買収防衛策を導入した、または今後導入を図ろうとする企業向けに、具体的な準備と対応についての指南書。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」。人間の場合はなおさらでやる気がない人にいくら無理強いしても無駄である。そもそも、やる気はどう生まれるのか。報酬を与えるのか、口で褒めるのか、それとも罰をちらつかせるのか。自分の経験と素朴な理論で対処しても、うまくいくとは限らない。本書は、目標説、自信説、成長説、環境説など、心理学の知見からモチベーションの理論を総ざらいする。
北日本を中心に、豊かな生態系と美しい景観を保ってきたブナの森。このブナの森は、かつて広く伐採され、質的にも大きく変わってしまった。しかし近年、その豊かさの再評価が進み、生物多様性保全の重要性が社会的に認知されるようになり、ブナの森の伐採に歯止めがかかったばかりでなく、再生への取り組みが各地で始まっている。こうした取り組みでは、その土地独自の生物多様性への配慮が不可欠になる。科学に裏打ちされた、健全で効率的なブナ林復元に必要な技術、考え方を紹介。
やっぱりわれわれは
世界中でこんなにイジられている!
不思議な国、日本
面白き人々、日本人……
◆
シリーズ累計100万部!あの『世界の日本人ジョーク集』が帰ってきた!
AI、観光立国、安倍マリオ……。日本をめぐる話題は事欠かない。やっぱりマジメ、やっぱり英語が下手で、曖昧で。それでもこんなに魅力的な「個性派」は他にいない!不思議な国、日本。面白き人々、日本人。異質だけれどスゴい国。世界の人々の目を通して見れば、この国の底力を再発見できるはず。
マーガレット・サッチャーは、20世紀後半を代表する政治家の一人だ。1975年に保守党党首となり、79年には英国史上初の女性首相に就任。「鉄の女」の異名をとり、90年まで在任した。サッチャリズムと呼ばれた政策は、今なお賛否を集めている。本書は、波乱に富んだ生涯を照らし、その実像を描き出す試みである。
もくじ
まえがきーーなぜ今、サッチャーか
第1章 食料品店主の娘が女性初の保守党党首へ
1 生い立ち
2 オックスフォードでの大学生活
3 保守党下院議員
4 ヒース政権の教育科学大臣
5 保守党党首選への出馬
第2章 野党保守党の党首ーー一九七五年から七九年
1 イギリスの経済危機と戦後コンセンサスの終焉
2 急進化する左派と右派
3 歯切れの悪いサッチャー
4 大英帝国解体後のイギリス外交ーー欧米の間で
5 初の女性首相の誕生
第3章 慎重な滑り出しーー第一次政権 一九七九年から八三年
1 経済政策をめぐる対立
2 米英「特別な関係」の再建
3 大英帝国の遺産ーージンバブエ独立とフォークランド紛争
4 ヨーロッパ統合に対する姿勢
5 野党の分裂と一九八三年総選挙
第4章 統治スタイルの確立ーー第二次政権 一九八三年から八七年
1 サッチャリズムの絶頂期?
2 炭鉱ストとの対決
3 レーガンとの蜜月?--サッチャー外交の二面性
4 ヨーロッパ統合の再出発
5 一九八七年総選挙への道
第5章 退場への道のりーー第三次政権 一九八七年から九〇年
1 社会政策におけるサッチャリズム
2 統合の進展と為替レート・メカニズムをめぐる対立
3 冷戦終結への道
4 ドイツ統一
5 辞職へ
終 章 首相退任後のサッチャーとその遺産
1 晩年の日々
2 彼女は何を遺したのか
あとがき
参考文献
サッチャー略年譜
一九世紀末のドイツとフランスに端を発する自動車開発。一九〇八年にアメリカでT型フォードが登場したのち、爆発的に普及した。その後、欧州、アメリカ、日本、中国が入り混じり、激しいシェア争いを繰り広げていく。その歴史には、現代における国際関係の栄枯盛衰が色濃く反映されている。本書は、自動車産業の黎明期から冷戦下における日本車の躍進、低燃費・EV・自動運転の時代における中国の台頭まで、その百年史を余すところなく描き切る。
コルシカ島出身の一軍人から皇帝にのぼりつめた英雄ナポレオン。ヨーロッパ各地に侵攻し、フランス革命がうみだした近代的価値を広めた。一八四八年の二月革命から大統領に当選、クーデターによって皇帝になったその甥、三世。ともに戦争に敗れて歴史の表舞台から退く。革命と激変の時代に、「ナポレオン」は議会や民衆にどう利用され、また求められたのか。誰もが知る二人の皇帝とその息子に光を当て、ナポレオンの一族からフランス近代史を読み解く。
「学習指導案」を立案する10ステップの解説。学習指導案づくりと授業づくりのポイント&実例。教材開発と授業づくりのポイント&実例。国語、算数・数学の学習評価のポイント&実例。
鎌倉時代は幕府の終焉で幕を閉じる。しかし「鎌倉」はその後も日本の歴史を規定した。本書では、その鎌倉を2つの視点で考える。第1部では、中世後期東国史の大局を語る。第2部では、鎌倉の史跡に宿された記憶を掘り起こす。
新しい知識やスキル(技能)を学ぶ意欲を高めるにはどうすればよいのか。本書では、赤ちゃんから高齢者まで、誰もが持っている「学びの原動力」を最新の認知科学から解明。人口減少、デジタル化、中国の台頭、自然災害など、日本社会が直面するさまざまな課題を克服し、未来を拓くにはーー。教育改革を牽引する認知科学の第一人者が、英語力、情報活用能力から社会的関係を築く力の育み方まで、教育のあり方を提言する。
(主な目次)
第1章 「学びの原動力」と「教育と社会」
第2章 「学びの原動力」とは何か
第3章 判断と社会性の基盤
第4章 教育と社会ーー日本の未来に立ち塞がる四つの圧力
第5章 「教育の未来」を築く
第6章 近代教育の時代からデジタル革命の時代へ
第7章 「教育の未来」へのイノベーション
第8章 何を学び、何を教えるかーー一二の「学びの基本項目」
エピローグーー「教育の未来」と平和の維持
大正時代を生きた人々に抉るような傷を与えた大逆事件。時代が再びきな臭さを増す今日、福島泰樹の眼の前に、死者がよみがえり、踊りながら歩き出した。ひらめくナイフの光のように危険な第三十一歌集。
日清戦争で清が敗北すると、朝鮮王朝は清の「属国」から離脱し大韓帝国を建国、皇帝高宗(コジョン)のもと独自の近代化を推進した。だが、帝国日本は朝鮮半島での利権を狙い同地を蚕食していく。日露戦争下、日韓議定書に始まり、1904〜07年に三次にわたる日韓協約によって外交・財政・内政を徐々に掌握、10年8月の併合条約によって完全に植民地化する。本書は日韓双方の視点から韓国併合の軌跡を描く。今なお続く植民地の合法・不法論争についても記す。