深川七場所といわれる花街が点在している油堀が紅蓮の炎に包まれた。火元となった質屋に押し入った盗賊が、主夫婦と番頭を殺したのち、火を放ったものと思われた。店の手代と丁稚が見たという一味の頭目の人相書きを手にした宗兵衛はそこに見知った顔を見て愕然とするが…。放蕩無頼の父と、南町奉行所の内与力である一本気な倅が、鋭い洞察力と絶妙な間合いで事件を解決していく書下ろし爽快時代小説。
阪神・淡路大震災の惨状を目のあたりにし、親友の遺児との約束を守りたい一心で50歳から「耐震粘着マット」の開発に着手。「こんな爺さんでも一念発起し、やったらできる」を実証した男の軌跡!!生命の大切さを訴える。
川柳は、前句付の付句が前句を離れて独立したものです。この前句付の選者として柄井川柳が立机したのが宝暦七年(1757)。今回、研究対象としたのは、宝暦十年の入選句およそ1400句です。
文明開化の波高く、世の中の価値観がひっくり返った明治初頭。五年には日本初となる京都博覧会が開かれたが、並んだものは見るに堪えない贋物ばかりだった。闇の骨董鑑定人・征次郎は長い時を経てきた日本の宝が異国へ流れるのをふせぐため、裏取引の市に踏みこむが。移る世に変わらぬ義を描く傑作時代連作集。
頻繁に使用される単語、約1,800語を厳選。この一冊で、スペイン語圏の国々での様々な場面において使える単語が覚えられます。
あなたは「日本のこと」を本当に知っていますか?日本の暦や年中行事は、多彩な四季、とりわけ農事と密接に結びついています。季節の移ろいを敏感に感じとり、四季を愛で、伝統行事を知ることは、豊かで人間らしい生活への第一歩となることでしょう。
四季折々の自然、年中行事、おいしいもの…。暦を眺めていると、日々をおくる普通の生活にも彩り豊かなにっぽんの暮らしが見えてきます。今日から暦暮らし、はじめませんか。
日次につづる和菓子の365日。一日一菓、季節の便りを暦に添えてーはなびら餅、粽、水無月、月見団子…。季節のめぐり、暮らしの営みに合わせた京都と滋賀の和菓子を日次につづります。