60代後半の物書き・矢部三郎は取材にと飛びこんだセクシーキャバクラの女・ゆりあに入れ込み、店外につれだして心身ともに関係を深めていく。同時にパソコンの手ほどきを受けた矢部は、時代の流れに乗る楽しさを知り、ブログや電子書籍にも挑戦しはじめる。だが、やがて姿を消したゆりあを追って、矢部はさらなる行動を起こすー。
「セラード」とはブラジル内陸部に広がる日本の5.5倍の面積をもつサバンナ地帯のこと。何の役にも立たないと思われて誰からも見放されていたこの原野が今では世界有数の穀倉地帯に変貌を遂げた。日伯の長期にわたる国際協力によって人類史上初めて熱帯圏に大規模畑作農業を出現させた奇跡の農業革命の全容。
美味礼讃!うまいものを求めて、西へ東へ路地裏へ。大文豪、生粋の江戸っ子にして大の食いしん坊のうまいもの探索エッセイ集。垂涎の十二本。
油をほとんど使わない。下準務がカンタン。薄味でも、おいしい。野菜がたくさんとれる。白身魚や鶏肉がジューシーに。etc.低カロリーの副菜や100kcal以下のスイーツも。236kcal〜585kcalまでスチームケースひとつで簡単につくれる。
近年の相次ぐ会計基準の設定により、論点によっては計算と理論を同時に学習できるものが大変多くある。本書は、この点に着目し簿記論と財務諸表論の同時合格を目指すために執筆したものである。本書は、本当の「理解」という点を追求し他書にない視点から会計論点の説明をこころみた。
八代将軍となった徳川吉宗の登用で御広敷用人となった水城聡四郎。将軍の命を受け、幼くして大奥にいる竹姫の事情を調べるため京へ来ていた。しかし、その背後には伊賀者の影が。はたして聡四郎は無事に江戸へ戻れるのか。そして、二度も許婚を輿入れ前に亡くした竹姫に隠された驚愕の真相とはー。一放流の達人、聡四郎が大奥の闇を斬り裂く痛快シリーズ第二弾。
太平洋戦争の敗北は、「日本軍」すなわち帝国陸海軍という「組織」、ひいては日本の「社会」そのものが抱えていた欠陥が原因だった。忘れられた「自存自衛」という戦争目的、独断専行と暴走の曖昧な境目、傷病兵を見捨てる体質など、日本軍は多くの問題と欠陥を抱える組織だった。本書では、「組織論」と「社会学」を駆使し、帝国陸海軍の集団としての、また、その構成員の問題点を検証することで、太平洋戦争における日本軍の敗因を考察する。
寛政十年、蝦夷の東北の果て、エトロフの地に江戸幕府の役人として初めて「大日本惠登呂府」の木標を立てた近藤重蔵は、翌年の帰府後一月も経たぬうちに、御目見以上、勘定職への昇進を果たし、ふたたび蝦夷地巡見の命を受ける。だが、重蔵不在の江戸には刺客が現れ、再度足を踏み入れた最果ての地には、遥か北の海を暗躍する薩摩藩の影、さらには重蔵を亡き者にせんとする恐るべき罠がー。重蔵を執拗につけ狙う女賊・りよとの因縁の果ては?本格時代小説いよいよ佳境へ。
最強の傭兵集団“リベンジャーズ”が解散、リーダーの藤堂浩志が姿を消して半年。残された面々は戦いを続けるか否かの岐路にあった。そんな折、東京に残った者に監視が。尾行すると、監視者は防衛省へ。更に傭兵代理店が爆破される。防衛省が代理店を潰そうとしているのか!?傭兵たちは再び集結しー。浩志との邂逅を振り返りつつ、その後の傭兵たちを描く待望の外伝。
乳がん、大腸がん、胃がんの術後補助化学療法を科学にしたN・SAS試験は、こうして計画され、実施された。抗がん剤の臨床試験をめぐる医師、製薬会社、国のドラマ。
からだとココロは毎月変わっていくーだから、書き込んでチェックしよう。妊娠中の心配事を解消する、産婦人科医がつくったマタニティ・ノート。
僕は生きる。38度線を越えてー死んだ母や兄のぶんまで。飢餓と極寒の大地で母を亡くし、兄を亡くし、たったひとり生きぬいた昭和20年の冬ー生きるとは?死ぬとは?人間とは?死を直視した10歳の少年が真情を吐露して感動を呼ぶノンフィクション。