家にいる時間がとても長いから、よくいる場所からの眺めも大事にしています。花や雑貨をしつらえたり、クッションカバーを作って季節の色に合わせてみたり。見慣れた雑貨も、飾りかた次第で雰囲気が変わって見えるから、好み通りに飾れたら、ほんのりうれしくて。家で過ごす毎日の、いい気分転換になっています。
(本文より抜粋)
家族、食事、習慣、装い、眺め、香り……。
積み重ねてきた、なんでもない暮らしの「かけら」を大切に。
ていねいな暮らしと気持ちを綴るフォトエッセイ。
内田彩仍さんの初の文庫。
文庫版オリジナルのエッセイ&写真も掲載。
【目次】
1章 好きな暮らしの整えかた
2章 いつもの気持ちの整えかた
3章 家族で囲む食卓
4章 私らしく装うこと
5章 人と重ねる時間
就職後の現実に失望する若者、疲れたミドルと元気なミドルの二極分化……。たった一度の仕事生活を納得して送るにはどうすればいいのか。▼入社、昇進、転職……人生の節目には自分を見つめ直し将来の方向性をじっくり考えるーーこれが本書のおすすめする「キャリア・デザイン」。これさえすれば、後は偶然に流される生き方も長期的にはプラスに作用する、と著者は言う。▼心理学にも精通する著者は、経営学の中でも人間の問題に深く関わるトピックを主に研究している。本書では、自分らしく成長していくためのヒントを、代表的なキャリア研究、発達心理学の概念を通して紹介。▼<主な内容>◎キャリアは働くみんなの問題 ◎揺れ動くキャリア観ーなぜ移行期、節目に注目するのか ◎キャリアをデザインするという発想ーただ流されるのとどう違うのか ◎最初の大きな節目ー就職時と入社直後の適応 ◎節目ごとの生涯キャリア発達課題 ◎「賢い働き方」をモノにしよう▼働く自分の問題として、世代を超えて役立つ一冊。
●第1章 キャリアは働くみんなの問題 ●第2章 揺れ動くキャリア観ーーなぜ移行期、節目に注目するのか ●第3章 キャリアをデザインするという発想ーーただ流されるのとどう違うのか ●第4章 最初の大きな節目ーー就職時と入社直後の適応 ●第5章 節目ごとの生涯キャリア発達課題 ●第6章 元気よくキャリアを歩むために
古代の鉄の路を辿り、「ヤマト王朝は鉄の力で誕生」、「前方後円墳は鉄の交易市場」と看破。日本の「形」を決めたのは鉄資源だ。
多ジャンルにわたるショートストーリーが30話入った一冊。どのストーリーも、3分後にどんでん返しのラストがおとずれる!
いかに生き(生計)、身を立て(身計)、家庭を築き(家計)、歳を重ね(老計)、そして死を迎えるか(死計)--。この言葉は遠く南宗の時代に、見識ある官吏として多くの人たちに深く慕われた朱新仲の悠々たる人生訓である。▼本書は人間学の権威として世人の敬愛を集めた著者が、この教訓にヒントを得ながら、深い究明と実践により、独特の論法をもって唱えた『人生の五計』を、いかに現代に活かすかについて語り明かした講話録である。「日用心法」=「日々作用する、働く、その心掛けの法則」「朝こそすべて」=「本当にその時刻において、われわれのすべてが解決される」「師恩友益」=「”いい師””いい友”に巡り会わなければ、いかに天稟に恵まれていても独力では難しい」「良縁と悪縁」=「人生のことはすべて縁である」など、今日という日の重みを大切にし、真の幸福をつかむための智恵を解説している。▼相手の心を高め、善く生きるための深遠な教え。
●第1章 生計 ●第2章 身計 ●第3章 家計 ●第4章 老計 ●第5章 死計
「2時間の会議が1時間に短縮」「話が噛み合う、結論が出せる」。惰性の会議をやめ、成果の出る会議を行うために。会議の進行と合意形成スキルを見開き70ポイントで速習!▼会議をうまくまとめるためには、会議の進行を行うファシリテーターの役割が重要だ。本書では、著者がさまざまな企業・組織での話し合いを見てきた経験から、多様な人が集まった会議でロジカルにファシリテーションをして、チームとして成果・結論を出す方法を明らかにする。▼内容例を挙げると、◎個人の論理思考能力任せでは限界がある ◎準備のポイントは目的・目標・論点・進め方・宿題 ◎論点は問いで提示する ◎難しい話し合いのゴールイメージの定め方 ◎話しやすい場所を能動的にしつらえる ◎構造化の表現パターンを覚えよう ◎ホワイトボード上でうまくグループ化する 等々▼会議で成果を生み出す力ーー設定力、要約力、論拠検証力、構造化力、合意形成力、枠組み力を養う一冊!
「ミスター・トイレ」と呼ばれる著者。
シンガポール在住の社会起業家であり、WTO(世界トイレ機関)の創設者だ。
著者のミッションは、「トイレをステータスシンボルにすること」。トイレは最も安く効果的な薬と言われる一方で、インドでは携帯電話の数がトイレよりも多い。
著者は「笑い」でこうした世界を変えようと呼びかける。「ユーモアはタブーという扉を開ける鍵なんだ」と。
本書では著者のユニークな社会変革を追い、世界各国の「ウンコ情勢」や「世界トイレの日」制定までのドラマを紹介する。トイレに興味があってもなくても、読むと元気が湧いてくる1冊。
【目次】
はじめに トイレに着地するまで
第1章 くさいものにフタをせず、笑いに変える
ユーモアが、社会課題の橋渡しになる
ミスター・トイレの師匠、ミスター・コンドーム
ムーブメントがインドの首相を動かした?
第2章 ストーリーを使ってトイレを広めるークソみたいな感情を肥料に美しい花を咲かせる方法
成人式のお金を、どうトイレに回してもらうか?
人の感情に着目して、トイレを増やしていった
第3章 世界ウンコ情勢
国が変わればトイレも「大」いに違う
噂好きの女性を活用したトイレ「大」作戦
第4章 社会の糞詰まりを治すー40歳から社会起業家に
毎日「人生の残り時間」をカウントダウンすることの意味
トイレのアイデアを受け入れてもらうまでのいばらの道
第5章 国連で「世界トイレの日」が制定されるまで
「世界トイレ機関」乗っ取り事件
人々をつなぐ旗印は「ストーリー」
第6章 水に流してはいけない話ー社会課題をどう解決するか
社会起業家はじめの一歩
課題を解決する過程をゲーム化せよ
第7章 クリーンな社会に向けてーフェミニン・ソサイエティのすすめ
ダボス会議で感じた偽善
シリコンバレー、「クソくらえ」
おわりに 1年後に人生が終わるとしたら、何をしていたいか?
累計10万部突破のロングセラー!
軍略の才と仁徳を併せもった戦国一の器量人。
官兵衛が荒木村重のいる有岡城に入ったまま出てこない、と聞いた信長は、裏切られたと思い、 直ちに 「官兵衛の子、松寿丸を殺せ」と秀吉に命令した。
しかし、官兵衛を信じる秀吉は竹中半兵衛と謀り、秘密裏に松寿丸をかくまうのだったーー。
秀吉の信任厚く、天下統一に向かって縦横無尽の活躍をした黒田官兵衛。
敵将からもその人徳を称えられた名軍師の生涯を描く長編人物小説。
信長は時代が生んだ天才である。そして天才に相応しく、古いこの国の慣習を根こそぎ改めていった。だが信長には、覇道はあっても王道はない。王道を歩もうとしない王は、いつかこの世から拒まれ、不慮の死を遂げる、と官兵衛は思った。
すると、官兵衛の心中に不逞の野望が芽生えた。
これから天下はどうなる、と思った時、官兵衛は秀吉の耳もとで囁いた。
「との! 天の時が訪れてござる。天下をお取りなされ!」
(本書より)
文庫書き下ろし。
240万「いいね!」をInstagramで集めた著者の、心を癒し元気にしてくれるエッセイ!
この本は、韓国で2017 年に刊行されて以来、ロングヒットを続けています。
著者は“エピソードを読む女” の名で知られ、SNS で絶大な人気を誇り、計120万人以上ものフォロワーを獲得しているアーティスト。
本書には、この世に存在するだけで美しい、ありのままの自分を認めて大切にするためのメッセージが紹介されています。つらい記憶や心のモヤモヤ、悲しみや怒りといったネガティブな感情までをも丁寧に振り返り、正直に表現した文章は、「私のことみたい」「自分でもよくわからなかった気持ちを言語化してくれた」という読者の共感を得ました。
仕事や恋愛、人間関係に疲れたとき、人生に行き詰まったとき……。くじけそうな日にそっと背中を押して、もう一度がんばる勇気をくれる言葉が、この本にはぎっしり詰まっています。
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。▼さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切るーー。▼寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。▼顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。▼『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)
ビットコインの基幹技術に留まらず、世界を変える力を持つというブロックチェーン。その仕組みを著名な著者がQ&A形式で明快に解説!
数多の霊山は古くから日本人の生活に密着し、心の支えとなってきた。古来、日本人は登山によって聖地や霊場を巡ることで、健康、家庭円満、仕事運に縁結びなど、さまざまな願いが成就されると信じてきたのである。本書は、レジャー登山などで現代人にもなじみ深い山々を101カ所取り上げ、その山ならではの特徴、信仰の歴史からご利益までを紹介した、日本の霊山ガイドの決定版。
メールやラインのやりとりで、相手に伝えたいことや、たいがいの用は済むようになりました。そんな中、「手書き文字で書かれた手紙」はますます特別感のある、相手の心に深い印象を残すものとなっています。
「でも、手紙を書くのは苦手!」「おっくう!」と思っていませんか?
この本でお伝えしたいのは「手紙を書くのは、そんなに大変ではない」ということ。本文中やコラムでも書き方についていろいろお伝えしていますが、基本的には次の2つのことを大事にして書けば大丈夫です。
ひとつは、相手にとって「心の温もり」となるような楽しい、前向きな言葉を選んで伝えること。暗い気持ち、ネガティブな言葉は書きません。言葉は相手のために贈るギフトです。お互いの気持ちが引き立つポジティブな言葉遣いだけで書いてみてください。
もうひとつは、素直で易しい言葉を使うこと。手紙だからといって格式ばらなくていいし、飾ることもありません。「普段遣いの言葉のほうが、思いは伝わる」ことを知ってください。
好印象を与える手紙には、「相手のことを思いやり、幸せな気持ちにする言葉」が書かれているもの。そんな言葉をたった一言入れるだけでも、読む人に素敵な思いを残す手紙となります。
この本では一章から八章まで、いろいろなシーンで実際に使える文例や言葉をこの本のために新たに考えて、盛りだくさんにご紹介しています。そのまま引用したり、自分の言葉に置き換えたりして使っていただければと思います。
目次
◆第一章 春夏秋冬にふさわしい言葉
◆第二章 贈り物に添える言葉
◆第三章 お祝いの言葉
◆第四章 お見舞いの言葉
◆第五章 ご冥福を祈る言葉
◆第六章 謝りたいときの言葉
◆第七章 意見や気持ちを伝える言葉
◆第八章 その他──挨拶や感謝の言葉
人の上に立つ者が心得ておくべきこととは何か? 今の言葉で言えば、「リーダーシップとは何か?」と言うことになるのだろう。しかし「リーダーの条件」は、経済環境や組織の大小などで異なるため、どこにも共通するような決定打はなかなか見出せないでいるようだ。その証拠に、ビジネス誌では、戦国武将・明治の元勲・中国古典の英雄などに、その回答を求める企画をよく立てる。▼本書では、肥前平戸藩藩主・松浦静山が纏めた文献集『甲子夜話』に収められている、上州安中の藩主・板倉勝尚と幕府大学頭・林述斎とのあいだで書簡によって、学問や政治に関して問答をした『水雲問答』と、備前藩の改革に実績をあげた熊沢蕃山の語録集『集義和書』を解説しながら、指導者の心得を説いた、実践的なリーダー論である。▼時代は変ろうとも、人間の本質が変らなければ、その人間の集合体である組織を有機的に動かす要諦も変らぬはず。鋭い洞察による安岡版リーダー論。
[第1部]『水雲問答』を読む ●第1章 治と乱 ●第2章 権と人 ●第3章 人間の用い方 ●第4章 失敗と工夫 [第2部]経世済民の真髄 ●第1章 道と法 ●第2章 日本精神
ロジカルシンキングに対して「小難しい」という苦手意識を持ち、敬遠している人は多い。しかし、これからのビジネス競争を生き抜くためには、「逃げ」は許されない。▼グローバル化による、文化や社会的背景の異なる人と仕事をする機会の増加。ビジネススピードの加速により、求められる素早い意識決定。競合他社にマネをされないような、ユニークなアイデア創出の必要性。▼今や、ロジカルシンキングはすべてのビジネスパーソンにとって必須のスキルである。▼本書は人気ビジネススクールの履修率No.1講座を書籍化!▼「結論はYES/NOを明確にする」「『なぜなら』『だから』で考える」「事実か意見かを見極める」「局所でなく、全体を見て『モレ』をなくす」など、「理詰めで考える」ことでクリエイティブな発想や問題解決力、説得力が身につく1冊。
本書は松下幸之助「心得帖シリーズ」の五作目である。本書では松下がささやかな形で始めた事業を、一代にして世界的企業に育て上げた要因を自ら分析して、二十項目にまとめたものである。▼自身の言葉を借りれば「六十年の事業体験を通じて培い、実践してきた経営についての基本の考え方、いわゆる経営理念、経営哲学をまとめた」ものという。▼具体的な項目には、「人間観をもつこと」「使命を正しく認識すること」「素直な心になること」など、字面だけでは松下が説こうとすることは掴み難いだろう。しかし、経営に当たる者が、人間とはどういう特質をもった存在であるかを知らずに、正しい経営を行うことができるだろうか。使命感無きところには、為すべきを為す勇気も生まれてはこないだろう。そこに経営の失敗に通じる道を歩んでしまう危険性が生じてくるというわけだ。▼経営者はいうまでもなく、課の経営、部の経営に当たる人達にも是非一読を薦めたい一冊だ。
●まず経営理念を確立すること ●ことごとく生成発展と考えること ●人間観をもつこと ●使命を正しく認識すること ●自然の理法に従うこと ●利益は報酬であること ●共存共栄に徹すること ●世間は正しいと考えること ●必ず成功すると考えること ●自主経営を心がけること
今日は待ちに待ったスキー旅行。みんなで戸締り点検していたら、いつもの場所にストーブがない。「ストーブが家出したんや」とお父ちゃん。おかしいなと思っていたら、こたつの中でストーブを発見。すると、「ちょっと寒いやないの。はやくふとんおろして」といって振り返ったのは、目と口と鼻がついているストーブ。しかも、ストーブはこたつで留守番しているといってみんなを困らせた。でも、富士山が見られるというお父ちゃんの嘘にストーブがだまされ、一緒に行くことになった。▼電車にのってスキー場に到着。ぼくはストーブにスキーを教えてあげたけど、ストーブは全然言うことを聞かない。一人でリフトにのって滑ってきたストーブは、大転倒。ぼくは足を痛めたストーブと一緒に、富士山のような雪の山をつくることにした。すると、いじめっこがやってきて……。▼村上氏のテンポよい関西弁のお話を、長谷川氏のユーモア満載のイラストで描いた笑える一冊。
[1]ストーブ わがまま いう [2]ストーブ すべる [3]ストーブ おねがいする
ユダヤの民はその長い歴史の中で迫害を受けてきた。しかし、彼らは「負け組」に留まることをよしとせず、流浪の日々の中で、知恵を働かせ、危険な汚れ仕事を進んで引き受けることで、君主やリーダーの信頼を勝ち取り、権力の裏舞台で活躍する機会を与えられた。彼らはしばしば世界史のターニングポイントでのパワープレイヤーの役割を演じるとともに、各時代を代表するイノベーションの創造者として、時代を先取りするビジネス技法を世に送り出していった。
本書は、ユダヤ人史を専門とする著者が、ユダヤ史を概観したあと、中世の12世紀から21世紀へと続く、世界史におけるユダヤ・パワーの持続性をやさしくまとめたものである。
具体的には、「コロンブスの航海はユダヤの生き残り戦略」「日露戦争勝利はユダヤの対日資金協力が後押しした」「在英100億ポンド長者、3分の1はユダヤ人」などの項目が並ぶ。
「富と権勢」が歴史を動かしてきたことがわかる一冊。文庫書き下ろし。