│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授
│連載│
●世界標準の経営理論
[第25回]センスメイキング理論
「未来はつくり出せる」は、けっして妄信ではない
・入山章栄 早稲田大学ビジネススクール 准教授
│巻頭言│
●伝統の技が多様性を生む
・佐藤祐輔 新政酒造 代表取締役社長
│Idea Watch│
●男女差はフライト予約にも表れる
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●いつも罵る上司は気まぐれ上司よりまだマシである
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●CMOは付加価値を提供しているか
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●アクセス数の多い都市は経済的に発展する
『ハーバード・ビジネス・レビュー』編
●ゼネラリストはスペシャリストより就職に強い
・ジェニファー・メルルージ テュレーン大学 助教授
│リーダーは「描く」│
●組織の影を取り払い、光で照らす
・安渕聖司 SMFLキャピタル 代表取締役社長兼CEO
│Vision Statement│
●権力の真の在り処を発見する
・マイケル・セガーラ HEC スクール・オブ・マネジメント 教授
│前号を読んで│
●「現在の課題」についても言及してほしい
・土井 剛 インターリスク総研 マネージャー
●パターン認識できる掘り下げがほしい
・吉沢康弘 インクルージョン・ジャパン 取締役│特集│プラットフォームの覇者は誰か
●パイプライン型事業から脱却せよ
<プラットフォーム革命>
・マーシャル W. ヴァン・アルスタイン ボストン大学 教授
・ジェフリー G. パーカー テュレーン大学 教授
・サンギート・ポール・チョーダリー プラットフォーム・シンキング・ラボ 創業者兼CEO
●ネットワーク効果だけでは成功は難しい
<マーケットプレイス:4つの落とし穴>
・アンドレイ・ハジウ ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・サイモン・ロスマン グレイロック・パートナーズ パートナー
●製品競争力の高い企業から収益モデルを転換
<プラットフォーム企業へ移行する法>
・フェン・ジュウ ハーバード・ビジネス・スクール 助教授
・ネイサン・ファー INSEAD 助教授
●【インタビュー】<IoTはネットワークの未来に何をもたらすか>
人工知能も経済主体となる時代
・暦本純一 東京大学大学院 教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長
●<既存企業の4つの選択肢>
なし崩しの規制緩和にいかに対応するか
・ベンジャミン・エデルマン ハーバード・ビジネス・スクール 准教授
・ダミアン・ジェラディン ティルブルフ大学 教授
●<求められるのはイノベーションと起業家精神>
21世紀のプラットフォームは誰がつくるのか
・平野正雄 早稲田大学ビジネススクール 教授
│HBR翻訳論文│
●<経営戦略>M&Aは買収相手を強くすることで高収益を実現
企業買収は与えることで成功する
・ロジャー・マーティン トロント大学 ロットマンスクール・オブ・マネジメント 教授
●<組織学習>学び、共有し、対策を常時チェックする
失敗からのリターンを高める法
・ジュリアン・バーキンショー ロンドン・ビジネススクール 教授
・マーティン・ハース ペンシルバニア大学 ウォートンスクール 准教授
●<リーダーシップ>人材採用と能力開発に秀でたリーダー
スーパーボス:部下の力量を引き出す技術
・シドニー・フィンケルシュタイン ダートマス大学 タックスクール・オブ・ビジネス 教授
自然リンパ球(ILC)研究に携わるオールジャパンの研究者が、ILCの基礎とユニークさを伝える一冊!
● 型自然リンパ球(ILC1)、2型自然リンパ球(ILC2)、3型自然リンパ球(ILC3)の3つのサブセットがそれぞれ独自に同定・研究され、最終的に自然リンパ球(ILC)という分野が創出されてから10余年が経過した。
●ILCの組織常在性は広く認識されるようになり、着目するILCが存在する組織、微小環境ごとの解析が行われることで、ユニークな表現型や反応性を持つILCが次々と報告されている。
● 欧米と比較すると日本はILC研究者が少ないといわれてきた。ILC研究に携わるオールジャパンの研究者が本特集に集い、ILCの基礎とユニークさを伝えるきっかけになれば幸いである。
【目次】
1.ILCの分化─その起源と運命決定制御
2.組織特異的なILCの多様性
3.1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
4.ILC2と循環器疾患
5.微小環境変化を敏感に感知するILC2─脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
6.ILC2の抑制機構
7.ILC2と疲弊
8.ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
9.ILC2と寄生虫感染
10.ILC2と肥満
11.気管支喘息におけるILC2の役割
12.治療標的としてのILC2の可能性
13.感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
14.ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
15.ILC3と代謝性疾患
16.消化管ILCと消化器疾患
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別企画「クラック・歯根破折」では,抜歯の大きな原因ともなる歯根破折について,その分類,診断,治療,さらには将来的に利用される可能性のある治療法までを紹介していきます.
【目次】
特別企画 クラック・歯根破折ー人生100年時代,予防歯科が進む時代に増える悩みの種ー
臨床TOPIC
巻頭TOPIC 食器共有に気を付けるとう蝕を予防できるか?
歯内療法に必要な生物学的知識とその臨床的意義〜「科学」と「臨床」のトランスレーション〜 5
エンド治療Q&A 2024 3
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 19
歯周外科を始めるために知っておきたい10のこと 5
デンタルエックス線写真読影 9
お悩み解決!パーシャルデンチャー 9
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 7
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 21
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 9
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか? 「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 3
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 3
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 15
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 3
インタビュー
TOPIC
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 3
歯科医師の多様なキャリアパス 9
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 27
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 6
経済学的視点から歯科業界を読み解く 72
「顎関節症臨床医の会」だより 12
My Bookshelf〜私の本棚〜 15
ゴッホの黒猫を探せ! 3
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
・世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
・近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
・このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
■第1土曜特集 抗体医薬の進歩と課題
・はじめに
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【可変領域】
・モノクローナル抗体作製クロニクルーー効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
〔key word〕B細胞、モノクローナル抗体、タンパク工学、遺伝子工学、シングルセル
・ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
〔key word〕ヒト抗体、ヒト化、親和性成熟、相同組換え、体細胞高頻度突然変異
・抗原結合親和性向上のための技術
〔key word〕ディスプレイ法、合理的設計、次世代シーケンシング(NGS)
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【IgG型抗体】
・抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
〔key word〕Fcγ受容体(FcγR)、エフェクター活性、抗体エンジニアリング、アミノ酸変異導入、タンパク質構造
・抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題ーーFcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
〔key word〕抗体医薬品、新生児型Fc受容体(FcRn)親和性、アミノ酸置換、血中半減期延長
・抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、ペイロード、リンカー、結合様式、drug-to-antibody ratio(DAR)
・t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
〔key word〕抗体医薬品、部位特異的修飾、抗体薬物複合体(ADC)、近位効果、コンジュゲート
●リード抗体取得・エンジニアリング技術 【非IgGモダリティ】
・低分子抗体ーーVHH, scFv
〔key word〕低分子抗体、抗体工学、一本鎖抗体(scFv)、重鎖抗体可変領域(VHH)、キメラ抗原受容体(CAR)発現細胞傷害性T細胞(CTL)
・経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
〔key word〕腸内細菌、免疫グロブリンA(IgA)、粘膜免疫、経口抗体
・IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
〔key word〕IgA抗体、分泌型IgA抗体(SIgA抗体)、呼吸器ウイルス感染症
●有効性・安全性の予測・評価技術
・抗体医薬品の体内動態総論
〔key word〕抗体医薬品、バイオ医薬品、薬物動態特性、半減期
・抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
〔key word〕生理学的薬物動態(PBPK)モデル、Catenary PBPKモデル、target mediated drug disposition(TMDD)、Two-pore PBPKモデル、Minimal PBPKモデル
・Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、薬物動態(PK)、マクロPK、ミクロPK、がん微小環境
・ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
〔key word〕抗体薬物複合体(ADC)、バイオアナリシス、バイオトランスフォーメーション、リガンド結合法、ハイブリッドイムノアフィニティLC/MS
●臨床における最新動向
・免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
〔key word〕個別化がん免疫療法、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、腫瘍ゲノム、腫瘍微小環境(TME)
・免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
〔key word〕免疫チェックポイント阻害薬、免疫チェックポイント分子、腫瘍微小環境、細胞傷害性T細胞、抗原提示細胞
・近赤外光線免疫療法ーー近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
〔key word〕近赤外光線免疫療法(NIR-PIT)、近赤外光感受性抗体薬物複合体(ADC)、免疫原性細胞死、がん免疫
・炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、潰瘍性大腸炎、クローン病、生物学的製剤
・乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
〔key word〕乾癬、アトピー性皮膚炎(AD)、IL-17阻害薬、IL-23阻害薬、IL-4/IL-13阻害薬
・抗体医薬品の血中濃度モニタリング
〔key word〕抗体医薬品、薬物血中濃度モニタリング(TDM)、炎症性疾患、質量分析
・抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
〔key word〕過敏性反応、インフュージョンリアクション、アナフィラキシー、感染、薬剤誘発性血小板減少症
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・わが国でアルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD )に代表される認知症を患われる方の数は数百万名にのぼり、社会損失は年間十数兆円に達し、われわれ国民の社会生活、経済活動にも重大な影響を及ぼしはじめている。
・2023年に日米で薬事承認されたレカネマブはADの進行を抑える効果がある。投与適否の診断には、 PETスキャン、副作用管理と安全使用にはMRIが重要であり。これらと血液バイオマーカー診断の組み合わせにより、認知症の超早期段階での治療が期待される。
・ADの治療薬が国民に行き渡るには、認知症疾患医療センターの充実をはじめとする医療の均てん化に加えて、 “認知症専門医”の充実は焦眉の急である。本特集では、 ADをはじめとする認知症に関する最先端の知見を、各分野のエキスパートの先生方に解説いただく。
■第1土曜特集 自然リンパ球の生理と病理
・はじめに
・ILCの分化ーーその起源と運命決定制御
〔key word〕自然リンパ球(ILCs)前駆細胞、運命決定、転写因子、IL-7、Notchシグナル、ILC-poiesis
・組織特異的なILCの多様性
〔key word〕組織特異性、自然リンパ球(ILC)、多様性、ILC局在
・1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
〔key word〕ナチュラルキラー(NK)細胞、1型自然リンパ球(ILC1)、分化、多様性、微小環境
・ILC2と循環器疾患
〔key word〕インターロイキンー33(IL-33)、好酸球、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、肺動脈性肺高血圧症(PAH)
・微小環境変化を敏感に感知するILC2--脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質によるILC2の機能制御
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、脂質メディエーター、ホルモン、神経伝達物質
・ILC2の抑制機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、可塑性、抑制機構
・ILC2と疲弊
〔key word〕疲弊様ILC2、活性化による細胞死、慢性アレルギー炎症
・ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、上皮バリア、インターロイキンー33(IL-33)
・ILC2と寄生虫感染
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、寄生虫、原虫、蠕虫、免疫、サイトカイン、2型ヘルパーT細胞(Th2細胞)
・ILC2と肥満
〔key word〕自然リンパ球(ILC)、2型自然リンパ球(ILC2)、肥満、脂肪組織、腸管
・気管支喘息におけるILC2の役割
〔key word〕気管支喘息、2型炎症、フェノタイプ、エンドタイプ、ステロイド抵抗性
・治療標的としてのILC2の可能性
〔key word〕2型自然リンパ球(ILC2)、ILC2標的治療、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー
・感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、粘膜バリア、細菌叢、自然リンパ球(ILC)、感染防御
・ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
〔key word〕3型自然リンパ球(ILC3)、フコシル化、腸管神経系(ENS)
・ILC3と代謝性疾患
〔key word〕腸管免疫、慢性炎症、インスリン抵抗性
・消化管ILCと消化器疾患
〔key word〕炎症性腸疾患(IBD)、自然リンパ球(ILC)、寄生虫、IL-22、神経免疫連関
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・この10〜15年の間に、がんゲノム領域の研究はめざましい進展を遂げた。その技術・知識の臨床応用として、わが国では2019年に固形がんを対象とした遺伝子パネル検査が医療保険の適用対象となり、日常臨床でがんゲノム医療の提供が開始されている。
・一方で、造血器腫瘍における遺伝子パネル検査の開発やゲノム医療体制の構築は大きく立ち遅れていたが、2024年3月には造血器腫瘍を対象とした遺伝子パネル検査の販売承認申請が行われ、ついに造血器腫瘍におけるゲノム医療が実現されようとしている。
・本特集ではがんゲノム医療におけるエキスパートパネルの進め方をはじめ総論を解説したのち、代表的疾患について、それぞれのゲノム異常とその臨床的有用性について述べる。
■ゲノム解析時代の血液腫瘍学
・はじめに
・がんゲノム医療におけるエキスパートパネルの進め方
〔key word〕がんゲノム医療、エキスパートパネル、がん遺伝子パネル検査
・造血器腫瘍におけるゲノム異常に基づく治療薬アクセス
〔key word〕ドラッグラグ、先進医療、患者申出療養、臨床研究等提出・公開システム(jRCT)、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)
・造血器腫瘍におけるゲノム異常による造血幹細胞移植の適応判断
〔key word〕同種造血幹細胞移植、NGS(次世代シーケンサー)パネル検査、リスク分類
・クローン性造血と多様なヒト疾患の関係性
〔key word〕クローン性造血(CH)、遺伝子変異、コピー数異常、血液腫瘍、心血管疾患
・生殖細胞系列素因を伴う骨髄系腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕生殖細胞系列素因、胚細胞遺伝子変異、家族性骨髄系腫瘍、遺伝子変異解析、同種造血幹細胞移植
・急性骨髄性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕がん遺伝子パネル検査(CGP)、次世代シークエンス、二次的所見
・骨髄異形成症候群におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕骨髄異形成症候群(MDS)、ゲノム異常、臨床応用、個別化医療
・骨髄増殖性腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕骨髄増殖性腫瘍(MPNs)、HMR変異、予後予測、スコアリングシステム
・造血器腫瘍におけるスプライシング因子変異の役割と治療標的
〔key word〕RNAスプライシング、スプライシング因子(SF)、アンチセンスヌクレオチド(ASO)、ネオアンチゲン
・形質細胞様樹状細胞関連腫瘍におけるゲノム異常
〔key word〕BPDCN、MPDCP、pDC-AML
・組織球腫瘍におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕組織球腫瘍、希少疾患、MAPキナーゼ(MAPK)経路、BRAF阻害薬、MEK阻害薬
・ダウン症候群関連骨髄増殖症のゲノム異常と臨床的意義
〔key word〕ダウン症候群関連骨髄増殖症、一過性異常骨髄増殖症(TAM)、ダウン症候群関連骨髄性白血病(ML-DS)、GATA1、RUNX1
・B細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)、分子病型、層別化治療
・T細胞性急性リンパ性白血病におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)、ゲノム異常、遺伝学的サブタイプ
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫におけるゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、ゲノム異常、造血器腫瘍遺伝子パネル検査
・ゲノム異常に基づく濾胞性リンパ腫の病態理解とその臨床応用
〔key word〕濾胞性リンパ腫(FL)、ゲノム異常、クロマチン修飾遺伝子、免疫微小環境、予後予測因子
・ホジキンリンパ腫の遺伝子異常と臨床的意義
〔key word〕結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫(NLPHL)、古典型ホジキンリンパ腫(CHL)、LP細胞、HRS細胞
・T/NK細胞リンパ腫のゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕T細胞リンパ腫、NK細胞リンパ腫、JAK/STAT
・成人T細胞白血病・リンパ腫におけるゲノム・エピゲノム異常と臨床的有用性
〔key word〕成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)、T細胞受容体(TCR)経路、予後予測、エピゲノム異常、メチル化ヒストン
・多発性骨髄腫におけるゲノム異常と臨床応用
〔key word〕個別化医療、多発性骨髄腫(MM)、クリニカルシーケンス
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・褐色・ベージュ・白色脂肪細胞はその起源や性質の違いが知られるが、なかでも褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞はエネルギー消費機能が高いことから、肥満症の根本的な治療標的細胞のひとつとして注目されている。
・本特集では、分化・発生、細胞内や代謝物による分化や機能の制御機構、組織内の細胞間相互作用、中枢神経経路を介した心理ストレスによる体温調節、ヒト褐色脂肪組織の生物学まで、幅広い角度からご寄稿いただく。
・本特集が最新の褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究の理解に役立ち、今後、この分野の研究が深化し肥満・糖尿病治療に応用されることを期待したい。
■ 褐色・ベージュ・白色脂肪細胞研究UPDATE
・はじめに
・褐色・ベージュ脂肪細胞の分化・発生の多様性と全身代謝
〔key word〕脂肪細胞、褐色脂肪、ベージュ脂肪、脂肪前駆細胞
・ヒト褐色脂肪組織の全身代謝改善作用とそのメカニズム
〔key word〕褐色脂肪、全身代謝、BATkine
・心理ストレスによる褐色脂肪熱産生と体温上昇の中枢神経回路
〔key word〕心理ストレス、視床下部、皮質辺縁系、交感神経系、心身相関
・熱産生性脂肪のエピジェネティクス
〔key word〕褐色脂肪細胞、ベージュ脂肪細胞、エピゲノム、DNAメチル化、ヒストン修飾
・M2マクロファージ/前駆脂肪細胞相互作用からみた皮下脂肪組織と内臓脂肪組織の違い
〔key word〕前駆脂肪細胞、脂肪組織の分布、M2マクロファージ
・褐色脂肪組織の機能制御における分岐鎖アミノ酸代謝の役割
〔key word〕褐色脂肪組織、分岐鎖アミノ酸(BCAA)、トランスポーター、ミトコンドリア、インスリン感受性
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・スプライシング疾患の低分子創薬に向けてーー家族性自律神経失調症に対する候補化合物RECTAS
解剖学
・Delta-Notchシグナル経路を介したパターン形成原理の解明ーー肝発生を場とした数学的アプローチ
腎臓内科学
・メタボリック症候群におけるCD147/Basiginの役割
●連載
オンラインによる医療者教育
・20.コロナ禍における医学生の実態と考察ーーWithコロナの時代に必要な学生支援とは
〔key word〕学生生活、医学教育、コロナ禍、医学連、学生自治会
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・12.クルーズ船と災害時感染制御支援チーム
バイオインフォマティクスの世界
・はじめに
・1.ゲノム解析におけるバイオインフォマティクスの役割
〔key word〕遺伝子、ゲノム、シーケンサー
●フォーラム
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・5.ジャガイモは危険?--芽が出たジャガイモ、緑のジャガイモは要注意
パリから見えるこの世界
・105.「人類の遺産に分け入る旅」を超えて
オンライン診療の二元論
・2.シニア世代と若者世代ーーデジタルデバイド for オンライン診療
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・ヒトのような多細胞生物はさまざまな細胞から構成されている。リンパ球や線維芽細胞のように、同じように見える細胞でも、がん細胞の隣にいる場合と、毛細血管の隣にいる場合とで、遺伝子発現は異なるはずである。
・具体的にどう異なるのか? オミクス解析の技術レベルがついに、この問いに答えることのできるレベルまで向上してきたのである。
・本特集では、技術編で、この技術開発の最先端の状況を紹介させていただく。応用編では、日本で得られた1細胞解析での成果を紹介させていただく。
■ 1細胞解析 -技術と応用 3月第1土曜特集
・はじめに
●技術
・1細胞エピゲノム解析技術開発の最前線
〔key word〕エピゲノミクス、クロマチン、ディープシークエンス
・1細胞プロテオーム解析はどこまできたか
〔key word〕質量分析、プロテオーム、プロテオミクス、1細胞
・1細胞メタボローム解析の現状
〔key word〕1細胞メタボローム解析、メタボロミクス、ナノ液体クロマトグラフィ質量分析(nano-LC/MS)
・ライブイメージングによる1細胞動態解析
〔key word〕ライブセルイメージング、共焦点顕微鏡、2光子励起顕微鏡、ライトシート顕微鏡、オルガノイド
・組織切片の空間トランスクリプトーム解析
〔key word〕空間トランスクリプトーム(ST)、がん不均一性、がん微小環境、乳がん
・1細胞ゲノム解析で多様な細菌叢を捉える
〔key word〕1細胞ゲノミクス、マイクロバイオーム、メタゲノム
・電気化学的なケミカルイメージングによる実時間1細胞解析
〔key word〕微小電極(マイクロ電極)、電気化学イメージング、走査型電気化学顕微鏡(SECM)、走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)
・1細胞トランスクリプトームデータの解析技術
〔key word〕1細胞トランスクリプトーム、1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、バイオインフォマティクス
・国際動向ーーHuman Cell Atlasプロジェクト
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、HCAバイオロジカルネットワーク、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
●応用
・感染症の1細胞解析
〔key word〕1細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)/新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ヒト免疫不全ウイルス/後天性免疫不全症候群(HIV/AIDS)
・新型コロナウイルス感染症の1細胞解析
〔key word〕新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ACE2、BCR
・免疫系の1細胞解析による転写制御機構の予測
〔key word〕1細胞RNAシーケンス(scRNA-seq)解析、1細胞ATAC-seqシーケンス(scATAC-seq)解析、免疫応答
・1細胞解析でがん免疫療法に迫る
〔key word〕腫瘍微小環境(TME)、腫瘍浸潤免疫細胞、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
・百寿者免疫細胞の1細胞トランスクリプトーム解析
〔key word〕スーパーセンチナリアン、百寿者、CD4陽性キラーT細胞、トランスクリプトーム
・発生・再生研究における1細胞遺伝子発現解析の現状
〔key word〕再生医療、多能性幹細胞(PSCs)、ES細胞、iPS細胞
・1細胞解析からわかる循環器病態
〔key word〕心不全、心筋梗塞、分子病態
・精神疾患患者試料を使用した1細胞研究の現在
〔key word〕神疾患患者死後脳解析、1細胞核RNAシーケンス(snRNA-seq)、体細胞変異、LINE-1
・がん治療における薬剤応答性の1細胞解析
〔key word〕不均一性(heterogeneity)、再発、分子標的療法、薬物耐性
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
本号特集は『歯内療法における痛みの真実ー闇雲に治療を続けていませんか?』です.一般歯科医師および歯内療法専門医には患者が訴える痛みを正確に診断し,マネジメントすることが求められます.本特集では,2020年1月に発表された新しい国際顎顔面疼痛分類(ICOP)に基づく痛みの病態の判断の考え方に加えて,歯内療法領域の疼痛管理,さらに最新トピックとして新機材やステロイド薬が痛みのマネジメン トに寄与する可能性についても言及していただきます.
【目次】
特集 歯内療法における痛みの真実ー闇雲に治療を続けていませんか?
特別企画 外科的矯正治療の多様性
TOPIC 保険収載された磁性アタッチメントについて
TOPIC 唾液・唾液腺研究の最前線
私の視点 コロナ禍で自分を見失わないために
巻頭TOPIC 小児期の口腔機能発達を支援するために
根管充填Update 2
失敗から学ぶマイクロスコープ活用法 2
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 13
最新のエビデンスとコンセンサスに基づく インプラント周囲疾患に対する理解とアプローチver.2021 11
TOPIC
若手歯科医師によるCase Presentation
「こんにちは! つのまち歯科です」-「生活の医療」としての歯科を確立するために 11
歯科口腔保健の新時代ーデータからのat a glance 2
若手研究者&臨床家に送る 科学英語論文の読み方・書き方 2
全部床義歯,古典文献への誘い 4
TOPIC
TOPIC
事例に学ぶ歯科保険請求 189
医科歯科連携・多職種連携 日本社会に求められる歯科医療の近未来 5
海外アカデミアへの挑戦を終えて スウェーデンから日本へ 11
経済学的視点から歯科業界を読み解く 44
歯とお金にまつわるあれこれ 11
文学を咀嚼する 19
【Book Review】
【News & Report】
【Conference & Seminar】
【特集】
●地球を抱きしめる「インド東部 黒いトラはなぜ?」
100年前、絶滅の縁に追い込まれていたインドのトラ。生息数は回復したものの、遺伝子の多様性が失われるという深刻な問題が新たに生じている。
●アスリートに学ぶ 健康長寿のヒント
長く生きるだけではなく、より健康的な毎日を過ごすにはどうすればいいか?中高年の現役アスリートや往年のスター選手たちの話にヒントがあるかもしれない。
●宇宙と地上から世界を見る
宇宙に滞在中の飛行士と地上の写真家が、同じ場所を二つの視点からとらえた。すると、まったく新しい世界が見えてきた。
●地球で最も高い山は?
山の高さをどうやって測るか?新たに提唱された方法が、そんな議論に再び火をつけた。「標高」だけではない基準と方法を見てみよう。
【コラム】
●フォーカス
●寄稿者たちの横顔
●日本だけの生命「オオサンショウウオ」
外来種との交雑が問題になっているオオサンショウウオ。クラウドファンディングも後押しする研究で、絶滅が危惧される生き物の過去が明らかになってきた。
●日本版の足跡「科学技術を追った30年」
ゲノム編集やAI(人工知能)といった先端分野から、脳研究や宇宙探査の最新情報まで、一歩先を行く科学技術に光を当ててきた。
●ニュースの街角「赤道直下でアイスホッケー」
練習場所は小さなスケートリンク。そんな逆境を跳ね返し、ケニアにできたアイスホッケー・チームはオリンピック出場を目指す。
●読者の声
●ナショジオの本
●ウォッチ・ナショジオ
●次号予告
●おみやげジャパン「大きな自然と小さな人間」
●今月の表紙: インド東部にあるシミリパル・トラ保護区の森を歩くベンガルトラ。一般的なトラよりも黒っぽい。突然変異によるもので、ここに生息する約30頭のうち、半分ほどで見られる。
創薬や疾患との関わりで注目を集める「TRCチャネル」の最新研究・知見が満載!
●Transient receptor potential(TRP)チャネルは,1989年にショウジョウバエのtrp遺伝子が同定されて以来,世界で精力的に研究され,大きな機能的多様性を有するイオンチャネルファミリーを形成することが示されてきた.
●細胞のシグナル伝達因子や,温度・浸透圧などの環境因子など,物理学的・化学的刺激に対して広い範囲で応答するセンサーとして機能しており,このTRPチャネルは生命の基本的過程において重要な役割を担い,非常に多くの細胞機能に関わることが研究されてきた.
●TRPチャネル機能異常は多くのチャネル病を引き起こし,多くの後天的疾患や癌の発生においてTRPチャネルが重要な役割を果たしていることが明らかにされ,阻害薬あるいは刺激薬の有用性が大いに期待されている.
●TRPチャネルを制御することは,細胞機能,組織機能,ひいては個体機能を制御することにつながる可能性がある.今後,原子レベルでの構造解明がなされれば,TRPチャネルを標的とした薬剤の開発が考えられており,また疾患との関連についても研究が進むことが期待されている.
●本書では,このように多くの注目を集めるTRPチャネルについて,第一線の執筆陣が最新の研究・知見を詳しく解説!
【主な目次】
■はじめに
脊椎動物の温度感受性TRPチャネルの進化的な変化と環境適応
■TRPCチャネル
TRPCサブファミリーの分子構造と活性化・制御機序の新知見
神経・グリア細胞におけるTRPCチャネルの生理学的・病態生理学的重要性
TRPC1/4/5チャネルの生理機能および疾病との関連と標的創薬ーー特異的な活性化薬・抑制薬の発見による研究展開
TRPC3/C6蛋白質シグナル複合体形成の病態生理的意義
■TRPVチャネル
TRPV2を核とした心臓のメカノバイオロジー研究
心筋症・心不全治療をめざしたTRPV2阻害薬の開発
メカノセンサーTRPV2による神経回路形成の促進
温度感受性TRPチャネルと上皮バリア
脳疾患におけるTRPV4の関与
TRPV4とヒトの遺伝性疾──TRPV4病
TRPV4チャネル活性の制御機構
TRPV5, TRPV6と上皮Ca2+輸送
■TRPMチャネル
TRPM4チャネルと心血管の生理・病態生理
TRPM7と歯の石灰化制御機構
■項目別
微生物TRPチャネルの機能と役割
エネルギー代謝調節におけるTRPチャネルの役割
酸素センシングにおけるRedox感受性TRPチャネル
昆虫のTRPチャネルと感覚機能
温度センシング
TRPチャネルと痛み
消化管炎症,内臓痛,味覚受容機構におけるTRPチャネルの機能
カルシウム活性化クロライドチャネルとカルシウム透過性チャネルの相互作用ーーアノクタミン1とTRPチャネル
LGBTは、精神障害なのか?LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を集めた略語である。かつて精神医学で病理と捉えられていた同性愛を含む多様な性のあり方は、現在では精神障害とはみなされていない。本特集では、一般精神科にLGBT当事者が、生きづらさや特有のメンタルヘルス問題を抱え、訪れた際に適切に対応するために、その概念や歴史的経緯を基礎から紹介し、さらに彼らのニーズに沿った医療を提供するための具体的対応方法を取り上げた。これからの精神科医が求められるLGBTの正しい理解と適切な対応のために必読の特集。
・現在、わが国において最も対応が急がれている生活習慣病は、医療費の3割、全死亡者数の6割を占め、急速に進む超高齢化を背景に、その対策は医学的また社会的にも一層重要となっている。
・これらの罹患臓器には線維化病変が共通して認められ、肺や肝臓ではがんの発生母地ともなるため、線維化の制御は生活習慣病の進展予防に直結する重要戦略と位置づけられる。
・本特集では多角的な視点と新たなツールを用いて臓器線維症の病態を掘り下げ、全身臓器の線維症にみられる共通性と臓器ごとの特異性を理解することで、新たな治療アプローチを模索することをめざす。
■ 臓器線維症を科学する -病態解明と治療法開発への展望 12月第1土曜特集
・はじめに
●分子細胞基盤
・組織障害時におけるコラーゲンネットワーク形成に関わる分子機構
〔key word〕細胞外マトリックス(ECM)、線維化、コラーゲン、フィブロネクチン、TGF-β
・線維症とメタロプロテアーゼーーMMP・ADAM・ADAMTS
〔key word〕MMP、ADAM、ADAMTS、TIMP、線維症、癌関連線維芽細胞(CAF)、線維性癌間質反応
・コラーゲン産生細胞の起源
〔key word〕細胞系譜、線維芽細胞、臓器発生、中皮、中胚葉
・コラーゲン産生細胞の形質転換による臓器線維症治療への応用
〔key word〕コラーゲン産生細胞、脱活性化(脱分化)、分化転換、細胞系譜追跡、Tcf21
・疾患特異的マクロファージの機能的多様性ーー線維化に関わるマクロファージと非免疫系のクロストークの研究
〔key word〕自然免疫、疾患特異的マクロファージ、線維症、細胞死、non-coding RNA
・気道の組織線維化の病態形成機構
〔key word〕線維化誘導ー病原性ヘルパーT細胞、線維化、アンフィレグリン、好酸球
●病態解明とそのツール
・遺伝子改変マウス作製技術ーーPITT/i-PITT法とEasi-CRISPR法
〔key word〕遺伝子改変マウス、ゲノム編集、PITT/i-PITT法、Easi-CRISPR法
・線維化疾患のモデル動物
〔key word〕臓器線維化、線維芽細胞、誘発モデル、遺伝子改変モデル
・炎症の進行過程解明のための一細胞トランスクリプトーム解析
〔key word〕一細胞遺伝子発現解析、トランスクリプトーム、細胞系譜、炎症
・マイクロ流体デバイスを技術基盤とするOrgan-on-a-chipの臓器・疾患モデルへの応用
〔key word〕Organ-on-a-chip、マイクロ流体デバイス、疾患モデル、生体模倣システム
・エクソソームーー生体内第3の情報伝達手段が開く未来
〔key word〕エクソソーム、細胞間コミュニケーション、バイオマーカー、薬物送達システム
・バイオイメージングーー非線形光学現象を利用した線維化イメージング
〔key word〕蛍光バイオイメージング、2光子励起蛍光顕微鏡、非線形光学現象、第二次高調波発生(SHG)
●臓器特異性と共通性
・肺線維症
〔key word〕特発性肺線維症(IPF)、テロメア短縮、MUC5B、制御性T細胞、エクソソーム、マイクロRNA
・心臓疾患における線維化
〔key word〕炎症、筋線維芽細胞、組織再生
・肝線維化の分子・細胞メカニズム
〔key word〕肝線維化、細胞外マトリックス(ECM)、類洞、肝星細胞
・クローン病の腸管線維性狭窄に対する治療開発の展望
〔key word〕炎症性腸疾患、クローン病、腸管狭窄、adherent-invasive Escherichia coli(AIEC)
・腎線維化
〔key word〕Transforming growth factor-β(TGF-β)、connective tissue growth factor(CTGF)、マイクロRNA(miRNA)
・全身性強皮症の皮膚線維化の機序と治療標的
〔key word〕全身性強皮症(SSc)、線維化、病態、治療、免疫
・代謝臓器の線維症における特異性と共通性
〔key word〕慢性炎症、メタボリックシンドローム、肥満、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、マクロファージ
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
"【特集】多様性を取込む環境建築の設計手法
監修:谷口景一朗
近年では,社会の脱炭素化やSDGsへの取組みとして,建築物の省エネ性能の高度化やパッシブデザインを取り入れた建築デザインが注目をされている。加えて,近年ではLEEDやWELLといった省エネ性能以外の側面も考慮した認証を取得する建物が多くなっている。本特集では,多様化する各種要望に対応する設計上のポイントを解説する。"
・ADHDの有病率は高率で、成人においては人口の5%あまりというデータも報告されている。現状では、ADHDは臨床面でも社会的にも重要な疾患であるにもかかわらず、その重要性が十分に認識されていないケースが多い。
・かつてADHDは何らかの脳の微細な損傷が原因と考えられてきたが、現在このMBD説は否定されており、他の精神疾患と同様に神経伝達物質の機能障害が想定されている。しかし、その詳細な病態は明らかではない。
・かつてADHDと自閉症スペクトラム障害(ASD)は併存しないものとされてきたが、最近では生物学的関連を指摘する研究もみられている。本特集はこのようなADHDについて、最近の知見を紹介するものである。
■ ADHDの最近の知見 -発症メカニズムと治療法
・はじめに
・ADHDの概念
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)の歴史、ADHDの疫学、ADHDの症状経過、神経多様性(neurodiversity)
・ADHDの生物学
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、原因、病態
・ADHDの診断と診断ツール
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、質問紙、構造化面接、併存診断、除外診断
・ADHDと自閉症スペクトラム障害(ASD)--変遷する両者の関係性
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)、併存
・ADHDにおける精神疾患の併存と鑑別
〔key word〕破壊的行動障害(DBD)マーチ、情動調節障害(ED)、双極性障害、境界性パーソナリティ障害(BPD)、複雑性心的外傷後ストレス障害(cPTSD)
・ADHDの心理社会的治療
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、心理社会的治療、ペアレントトレーニング、認知行動療法(CBT)、弁証法的行動療法(DBT)
・ADHDの薬物療法
〔key word〕注意欠如・多動性障害(ADHD)、薬物療法、自閉症スペクトラム障害(ASD)
●TOPICS
救急・集中治療医学
・日本蘇生協議会(JRC)蘇生ガイドライン2020「急性冠症候群(ACS)」のポイント
癌・腫瘍学
・難治性リンパ腫に免疫抵抗性を与えるLivinの役割
社会医学
・「医療事故調査制度」の現状と制度運営上の課題
●連載
オンラインによる医療者教育
・14.オンラインによる臨床研修ーー橋本市民病院の事例
〔key word〕コロナ禍、臨床研修、SAMRモデル、ICT、technology enhanced learning
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・12.N-NOSE:線虫を使ったがんの一次スクリーニング検査
〔key word〕C. elegans、がん、尿、スクリーニング
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・6.新型コロナウイルス検査の性能と利用法
●フォーラム
パリから見えるこの世界
・104.「科学と宗教」を考えるためのメモランダム
子育て中の学会参加
・19.整形外科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
高い信頼と定評のある誌面作り,最新情報も充実!ベーシックからアドバンスまで実際の臨床現場に即したケースプレゼンテーションを毎月多彩なコラムで数多くお届けします.臨床や医院運営など若手歯科医師が抱える日頃の悩みの解決のヒントとなる情報をまとめたコラムも充実!
今月号の特別企画「EBMに基づいた歯周組織再生療法の現在と未来」では,歯周組織再生療法の術式,材料の観点から,その現状と今後の方向性を探ります.
【目次】
特別企画 EBMに基づいた歯周組織再生療法の現在と未来
巻頭TOPIC 新たな視点 食道期の嚥下障害とは
臨床トピック スーパーボンドマイクロシリンジは矯正歯科のブラケット装着に必須のアイテム!
臨床トピック 三叉神経痛・顎関節症に有効な桂枝加朮附湯という漢方薬
エンド治療Q&A 2024 2
内科医×歯科医の徹底対談ーご存じですか?「肥満」と「糖尿病」の現在(いま) 2
コンポジットレジン修復Q&A 臨床での疑問点を解決して適応範囲を拡大しよう! 18
デンタルエックス線写真読影 8
お悩み解決!パーシャルデンチャー 8
エビデンスに基づく実践的な歯周治療〜日常臨床で活用するためのTips 6
この状態,どう診ますか?!〜歯科訪問診療の現場で遭遇する口腔内〜 14
ファンダメンタルエンドドンティクス〜5-D Japanが提唱する歯内療法学の真髄〜 20
さあ,睡眠歯科をはじめましょう! -睡眠×○○で語る,睡眠歯科の実際のところ 8
「人」を「良」くすると書いて“食“〜歯科が生み出す“食”の新たな形を考える 2
北欧モデル スウェーデン歯科医療のホントのところ 2
いま,在宅歯科医療に求められていることとは〜在宅で最期まで“食べる”を支えるために 2
歯科医師の多様なキャリアパス 8
口腔機能とオーラルヘルス向上を目指して〜患者やスタッフの行動変容を促すBOCプロバイダーの取り組み〜 26
歯科医師に必要なビジネススキル〜経営学で歯科医師人生をもっと楽しく生きる〜 5
経済学的視点から歯科業界を読み解く 71
「顎関節症臨床医の会」だより 11
My Bookshelf〜私の本棚〜 14
ゴッホの黒猫を探せ! 2
【News & Report】
【Conference & Seminar】
・外国人診療を行ううえで最初の障壁になるのは外国語である。医療の専門教育について、どの程度英語を用いるべきかということは、一般教養としての英語教育とはまた異なった課題である。
・JCIのような国際的な病院機能評価システムや、JMIP、JIHのような外国人患者受け入れ体制に対する評価や推奨制度が広がりつつある。これは外国人患者が、より一層安心して医療を受けられるための仕組み作りである。
・本特集では現在、外国人患者受け入れのための体制づくりがどこまで進んでいるかと、医療スタッフの教育を含めた人的リソースの供給体制とを主眼におき、さらにスポーツ医学の観点からも執筆いただく。
■ 外国人診療
・はじめに
・外国人患者の受け入れとインバウンドの現状と体制
〔key word〕インバウンド、外国人患者、認証制度
・国際認証Joint Commission Internationalへの取り組みの価値
〔key word〕エビデンスに基づく病院管理、病院管理ツール、質改善のサイクル
・国際化に求められる体制整備ーー外国人診療における安全性と効率性の両立をめざして
〔key word〕外国人診療における安全性と効率性の両立、多様化する通訳方法とその選択、外国人診療サポート部署
・日本への渡航受診者の受け入れと日本の医療の国際展開
〔key word〕インバウンド、アウトバウンド、Medical Excellence JAPAN(MEJ)
・臨床現場で役立つ医学英語教育
〔key word〕医学英語、医学英語教育、医療面接、医療通訳
・スポーツと医療の国際化
〔key word〕海外渡航、国際競技大会、マスギャザリング、感染症、準備
●TOPICS
遺伝・ゲノム学
・C型肝炎治療後の肝発癌とTLL1遺伝子多型
循環器内科学
・安定冠動脈疾患に対する新たな治療概念: AFIRE研究
麻酔科学
・慢性術後痛を予防するために
●連載
老化研究の進歩
・17.サルコペニアの診断とメカニズム
〔key word〕サルコペニア診断、筋線維タイプ、筋サテライト細胞
再生医療はどこまで進んだか
・9.疾患特異的iPS細胞を用いた骨格系統疾患の病態解明から創薬
〔key word〕骨格系統疾患、分化誘導、病態再現、創薬
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・2.自然免疫が関与する炎症ーー自然炎症と自己炎症性疾患
●フォーラム
病院建築への誘いーー医療者と病院建築のかかわりを考える
・特別編ー感染症対策と建築1
・今、歯科診療所からーーCOVID-19の発生を受けて
・新型コロナウイルスの抗体検査を用いた松本歯科大学学生・教職員の疫学調査
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・損傷を受けたDNAは損傷の種類に応じた多様な仕組みにより適切に修復されなければならない。これらの仕組みに異常が生じると、がんや発生異常などのさまざまな疾患の原因となる。
・DNA損傷応答機構の研究の歴史は非常に古く、1960年代の後半には大腸菌においてDNAの組換えに必要な遺伝子が同定されている。その後もさまざまな種類のDNA損傷に対応する修復機構が同定されている。
・今後、DNA損傷応答機構への理解がさらに深まることで、がんや老化をはじめとするDNA不安定症に対する新たな予防・治療薬の開発につながるものと期待できる。
■ 多様な疾患の原因となるDNA損傷応答不全
・はじめに
・がん治療に伴うDNA損傷修復とシグナル伝達ーーDNA二本鎖切断の修復機構から免疫応答まで
〔key word〕DNA二本鎖切断(DSB)、DSBの修復経路選択、非相同末端連結(NHEJ)、相同組換え(HR)、がん免疫チェックポイント
・DNA二重鎖切断修復とゲノム安定性
〔key word〕DNA二重鎖切断(DSB)、非相同末端結合(NHEJ)、相同組換え(HR)
・眠りから覚めたSchlafen 11(SLFN11)--DNA障害型抗がん剤の真の効果予測バイオマーカーとなるか?
〔key word〕SLFN11、Precision medicine、効果予測バイオマーカー、DNA障害型抗がん剤
・ヌクレオチド除去修復の進行に必要とされるヒストン翻訳後修飾酵素の役割
〔key word〕ヌクレオチド除去修復(NER)、ヒストン翻訳後修飾、メチル化、アセチル化
・ファンコニ貧血の原因遺伝子群とクロスリンク修復経路ーー最近の研究展開
〔key word〕ファンコニ貧血(FA)、DNA損傷応答、DNA鎖間架橋(ICL)修復、複製ストレス
・マイクロRNA生合成因子DGCR8は転写と共役したヌクレオチド除去修復を制御するーーDGCR8-mediated UV response pathway
〔key word〕DNA修復、紫外線、マイクロRNA(miRNA)、ヌクレオチド除去修復(NER)
・BRCA遺伝子変異による臓器特異的な発がん
〔key word〕BRCA1/2、相同組換え修復(HRR)、乳がん、卵巣がん、臓器特異性
・DNA損傷応答による細胞老化と加齢性疾患
〔key word〕DNA損傷応答、senescence-associated secretary phenotype(SASP)、細胞老化、加齢性疾患
●TOPICS
社会医学
・生活道路の速度制限で交通弱者が守られる
臨床検査医学
・多発性骨髄腫治療薬「ダラツムマブ」使用時の効果判定検査の注意点
神経内科学
・アルツハイマー病の発症機序におけるTREM2の関与
●連載
再生医療はどこまで進んだか
・13.iPS細胞を用いた角膜疾患に対する再生医療
〔key word〕iPS細胞、角膜上皮幹細胞疲弊症、再生医療
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学
・6.PathogenicヘルパーT細胞と組織炎症
〔key word〕ヘルパーT(Th)細胞、サイトカイン、組織炎症
バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用
・生物に学ぶ防汚材料1:ナメクジの粘液分泌に学んだ撥液・難付着材料ーーSelf-Lubricating Gels(SLUG)
〔key word〕ナメクジ、粘液分泌、撥液、難付着性、防汚、自己修復
●フォーラム
天才の精神分析ーー病跡学(パトグラフィ)への誘い
・1.はじめに
・特別寄稿:新型コロナウイルス感染症におけるIgGFc-binding proteinの役割(仮説)
世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19
・世界で最も豊かな国の最貧困エリアとCOVID-19--米国ニューメキシコ大学病院からの報告
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
●THE ESSENTIALS 100 紳士を作る事事物物
右頁はとある紳士の書斎。世界中を旅するうちに収集した、古今東西のあれやこれ。
インテリジェンスと品格を構成する、知恵の泉の様相だ。
人間性の醸成を左右するのは、人生のキャリアで“何に触れて生きてきたか”。
ここに集めた本質のモノゴト100が、現代紳士を作る事事物物である。
●Spectacular Scene 美しい旅の装い
アメリカの思想家、哲学者、作家、詩人であるエマーソンはかつてこう語った。
「美しいものを見つけるために私たちは世界中を旅行するが、
自らも美しいものを携えて行かねば、それは見つからないだろう」。
それをかなえるために、マカオの世界最高峰プレミアムホテル「モーフィアス」や歴史地区へ、
最上級の美しい服やものを携えていく。成熟した男の美しい旅とは、かくあるべし。
●The High life in the Deep woods 森のジェントルマンスタイル
パリから北東へクルマで約2時間。
広大なコンピエーニュの森はかつて、ナポレオンの狩り場であった。
当時の貴族階級が集いしその場所で、現代的な紳士のクラッシースタイルを再現。
カントリーサイドだからこその素材、ディテール、機能性。
独特のクラッシーな趣を持つ、ジェントルマン必携のウエアを集めた。
●For Two People The Joy Doubles 喜びをともに…
いま腕時計の世界は、従来の“ペアウオッチ”の概念を打ち崩すような、
男女ともに選ぶことのできる、実にバラエティ豊かなラインナップにあふれている。
時には異なるコレクションで、時には同じデザインで、という選び方が可能となった。
互いに選び合う楽しみを共有しながら、そして好みや意見を尊重し合いながらーー
ともに時を重ねる喜びを、洗練のタイムピースを腕にパートナーと分かち合いたい。
●LUXURY CRUISING FOR GENTLEMEN 永遠の憧れ、船旅という贅沢 今、クルーズはこんなに進化している
一度船で旅に出ると、世界は海や川でつながっていることに気が付く。穏やかなドーバー海峡から、
熱帯ジャングルに覆われたアマゾン川…。この地球上には、船でしかたどり着けない場所がいくつもあり、
知らない風景や新しい文化に初めて触れるときの感動こそ、“贅沢”といえるのかもしれない。
移動中は優雅に、そして着岸後は未知の世界に繰り出す、そんなクルーズの旅を試してみてほしい。
●About the Bubbles おいしさの秘密
シャンパーニュほど奥の深い飲み物はない。ブレンドによる風味のレイヤー、熟成がもたらすボディの厚み。
アペリティフにそれのみを楽しむことはもちろん、さまざまな料理に寄り添わせることも可能だ。
鴨、Tボーンステーキ、上海蟹、そば、それにトウガラシのスイーツまで、
驚くほど多様なペアリングの世界へと、シャンパーニュ好きの諸兄を誘う。
そして偉大なるシャンパーニュ誕生の裏にはストーリーがある。
マリー・アントワネットとジュエリー、ヒトラーから世界を救った男、そしてシャンパーニュ好きの毛皮商。
シャンパーニュを知れば知るほど、その深みにはまってしまうのだ。
●Emotional EV EVスーパースポーツという新たなる選択肢
環境性能だけでなく、ドライビングプレジャーの新境地を切り開きながら、
EV化による絶対的パフォーマンスを誇示するスーパースポーツカーの進歩が著しい。
その革新性は「夢」と「現実」を駆け巡るタイムマシンのごとくである。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●「フードテック」とは、Food(フード)と Technology(テクノロジー)を組み合わせてつくられた言葉で、世界的な食糧不足・飢餓問題に対応する持続可能な食糧供給の実現や、食品産業における生産性の向上、健康志向や環境志向といった個人の多様なニーズを満たす豊かな食生活の実現など、食にかかわるさまざまな課題について、最先端の技術を活用して解消し、食の可能性を広げていくことが期待されています。
●近年、フードテック分野への関心が急速に高まる中、世界におけるフードテックへの投資額は年間2兆円を超えるともされ、環境負荷の高い食肉に代わるたんぱく質供給源の開発や、計画生産が可能な植物工場、フードロボットによる調理、ICTを活用したスマート農業、フードロスや食品廃棄の削減につながる配送・物流におけるICT活用など、多岐にわたる領域で実用化に向けた研究開発が行われています。
●本特集では、「ヘルス・フードテックの未来展望ー栄養・食の課題解決に挑み健康社会をつくる」と題して、フードテックにおても、とくに健康や疾患予防といったヘルスケアとかかわりの深いテーマを中心に、各分野の最新の取り組みについてトップランナーの執筆陣が解説しています。最新テクノロジーが拓く栄養・食の未来と可能性を詳しく紹介しています!
【目次】
特集にあたって
健康・医療に寄与するフードテック
次世代宇宙栄養学の展望
ヘルス・フードテックによる個別化食の未来
昆虫食の機能性と将来
代替プロテイン研究の最前線
ゲノム編集による食品の低アレルゲン化技術
調理支援に向けたロボット技術
嚥下調整食作成に有用な簡易粘度測定機器の開発
味覚電気刺激による食事体験の変容
新連載●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
連載開始にあたって
vol.1 転移をともなう胃癌により重度の食欲不振を呈した症例
●巻頭カラー これだけは知っておきたい 口腔ケアの基本と実際
第1回 口腔ケアとは?-アセスメントツールOHAT-Jを中心に
●スポット
家庭で簡単にできる新凍結含浸法ー拡散原理を用いた食材軟化技術
大学病院における臨床倫理コンサルテーションチームの活動
●資料
2023年 栄養関連学会カレンダー
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
長ねぎ(根深ネギ)
●こんだてじまん
じまんの一品料理 おせち料理/医療法人光風会 光南病院
●Noteworthy News
米国栄養士会(Academy of Nutrition and Dietetics)および米国栄養士会国際部会(International Affiliation of Academy of Nutrition and Dietetics:IAAND)の活動
●書評
『治せる?治せない?摂食嚥下障害への視点と対応 まだまだあるぞ!できること』
●Case Reportに学ぶ摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ
4.認知症高齢者における「口腔原始反射」に対する食支援ー認知症の進行に合わせて、多職種でかかわった経口維持支援の一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 13 輸液選択
●Medical Nutritionist養成講座
61.静脈栄養剤の種類と選択
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
19.タンパク質の逆襲(4)-ApoA-Iとα-シヌクレイン
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第45回 し好飲料類4
●日本栄養士会医療職域
2023年新年を迎えて
自治体病院
和歌山県立医科大学附属病院病態栄養治療部の取り組み
精神科病院
摂食障害の外来栄養指導
厚生労働省・消費者庁
第86回「がん対策推進協議会」の開催について・他
●おしらせ
女子栄養大学香友会主催 令和4年度 管理栄養士国家試験受験準備講習会《直前講座》・他