近年の「色素」分子の機能の研究は,色素分子にとどまらず,分子間の配向・分子配列や他の化学物質との相互作用に起因する特異な分光特性,色素分子どうしや他の材料との電子やエネルギーのやりとりに基づく電子物性によって,色素機能が発現するところまで,「色素材料」として応用研究が展開している.色素材料を活かした環境センシングや医療応用のがんイメージングなど,先進的研究を紹介する.
「化学実験」「生物実験」は、理工系学部生に必要な知識・技術を修得するための実験科目に位置付けられる。化学実験(1〜4章)では古典的な実験から、PCを使った最新の分子モデリングまで、生物実験(5〜8章)では無菌操作やDNAの塩基配列を利用する微生物種の同定など、幅広い基礎的実験を行う。
化学、生物の基礎的実験を通して、教科書等で学んできた知識をより深く理解するとともに、基本的手法や装置の取り扱い方の修得を目的とする。また、研究計画、実験、実験結果の整理、考察、レポート作成など一連の研究活動に必要な基本的姿勢を身につける。安全教育を通じて、基礎的な知識・技術を得るとともに、安全に対する意識を高めることも目標とする。
達成目標は、化学、生物に関する基本的な知識および付随する技術を習得することである。
(0.実験を始めるにあたってより抜粋)
0.実験を始めるにあたって(ガイダンス)
1.ヒーター線にはどんな金属が含まれているか
2.マグネシウムの原子量を求める
3.ダニエル電池とボルタ電池をつくる
4.PCで分子を可視化する
5.微生物の取り扱い方を知る
6.酵素の働きを知る
7.遺伝子DNAを分析する
8.生物情報
付録(実験器具,天秤の取り扱い,実験室で使用する水,溶液の濃度,容量器具の使い方,沈殿分離法,デジタルマルチメータ,GHS表示および主な薬品の性質,指示薬の色と変色域,水の蒸気圧,主な標準電極電位(水溶液),有効数字,原子量および周期表,化学で使われる量・単位・記号)
実験報告書(レポート表紙)
パーシャルデンチャーを中心に、設計にあたっての基本的な3原則”動かない””汚さない””壊れない”の重要性とその実際をわかりやすく解説した書籍と、クラスプ義歯、テレスコープ義歯など106の具体的なケースを収載した電子症例集からなるガイド。電子症例集では、歯科補綴専門医として長年臨床に携わった筆者のコンセプトとテクニックを、ケースを通して習得できる。ビギナーからベテランまで補綴臨床のレベルアップに役立つ1冊。
Chapter 1 パーシャルデンチャーによる治療を成功に導くための基本事項
Chapter 2 3原則に基づいてパーシャルデンチャーを設計しよう
Chapter 3 私費のパーシャルデンチャーでは3原則を最大限に活かそう
Chapter 4 難症例にパーシャルデンチャーを活かすために
■付属 ディスク版電子症例集の見方・活かし方
■本書&電子症例集の理解を深める用語解説
◆歯学部パーシャルデンチャー教科書のスタンダード。
◆改訂にあたり、各種用語集と齟齬が生じないよう用語の見直しをおこなった。
◆現役で教鞭をとられている先生方を新たに著者陣にむかえた。
◆写真の変更、追加を行い、手順がわかりやすくなるよう整えた。
◆索引を見直し、ページが引きやすくなるよう変更をおこなった。
(2024年2月発行 改訂第4版)
【目次】
1 序 論
2 歯の欠損に由来する顎口腔系の変化
3 歯の欠損様式と義歯の分類
4 パーシャルデンチャーの構成要素
5 パーシャルデンチャーに加わる力への対応
6 支台装置
7 連結子と義歯床
8 義歯用材料
9 診察,検査,診断とインフォームドコンセント
10 前処置
11 印象採得
12 義歯の設計
13 パーシャルデンチャーの咬合,咬合採得
14 フレームワーク
15 人工歯排列とろう義歯
16 義歯の重合・研磨
17 義歯の装着・調整
18 義歯装着後の変化と対応
19 メインテナンスと義歯修理
20 その他の義歯
1 序 論
2 歯の欠損に由来する顎口腔系の変化
3 歯の欠損様式と義歯の分類
4 パーシャルデンチャーの構成要素
5 パーシャルデンチャーに加わる力への対応
6 支台装置
7 連結子と義歯床
8 義歯用材料
9 診察,検査,診断とインフォームドコンセント
10 前処置
11 印象採得
12 義歯の設計
13 パーシャルデンチャーの咬合,咬合採得
14 フレームワーク
15 人工歯排列とろう義歯
16 義歯の重合・研磨
17 義歯の装着・調整
18 義歯装着後の変化と対応
19 メインテナンスと義歯修理
20 その他の義歯
巻頭インタビュー 狂言師:野村萬斎氏
特別インタビュー 15代酒井田柿右衛門
「創業50年以上、2代目以降、同族継承、業界第一人者としての存在感を誇る企業」をキーワードにセレクトした30社を紹介。
主な掲載企業は、敷島パン、たねや、八海山、ひよ子、三木プーリ、木村鋳造所、シャノアール、カナヤホテル観光など。
2016年の発売以来、好評を博してきたロングセラー書籍の増補改訂版が装いも新たに登場。
材料等の情報を刷新し、長期予後症例が加筆されるなど、“いま必要とされる”内容にアップデートされた。
“大”がつくほど総義歯治療が嫌いだった筆者は、義歯治療全般を得意としていた御尊父の急逝に伴い、義歯患者ばかりの医院を承継することに……。
以後、数多のセミナーを受講し、文献を渉猟して、多くの先達から得た知識をもとに編んだ本書は、“超”初心者でも成功する総義歯治療のポイントが、写真を中心にまとめられている。
「こんな本がほしかった」を形にした一冊!
本書は、佐藤勝史先生による“吸着下顎総義歯”製作マニュアル書籍のシリーズ第4弾である。
2014年にシリーズ最初の『What is Suct ion Denture ?』が吸着下顎総義歯に関する初のPicture Bookとして注目を集め、読者が求めるニーズとも合致して大ヒットとなった。2017年にはアドバンス編の『This is Suct ion Denture !』が出版されて吸着下顎総義歯の臨床はほぼ確立され、2021年の『“Questions !” about Suct ion Dentures. 』でさまざまな疑問に対するフォローもなされた。
しかし、超高齢社会の進展はさまざまな難症例を生み出している。総義歯治療においては、下顎の高度顎堤吸収、フラビーガム、オーラルディスキネジアなどが問題となる。
そこで、下顎総義歯吸着100%のために編纂されたのがシリーズ第4弾『Ultimate Suct ion Denture! 』である。
シリーズ第1弾から10年が経過し、吸着下顎総義歯のバイブルがここに完結を迎えた。
日本のまちの無電柱化が進まない。かつてはコストや技術に課題もあったが、実際以上に困難視されている。そこで、電線地中化の専門家集団である編著者が、いかにコストを削減したか、いかに合意形成を図ったかを商店街、郊外住宅地、伝建地区等の最新事例 を通してやさしく解説。地元団体、自治体、設計・施工関係者必携の書。
●令和5年10月からインボイス制度が実施され、令和6年1月からは電子帳簿等保存制度の電子取引データの書面出力による保存が認められなくなります。インボイスを電子で授受すれば電子帳簿保存法の保存要件に従った保存が求められるようになり、また全ての事業者を対象とする電子取引データ保存制度は、各事業者の実情に応じて、保存要件に従った保存方法を決めなければなりません。
●このように、社会全体のデジタル化を進める上で、電子帳簿等保存制度はその基盤を成す制度として今後大きな役割を果たしていくことになります。
●本書は、電子帳簿等保存制度全般について、最新の情報に基づいて詳細に解説するとともに、実務で注意すべき項目をQ&A形式で説明し、今後必要となる実務対応、税務行政がデジタル化によってどう変わろうとしているのか、これからのメイン証憑となる電子インボイスと電帳法との関係などについても取り上げています。
●電子取引に係るデータ保存の義務化にどのように対応すべきかを知りたい方や、優良な電子帳簿やスキャナ保存の導入を検討している法人企業の経理業務に携わる方、システム対応までは考えていないという個人事業者の方、そしてそれらの顧問税理士や保存義務者としての税理士自身にも役立つ一冊です。
※本書は、『もっとよくわかる電子帳簿保存法がこう変わる!』(令和4年11月刊行)に令和5年度税制改正法令やこれを受けて発遣された通達、一問一答などを織り込んで改訂し、改題したものです。
【これ一冊で電験三種の「法規」に合格! 初学者・独学者のための、究極にわかりやすい教科書&問題集の改訂版!】
発刊以来、「こんなにわかりやすい電験三種の書籍はなかった!」と好評の「みんなが欲しかった!電験三種シリーズ」が改訂。
なぜ?どうやって?といった初学者の疑問にこたえるフルカラーのわかりやすい教科書+教科書にリンクした奇問・難問を排除した重要過去問題集で、これ一冊で、「法規」科目に合格できる!
【本書の特徴】
●論点をやさしい言葉でわかりやすく説明!
コンパクトにまとまったわかりやすい記述で、初学者でもSectionを細かくわけているので、スキマ時間にも学習しやすい!
●カラーで見やすい図や板書で、パッと見てわかる!
フルカラーで見やすい図版とこだわり抜いた板書で、重要事項がパッと見てわかります。復習の際にも効果バツグン!
●別冊問題集とリンクすることで、効率的な実力養成ができる!
教科書を学習したあとに奇問・難問を排除し厳選した過去問題を解くことで効率的に力が身につきます。また、教科書と問題集に分解でき、復習の際にも使いやすい!
◆文系出身者、初学者には『みんなが欲しかった!電験三種はじめの一歩』との併用がおススメです!
【特に本書をおススメしたい方】
●これから電験の勉強を始めようと思っている方
●文系出身で、一度挫折してしまった経験のある方
●これまでの教科書を読んだけど、イマイチ全体像が理解できなかった方
●電気工事士から電験にステップアップしようと思っている方
【第2版からの改訂点】
刊行後の法改正と本試験問題の傾向を踏まえ内容を見直し、問題集もアップデート。
とくに、CBT実施にともない頻出の問題を掲載するとともに、問題集の解説を充実させました。
●本書の特長
2019〜2023年に実施された5か年分の入試過去問を収録。
本書に掲載の試験種別については、「もくじ」のページをご確認ください。
1.くわしくていねいな解説
2.使い易い別冊解答用紙付き(配点付き)
*解答用紙は、書籍発刊後に英俊社HPからダウンロードすることが可能になります。
3.来年度の傾向と対策
4.入試データ、募集要項など受験に役立つ情報
本書は,分光分析法を利用する材料研究者(=ユーザー)へ向けて,問題解決のためにどのように分光分析法を選択・利用すべきかを解説した新しいアプローチの本である。
第1章で材料の分光分析について概観した後、第2章ではどのような考え方に基づいて各種の分光分析法を選択すべきかを解説した。具体的には,2.1節では組成分析,状態分析,構造分析など分析目的から分光分析法を選択する場合を,2.2節では分析対象のサイズ(局所分析)や存在量(微量分析)に着目して分光分析法を選択する場合を記述した。2.3節では材料の立場に立った分光分析法の選択フローを解説し,2.4節では分光分析法を複合的に適用する必要性と分光分析法の標準化を活用・推進する意義を解説した。
第3章ではさまざまな材料を具体的に取り上げ,課題解決のためにどのような分光分析法が適用されたかを具体的に紹介した。材料としては「金属材料」「半導体材料」「有機化合物材料」「触媒材料」に加え,展開用途に着目したトピックス的な材料として「電池材料」「セラミックス材料」「磁性薄膜(磁気デバイス)材料」「複合材料」を取り上げ,分光分析法の適用事例を紹介した。
最後の第4章においては,第3章で利用された各種の分光分析法の原理・特徴や適用上の問題点について,電子を利用した分光分析法(4.1節),X線・光を利用した分光分析法(4.2節),イオン・中性粒子を利用した分光分析法(4.3節)の3つの分類に分けて解説した。
手元の材料をどのようにして分析すべきか,その全体像がわかる1冊で,本書を読めば研究をより有意義かつ効率的に進められることは確実である。材料研究者にはぜひお薦めしたい。
【執筆者】
秋田知樹 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 電池技術研究部門
黒河 明 産業技術総合研究所 計量標準総合センター
岸本浩通 住友ゴム工業株式会社 研究開発本部 分析センター
栄部比夏里 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 次世代蓄電池研究グループ
重川秀実 筑波大学 数理物質系
鈴木 茂 東北大学 マイクロシステム融合研究開発センター
高萩 寿 株式会社住化分析センター 筑波ラボラトリー
高橋永次 株式会社住化分析センター 大阪ラボラトリー
田口 昇 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 ナノ材料科学研究グループ
堂前和彦 株式会社豊田中央研究所 分析部
野村勝裕 産業技術総合研究所 材料・化学領域 極限機能材料研究部門 固体イオニクス材料グループ
柳内克昭 TDK株式会社 浅間テクノ工場 半導体解析センター
吉田昭二 筑波大学 数理物質系
理工系の基礎科目を履修した学生のための教科書として,また一般技術者の手引書として,エネルギー,環境,資源問題に配慮し丁寧に解説。〔内容〕酸アルカリ工業/電気化学とその工業/金属工業化学/無機合成/窯業と伝統セラミックス
1. 酸・アルカリ工業
1.1 酸の工業
1.2 アルカリ工業
2. 電気化学とその工業
2.1 電気化学の基礎的事項
2.2 電池工業
2.3 電気化学表面処理
3. 金属工業化学
3.1 金属工業
3.2 金属製錬の化学
3.3 金属の製造
3.4 金属のリサイクル
4. 無機合成
4.1 無機合成の基礎
4.2 固相からの合成
4.3 液相からの合成
4.4 気相からの合成
4.5 高温超高圧下での合成
4.6 ソフト化学法による合成
5. 窯業と伝統セラミックス
5.1 セメント
5.2 ガラス
5.3 ほうろう,陶磁器,耐火物
6. 演習問題解答
7. 付表
8. 索引