絶妙である。要となる歌い手の表現の巧みさやテクニックの秀逸さにひき込まれ、しまいまで引き寄せられるように聴き入ってしまう。バッハでは希少な世俗カンタータを2曲収録。コミカルな「コーヒー・カンタータ」での生き生きとした表現は出色だ。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
石塚明由子(vo/作詞)とマツオケンイチ(g/作曲)によるユニットの1作目。今までにもボサ・ノヴァやジャズの影響を受けた作品はあったし、女性の感情や眼差しを細やかに、はっきりと綴った歌もあったけれど、ここには新しい季節の訪れを告げる、爽快な衝撃がある。