かつて一世を風靡しながら、不慮の事故で行方を晦(くら)ました歌舞伎役者が、十五年ぶりに京都に姿を現した理由とは。
茶会の準備で老舗和菓子屋の女性が見せた「おもてなし」の神髄。
ようやくお店出しが決まった舞妓に思わぬ事態が……。
祇園にひっそりと佇む一見さんお断りの甘味処「もも吉庵」を営む元芸妓・もも吉と、そこに集い、慎ましくも誇り高く生きる人々の哀歓を描いた連作短編集。
シリーズ第三弾。
文庫オリジナル。
今度の敵は陰陽師集団!?
“新技″習得に励む大たちは、古都を危機から救えるのかーー
古賀大が「あやかし課」に配属されて、早一年。桜満開の春の京都では、任務中の大達が謎の式神に襲われたり、京都文化財博物館に窃盗団から予告状が届くなど、不穏な事件が多発していた。その裏に陰陽師がいると踏んだ大達は、晴明神社の陰陽師隊員とともに事件解決に臨むことに。一方、祇園では舞妓達が悪夢に魘(うな)されているようで……。
第七回京都本大賞受賞の大人気シリーズ、緊迫の第五弾!
文庫オリジナル。
百花繚乱の後宮で怪事件がーー。
大陸から海を渡ってきた父に医術を学んだ娘・安瑞蓮【あん・すいれん】は、腕を見込まれて博多から上京。陰謀渦巻く都の後宮で、御簾【みす】の向こうの姫や女房達の身体や心の治療にあたるうち、奇っ怪な事件に巻き込まれていく。
呪詛をしたのはいったい誰なのか。次の東宮になる思いがけない人物とは。
瑞蓮と共に働くのは、若き医官の和気樹雨【わけの・きう】、ベテラン医官の石上崇高【いそかみの・むねたか】、それに加え、陰陽寮の学生・安倍晴明も現われて……。
様々な噂が飛び交うなか、若き女医(薬師)が医学の知識を駆使して事件の解明に果敢に挑む、平安ミステリー。
「平安あや解き草紙」シリーズが人気の著者による、女医を主人公にした「お仕事小説」。文庫書き下ろし。
事件と食事、どっちが大事なんですか⁉
美食ブログに隠された謎、大食いYouTuberの意外な秘密……
「ビストロ三軒亭」シリーズの著者が贈る、飯テロ描写満載の、グルメ警察小説。
大食いチャレンジに失敗したものの、お金を持っていなかったカエデは、居合わせた久留米斗真に救われる。彼は警視庁所属の警部で、カエデは運転技術を見込まれ、そのお抱え運転手となった。捜査と言いながら、高級レストランや美食家が集まるパーティーに行ったりするばかりの久留米にカエデは驚くが、不思議とそれが事件解決の手掛かりとなり……。おいしいものと謎が絡み合う連作ミステリー。文庫書き下ろし。
犯人も割れ、自白も取れた傷害事件に、独り納得できない新人刑事の安積は……「熾火」(今野敏)
タクシー強盗事件に隠された意外な真相とは。「帰り道は遠かった」(黒川博行)
新宿署の鮫島と、殺人事件の重要な情報を寄せてきた中国人美女の思惑が交錯する「水仙」(大沢在昌)など、確固たる信念で事件に挑む警察官の姿を描いた六篇を収録。
警察小説の旗手たちの人気シリーズの中から選んだ名作を収録した豪華アンソロジー。
文庫オリジナル。
小学5年生の秋は、友だちのモッチの家へ遊びに行った時、大切なレコードをモッチの弟に傷つけられてしまった。秋は、弟を止めなかったモッチが悪いと思うようになる。そして、モッチは自分の考えをはっきりと言えないところも、前から良くないと思っていた。秋は、モッチへのいじわるな気持ちが広がっていくのを止めることができなかった。
モッチは、レコードのことで怒っている秋ちゃんをずっと気にしていた。もう自分のことを許してくれないかもしれないと思っていた。秋ちゃんに「レコードを傷つけてごめんなさい」という手紙を書きながら、前に秋ちゃんからもらった手紙のことを思い出した。秋ちゃんは、「友だちになって」という手紙をくれたのに、モッチは短い返事を書いた手紙を、結局渡せずにいた……。
ささいな出来事をきっかけに離れていくふたりが、再び心を通わせるまでを描いた物語。
「もう55歳」「まだ55歳」。同じ年齢でも最初の言葉がちがうとその年齢の持つ意味が変わります。「もう」と思う自分と「まだ」と感じる自分。
理想の大人にはまだ遠く、これから知ることもあれば、あらたに経験することもあります。そう考えると、55歳は、本当に人生のまんなか辺りなのかもしれません。
どうしていけば、気持ちよくすごせるか、かろやかにいられるか。
「もうまんなか」「まだまんなか」。往き来する思いのなかで、自分らしい風景のなかにいるために、著者・広瀬裕子さんが日々選択していることを豊富なカラー写真と洒脱なエッセイでご紹介します。
副腎ケアは、一度やったら終わり、というものではありません。ご自身の体の声を聞きながら、生活習慣として暮らしに取り入れていくものです。ですから、無理なく取り組めることが、何より大切なのです。(「あとがき」より)
●「ほどほど」を目指しましょう
副腎ケアは、いい意味で「適当」で構いません。目指すところは60点で大丈夫! 続けることが大切です。
●迷ったらシンプルなほうを選びましょう
例えば食材を選ぶときは、加工品より素材を重視しましょう。洗剤を買い換えるときには成分表示を見て、化学物質や有害物質の少ないほうを。ちょっと迷ったときには、シンプルなほうを選びましょう。副腎にやさしい暮らしが自然と実現します。
●体は食べたものでできています
すべての人の体は、その人が食べたものでできています。不調や疾患があったとしても、あなたの体はあなただけのもの。自分だけの体を慈しむ心を持ちましょう。
日本一の高級歓楽街 銀座で、不動の人気を誇るカリスマホステスが語る、一流の男性に“選ばれ続ける女だけが知っていること”とは。
数々の男性客から指名を受け続けてきたNo.1ホステスならではの知見で語られる様々な恋愛スキルのほか、嫉妬が渦巻く女社会で身に着けた処世術や、お客様との長い信頼関係を築くお礼やお詫びの仕方など、よりよい人間関係に役立つ情報が満載。
現代を生きるすべての女性に、仕事にもプライベートにも役立つ人生哲学書のような1冊です。
◎女の片想いはほとんど実らない
◎「需要のある女」の習慣
◎一流の男の見極め方
◎女には生まれながらにメンヘラDNAが組み込まれている
◎日々のルーティーンはムラなく、くまなく
◎ジェントルマンを育てるのが業務の一環
◎手紙に、直談判。他人がやらない、懐に入る行動
◎同僚に嫉妬しそうになったら「尊敬さがし」
◎プレゼントをいただいたときの、最高のお返し
◎お客様との恋愛は、嘘から出た誠 ……etc
「いい人」を脱却し、権力を自在に使いこなせ。
挫折を糧に、打たれ強いマインドを手に入れよ。
ポストコロナを生き抜く、「リアルすぎる」リーダー論が登場!
コロナショックによって訪れた「不連続な変化の時代」。これからのリーダーに求められる能力も当然、変わってくる。具体的には、「調整型リーダー」は通用しなくなり、今後は「トップダウン型の打たれ強いリーダー」こそが求められる。
カギとなるのは、「失敗」「挫折」体験。これらをどう生かし、「強いリーダー」になるかの方策を説くのが本書だ。「抵抗勢力との戦い方」「権力の上手な使い方」「撤退戦のコツ」「敵対者の説得法」など、著者の実体験から得られた「リアルすぎる」リーダーのノウハウを余すところなく語り下ろす。
NHKやワールドビジネスサテライトなどメディア出演多数。ポストコロナ論の第一人者として知られる著者が語る「リーダー論の決定版」。
幸せに生きるために必要なのは「自己肯定感」。「いつも元気! 」「前向き! 」であればいいのですが、晴れの日があれば、雨や曇りの日があるように、自己肯定感も日々上がったり、下がったりします。それは自然なことで、大切なのは、自己肯定感が高いときも低いときも、「これが今の私だ」と受け入れられること。そして予測不能なこれからの時代に必要なのは、やみくもに上を目指すことではなく、自己肯定感を味方にすること。大丈夫、あなたは一人ではありません!心理カウンセラーであり自己肯定感の第一人者である著者があなたを全力でサポートします! 〈主な内容〉◆迷ったりブレたり回り道したほうが、毎日は輝く◆「好かれる人」ではなく「一緒にいてラクな人」を目指す◆「自分らしく」より「人間らしく」を大切にする◆「やりたい」と思ったら1秒で取りかかる◆うまくいかなかったときはやる気が出るまで待つ◆何も考えない真っ白な時間を作る……。
「娘が冷たい」
「姑が孫をひいきする」
「イヤイヤ期がひどい」
「彼氏が浮気する」
こうした行動は、すべて生物学的な戦略だった!
イケメン・美人がモテる理由、赤ちゃんが可愛い理由、毒親が存在する理由……。
「そんなこと、真剣に考えたことなかった……」と多くの人が思う
これら人間についての「なぜ?」を科学的根拠に基づいて解説。
残酷だけど目を逸らせない真実の数々をご紹介します。
(項目例)
●動物行動学的にも、人は見た目が9割
●いい声の人と結婚しなさい
●バンドを組んでいればモテる
●孫の可愛さにも順位がある
●年頃の娘が父親を嫌う件について
●人の印象を悪くする決定的な要因は?
●女は胸の大きさとくびれで品定めされている
●友人や家族からよく連絡がくる人は、健康でいられる
●社会的に孤立した人は糖尿病になりやすい
無意識のうちに人間を操る遺伝子や本能の戦略をタブーなしで教えます。
『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』を改題。
命に終わりはない。魂は永遠に続くーー。
臨死、体外離脱、憑依、お迎え現象……。
科学ではいまだに解明できない、これらの真相とは何なのか?
本書は、「人は死なない。死は不幸ではない」と断言する救命医師と葬儀のプロが、「見えない存在のこと」から「人を看取り葬ることの意味」まで語り尽くした、異色の対話集。
「医療現場にあるお迎え現象」「葬儀の場でも起こる不思議」「死者は声を使って接してくる」「供養は生きている者のため」「死を思うことは、幸福を考えること」など、本書は生命とその死について、新しい価値観を提唱し、多くの人を「死の不安」から解放し、愛する人を亡くした人々の「死別の悲しみ」を和らげる1冊でもある。
新型コロナウィルスについて語り合った、文庫版だけの特別対談「ウイルスとともに生きていく」(序章25ページ)を収録!
中学・高校時代の世界史は、暗記することが多く、嫌いだった人もいるだろう。膨大な歴史事実ばかりが目の前にあると、全体が見えなくなり、興味が薄れてしまいがちだ。
しかし、世界史の道筋は単純化できる。従来の歴史の本とは違ってサクサク読める、映画フィルムを早送りしながら見ているような感覚で歴史を読めるように、という観点でまとめられたのが本書である。
「騎馬遊牧民がユーラシアの時代を生み出す」「国民国家はアメリカの独立戦争から広まった」など、現在につながる世界史の動きを、教科書とは違った視点で斬新に描きだす。
「35の鍵」で歴史の動きがサクッとわかり、「歴史の読み方」で現代から見た意味・着眼点が理解でき、「トピックス」で事件・時代の背景がつかめる。さらに、巻頭や本文にあるさまざまな図表が理解の助けとなる。
『世界全史』を改題し加筆した、最高の基礎教養が身につく痛快おもしろ講義!
小学校教師、国家的指導者養成機関の広報などを経て、スピリチュアルの世界で仕事を始めた著者。八方塞がりの人生が自由で豊かな人生に転換した奇跡体験を多くの人に伝えようとブログを始めたところ、ジャンル別2部門でブログ1位を獲得。その著者が自身の転機のきっかけにもなった自然とのかかわり方を紹介
私たちは誰もが自然からエネルギーをチャージできる強さをもっていると明らかにする。本文は、春夏秋冬で色が変化し、イラストも盛りだくさん。内容例を挙げると◎花のエネルギーとつながる方法 皆に好かれる「桜」のパワーを吸収する◎夕日のエネルギーとつながる方法 イヤなことを、燃やしてリセットする◎星空のエネルギーとつながる方法 満天の星から愛を受け取る◎温泉のエネルギーとつながる方法 自分の「自然治癒力」を感じる等
著者おすすめのパワースポットもカラーで公開。あなたのお気に入りのスポットが必ず見つかるに違いない。
著者は、クリスティーズに入社後、長らくオークションを担当したのち、6年前からプライベートセール(売り手と買い手が市場を介さず直接、話を進める)専門となった。これは一般的なオークションとは違い、その分野の査定ができるスペシャリストであるとともに、自分で買い手を探すため、人脈を持っていないとできない仕事である。世界中のコレクターや美術館とつながりを持ち、超一級品にじかに触れ、作品が収まる歴史的な瞬間を見守ってきた。なかでも奇想の作品を中心に収集してきたプライス・コレクションから、若冲作品190点が2019年に日本へ里帰りを果たした。本書では、厳選した若冲作品の15点をカラー掲載、納入に至るまでの知られざるエピソードも振り返る。
時間がない、面倒、運動が嫌い……という人にうってつけの1日4分ダイエット。気になる体の部位ごとにメニューを作りました。
国益を懸けた交渉、政策決定の裏にはつねにインテリジェンス(諜報・情報活動)がある。情報と報道のプロフェッショナルはどの点に着目して収集と分析、判断を行なっているのか。ロシアとの北方領土交渉の真相、新型コロナ禍を機に広がる中国の覇権主義への対処。アメリカの分断と混乱、イギリスのブレグジットとEUの展望。日本を守り、強くするための教育。いまこそ世界史の蓄積のなかに英知を求め、21世紀を生き抜くための賢慮(Wisdom)を導き出さなければならない。歴史に鑑みて時事を照らし、教養を実務に生かす極意を二人の知者が明らかにする。
第1章 北方領土交渉の危機
第2章 国際情報戦の要諦
第3章 イギリスとEUの確執
第4章 アメリカの混乱と日本外交
第5章 この国の未来を教育に託す
「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を
代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」--。
3.11、地方創生、post-truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。
気鋭の社会学者が51の論点を取り上げ、ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。
(目次より)・概念の盲点ーー「愛と正義」「民衆」「コミュニティ」「時空の制約からの解放」etc./・性的なものへの過剰規制/・地方創生と関係人口論の現在/・科学技術への楽観と悲観ーー原子力とAI/・カルトメディアとシャープパワー/・放射線を忌避する行動による健康被害/あとがきにかえてーーなぜ盲点は盲点であり続けるのか
超人気パン教室「ぱん工房くーぷ」門間みかさんによる最新パンレシピブック。パン作り初心者にも、経験者にもおすすめしたい「くーぷ式」パン作り。「こんなにおいしいパンが家庭で焼けるなんて!」と作った人が感動する再現性の高いレシピは、まさに「おうちパンの最高峰」。基本のリッチ生地、基本のリーン生地、2つの生地をベースに、食事に添えるさっぱりシンプルなパンから、子どもが好きなおやつパン、好きな具材を包むお惣菜パン、型を使ったおめかしパン、ベーグル、ピザ、食パンまでおまかせあれ!みんなが大好きなパンレシピをたっぷり42品収録しました。作り方は写真付き解説でわかりやすく、「これ一冊あれば」何度も楽しめてきっと腕が上達する、一生モノのパン作りの教科書です。