21世紀初頭の今、私たちは、再び、子どもの貧困や不適切な養育に向き合うことになった。本書は児童福祉の現場に近いところで仕事をしてきた児童精神科医として子どもたちの心の問題に取り組みながら、著者が学んだこと、考えたこと、気づいたことを、特にこれからこの分野の仕事に入ろうとする精神科医、臨床心理士、福祉職の方々に向けて書いた本である。現場で苦闘を続けている援助者の方々に。
本書は長年,重症の摂食障害患者に接してきた著者による,摂食障害患者との乱闘の記録であり,また摂食障害の心理療法において,著者自身がその理論と技法を深化・強化してゆく治療過程の記録でもある。
■序論:摂食障害治療私史
■第1部 摂食障害を理解するために
1.摂食障害の自己愛世界/2.ナルシシズムの様態:自己愛から自己愛対象関係へ/3.パーソナリティの病理:臨床例/4.あるファンタジーの病理性をめぐって/5.両親の環境としての機能と対象としての機能/6.ジェンダー・アイデンティティと摂食障害
■第2部 治療技法の展開:対象関係論的アプローチ
7.逆転移/8.過食状態への心理療法的アプローチ/9.心理療法例:対象の内在化過程/10.パーソナリティ発達の病理とその治療展開/11.治療セッティングとしての閉鎖病棟/12.『自発入院ー閉鎖病棟セッティング』での入院治療/13.開放病棟での治療
看護師のための母性看護の入門書です。そもそも母性看護とは時代と共に変化が大きく曖昧なところが多い分野です。胎児・新生児はもちろん、青年期の生理や妊娠、出産や産後、育児、閉経と女性の健康を多様な側面からとらえます。つまり女性のライフスタイルの多様化や変化に合わせてQOLの向上を図るための幅広く深い学問です。
本書では母性看護で日常的に問題となる事例を厳選し、思春期の心身、成熟期女性の心身、親となる女性と家族、更年期女性の心身、母性看護における看護過程をイラストや図表を使って解説しています。
実例とともに、冷え性看護や周産期医療も解説しており、日常の看護での困ったに対する強い味方となります。
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
不登校、リストカット、引きこもり、統合失調症、発達障害、PTSDなど心身の成長期に好発しやすい精神障害の病理とケアを知る。
頭の中の一生を解き明かす。脳と知能の専門家である著者が、脳の誕生から幼児期における知能の発達、思春期、成人期を経て、老年期に起こる老化までを詳しく解説。年齢とともに人間の脳や知能がどのように変化していくのかを、最新の神経科学や発達心理学の知見を交えて読み解く。
自殺対策が精神医学・精神医療の重要課題として取り組まれる中,公衆衛生的・予防的観点の介入と比較して,実際の治療については明確な介入方法が提唱されていない現状がある。本書は認知行動療法をベースにした自殺対策のための精神医学書であり,自殺行動の科学的理解とともに実際の治療を学ぶことができる。「本書では,アーロン・T・ベックが重要な役割を果たしている多くの研究結果について紹介しています。それと同時に,こうした実証的な研究をもとに認知行動療法を用いて自殺問題を治療するための具体的な方法についても説明しています。本書をご覧になれば,自殺対策における新たな視点を獲得することができるだけでなく,これまで以上に自殺を考えている患者について理解を深めていただけるでしょう。」
第1部 認知理論と実証的研究
第1章 自殺念慮と自殺関連行動の分類とアセスメント
第2章 自殺関連行動の関連要素とリスク因子
第3章 自殺関連行動の認知モデル
第4章 自殺関連行動を防ぐためのエビデンスに基づいた治療
第2部 臨床への応用
第5章 認知療法の基本原則
第6章 導入期
第7章 自殺関連行動の認知的概念化
第8章 治療前期
第9章 治療後期
第10章 自殺を考えている患者を治療していく上で求められる工夫
第3部 特別な治療的配慮が必要な対象への適用
第11章 自殺を考えている思春期の患者に対する認知療法
第12章 自殺を考えている老年期の患者に対する認知療法
第13章 自殺を考えている物質依存を有する患者に対する認知療法
第14章 結論:自殺対策に向けた公衆衛生モデル
日本人の食事摂取基準(2020年版)や新しい管理栄養士国家試験出題基準,また改定された法規などに準拠した内容.健康・栄養施策の変化や社会に求められている管理栄養士像に対応するために全面的に見直した.各章末の練習問題は確実に理解できるよう,また国家試験の準備に役立つようにしている.
1.栄養教育の目的,目標
2.栄養教育のための理論的基礎
3.栄養教育マネジメント
4.妊娠・授乳期の栄養教育の展開
5.乳幼児期の栄養教育の展開
6.学童期・思春期の栄養教育の展開
7.成人期の栄養教育の展開
8.高齢期の栄養教育の展開
9.傷病者の栄養教育の展開
10.障がい者の栄養教育の展開
巻末資料
曲を聴けば名シーンがよみがえる
ガンダムシリーズ45周年を記念し、数々の名シーンを彩り、シリーズの魅力のひとつでもある“劇伴”にスポットをあてたアルバム。
収録曲は各作品からファン投票の結果をもとに収録。ジャケットは、メカニックデザイナー・大河原邦男による新規描き下ろし(RX-78-2 ガンダム、シャア専用ザク)。
簡潔かつ要点を押さえた,応用栄養学の「教えやすい」教科書。〔内容〕栄養ケア・マネジメント/食事摂取基準の理解/成長・発達・加齢(老化)/ライフステージ別栄養マネジメント/運動・スポーツと栄養/環境と栄養/他
疾患の概要は表形式,専門用語は側注を活用して簡潔に解説するなど,初学者にも理解できるよう配慮した。令和6年の診療報酬改定,日本人の食事摂取基準(2025年版)に対応した第3版。
みんなが憧れるプロフェッショナルの世界。現役臨床心理士11人が仕事を語る!新国家資格「公認心理師」も誕生!心理のプロを志す人のためのガイド。
中森明菜デビュー40周年記念 ワーナーイヤーズ・全アルバム復刻シリーズ4
【ラッカーマスターサウンド&全曲オリジナル・カラオケ付】
【3rdアルバム『ファンタジー〈幻想曲〉 AKINA NAKAMORI THIRD』】
無限の可能性を感じさせ、新しい時代の歌姫としてその地位を確たるものにした、
3rdシングル「セカンド・ラブ」(初のシングル・チャート1位曲)収録のサード・アルバム。
<オリジナル発売日:1983年3月23日 オリジナル品番:L-12570 チャート最高位:1位>
■史上初の全曲オリジナル・カラオケ(2022 Mastering)付き!2枚組お買い得プライス2,500円(税抜)でリリース!!
■ボーナス・トラックとして、3rdシングル「セカンド・ラブ」のカップリング曲「鏡の中のJ」(アルバム未収録曲)を収録!
■アルバム1曲目「明菜から…。」は、綺麗なメロディーに乗せて中森明菜が声で語りかける「明菜メッセージ」
■解説付き:初代ディレクター・島田雄三が語る疾風怒濤の日々(4)
復刻封入:歌詩カード&ミニポスター
ピュイゼ理論では、視覚的、触覚的にも食べ物を理解させ、味が「丸い」「ごつごつしている」「サクサクしている」など、味を頭の中に食べ物の言葉を思い浮かべて意識させることで、子供が食べ物と仲良くなることを目指している。図や絵なども掲載されているため、お母さんやお父さんも手に取りやすい食育に関する子育て本となっています。「味覚の目覚め10回コース」を日本向けレシピに大幅改訂。
神田橋條治の薫陶を受け、長らく臨床の現場に身をおいてきた、真の臨床家である著者の集大成。「治療者の迷いや困る能力」「あいまいさを愛する能力」などに思考をめぐらせ、増井法ともいわれる独自の臨床理論を示した今までの貴重な論文を収録する。ある一人の心理臨床家の成長記録としても読めるユニークな論集。
序 (村山正治)
VI フォーカシング研究
はじめに/ 焦点づけ訓練の手引(エルフィー・ヒンターコップ・増井武士訳)/体験過程治療におけるFocusing“焦点づけ”技法についてーーーーーFocusing Manualの作成/(増井武士・村山正治)/Dr.ジェンドリンと増井とのデモンストレーション/Focusingの臨床適用に関する一考察ーーーーーーーー適用の方向づけとしてのモデルや型に縛られたものとそれらから自由なもの/集団を対象にしたフォーカシングの工夫/フォーカシングとその臨床/フォーカシング(focusing)/フォーカシングとその技法/フォーカシングの臨床適用に関する考察ーーーーーーーその新しい視点と将来的な課題について/フォーカシングの臨床的適用/体験過程療法とフォーカシングーーーーーーーその相互性をめぐって/E・T・ジェンドリン フォーカシング
VII イメージ研究
はじめに/ 「イメージ研究事始め」として/------シンボルと体験としてのイメージの治療的統合への探索過程ーーーーー/イメイジ・セラピー/イメージ・セラピーでの一セッションーーーーーー患者のイメージ報告と治療者の治療的思惑を中心に/イメージ・セラピーの基礎的方法/ドラマ・イメージ/イメージ体験を基にしたイメージ・セラピー
VIII リサーチ論文
はじめに/ 子供の精神症状についての一連の有症率リサーチ/-------その「病気」判定と発達的要因や症状展開の意外性に向けてーーーーーー/青少年の関係年慮および類似症状について(阿部和彦・増井武士)/恐怖不安症状の性差と加齢による有症率について/------思春期の「大変さ」の再認識ーーーーーー/恐怖不安の身体症状の発達的特徴とその臨床/カウンセリングでの関係認知分析リサーチでの収穫/-----カウンセリングの本質としての相互の「わかりあい」の世界の重要性の再確認ーーーー/フォーカシング体験における前言語性とその点検の必要性ーーーーー“フォーカシング・チェック”の試み(増井武士・池見陽・村山正治)/医学教育における人間尊重のための体験学習の試みーーーーーー共感能力と他者への尊重能力の促進方法とその効果(池見陽・増井武士)/産業カウンセリングの実態と私見ーーーー職場の悶えを聞き続けてーーーーーー
薬の使い方から合併症,小児から高齢者までこれで解決! 1冊で役立つ外来の味方
プライマリ・ケアの現場において,様々な疾患・患者に対応しなくてはならない医師に実用的な情報を提供すべく,糖尿病の基本や合併症から妊娠糖尿病や二次性糖尿病まで幅広くまとめた必携の一冊.
著者の経験をもとにしたコラムも収載されており,糖尿病診療についてさらに知識を深められるものになっている.
入門編 糖尿病についての基礎知識
1 必須事項
2 外来における2型糖尿病診療の基本診療パターン
基本編 糖尿病診療実践のための基本
1 1型糖尿病治療のためのアウトライン
2 小児・思春期の糖尿病
3 高齢者の糖尿病
4 治療方針決定の基本
5 食事療法と栄養指導
6 運動療法と運動指導 / リハビリテーション
7 経口血糖低下薬
8 GLP-1 受容体作動薬
9 インスリン療法
10 患者による自己管理の指導と基本
11 糖尿病の合併症とその治療
12 主な合併症治療薬
13 糖尿病患者の他科受診:どんなときに紹介するとよいのか?
14 糖尿病に関連する特殊な糖代謝異常疾患の治療薬
応用編 一歩進んだ糖尿病マネジメント
1 一歩進んだ糖尿病治療
2 特殊な対応が必要な場合
3 二次性糖尿病
4 重症度の高い合併症がある患者のサポート
5 糖尿病の救急診療
6 対応に苦慮する症例をどうするか?
コラム
1型糖尿病とBCGおよび経口血糖低下薬
GLP-1 の膵臓に対する作用和文等幅
水素のおなら和文等幅
糖質制限食
糖尿病患者の海外旅行
アルコール性低血糖症
経口血糖低下薬併用療法に関する Tips
糖尿病治療と重症低血糖
ステロイドと経口血糖低下薬
インスリン分泌不全・インスリン抵抗性を外来診療で診るポイント
インスリン自己免疫症候群
インスリン投与量の調節についての Tips
糖尿病患者にみられるけいれん
ワルファリン療法と糖代謝・骨代謝
糖尿病と骨代謝
糖尿病による合併症としての関節障害
概日リズムと糖尿病
閉塞性睡眠時無呼吸症と2型糖尿病
糖尿病と後天性血友病A
アメリカの外来糖尿病治療の概要
患者に教えてもらういろいろな糖尿病対策
糖尿病と腸内細菌叢
古くて新しいメトホルミン
心不全とSGLT2阻害薬
長期間放置されていた糖尿病とその合併症
筆者の上海での診療経験から
トラムセット®,プレガバリンおよびデュロキセチンと精神症状
糖尿病診療のこれから