税法研究の第一人者であり、公益活動や税制のご意見番としても活躍中している三木義一先生の古稀を記念する論文集。
「勘に頼らない技術を求めても、結局は勘に頼る部分が少なからずある」「過去の事例と比較しても、元のコストがまちがっていれば誤りの連続になるし、すぐに陳腐化する」そんなジレンマに悩む方のために、大規模システムを多数経験してきた著者が、最小限のコストで最大の効果を得る「勘と経験」の本質を教えます。
独立行政法人国立女性教育会館ではキャリア形成という観点から調査研究、研修等を進めてきていますが、本書は、研究領域への女性の進出という点から行なった調査研究の結果です。平成一五年度、一六年度には、女性研究者が能力を十分に発揮し、活躍できるようにするために、様々な研究分野で活躍する研究者が情報交換を行なうための懇談会を実施しました。またそれとともに、女性研究者のネットワークづくりを支援するためのプロジェクトを立ち上げ、調査研究も行ないました。その一つとして、若い女性を支援するために、研究者として活躍している女性たちが、どのようなプロセスで研究者になったのかを知ることができるようにということで、ロールモデル集をまとめたものです。
本書では、いかにすれば現在流行している性感染症患者を抑え込むことができるかについて述べていきます。
感染症の名医として研究・臨床を30年以上にわたって行ってきた著者が近年懸念していることが
「日本国内における性感染症の蔓延」です。
国立感染症研究所の感染症情報センターによる2018年の統計では梅毒患者は7001人で、
8年間前から11倍に増加しています。
また、クラミジア感染症は、女性がかかると不妊症になることもある重大な感染症です。
罹患者数が多く、毎年45万?50万人が新たに感染していると推計されていて、
高校生10人に1人がクラミジア感染症にかかっているというデータもあります。
性感染症は知識があればある程度予防でき、感染しても早期に適切に治療すれば、
ほとんどの場合、治癒します。そのことを知らずに、性感染症にかかってしまう若者が急増していること、
また恥ずかしさなどから医療機関を受診していない罹患者も大勢います。
我が国の中学校や高校では系統的な性教育が十分行われているとはいえず、
世界的にみて日本は性教育の後進国とされています。
高校生の2割近くが性行為の経験があるという統計があり、
性感染症に罹患している可能性も同様にあるのです。
中学生や高校生に性感染症の予防法や検診の大切さ、性感染症にかかってしまったときの対処法、
自分の人生への影響などについて伝える必要があります。
思春期の子どもに性の話はしにくいと感じている親や教師が多いでしょう。
しかし、子どもに性感染症の正しい知識を伝えるのは、子どもの健康を守るために必要なことです。
10?20代の子どもを持ち親世代の方、中学校や高校の教師など教育関係者の方に、
性感染症が広がっている現状を認識して頂き、
性感染症とはどのような病気かを知ってもらいたいと思います。
本書をきっかけに正しい知識を適切な機会に子どもたちに伝えて頂くことを心から願っています。
【目次】
第1章 知ってほしい性感染症の実態
第2章 主な性感染症を知る?症状、検査法、治療法
第3章 性感染症を防ぐために改善するべきこと
第1章 知ってほしい性感染症の実態
第2章 主な性感染症を知るー症状、検査法、治療法
第3章 性感染症を防ぐために改善するべきこと
■進化するものづくりの職業能力開発
匠の技や技能五輪入賞者などの熟練技能者がもつ、ものづくりに求められる技能に対して、その見える化や高度化のための科学的アプローチとして、工学に加えて社会システム科学や教育学、人間情報学などの方法論の適用を紹介し、いま求められる職業能力開発の姿を明らかにする。
第1章 技能科学総論ー技能、技術そして科学
第2章 技能の見える化1 -IE的アプローチ
第3章 技能の見える化2 -身体性認知科学的アプローチ
第4章 技能五輪における技の見える化ー言語プロトコル・教育工学
第5章 技能伝承の容易化ー習熟理論
第6章 知識・技能・技術のモデルデータ化
第7章 職業教育訓練のスピード化ーVR、AR 技術の活用
第8章 技能の普遍化の工学的アプローチ1 -自動化設備を支える技能とその応用
第9章 技能の普遍化の工学的アプローチ2 -高齢者・障害者の生活を支える匠の技
第10章 技能の普遍化と工学的アプローチ3 -電気分野における技能の定量化・形式知化
第11章 技能の普遍化と工学的アプローチ4 -材料・器具および工具開発による省力化
第12章 技能の普遍化の工学的アプローチ5 -光をプローブとした計測技術
第13章 技能の普遍化の工学的アプローチ6 -複合材料とエコマテリアル
第14章 技能の普遍化の工学的アプローチ7 -平削り加工の切削面性状の評価技術
第15章 技能の普遍化の工学的アプローチ8 -打音検査と構造損傷検出技術
第16章 機械との協働による弱点補完とキャリア形成
第17章 機械との協働による技能の高度化
第18章 「機械+AI+人」による新たな価値の創造
第19章 職業能力開発の教育研究と技能科学
便益遅延性サービスとして典型的な例として「医療サービス」と「教育サービス」を取り上げる。そのサービスにおける便益の享受のあり方の違いと、便益遅延性サービスのマーケティングの方向性を探る。
むらと都市は異なる原理で…食と農は同じ原理で…四十年にわたる農村巡礼のなかに、都会育ちの著者が感受した異と同のハーモニー。
旅をすること。写真を撮ること。建築について思考すること。自らの日常の中で、当たり前に繰り返される無数の行為のうち、たった3つを取り出して、本来であればそれら3つに大きな影響を与えているはずの、他の行為たちにはあえて触れずに、形としての文字と画像のみを示した。
長年にわたり大企業の専属産業医を経験した著者が、身をもって体験した職場労働衛生のノウハウを集大成、分かりやすく説明しています。
4技能統合型授業をするにはどうすれば?…言語活動を文法説明でサンドイッチする「フォーカス・オン・フォーム」アプローチがカギです。本書は、基礎・基本となる文法説明と言語活動を中心として、総合的に4技能を扱うための具体例を多く提案しています。
知的側面のみならず身体・感情・倫理・精神など全体的な存在として子どもに関わろうとするホリスティックな視点から、多文化共生教育のあり方を考える。また、日本・韓国各地の「異人」にまつわる民話の伝承知からホリスティックな学びの深化の方向性を探る。
福祉職・保育者養成教育におけるICT活用を活用した教材作成、教育実践など踏まえて、考え方から具体的な教材設計まで紹介する。また、福祉関係の実習や演習担当教員に対して、より効果的な教育の展開を支援できるように解説する。
第1章 教育工学による社会福祉教育へのアプローチ
第2章 ゲームを活用した教育の検討
第3章 社会福祉士養成における模擬面接をより効果的に行うための教材の設計
第4章 社会福祉士養成教育における模擬面接でのICT 活用によるコミュニケーションスキル獲得
第5章 社会福祉士養成課程における模擬面接教材のルーブリック作成
第6章 社会福祉士養成課程におけるICT を活用した模擬面接教材の評価分析
第7章 保育者養成教育における模擬保育へのICT 活用
第8章 介護職員等実務者研修におけるシリアスゲーム活用の検討
第9章 サービスラーニングにおいて ICT を活用した実践例とその教育効果
第10章 社会福祉士養成教育における相談援助実習指導支援システムの提案
コロナ禍によるオンライン教育の普及、2023年の「日本語教育機関認定法」の成立によって日本語教育は大きな変革期を迎えている。本書は関西大学留学生別科でこれまでに行ってきたオンライン教育を含む、ICTを活用した日本語教育、日本語教師養成の実践研究をまとめた、ポスト・コロナの日本語教育変革期に必読の書である。
序文
第一部 導入編:言語教育の目指すもの
第1章 関西大学留学生別科の変遷と今後の展望
第2章 ポスト・コロナ時代の留学と言語教育
第二部 教育実践編1:留学生に対する日本語教育と外国人材育成
第3章 日本語予備教育機関における日本語学習者の日本語能力分析
-J-CATによる分析を通してー
第4章 ブレンディッド・ラーニング環境におけるe-learning教材の利用に関する研究
-SCATによる分析を通してー
第5章 JiTTを取り入れた読解授業の日本語教育実践
第6章 日本語予備教育を受ける日本語学習者の作文に見られる構造的特徴とその問題
第7章 日本語教育における高次能力学習型反転授業の実践
-アカデミック・リテラシー養成科目における試みー
第8章 非漢字圏日本語学習者に対する漢字イメージ動画の実践報告
第9章 帰国留学生会に参加する会員たちにとってのグループ内利益に関する調査研究
第三部 教育実践編2:日本語教師養成
第10章 日本語教育実習の実施体制構築と実践
第11章 教室内インターアクションにみる日本語教師の実践的コミュニケーション能力
第12章 学習記録活動における教師の支援とは何か
終わりに:留学生・日本語教育の今後の展開
著者紹介
芸術系大学と地域のコラボレーションによる地方創生。
いま全国各地で、文化の創造性を地域発展の原動力とする取り組みが試みられている。
東京藝術大学における「取手アートプロジェクト」。
同じく東京藝術大学と東京都東部地域製造業との連携により新製品開発をめざす取り組み。
金沢美術工芸大学と鯖江市の眼鏡産業の連携。
京都市における芸術系大学と小中学校、地域との連携事例。
本書は、芸術系大学が市民・地域産業・公共団体との連携、協働のなかで、新しい時代の地域イノベーションを生み出している事例に着目。市民の芸術への関心や多様な文化資源を活用し地域の新たな発展を考える最新刊。
第1章 わが国の芸術系大学と地域連携
第2章 市民による文化の創造的享受と芸術系大学 東京藝術大学と取手アートプロジェクト
第3章 大都市圏ものづくり産業の振興と芸術系大学 東京藝術大学とTASKプロジェクト
第4章 グローバル化のもとでの地場産業と芸術系大学 金沢美術工芸大学と鯖江市眼鏡産業
第5章 「京都芸術教育コンソーシアム」と芸術系大学
第6章 芸術系大学と市民の創造的協働ーその成果
第7章 文化の創造性を源泉とする地域イノベーションの発展に向けて
グローバル強壮にしのぎを削る企業にとって他社に先駆けて研究機関の成果をいち早く取り入れることは、生き残りのための大命題。新規分野の研究成果を手に入れる。大阪府立大学における産学官連携の実際のプロジェクトを詳しく紹介。
世界同時不況はなぜ起きたのか?インターネットなどのイノベーションは、新たな経済成長をもたらすことができるか?2011年1月に米国で刊行されるや否や、政策形成関係者や経済論壇で様々な議論を巻き起こし、論争の焦点を変えた話題の書。