東京子ども図書館は、子どもと本の幸せな出会いを願って活動する私立の図書館です。その活動の柱に、昔話や創作物語を子どもたちに語り聞かせる「お話」の普及があります。ふだん子どもに語っているお話を大人にも楽しんでもらうために、1972年からはじめた「月例お話の会」は回を重ね、2019年12月には500回を迎えました。これを記念し、1〜500回の全プログラム(お話の題名、出典、語り手)をまとめたのが本書です。前書きは、多くの語り手を育ててきた当館名誉理事長松岡享子。カラー口絵8頁には、お話会の折に配布した手づくりプログラムの数々、巻末には話名索引、出典リストを付しました。語り手にとっては貴重な情報源であるばかりでなく、ページを繰るたびにお話の楽しさ、豊かさが心に響く宝箱のような一冊です。
カラー口絵/
(まえがき)おはなし万歳! 松岡享子/
この本の見方/
お話をたのしむ会
月例お話の会がはじまる前の“黎明期”のプログラムより/
月例お話の会プログラム 第1回〜第500回/
お話索引/
出典リスト/
14年にわたり,鹿島・塩尻市の図書館で図書館職員・館長として働いてきた著者が綴るエッセイ。各章では,タイトルに掲げた書籍のテーマに因んだエピソードから図書館を語る。一般の読者には「図書館とはどのような所か」を,図書館関係者には「図書館で行われるサービス」を今一度考えるためのヒント集となるように編集した。
はじめにー図書館はやはり「人」で決まる
ジュール・ヴェルヌ『地底旅行』
ベルンハルト・M. シュミッド『世界の橋』
田宮俊作『田宮模型の仕事』
芦原すなお『青春デンデケデケデケ』
流智美『やっぱりプロレスが最強である!』
リヴォン・ヘルム『ザ・バンド 軌跡』
小峯隆生『1968少年玩具 東京モデルガンストーリー』
デイヴィッド・ダルトン/レニー・ケイ(共著)『ロック偉人伝 上・下巻』
井上ひさし『青葉繁れる』
内野安彦『だから図書館めぐりはやめられない』
柳生すみまろ(責任編集)『ロバート・レッドフォード』
五木寛之『雨の日には車をみがいて』
宮本輝『青が散る』
山本直治『実は悲惨な公務員』
本田有明『あの人の人生を変えた運命の言葉100』
林田正光『あらゆることが好転していくご挨拶の法則』
櫻井寛『鉄道グッズ大図鑑』
金井奈津子『松本BARストーリー』
小谷野敦『文学賞の光と影』
佐高信『変わり者が日本を救う』
木村衣有子『手紙手帖』
加藤周一『読書術』
谷内六郎ほか『谷内六郎 昭和の想い出』
ミシェル・ヌードセン(作)/ケビン・ホークス(絵)『としょかんライオン』
『メルセデス・ベンツの作り方』
谷村志穂ほか『靴に恋して』
重松清『その日のまえに』
内海隆一郎(原作)/谷口ジロー(絵)『欅の木』
高山正也(編)『図書館経営論』
田代真人『電子書籍元年』
堀正岳/中牟田洋子『モレスキン「伝説のノート」活用術』
大内田鶴子/小山騰/藤田弘夫/熊田俊郎『神田神保町とヘイ・オン・ワイ』
岡部誠/堀越禎一/巽英明『庭木・街の木』
茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学』
大川哲平『ステイショナリー・ワンダーランドー伊東屋の文房具たち』
矢作俊彦『スズキさんの休息と遍歴またはかくも誇らかなるドーシーボーの騎行』
藤井青銅『ラジオな日々』
『「本の学校」大山緑陰シンポジウム記録集』
石川達三『青春の蹉跌』
吉江親正『藪医者放浪記』
潮木守一『キャンパスの生態誌』
松尾芭蕉「鹿島紀行」300年記念事業実行委員会(編)『芭蕉鹿島詣』
ラジオのパーソナリティーとして図書館の世界を広める
おわりに
アメリカの鉄鋼王として巨万の財産をきずいたアンドリュー・カーネギーは、かつて、スコットランドから移民の子としてアメリカへわたった少年でした。少年時代から一生懸命にはたらき、学校に行けなかったアンドリューの成功には図書館が大きな役割をはたします。はたらく少年たちに個人図書館を開放してくれた人物がいたのです。こうしてアンドリューは、本から多くのことを、どんどん学んでいきました。
てのひらにのる小さなお話集です(A6判)。各巻に幼児から小学校中・高学年までたのしめる日本や外国の昔話、創作、わらべうた、指あそびなど数編を収録。いずれも実際に子どもたちに語った経験をもとに編集しています。1973年刊行開始以来、語りのテキストとして圧倒的な支持を受け(現在までの発行部数175万部以上)40年以上続くロングセラーです。図書館、文庫、幼稚園・学校、家庭などでの読み聞かせにもご利用ください。
"○こすずめのぼうけん(エインワース作/石井桃子訳)○ぬか福と米福(日本の昔話/東京子ども図書館再話)○北風に会いにいった少年(ノルウェーの昔話/東京子ども図書館訳)○雨のち晴(ポター作/松岡享子訳)○おどっておどってぼろぼろになったくつ(グリム昔話/東京子ども図書館訳)/話す人のために/お話とわたし
"
「機密戦争日誌」とは、大本営政府連絡会議の事務をも取り扱っていた大本営陸軍部戦争指導班(第二十班)の参謀が昭和十五年六月から昭和二十年八月まで日常の業務を交代で記述した業務日誌。敗戦にあたり焼却司令が出される中、一人の将校が焼却に忍びなく隠匿するなど、様々な経緯を経て防衛研究所図書館に所蔵された終戦から半世紀を経た平成九年に一般公開された貴重な史料。
大学図書館支援機構(IAAL)が年2回実施する「IAAL大学図書館業務実務能力認定試験」の公式過去問題集。
「総合目録ー雑誌」の過去問題から「初級」の5回分と「中級」の1回分を収録した。
大学図書館職員へ向けた,実務能力研鑽のための書。
第1章 IAAL大学図書館業務実務能力認定試験の設計思想と概要
第2章 「総合目録ー雑誌初級」過去問題
・第1回 試験問題
・第2回 試験問題
・第3回 試験問題
・第4回 試験問題
・第5回 試験問題
第3章 「総合目録ー雑誌中級」過去問題
・第1回 試験問題
巻末 解答一覧シート
「ベンダーは図書館のパートナー、システムエンジニアは司書のパートナー」の想いが一冊に。システムエンジニアとして、話題の図書館のユニークな訪問記をまとめた著者の第2弾!
300ページ超の大ボリュームでオーガストの人気作を振り返る!!