本書は、わが国の自動車、電機企業のアメリカ現地生産について、日本多国籍企業研究グループが、10年近くにわたり進めてきた日米共同の実地調査プロジェクトの研究成果を総括したものである。
自分の住む町も、じっくり歩けば新しい発見がある。足を延ばせば、意外に知らない風景との出会いがある。運動不足を解消し、町や自然を親しむための歩き方、散歩を通した知的フィールド・ワークの方法をわかりやすく紹介。
ウロボロスの手から、O2ことオスカーシュタインを救いきれなかったリリエンスールは、カイユの館で突然倒れた。体の不調を懸命に隠すため、皆から離れ単独行動を取る彼を、心配げにみつめるジョナサンたちであった。一方、那藜の“大公”と仇名される、ユーフェアミの父、ナヴァルフォールがカイユへとやって来るが…。新生ラフェールをめざして、今、宇宙の歴史が、新たにまわりはじめようとしている。大好評、スペース・オペラ、感動の完結編。
一つのクーデターが失敗に終った。そして今また、もう一つのクーデターが行なわれている、改革派による…。長期現地取材で、8月政変と政変後のソ連政治・社会の深層を見事に剔抉した、気鋭の傑作ルポルタージュ。
〈アマチュア〉、〈美〉、〈カリスマ〉、〈民主主義〉、〈遺伝子工学〉、〈ウイルス〉、〈自然〉、〈戦争〉等、現代の科学と文化・社会を生化学者の立場から辛辣に断罪した卓絶な批評辞典。
現代の複雑で巨大な社会システムは、1人の天才の能力でとても支えきれるものではありません。多数の人間の協調作業による知的生産こそが、この巨大なシステムを支えているのです。ところが、その集団による知的生産が相も変わらぬ前近代的な手仕事に頼っているとしたら…。「グループウェア」はそうした知的生産に従事するチームをサポートする技術です。コンピュータとネットワークを中心としたさまざまな技術の融合と、人文社会科学的なアプローチに裏づけられたシステムによって、集団による知的生産は一層の飛躍をとげることができるのです。
素朴な中にも、どこか優雅なものがあり、ロマンの色濃いアジアの伝統芸能。日本芸能との類似に驚倒。
認識の1つの型としての錬金術-。それは、地中海的な知であり、コスモロジー、象徴性、一元性を秘めた有機的汎生命論的な営為であった。近代知を脱構築する可能性をそのなかに探る。
18歳のスーリヤ・フェイガンは夏期休暇を過ごすために、叔母アスカのいる惑星マサラを訪れた。熱帯性雨林気候の惑星マサラは、銀河連邦法によって異星人との交流が禁じられた未開の惑星だった。奇妙な植生の密林、カラワンギと呼ばれる巨木信仰、鳥のような甲胄に覆われた異形の生物に変化するカオヤイと呼ばれる戦士たちが住む不思議な地だった。そしてその惑星には、18年前のスーリヤの父クレバーの失踪と、スーリヤ自身の出生の謎が秘められていたー。熱帯の惑星に繰り広げられる異色のファンタジー。新シリーズ登場。
これはマンガ家が100人近くも揃って、マンガ表現について、あるいはその社会的影響について語った初めての本である。
研究開発、企画調査、生産管理、マーケティング-これら知的生産活動の生産性を高めることが、これからの企業生き残りの鍵である。その中でビジネスマンはどのように行動すべきか。本書では、シンクタンクを設立し軌道にのせた著者自らの経験をもとに、情報収集整理のコツ、企画書・レポートの書き方、セールス・プレゼンテーションの技術などを、データ・図表を用いてわかりやすく解説する。
死体の額に刻まれた×印。紀勢本線新宮駅近くと東京・世田谷で二人のOLが殺された。十津川警部と亀井刑事は南紀に飛ぶが、第三の惨劇が串本で…。被害者はすべて21歳のOL、頭文字がY・H。この接点から二人の容疑者が浮かぶ。ところが「紀勢本線のKで、第四の殺人が行なわれる」との殺人予告。動機はなんなのか。捜査陣と真犯人の息詰まる駆け引き。
ユダヤ民族は「聖書」の民でなく5000年前にパレスチナを掠奪した砂漠を放浪する破壊集団だった。古代四大帝国を崩壊させ、ヨーロッパ→旧ソ連→アメリカ→日本へと寄生する脅威を実証。