建物や敷地単位のデザイン規制だけでは、景観はよくならない。大事なのは地域を読み、周辺との関係を紡ぎ出すこと。変化を前提としたうえで、つなぐ計画、まとまりのデザイン、協議のしくみ、景観法の活かし方を説く。ふつうのまちの景観づくり。
今回の改訂では、超高齢社会、格差社会といわれる現代の社会情勢を踏まえ、各分野において保健師が取り組むべき活動について詳述。
ひとくに「日本語」と言うが、それはいったいどこの言葉なのだろうか?本書では、北は青森県から南は沖縄県、さらにブラジルの日系人社会まで、各地で使われているさまざまな言葉を観察することによって、日本語の多様性を発見する旅へと誘う。その道のりでは、均一で単一な「標準語」だけが日本語なのでは決してないことが発見され、さらには、各地の方言が世界の言語と共通する普遍的なあり方をしていることさえあることが明らかになるだろう。言語学の最前線で研究が進展している言語類型論の手法を用いて、世界各国の言語と方言・標準語を自在に横断する、刺激的な日本語論。
本書は、著者が有する競争的研究資金制度に関しての豊富な知識と経験を活かして、その実情と獲得策について、わかりやすくコンパクトにまとめた。自分の研究にはどのような研究費があってどこに申請を出せばよいのか、申請書の書き方のコツ、審査のポイント、悩んだときはどうすればよいのかなど、申請にあたっての一助となろう。研究費の獲得は充実した研究生活を送るための第一歩。研究者・技術者はもちろんベンチャー起業家に必読の一冊。
東部沿海の経済発展が目覚ましく、いまや世界最大規模の輸出・製造力を誇る中国。一方で、格差の広がり、外資依存、環境問題、三農問題などの課題も山積している。躍動する大国の光と影を検証し、未来への展望を試みる。
かつてユーラシアの広大な一帯で理解され、使われていたペルシア語。多言語が共存する環境で、ペルシア語はどのように使われていたのか。人々のペルシア語に対する意識はどのようなものだったのか。文献史料の検討により、「ペルシア語文化圏」という枠組みを考える。
誰でも簡単に使えるフローチャート!一目瞭然のプロトコル!生命維持と生活維持の2つの視点で安心・安全な在宅療養生活をカバー!生活視点でのフィジカルアセスメント。
竹は豊富なデンプンが微生物のエサに、繊維が微生物の住み処にピッタリ。しかし、リグニンによる強固な繊維構造が微生物を寄せ付けない。そこで、繊維をすりつぶす「植繊機」で分解促進。竹肥料の表面散布でリン酸が効き、健全な根が伸び、生産物の甘味・旨味が増し、土壌病害が抑制される。地域の厄介者“竹林”を極上の肥料に生まれ変わらせるバイケミ農業のすべて。
民主党中心の新政権発足以来、群馬・八ツ場ダムとともに建設中止問題で全国的に注目が集まっている熊本・川辺川ダム。1966年の計画発表から現在までを様々な角度から検証し、一地方にとどまらない「オールジャパン」の問題として「脱ダム」の本質を問い直す!2009年度日本新聞協会賞&JCJ賞受賞の話題作。
「新しい公共」とは何だろうか。それは、公共の志をもって自発的に活動する人びとの連携した取り組みであり、人口減少・高齢社会において安定感ある地域社会を構築する鍵である。各地で盛んになっている様々な取り組みは、市場経済の機能を行政と共に補完する役割を担っている。この本では各地における事例を取りあげて分析し、「新しい公共」の将来像を示す。
「生まれ育った」土地で生き生きと暮らしたい!人が集まってくる故郷を取り戻した18の「地元」おこし。