重篤なこころの「病」を抱えたクライエントと向き合う精神科臨床現場において、臨床心理士はどのようにかかわることができるのか。
本書では、編者らが主宰する研究会での「事例報告・事例検討・事例研究」を通してお互いに研鑽を積んだ執筆者らによって、クライエントとの心理療法過程が描き出される。
第1部では、臨床心理士の職業的専門性や多職種との協働、また心理療法を行なう際の態度や姿勢についてなど、その基本的な方法を述べ、さらにクライエントと臨床心理士による心理療法という関係性のより中核的、本質的な問題を探っていく。第2部は、第1部での理論や方法を背景とした「こころの「病」に対する心理療法」の臨床実践の報告となっている。そこでは、統合失調症をはじめとする精神病圏や発達障害圏、その他さまざまなこころの「病」に苦しむクライエントの事例が克明に報告され、臨床心理士の仕事とそれを支える理論的背景について考察される。
エビデンスや表面的な治療効果の追求の陰で、臨床心理士の仕事の本質的な意味が、ともすれば忘れられがちであろう。しかし、その意味を問い続け、クライエントと向き合い続けている執筆者らが本書で示す日常臨床の経験と思索の記録からは、多くの気づきと学びが得られるに違いない。
小児科学の全体像を俯瞰、把握できるコンパクトな入門テキスト、10年ぶりの改訂。全72章(教程)、各章左にカラー図、右に簡明な説明文を配し、膨大な小児科学の知識を順序立てて整理、解説する。改版にともない、章立ての組み替えにより疾患別の構成となり、あわせて遺伝性疾患、スクリーニング、新生児、臨床研究、緩和ケアの項目が追加されるなど、最新の知見を踏まえ内容を大幅に刷新し増強。医学、看護、リハ等各領域の初学者に最適。
21世紀初頭の今、私たちは、再び、子どもの貧困や不適切な養育に向き合うことになった。本書は児童福祉の現場に近いところで仕事をしてきた児童精神科医として子どもたちの心の問題に取り組みながら、著者が学んだこと、考えたこと、気づいたことを、特にこれからこの分野の仕事に入ろうとする精神科医、臨床心理士、福祉職の方々に向けて書いた本である。現場で苦闘を続けている援助者の方々に。
看護師のための母性看護の入門書です。そもそも母性看護とは時代と共に変化が大きく曖昧なところが多い分野です。胎児・新生児はもちろん、青年期の生理や妊娠、出産や産後、育児、閉経と女性の健康を多様な側面からとらえます。つまり女性のライフスタイルの多様化や変化に合わせてQOLの向上を図るための幅広く深い学問です。
本書では母性看護で日常的に問題となる事例を厳選し、思春期の心身、成熟期女性の心身、親となる女性と家族、更年期女性の心身、母性看護における看護過程をイラストや図表を使って解説しています。
実例とともに、冷え性看護や周産期医療も解説しており、日常の看護での困ったに対する強い味方となります。
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
chapter1 母性看護とは
chapter2 思春期女性
chapter3 成熟期女性
chapter4 親となる女性と家族
chapter5 更年期女性
chapter6 母性看護における看護過程
本書は長年,重症の摂食障害患者に接してきた著者による,摂食障害患者との乱闘の記録であり,また摂食障害の心理療法において,著者自身がその理論と技法を深化・強化してゆく治療過程の記録でもある。
■序論:摂食障害治療私史
■第1部 摂食障害を理解するために
1.摂食障害の自己愛世界/2.ナルシシズムの様態:自己愛から自己愛対象関係へ/3.パーソナリティの病理:臨床例/4.あるファンタジーの病理性をめぐって/5.両親の環境としての機能と対象としての機能/6.ジェンダー・アイデンティティと摂食障害
■第2部 治療技法の展開:対象関係論的アプローチ
7.逆転移/8.過食状態への心理療法的アプローチ/9.心理療法例:対象の内在化過程/10.パーソナリティ発達の病理とその治療展開/11.治療セッティングとしての閉鎖病棟/12.『自発入院ー閉鎖病棟セッティング』での入院治療/13.開放病棟での治療
不登校、リストカット、引きこもり、統合失調症、発達障害、PTSDなど心身の成長期に好発しやすい精神障害の病理とケアを知る。
頭の中の一生を解き明かす。脳と知能の専門家である著者が、脳の誕生から幼児期における知能の発達、思春期、成人期を経て、老年期に起こる老化までを詳しく解説。年齢とともに人間の脳や知能がどのように変化していくのかを、最新の神経科学や発達心理学の知見を交えて読み解く。
高学歴親がハマりやすい! 発達脳科学の視点から語る、受験を意識したらまず読むべき本。一生涯の幸せを保障する“頑丈な脳”は家庭生活でしか育めない。
?高学歴親がハマりやすい!
過熱する「中受」戦争は、時として親子の信頼関係を壊し、家庭の崩壊にもつながりかねない……。
子育てに潜むリスクを撃ち、子どもの正しい発達を促すにはーー
ベストセラー『高学歴親という病』『「発達障害」と間違われる子どもたち』著者の発達脳科学者が提言する
家庭生活の重要性と「脳の育ち」のキホン。
小学生〜思春期の脳の発達で大切なこととは?
生活習慣が脳の土台をつくり、一生涯の幸せにつながる!
子どもの将来の幸せどころか、心身の不調、決裂する親子関係、入学後も続く苛烈な競争に疲弊……など目の前のトラブルが続出。
一生涯の幸せのために重要なのは、家庭生活でしか育めない“頑丈な脳”を作ること。
発達脳科学の視点から、受験を考える前に知っておくべきことをアドバイス。
第1章 受験で壊れる子どもたち
…受験で失敗しても人生終わりじゃない/かけた力とコストで親が落ち込まない/子どもが「目ざめる」タイミングはそれぞれ…
第2章 脳の育ちには順番がある
…小学生の子どもの脳の発達段階/子どもの人生を誰がどう選択するのか/勉強は夜ではなく朝やろう/「こころの脳」で自分の思考と感情を整える/「こころの脳」が育たない中学受験とは…
第3章 家庭でしかできない脳育て
…宿題をやらせるのは親の仕事ではありません/読書感想文は書けなくてもいい?/ゲームと学びを差別しない/就寝時刻だけはゆずれない/「こころの脳」が育てば勉強も伸びる/子どもを信じて論理的に話す…
第4章 子育てのゴールはどこにあるか
…思春期の反抗期は「こころの脳」が育った証/親からの絶対的信頼が強い武器になる/我が子の失敗時こそ、親の正念場/子どもたちのもつ自己解決力/利他思考の子どもたちがつくる未来…
終章 中学受験の「成功」「ざんねん」のリアルーー[対談]中曽根陽子氏に聞く
…中学受験というレール/偏差値という偏見/煽る塾、煽られる親/受験と脳の発達段階の関係/受験で折れるか、入学後に折れるか/どこの学校に通うかよりも大事なこと…
日本人の食事摂取基準(2020年版)や新しい管理栄養士国家試験出題基準,また改定された法規などに準拠した内容.健康・栄養施策の変化や社会に求められている管理栄養士像に対応するために全面的に見直した.各章末の練習問題は確実に理解できるよう,また国家試験の準備に役立つようにしている.
1.栄養教育の目的,目標
2.栄養教育のための理論的基礎
3.栄養教育マネジメント
4.妊娠・授乳期の栄養教育の展開
5.乳幼児期の栄養教育の展開
6.学童期・思春期の栄養教育の展開
7.成人期の栄養教育の展開
8.高齢期の栄養教育の展開
9.傷病者の栄養教育の展開
10.障がい者の栄養教育の展開
巻末資料
2003年の初版以来,多くの保育士養成校で利用していただいた『小児栄養演習』を,保育士養成課程の現行科目である「子どもの食と栄養演習」に沿い内容を加筆・修正し書名を改めた改定新版。 新たな執筆陣を加え近年の動向・知見を踏まえ多くの項目について書き下ろし,新しい時代の保育に求められる「食育」実践力を高める内容を盛り込む。 16項目の演習課題を用意し,実際に即して学習を進める。 巻末の付録には「食生活指針」「授乳・離乳の支援ガイド」など,子どもの食にかかわる基本的な文書を収載。
統計と資料を刷新。令和5年「乳幼児身体発育調査」も収載。「日本人の食事摂取基準2025年版」に対応した第7版。
簡潔かつ要点を押さえた,応用栄養学の「教えやすい」教科書。〔内容〕栄養ケア・マネジメント/食事摂取基準の理解/成長・発達・加齢(老化)/ライフステージ別栄養マネジメント/運動・スポーツと栄養/環境と栄養/他
自殺対策が精神医学・精神医療の重要課題として取り組まれる中,公衆衛生的・予防的観点の介入と比較して,実際の治療については明確な介入方法が提唱されていない現状がある。本書は認知行動療法をベースにした自殺対策のための精神医学書であり,自殺行動の科学的理解とともに実際の治療を学ぶことができる。「本書では,アーロン・T・ベックが重要な役割を果たしている多くの研究結果について紹介しています。それと同時に,こうした実証的な研究をもとに認知行動療法を用いて自殺問題を治療するための具体的な方法についても説明しています。本書をご覧になれば,自殺対策における新たな視点を獲得することができるだけでなく,これまで以上に自殺を考えている患者について理解を深めていただけるでしょう。」
第1部 認知理論と実証的研究
第1章 自殺念慮と自殺関連行動の分類とアセスメント
第2章 自殺関連行動の関連要素とリスク因子
第3章 自殺関連行動の認知モデル
第4章 自殺関連行動を防ぐためのエビデンスに基づいた治療
第2部 臨床への応用
第5章 認知療法の基本原則
第6章 導入期
第7章 自殺関連行動の認知的概念化
第8章 治療前期
第9章 治療後期
第10章 自殺を考えている患者を治療していく上で求められる工夫
第3部 特別な治療的配慮が必要な対象への適用
第11章 自殺を考えている思春期の患者に対する認知療法
第12章 自殺を考えている老年期の患者に対する認知療法
第13章 自殺を考えている物質依存を有する患者に対する認知療法
第14章 結論:自殺対策に向けた公衆衛生モデル
中森明菜デビュー40周年記念 ワーナーイヤーズ・全アルバム復刻シリーズ4
【ラッカーマスターサウンド&全曲オリジナル・カラオケ付】
【3rdアルバム『ファンタジー〈幻想曲〉 AKINA NAKAMORI THIRD』】
無限の可能性を感じさせ、新しい時代の歌姫としてその地位を確たるものにした、
3rdシングル「セカンド・ラブ」(初のシングル・チャート1位曲)収録のサード・アルバム。
<オリジナル発売日:1983年3月23日 オリジナル品番:L-12570 チャート最高位:1位>
■史上初の全曲オリジナル・カラオケ(2022 Mastering)付き!2枚組お買い得プライス2,500円(税抜)でリリース!!
■ボーナス・トラックとして、3rdシングル「セカンド・ラブ」のカップリング曲「鏡の中のJ」(アルバム未収録曲)を収録!
■アルバム1曲目「明菜から…。」は、綺麗なメロディーに乗せて中森明菜が声で語りかける「明菜メッセージ」
■解説付き:初代ディレクター・島田雄三が語る疾風怒濤の日々(4)
復刻封入:歌詩カード&ミニポスター
ピュイゼ理論では、視覚的、触覚的にも食べ物を理解させ、味が「丸い」「ごつごつしている」「サクサクしている」など、味を頭の中に食べ物の言葉を思い浮かべて意識させることで、子供が食べ物と仲良くなることを目指している。図や絵なども掲載されているため、お母さんやお父さんも手に取りやすい食育に関する子育て本となっています。「味覚の目覚め10回コース」を日本向けレシピに大幅改訂。