本書は臨床現場の内臓真菌症対策に直ちに役立つように、実際的事項を中心に展開し、基礎的事項をも詳しく述べられている。また、眼でみて分かるようにフローチャート、図表を多く用いている。
本書は、内科的救急患者を取り扱う医師のために、便利で実用的な情報源を提供する目的で書かれている。実地診療に即して必要事項が簡明に要領よくup-to-dateなかたちでまとめられているため、身近かにおいて用に及んでの利用に役立つのみでなく、平素から繰り返して読むことにより、体得の糧とすることができる。
分子生物の進歩とともに新たな動きをみせ始めた細菌研究。細菌が宿主細胞と接触すると起こる生体の物理的、生理的な排除機構と、それに対抗する細菌の組織侵入、食菌抵抗のメカニズムが分子レベルで明らかになりつつある。さらに生体防御機構の中心的役割を担う免疫系、細菌感染症の診断、予防、治療まで、ワクチンや抗生物質を交えて最新の細菌感染研究に迫る。
本書は、第73回日本細菌学会関東支部総会(於国立予防衛生研究所)におけるシンポジウムの講演集である。
本マニュアルには、腎臓内科で診療を行う上で頻繁に遭遇する水・電解質異常の診断と治療、腎炎・ネフローゼ症候群の治療法、急性腎不全の診断と治療、腎保護作用を考えた慢性進行性腎障害の治療法、腎疾患診療で使う薬剤の使い方のコツや腎機能に応じた薬剤投与量などについて最新の情報が記載してある。腎臓内科で研修する研修医のみならずスタッフのためにも診療に必要な項目をコンパクトにまとめ、ベッドサイドや外来で見られるようにハンディな形にした。
多くの内科学書は、疾患を網羅し、疾候、鑑別診断や治療法を平面的に羅列しているが、本書は、内科領域を研修する医師、とりわけ一刻を争う医学的問題をかかえた患者の前に立っている医師向けに、内科臨床の全体像を掲げつつ、実践的に絞り込んだハンディーな実地書を提供するとのコンセプトの下に誕生した。具体的には、内科全般にわたる入院患者の診断と治療について、臨床的に必要かつ十分な知識を集積した名著といえる。また、医学生およびレジデントを視野に入れて書かれているが、実際にはすべての内科医が利用でき、さらに入院に限らず外来患者にも対応可能な、日常診療の手引きとなるであろう。このコンセプトを実現するために、本書では、どの教科書にでも書かれている一般的な説明文が小気味良いほど大胆に割愛されている。言い換えれば、即戦力になる事柄のみを抽出している点が本書の特徴である。
医師国家試験が大きく変わろうとしている。問題数の増加(500題)、試験日の増加(3日間)、必修問題(100題とするとともに、医療面接におけるコミュニケーション能力や行動科学的な領域を含む基本的な臨床能力を問う問題を充実させる)、長文問題、Skills Analysisの本格的導入、解答選択形式の変更(K2、K3からX2、X3へ)など枚挙にいとまがない。本書は、医療面接・長文問題に対応したワークブックである。
本書は、皮膚疾患の治療の進歩を反映して、項目の追加、薬剤一覧表の拡充を行ってきた。今回は特に大きな項目の追加はないが、毎回執筆者が替わり、既刊ものとは重複せず、それぞれの考え方・新しい情報に基づいた治療法を記載するという本書の特長は十分に生かされていよう。
第95回再現国試解説書とリンク!既出問題を最新の知識でリフレッシュ!正答率別コピー集でセルフチェック!主訴索引で新傾向対策。
本書は、呼吸器疾患治療についての最新情報を提供すること、また情報が診療の現場で役立つことを目的として編集されている。そのためには、疾患と病態に関する基本的な理解、診断法、治療の具体的な目標の設定が必要であり、この観点から、疾患、診断法についても簡潔な解説がなされている。呼吸器疾患治療の最新知識を網羅。
“包括的ICU”の理念のもと、根拠なく慣例的に行われている治療を洗い出し、来たるべきクリティカルケアの基礎を指し示す。