1630年代は「鎖国」制の導入された時期と目されており、同時代における日朝外交史上の画期的変化は「鎖国」制成立の一環をなすものとも見なされてきた。日朝外交史における1630年代のもつ画期性の見直しは、「鎖国」制の歴史的意義を再考することでもある。本書は、第1部で柳川一件の経過を子細に分析し、第2部で「鎖国」制の再検討を試みる。
序章 大君の外交
第1部 柳川一件の政治過程
第一章 柳川一件における国書改竄問題
第二章 柳川調興の晩年から
第三章 調興・玄方・七右衛門 -柳川一件における対立の構図・ノートー
第四章 「大文字の約条・小文字の書物」考 -規伯玄方の嘘ー
第五章 「柳川一件」考
第六章 「柳川一件」の歴史的位置
補論1 寛永十二年の訳官使
第七章 寛永十三年通信使と柳川一件 -史実とエピソードの距離ー
第2部 近世日本の「鎖国」
第八章 「鎖国」と「鎖国祖法観」
補論2 岡本隆司編『交隣と東アジア 近世から近代へ』に寄せて
補論3 岩崎著書から学んだこと
補論4 解説 岩生成一『鎖国』
第九章 「鎖国」下の密貿易と環日本海の港町
第十章 蝦夷地に漂着した朝鮮人李志恒
第十一章 朴徳源考
補論5 文化易地交渉における外交文書偽造
第十二章 近世近代移行期の日韓関係とロシア
終章 徳川外交における朝鮮
保育士養成課程教科目に準拠。新型コロナ5類移行に対応。2023年5月感染症法上の位置付け変更を反映。イラスト、用語解説、コラムを多用し、わかりやすく解説しました。
租税徴収制度についての、税理士による、税理士のための、税理士の視点からまとめられた納税者に寄り添った本格的理論書。
予期せぬ事故で働けなくなり税金を滞納してしまった! 身に覚えのない税金を支払うよう税務署から通知が来た! 商売道具の差し押さえをするといわれてしまった! こうした納税者の権利を守るためにはどうすればよいか? 租税徴収制度について、第二次納税義務、滞納処分、換価の猶予等、実務家として知っておくべき内容を網羅した決定版。
序論 租税の自主納付原則と徴収手続の枠組み
1 申告納税制度の位置づけと納付・徴収手続
2 申告納税制度の内容と納付・徴収手続
3 自主納付原則に基づく納付・徴収手続
4 納付・強制徴収手続の比較法的検討
5 自主納付を基本とする納付・徴収手続の合理性
第1章 総論
1 国税徴収法の概要
2 自主納付の原則
3 救済措置(納税緩和制度)
4 担保
5 連帯納付
6 延滞税
7 滞納となった場合
8 滞納処分の停止
第2章 第二次納税義務
1 第二次納税義務の制度趣旨と共通の要件・納付通知
2 第二次納税義務の類型
3 第二次納税義務の成立要件
研究1 徴収法39条の立法経緯と詐害行為取消権
研究2 徴収法39条の運用における問題点
第3章 滞納処分
第1節 強制徴収(滞納処分)手続
1 概説
2 滞納処分の基本的手続
3 滞納処分への納税者の対応
4 滞納処分手続進行上の対応
5 滞納処分の関連問題
研究3 経営者保証ガイドラインと納税緩和
第2節 権利救済
1 執行停止の請求
2 納付徴収処分における義務付け訴訟
3 不服申立ての期間制限等の特例
4 第二次納税義務者の権利救済
5 国への損害賠償請求
6 源泉徴収制度の権利救済
研究4 第二次納税義務者が主たる課税処分の違法を争える場合についての検討
研究5 徴収手続の現状と問題点について
第3節 地方税の納付徴収手続
1 概説
2 地方税の納付
3 地方税の滞納処分
4 地方税の権利救済
5 専門家としての対応
事項索引
執筆者紹介
発達障害や精神疾患、各種ハラスメントの基礎知識をはじめ、メンタルヘルス不調者に配慮した労務管理のポイント(下記)をQ&Aでわかりやすく解説。
「報告」「連絡」「相談」(それぞれの言葉の最初の文字をとって「報・連・相」といわれています。)は、仕事を安全にスムーズに進めるために欠かすことのできない職場のコミュニケーションツールです。この小冊子では、日常行われている報告、連絡、相談が、さらに仕事に役立つものとなるようなポイントを具体的にわかりやすく解説しています。
韓国語会話上達に必須!1500の日常生活の行動表現がイメージと結びつけて覚えられる。絵で見る日常生活の韓国語表現!
日常生活の行動を表す韓国語表現は決して難しい内容ではありませんが、「そういえばこれは何と言うんだろう」というものも少なくなく、会話がなかなか上達しない要因でもあります。
朝起きてから就寝するまでのあらゆる行動を韓国語で表現できるようになれば、会話力を格段に上げることにも繋がり、会話の幅も大きく広がります。
本書では、イメージと結びつけながら表現を覚えることで記憶にしっかりと定着させ、会話でしっかりと活用ができるようになります。
2015年12月1日、ストレスチェック義務化法施行ーー。うつ病対策は、今や企業にとっての喫緊の課題だ。労働安全衛生法改正により、2015年12月から従業員50名以上の事業場でストレスチェックが義務付けられた。企業はメンタルリスクにいかに立ち向かえばよいのか。正しいストレスチェック活用法が明らかに。
健康・心理・環境の3つの視点で部下を包括的に理解し、問題の見落としを防ぐ!
部下の育成は上司に求められる大事な役割であり、同時に大変難しい仕事の1つです。
職場で上司から見えている部下の姿は、部下の一面に過ぎません。しかし、それだけを見て育成していると時に問題も生じますし、隠れた問題にも気づけません。適切な育成のためには、プライバシーに配慮しながらも、部下の性格、考え方、持病、生活習慣、家族の状況、そして職場環境なども踏まえた全体像を知る必要があります。
「健康ー心理ー環境モデル」は、そんな時に役立つよう、精神科医ジョージ・エンゲルが提唱した理論「生物ー心理ー社会モデル」に着想を得て著者が考案したモデルです。部下を健康・心理・環境の3つの視点から包括的に理解し、問題の見落としを防ぎ、部下それぞれへの適切な対応を可能にします。その具体的手法をわかりやすく解説しました。
部下育成に携わる管理職の上司の方、人事担当者や社労士の方などに広く読んでいただきたい1冊です。
病態病理論と病態症候論の2章構成。全体的に図を充実させ、疾病の成り立ちを詳しく理解できるように改訂した。2章の病態症候論については症候から疾患を推測する考えかたを見開きの特設ページで示した。
個々の能力を最大化し、人をやる気にさせる「クリエイティヴ・コミュニケーション」とは?相手の「当たり前」=「デフォルト」を想像し、「デフォルトの壁」を超えていく技術。
腰痛、肩こり、月経不順、頭痛、更年期障害、便秘・下痢、ストレス…いつでもどこでもたった5分。肌をつまむ→持ち上げる→もどすの冷え消しマッサージ。ツボ押しより簡単で、失敗しない!道具も一切必要なし!
メンタルヘルスの理解と実際の対処法をわかりやすく、かつ実践できるように提示。
医療保険と介護保険の接点となる給付調整の内容を一望
医療と介護は、両者あいまって高齢者のQOLの維持・向上に重要な役割を担っています。その制度的基盤である医療保険と介護保険との間の関係についてまとめました。
要介護・要支援の方に対する医療の提供は、「介護保険優先」の原則により、介護サービスでまかなえるものについては、医療保険では給付されないことになっています(給付調整)。
本書では、要介護・要支援の方について医療保険で算定できない項目や、原則的には算定できないが算定が可能となる場合などを具体的に紹介し、実務に役立つ内容となっています。
連携支援に携わるケアマネジャー、医療ソーシャルワーカーなどの専門職をはじめ、医療と介護にかかわるあらゆる職種の方々にお勧めしたい一冊です。
序 医療保険と介護保険
1 医療保険と介護保険 役割としくみ
2 医療保険と介護保険の比較
3 介護保険 さまざまなサービスとケアマネジメント
4 医療保険 診療報酬 点数表による費用の算定
5 給付調整 医療と介護の役割分担
1 給付調整一覧
1 在宅(グループホーム、特定施設等を含む)の要介護者等に関する医療保険との給付調整
2⑴ 医療保険適用病床に入院中の要介護者等に関する医療保険との給付調整
2⑵ 介護療養型医療施設に入院中(短期入所を含む)の要介護者等に関する医療保険との給付調整
3⑴ 介護医療院に入所中(短期入所を含む)の要介護者等に関する医療保険との給付調整
3⑵ 介護老人保健施設に入所中(短期入所を含む)の要介護者等に関する医療保険との給付調整
3⑶ 特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)に入所中(短期入所を含む)の要介護者等に関する医療保険との給付調整
新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(給付調整関係抄録)
2 給付調整のポイント
1 訪問看護 介護と医療の使い分け
2 リハビリテーション 医療から介護への移行
3 介護保険施設の入所者への医療の提供
3 相互に関連する規定総覧
1 医科診療報酬点数表(抄)
2 関係告示・通知
3 疑義解釈
企業の産業医と健康管理コンサルティングの経験から、社員の健康を守るために、適切で効果的な対策と対処法を解説します。
最先端の遺伝子研究から次々と明らかになる「腸内細菌と病気・老化との関係」。
腸内細菌は、私たちの体質ばかりか性格や人格まで左右する「全身の司令塔」であることがわかってきました。
どんよりした暗い気持ちも、高血圧や肥満・糖尿病も、感染症やアレルギーも、認知症やうつも、果ては腎臓病や子宮内膜症まで、多くの病気が腸内細菌の乱れと密接に関係することが明らかにされつつあります。つまり、「健康な心も体もすべては腸しだい」ということです。
ところが、現代人は、高脂肪食、食物繊維不足、抗生物質、食品添加物、下剤、ストレス、運動不足などの影響で腸内フローラが乱れがち。それが、腸内に慢性炎症を引き起こし、大腸がん、メタボ、アレルギー、うつ、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病など数々の現代病の原因になっていることが懸念されています。
本書では、続々と解明される腸内細菌の働きから、腸内細菌の育て方、腸内フローラを良好に保つ食べ方、水溶性食物繊維の重要性、運動法、生活法、最新の治療法「糞便移植」まで、今考えうる最新最高の腸の強化法を専門の大学教授陣がわかりやすく詳細に伝授します。
「最近、ちょっと忙しかっただけだから……」
と、自分の体調不良に目を瞑ってはいませんか?
本書は、日々の忙しさから自分の健康管理を
つい疎かにしがちな現役世代のために、
産業医である著者がまとめた「医学事典」です。
頭痛や腹痛などの一般的な症状から、
会社員に多いメンタル疾患まで網羅。
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徹底解説しているので、自覚症状がなくても
自分の健康状態を把握するための手助けになります。
大したことはないと思っていても、実は大きな病気が隠れているかもしれません。
本書をフルパワーで働くためのきっかけとして活用してください!
不調の9割は「環境病」。自分思いの上司の方がうまくいく。部下のケアは3割で十分。年間1500人以上と面談する産業医が明かす!部下と自分のモチベーションを高めいきいきと結果を出すリーダーの「逆転の法則」。