『銀河鉄道の夜』『キッチン』ほか幅広いジャンルの文芸作品の原作と、翻訳テクストとの比較対照分析から日本語表現の本質に迫る。
身ぶりが語る“異文化”の世界!世界の60か国から集めた約650の身ぶりをイラスト付きで解説。ジェスチャー研究の第一人者デズモンド・モリスによるユニークな辞典のハンディ新装版。異文化理解の必携書。
本書は、ベテラン通訳者で、ソルボンヌ大学の通訳翻訳高等学院(ESIT)の学長も務めた著者が1968年に発表したもので、通訳関係の本の中でも古典として広く知られている。それまで、とかく通訳は言葉を訳すものと考えられていたのに対して、本書は「通訳は言葉ではなく話し手の伝えようとする意味を捉え、それを通訳者自身の言葉で表現するもの」という基本的理念を提示し、通訳研究の中で「意味の理論」として知られる大きな流れを打ち立てた。欧米では会議通訳を志す人の必読書となっており、日本でも英訳版が通訳教育の教材として使用されてきた。本書はそのフランス語原典からの翻訳である。
仕事や、結婚式でのお祝い、その他イベント等での定番スピーチ・あいさつのコツや実例をまとめたオールインワンの一冊。
豊富な場面を網羅しているので、スピーチする状況に合わせて応用できます。
使える言葉、気を付けたい言葉もやさしくフォロー。
これで信頼に確実に応えられるスピーチができます!
グローバル化と急速なテクノロジーの進展により、言語教育も多様な課題への対応を迫られている。本書では、言語には多方向から作用するダイナミクスがあることを認め、様々な地域や文化の言語教育の実践事例を通じて、複合的な視点を持つことの重要性を強調する。
勉強に、仕事に、ふだんの生活に、いつだって言葉はついてまわる。言葉の問題に悩まされることは多いけど、いままで「言葉」そのものを考えたことなんてなかった。「英語をネイティブみたいに話すって、どういうこと?」「どうして言葉が理解できるの?そもそも言葉の意味ってなに?」姪との対話から導かれる、言葉のすこし危なっかしくて豊かな世界。
アイロニーの中に盛られている反対の意味というのは、言内の意味から、一定の状況下では、きわめて直線的に至り着きうるものである。文字どおりの意味と、その反対の意味とは、遠くて近い仲なのである。どうして、回りくどい言い方をするのかというと、一つには、好ましくないことを単刀直入に言いたくないからであり、もう一つには、逆転的屈折を含むほうが、より痛烈だからである。
1999年創刊の「日本語用論学会」の学会誌。語用論の研究は意味論、統語論、社会言語学、心理言語学、認知言語学、それに日本語学をはじめとするさまざまな語学教育などの活動が交差する領域を占める。これらの分野の論考等を掲載。年1回、3月刊行。
あなたの話し方に漂う「におい」はどっち?気づかずにイヤな「臭」を振りまいて、対人関係でソンをしていませんか?経験と年齢を重ねるうちに、いつの間にか身についてしまう話し方の「クセ」。このクセが原因で「加齢臭」が発生するのです。人生100年時代、ご近所デビュー必携の書。チェックリスト付き。
社会生活を送るうえで必要にせまられる場面を想定し、さまざまな表現集を活用することにより、どのような場面にも対応できるスピーチ例集。現代人がスピーチをするうえで必要となるポイントについても紹介する。
「意味論に興味はあるが、論理学の概念や記号が苦手だ」という初学者が、この事典で例えばProposition という項目を引くと、本書の特徴である綿密で周到なクロス・レファレンスを通じ、Predicate logic、 Logical operator などの項目に導かれ、たちどころに“論理学の通(つう)”になれる。一方、高度な研究者は、本書を、極めて多くの新概念・新思考法への跳躍台として活用できる。Chomsky、 Lakoff を初めとする約20人の学者に関する論評も貴重である。
好評のシリーズ第4巻。前半は文法を、後半では発話現象を取り扱う。Be動詞の過剰生成/英語非対格動詞の過剰受動化/日本語の主節現象/中国人日本語学習者の転移/日本留学前後の話す力/L2英語とL3ドイツ語/L3スペイン語
第1章
Be動詞の過剰生成と時制の獲得
遊佐典昭・大滝宏一
第2章
日本語母語話者による英語非対格動詞の過剰受動化現象に関する考察
白畑知彦・近藤隆子・小川睦美・須田孝司・横田秀樹・大瀧綾乃
第3章
日本語の主節現象に関する第二言語習得研究
木津弥佳
第4章 目的語省略文にみる中国人日本語学習者のL1転移と逆行転移
ー省略の有無と有生性が転移にどのように影響するのかー
澤崎宏一・張イン
第5章 日本留学前後に見られる日本語を話す力の発達
ープロフィシェンシー(言語運用能力)と流暢性ー
岩崎典子
第6章 日本語母語話者によるL2英語とL3ドイツ語の音声習得
ー語末閉鎖子音の発音についてー
安田麗・上田功
第7章 第三言語における発音されない項の獲得
ー日本人スペイン語学習者のL3文法を例にー
宮本陽一・山田一美
多言語社会の実態はーヨーロッパも英語に飲み込まれるのか?多数の公用語を認めるEU諸機関、多国籍企業や大学教育では、実際にどんな言語が使われているのか。英語支配はどこまで進むのか。各国語成立の歴史をふまえつつ、グローバリズムにさらされる多言語社会の実態と課題を明らかにする。
ギリシア・ローマの弁論術を大成したクインティリアヌスの大著『弁論家の教育』全12巻は、自身の教育者としての経験を生かしつつ弁論教育について詳述している。けっして抽象的な議論ではなく、きわめて実践的である分だけその内容は今日でも非常に有用である。本書はその第3巻から第5巻まで収載する。(全5冊)
あがり症対策は決して難しいものではなく、身近な話し方の改善でできる。「人前で人並に話せるスキル」を身に付けられるように、話す内容のまとめ方から実例までを詳しく解説。
キリン「午後の紅茶」、資生堂「アネッサ」で大人気。マリ子の赤ん坊時代から都立高校生のいままで、心とカラダ、そして言葉のプロセスを80枚のプライベート写真と共にたどる。