多民族国家中国ー建国後の最大の政治課題は「国民統合」、それぞれ独自の帰属意識を持つ住民の間に共通した国民意識を醸成することだった。本書は中国東北地域・朝鮮族社会における外来言語文化の受容の考察を通じて、少数民族に対する中国の勢力拡張と支配の特徴を浮き彫りにする。
見出し語増補部分145項目。『チョムスキー理論辞典』(1992年刊)の増補版。旧版は「GB(統率束縛)理論」の用語を中心に編まれていたが、増補版では旧版刊行後に研究が進展した「極小主義(ミニマリスト)プログラム」の用語を中心に取り上げてGB理論以降の展開に関わる重要事項をほとんど網羅した。
1分でつかみ、5分で説得する、ラジオパーソナリティによる筑波大学の人気講義。自分も他人も「その気にさせる話し方」を完全解説、人前でしゃべることに自信がもてる。
スピーチ・朝礼・会議・面接でドキドキしない!商談・プレゼン・営業が面白いほど成功する!人前で話すのが苦手な人でも大丈夫!あがらずに話せる超シンプルなテクニックを大公開!
家庭や学校、職場での人間関係に悩む人、病や高齢のため不安のうちに日々を過ごしている人ー私たちのまわりには、心を閉ざしたまま孤立感を深めている人が大勢いる。こうした苦しみの中にいる人たちの心の叫びを共感をもって受け入れ、その人たちが再び生きる意欲を取り戻せるよう側面からサポートするのが「心の対話者」である。この「心の対話者」に必須の「聴く」能力を習得すれば、人間関係は良好になり、新たな気づきと出会いが生まれてくる。
「意味論に興味はあるが、論理学の概念や記号が苦手だ」という初学者が、この事典で例えばPropositionという項目を引くと、本書の特徴である綿密で周到なクロス・レファレンスを通じて、Predicate logic、Logical operatorなどの項目に導かれ、たちどころに“論理学の通”になれる。一方、高度な研究者は、本書を、極めて多くの新概念・新思考法への跳躍台として活用できる。Chomsky、Lakoffをはじめとする約20人の学者に関する論評も貴重である。
テレビ、広告、アート、建築、都市、サイバースペース…メディアを通してつくりだされる私たちの世界の意味とは何か?ソシュールとパースを源流として展開した「記号の知」によって、身のまわりにみられる意味現象のメカニズムを解き明かし、それから自由になるための批判力の獲得を提唱する。
外国語習得の成功には、他人に頼らず自前の流儀を編み出してゆく試行錯誤や自己点検が何よりも大切。なぜなら、外国語を学ぶということは、日本語の思考回路のスイッチを切り替えて生きることを意味するからだ。自分に合った方法ならば無理がないから続けられる。-どこにでもいそうな語学苦手人間を主人公に仕立て、ゼロから出発して失敗しながら工夫を重ね成功の道筋を発見してゆく物語の中で、どうしたら挫折せずに外国語を習得できるのか、そのきっかけと学習法、成功を左右するポイントを懇切丁寧に指南する。これから外国語を初めて学ぼうとする人、久しぶりにやり直そうとする人に最適。
機能主義的翻訳理論に基づいた体系的な翻訳分析。テクストの印象を決定的に左右する話法表現に焦点を当て、英語ー日本語間の多様な翻訳事例を分析する。
本書は、日本英語学会会長、稲田俊明九州大学教授が2012年3月に定年退職を迎えることを祝し、氏と親交のある国内外の著名な研究者、教え子、同僚28名が寄稿した記念論集である。論文の内容は統語論・意味論・言語習得・心理言語学・認知文法・通時的研究の多岐にわたり、各領域の最新の動向を知るのに恰好の理論的、実証的な論考となっている。永年にわたる氏の「ことばとこころの探求」の成果となることを願って編まれた1冊である。
心の中の辞書は、単に単語がリストされ記憶されている場所なのだろうか?本書では、いくつかの具体的な言語事象を取り上げて、心的辞書が「語の文法」と呼べるような規則性を有することを示すと同時に、話者の日々の経験に根ざす豊かな情報を含むことを明らかにし、そのような情報をもとに新たな語を作り出したり、文脈にそった解釈を柔軟に生み出すダイナミックな側面があることを明らかにしていく。
「?!:;など、日本語にない記号はどう訳す?」「辞書にない言葉をどう訳す?」文豪コリンズの珠玉の短篇を題材に、翻訳の現場で立ち往生する難問を、鮮やかに解き明かす、藤岡流翻訳指南。
楽しい回文傑作集!ユニークな回文いろは歌留多をはじめ、回文詩・一口回文・回文和歌・回文雑俳・倒句などを収め、機知と滑稽に富み、諷刺の効いた回文名作パロディ。