞ける。朗らかな声質の響きが小気味よい口調の三笑亭夢楽による「三方一両損」と「転宅」を聞ける。浪曲師志望だったこともある入船亭扇橋によるクスッとさせる程度の生真面目な口調でじっくり聞かせるのが「狸賽」と「味噌倉」だ。とぼけた味わいの口調が持ち味の桂文朝の「雛鍔」「禁酒番屋」「真田小僧」「三方一両損」を聞ける。圓生一門で踊りの素養があり、見せる落語を得意とした三遊亭圓彌が「権助芝居」と「不動坊」を聞かせる。派手なアクションと軽い口調の古今亭圓菊の「井戸の茶碗」と「明烏」を楽しめる。82〜83歳当時の雷門福助は、年齢なりの口調による「浮世風呂」と「やかん」「掛取万歳」「福助芸談」を聞ける。
インテリア・デザイン・建築を結ぶ情報誌特集
極上の建材、一流の仕事
Superb Interior Materials, Excellent Technique
アール・デコの夢
旧朝香宮邸の素材物語
主要内装/アンリ・ラパン 設計/宮内省内匠寮工務課 竣工/1933年
日仏の競演がつくりあげた結晶
板谷敏弘(東京都庭園美術館学芸員)
文様は生きている
下中菜穂(造形作家, 出版業, 東京造形大学講師)
職人がつなぐ旧朝香宮邸の未来
ラフコート仕上げ 湯田勝弘(左官)/香水塔 佐野智恵子(陶磁器修復家)
飾り棚・隅棚 黒瀧道信(家具修復士)
これぞ極上 伝統の素材と技
金唐紙, 越前奉書・檀紙, 襖引手, 聚楽引摺り仕上げ, 漆喰彫刻, 玉虫翅細工, 蒔絵, 組子細工, 神代杉柾合わせ,
中継ぎ表, 籐網代, 鍋島緞通
丹念な手仕事が生む上質
金箔 箔一(石川・金沢)
箔づくりの工程 試作の表情
施工例: LOUIS VUITTON TOWNHOUSE(ロンドン)
FENDI London Bond Street(ロンドン)
FENDI Avenue Montaigne(パリ)
デザイン/グエナエル・ニコラ(キュリオシティ)
竹 高野竹工(京都・長岡京)
編み方の種類 白竹つくりの工程 銘竹と茶道具
施工例:篁(京都) 設計/森田一弥(森田一弥建築設計事務所)
江戸からかみ 東京松屋(東京・稲荷町)
渋型捺染手摺りの工程 木版摺り, 渋型捺染摺りの表情
施工例: 東京松屋UNITY 設計/河野有悟(河野有悟建築計画室)
ほか
400年の歴史を持つ浄土真宗妙見派の京都・龍遠寺。天空の星を写しとるとされる謎の庭園は、さまざまな解釈がなされている。この庭で、庭師が首を切られ死ぬ。4年前には同じ庭で、その息子が殺害されていた。そして、龍遠寺が借景とする山のお堂に放置された手首のない死体…。星座と風水思想を読み解いて、事件は解決の扉を開いていくが…。島田荘司、鮎川哲也、二階堂黎人、有栖川有栖、法月綸太郎氏より絶賛されてきた、今、最も注目される新鋭が放つ本格長編ミステリ。
近ごろ、街でよく見かけるようになったそば屋の“自家製粉”の文字。そば粉を自店で製粉することにどんな意味があるのか、そして店主はそばに対してどんなこだわりを持っているのか。東北、関東、信州、北陸、近畿から30店。自家製粉手打ちそばの店主が、そば粉の繊細さとそばの妙味を語る。
和も洋もあり、自然にふれることを大切にした、さまざまなスタイルの庭を紹介する一冊。
兵庫県の日本庭園、その集大成となる93庭を紹介。
中世びとが追い求めた理想郷=庭園。足利義政が現実の政治から逃れて造った東山山荘(銀閣寺)、そのモデル西芳寺(苔寺)をはじめ代表的な庭園をわかり易く解説。河原者の活躍、名園の木石略奪などのエピソード満載。
ノスタルジックなポップスをハウスによって現代サウンドに変えてしまったセント・エチエンヌのデビュー作。ビーツ・インターナショナル同様レゲエのアイデアをうまく取り入れ、ワン・パターンになりがちなハウス・ミュージックをおもしろくしている。
日テレの長寿番組『笑点』の司会で国民的人気を得た“五代目”圓楽の独演会シリーズ。昭和52年から55年にかけて上野鈴本演芸場で行なわれた演目で、実力者ならではの軽快な語りで聴く者を惹きつける。
庭を作り、古典と向き合つて三十年。多数のイラスト・写真とやさしい解説で、従来の抽象的な解釈を超えた日本庭園の新たな見方・作り方を提示。
乳幼児期の子育てでもっとも大切なのが、基本的な生活習慣を身につけさせること。ほかの子どもと比較して、ついあれもこれもとなりがちですが、それでは親子ともストレスがたまるばかりです。この本では食事、睡眠、排せつ、着脱衣、清潔の5つの基本的な生活習慣を子どもの成長に合わせて無理なくしつける方法を、イラストでわかりやすく解説しています。子どもの自立しようとする気持ちを大切にした子育てで、子どもの日々の成長がうれしくなる一冊です。
伝統と憧れの「禅の庭」を部屋で気軽につくるひととき。