2015年より公的な医療事故調査制度が始まったが、医療側の事故報告(調査)を回避しがちな心性にはまだまだ根強いものがある。
2016年に提出された「群馬大学医学部附属病院医療事故調査委員会報告書」は、医療事故調査の主たる目的はあくまで事故の原因究明・防止対策にあるとし、背景となる医療システムの問題点をえぐり出すことで、今後の事故調査のモデルケースとして高い評価を得た。
本書の編著者・著者は全員、群大病院医療事故調査委員会のメンバーである。
患者安全のために医療人(機関)、報道するマスコミはどうあるべきか、座談会や論考を通じて医療者・患者家族・マスコミそれぞれの立場から、風通しのよい医療安全システム体制への変革をつよく訴えかける。
はじめに 上田裕一
第1部 医療事故調査委員会の役割
医療事故にどう対処してきたか
--医療事故調査の歴史的な動向から観た群大病院事件 上田裕一
群馬大学病院事故が外科診療になげかけた10の課題 長尾能雅
[座談会]医療事故に向き合う患者安全のシステムづくり
上田裕一/甲斐由紀子/勝村久司/神谷惠子/隈本邦彦/長尾能雅
群大病院医療事故調査の三つの意義 神谷惠子
第2部 「患者参加型医療」への提言
「患者参加型医療」実践のための具体的対策
--「患者への思い」を伝達することの大切さ 甲斐由紀子
私が群大病院に「患者参加型医療」を求めた理由 勝村久司
患者安全におけるメディアの役割 隈本邦彦
第3部 医療の質向上と安全への指針
患者安全の未来予想ーー「遅延型アレルギー」への処方箋 長尾能雅
参考資料:群馬大学医学部附属病院医療事故調査報告書
(表紙・目次・QRコード)
おわりに 神谷惠子
LGTB等の人々、あるいはその家族・親族や関係者の相談に乗る弁護士のためのQ&A形式の対応マニュアル。裁判例、当事者の座談会、相談を受けた際のロールプレイング、相談窓口一覧、コラムなどの各項目も充実。
この1冊でマスコミは受かる!
内定者850名超を輩出するカリスマ塾長が、
ES、筆記試験、面接・グループ討論すべてにわたり
試験に「受かる」ノウハウを徹底解説!
★今年の特徴★特典が3つに増えました!ESも無料添削します。
各社で内定率10%越え続出!※
※NHK2017年、日経新聞、共同通信2018年、毎日新聞2018、19年実績
【主な内容】
◉独自取材に基づく最新の採用情報
◉難関の筆記試験突破法を伝授!
◉面接の想定問答集・採点内訳を公開!
◉地方受験者も徹底フォロー
特典1 内定者の作文閲覧券
特典2 無料作文添削券
特典3 無料ES添削券
第1章 2019年度の採用動向と2020〜21年度の予想・対策
第2章 内定者から聞く! 合格体験記
第3章 現役社員のホンネがわかるマスコミ匿名座談会
第4章 試験突破の要、マスコミ作文の書き方
第5章 足切りされないエントリーシート攻略法
第6章 これで合格! 面接・グループ討論・適性検査対策
第7章 地方からマスコミ受験を目指す人へ ─阪東100本塾の秘伝公開─
原子力損害賠償紛争解決センターに所属する法曹実務家が、2011年3月に発生した福島第一、第二原子力発電所の事故発生から12年の間に行ってきた数多くの原子力損害の賠償の和解仲介の蓄積を踏まえ、その実務を紹介し、さらに、その基礎にある理論や基本的な考え方を詳説した解説書!
〇原子力損害賠償紛争解決センター(ADRセンター)は、開設から12年が経過し、この間に2万8000件を超える案件(事件)を処理し、うち2万2000件を超える事件について和解成立という実績を有する同センター所属の法曹実務家が執筆。
〇ADRセンターで蓄積された知見やノウハウは、原子力損害賠償案件を扱う法曹実務家にとって非常に有益なものとなり、多くの被害者に対するよりきめの細かい賠償の実現につなげることができる。
〇2022年12月に中間指針第五次追補が策定され、被害者の精神的損害について、賠償の対象となる損害項目、賠償期間などを全般的に見直す内容になっていて、被害者の救済にとって重要な意味を有するものである。本書においては必要な範囲で第五次追補について説明、言及している。
世界の建築家から学生たちへのメッセージ。彼らはいかにして建築家になったのか。
ラジオ日本 人気番組 「タブレット純 音楽の黄金時代」初の書籍化!
1:■ラジオと私
2:■THE ALFEE 高見沢俊彦とGS&昭和歌謡シーンを語る
3:■年別・黄金歌謡年鑑 昭和35〜50年編
4:■「音楽の黄金時代」元プロデューサー・ミウミウ対談
5:■テーマ別で、昭和歌謡の真髄に迫る
6:■昭和の至宝、作家別特集オンエア楽曲
7:■デカダン・スケバンド座談会
8:■あとがき
エラストマーは常温で弾性を示す物質であり,粘弾性を示すゴムが代表だ.タイヤ用途が中心だが,電子材料や医療用材料からビル(免震ゴム)や橋桁などの巨大建造物まで,その用途は広がりを見せている.とりわけ化学架橋構造を持たない熱可塑性エラストマーの利用は大きく進展している.本書では,バイオマス材料である天然ゴムの研究,天然ゴムを凌ぐ新たなゴム素材の開発,熱可塑性エラストマーと新エラストマーの開発や多様な解析手法を,基礎と応用バランス良く紹介する.
Part1 基礎概念と研究現場(フロントランナーに聞く/活躍するエラストマー/エラストマーの基礎科学/エラストマーの素材と応用) Part2 研究最前線(天然ゴム素材とその改変/高シスポリイソプレン/熱可塑性エラストマー/環動ゲルのエラストマー応用/ゴムNMR法(FG-MAS固体NMR法)/散乱法によるゴムの階層構造解析/ひずみを可視化できる液晶エラストマー/他) Part 3 役に立つ情報・データ(革新論文/他)
大学院ルート(税法科目免除)で税理士を目指す人のために、修士論文の書き方を伝授します。実体験に基づくエピソードも豊富。「こんな時どうする?」の困り事を解決します!
加速する技術進化でわれわれの暮らしに身近になったAIとIT。「税務」についても、今起こっていること、これから起こること、は様々に考えられる。識者の見解から探る。
人種主義は無知の所産ではなく,科学を含む知こそが人種主義を駆動してきたとはいえないか.近代知における考古学・人類学・医療の再考から,最近のゲノム研究がこんにち私たちに要求するヒトの差異の認識の現在まで,〈人種という知〉の歴史と現在を問う.
序章 科学研究と人種概念 --人種・民族・人種主義(坂野 徹)
第I部 自然人類学・考古学と人種研究
1章 「縄文人」と「弥生人」--日本考古学にとって「人種」とは何か(坂野 徹)
2章 フランスにおける形質人類学の変遷史ーー19世紀末からの人種科学をめぐって(キャロル・レノー=パリゴ/小林新樹,アルノ・ナンタ訳)
3章 人種主義と科学者の「中立性」--アンリ・ヴァロワの活動を中心に(アルノ・ナンタ)
第II部 人種研究とマイノリティ
4章 賀川豊彦の社会事業と科学的人種主義ーー近代日本における〈内なる他者〉をめぐる認識と実践(関口 寛)
5章 インドにおける血液,贈与,共同体ーー有徴化と匿名化のはざまで(石井美保)
6章 規律と欲望のクリオン島ーーフィリピンにおけるアメリカの公衆衛生とハンセン病者(日下 渉)
第III部 「人種」とゲノム研究の現在
7章 ゲノム情報にもとづく人類学にとっての集団(太田博樹)
8章 皮膚色と頭蓋骨形態からみたヒトの多様性(瀬口典子,ライアン・シュミット)
9章 医薬品規制の最前線における人種とその表象ーー日本人の「身体的差異」をめぐる国際論争から(郭文華/加藤茂生訳)
10章 日本におけるゲノム研究と集団の表象ーー座談会(太田博樹・加藤和人・竹沢泰子・徳永勝士)
索引(事項・人名)
筆者・訳者紹介
Dismantling the Race Myth
Volume 2, Knowledge: Between Science and Society
Toru SAKANO and Yasuko TAKEZAWA, editors
日々職務に打ち込む貴官に贈る、豊かな退官後へのガイダンス。
人が出会い、交流し、学び、それを仕事に結びつけるために都市が機能している。しかし同時に、人々の衣食住を支える、田畑や海や山林などの豊かな地域がなければ、私たちの生活は基盤そのものが危ういものとなってしまう。
都市と地域を再び結び、そのいずれにも人々が生き生きと暮らすために、現代社会の「パブリック」を問い、再構築する10人の「街直し屋」の仕事を多数紹介。
まちとひとの再生に取り組み、行動しようとする人々にとって、新たな発想を生み出すためのヒントに満ちた、リパブリック・イニシアティブ初の単行本。
「街直し屋」の視座
巻頭座談会 街づくりの核となる次代の公共空間とは。
第1章 産業・経済振興
第2章 都市型再生
メンバー座談会 「街直し屋」という協働のスタイル。
第3章 地域再生
第4章 ソフト開発
第5章 暮らし再発見
インタビュー 未来の街づくりの契機をつくる。
材料開発において注目されている「超分子ポリマー」について,自己組織化,超分子ポリマーの基礎,歴史,高次・精密組織構造形成や,応用材料開発など最新の研究を紹介する.進歩が著しいこの分野について,超分子や自己組織化の基礎と超分子ポリマーの最先端を同時に学ぶことができるバイブルとなる一冊.
Part1 基礎概念と研究現場
1章 フロントランナーに聞く(相田卓三,澤本光男,E. W. Meijer,杉安和憲,矢貝史樹,高田十志和)
2章 超分子化学の基礎:分子認識から超分子ポリマーまで(秋根茂久)
3章 超分子ポリマーとは(灰野岳晴)
4章 1 NMR による超分子ポリマーの会合評価および分子量決定(河合英敏)
2 熱力学モデルによる超分子ポリマー形成過程の解析(廣瀬崇至)
3 原子間力顕微鏡:超分子ポリマーを可視化する(吉川佳広・矢貝史樹)
4 超分子ポリマーにかかわる速度論の研究(杉安和憲)
5 蛍光顕微鏡:超分子ポリマーのリアルタイムイメージング(窪田亮・浜地格)
6会合様式と吸収・蛍光スペクトル(大城宗一郎)
7 超分子ポリマーの線形粘弾性挙動とその解析(浦川理)
8動的架橋ゲルのレオロジー・破壊(眞弓皓一・伊藤耕三)
5章 研究会・国際シンポジウムの紹介(前田大光)
Part2 研究最前線
1 章 超分子ポリマーのトポロジー制御(矢貝史樹)
2 章 環状スピロボラート型分子接合素子を利用した超分子ポリマー作製(檀上博史)
3 章 動的共有結合ポリマー(大塚英幸・青木大輔)
4 章 超分子ポリマー,環状ホスト連結体・オリゴマー(角田貴洋・生越友樹)
5 章 二次元金属錯体ポリマー「配位ナノシート」(前田啓明・西原寛)
6 章 特異な分子認識により形成される超分子ポリマー(池田俊明・灰野岳晴)
7 章 リビング超分子重合:エネルギーランドスケープの観点から(杉安和憲)
8 章 高分子化学にならう精密超分子重合(宮島大吾・相田卓三)
9 章 エネルギーランドスケープの分子組織化制御と光エネルギー変換(君塚信夫)
10 章 アミロイド線維:変性タンパク質が形成する超分子ポリマー(宗正智・後藤祐児)
11 章 トポロジカルポリマー:高分子鎖のロタキサン連結がもたらす動的機能と物性(高田十志和)
12 章 トポロジカルゲル(環動ゲル)の合成,物性と応用(伊藤耕三)
13 章 水素結合を活用した超分子材料の合成と機能(加藤隆史・山口大輔)
14 章 人工オルガネラとしての超分子ポリマー(吉井達之・浜地格)
15 章 巨視的レベルでの超分子組織体形成(大崎基史・高島義徳・原田明)
Part3 役に立つ情報・データ
この分野を発展させた革新論文38
覚えておきたい関連最重要用語
知っておくと便利!関連情報
「もし、自分がそこに住んだら、この小さな書斎に籠もりたくなるだろうとか、このおおらかな吹き抜けは気持ちがいいだろうとか、このテラスの木陰での読書や昼寝は気持ちいいだろうとか、この台所なら料理に精が出るだろうとか、この暖炉で火の世話をするのは愉しいだろうとか……そんなことを自分自身に引き寄せながら住宅を設計してきた」という建築家、中村好文。
その流儀は、1992年竣工、歳月を重ねることでさらに魅力を増した、70?ほどの小さなこの家にも生きている。
中村が屋外から室内まで案内し、工夫と知恵が生きる設計術を解説する。この家を縁あって友人3人とシェアすることになった経緯から、その愉しみ方まで、すべてがわかる1冊。