『愛より速く』から10年余。あの斎藤綾子が帰ってきた。せつなくも激しい6つの最先端ラブ・ストーリーズ。
後悔するのも、傷つくのもあなたしだい。失うか、奪い取るかで激しく揺れる恋心。選ぶのは彼でなく、あなたー。恋愛ドラマの名手・鎌田敏夫が描く、欲望と切実な想いにはりつめた瞬間8篇。
男と女についてのすべてを、著者が本音で綴ったはじめての本。
零細編集プロダクションに勤める宝生敦子、26歳。社長の罵声を溶びながら原稿取りに奔走している。晩夏のある日、原稿の進まない翻訳家加賀淳平宅を訪れた折り、敦子はOL時代の親友高瀬知美の自殺を知らされる。通夜の席上、機械嫌いだったはずの知美がパソコン通信をしていた形跡を発見した敦子は…。情報時代に潜む罠をユーモラスに描く傑作長編。
あと二、三歩で彼女を追い越すというとき、彼女はふりかえった。彼は彼女の視線を正面から受けとめた。「美代子!」と彼は彼女の名を、不覚にもなかば叫んだ。この4年間ずっと会わずにいたあいだに、別人と見まちがえるほど、くっきりと鮮やかに、美しさを増していた…。(「別れて以後の妻」より)。あの日、あの時ー。“思い出”を軸に紡ぐ恋愛作品集。
わたし、浅森裕子、24歳。ナレーター・コンパニオンをしながら、猫のサムと暮らしている。仕事や将来のことに不安がないわけではない。結婚する友人を見れば心は揺れるし…。でも、わたしの旬は今なのだから、今を謳歌したい、もちろん恋も。猫のように人を愛せたらいいと思うのだけど、むずかしい。現に、三人のボーイフレンドとの関係もちょっと微妙になってきているし…。新しい恋愛の形を描くアーバン・ストーリー。
本書は、従来の占いクイズ的な『心理学本』ではなく、深層心理分析を通してビジネスマンの自己認識の一助となり、ひいては実社会で役に立つように編集した。
現代日本を読み解くキーワード「恋愛」「欲望」「自分」「家族」という視点から、岸田秀と竹田青嗣が現代人の抱える問題点を論及し、よりよく生きるための方法を探っていく。
あたし、志摩なつき。高校一年。水無瀬徹と圭は、あたしの幼なじみの双子の兄妹。で、徹は、あたしの片思いの相手でもあるんだ。そんなあたしが、なんと、学校で、徹にあてたラブレターを拾っちゃつたの。あたし、いけないとは思いつつ、中身を読んじゃったんだけど、その内容は、圭が菅野君からもらったラブレターにそっくりだったんだ-。どうやら、二千円でラブレターを代わりに書いてくれる、代筆屋がいるらしいの…。
8つの宝石をめぐって、8つのラブストーリーが始まる。宝石を贈る喜び、贈られる喜びを感じながら、恋人たちは愛の輝きを、宝石箱にそっと仕舞いこんでゆく…。どんな愛し方、どんな愛され方が贅沢といえるのかを、8人の作家が描く傑作ぞろいの恋愛小説集。あなたは、どの恋の輝きをえらびますか?
本音で答えるから、胸のつかえがスッキリとれる。ヤリガイ、働きガイは君の手で探せ。「課長島耕作」の作者が説く、ビジネスマンのための最強の悩み相談室。
あなたが美しい女性、美しい妻、美しい母となるための心得を、テレビ司会を通し、また海外取材で、数多くの女性に接してきた著者が、心をこめ、広い視野から説く女性論。
何気ない彼(彼女)の動作や言葉で、喜んだり、悲しんだり-。相手を上手にコントロールするには、まず自身を知ること。あなたも気づかない『自分の深層心理』を分析して、積極的に恋にアタック。
あなたの心の奥底に潜むサディスティックな心理をあばき出すちょっとアブナイ心理講座。
「今度はどんな男と結婚しようか…。」結婚生活3年、家を建てることを夢みる夫の傍で、妻の葉子は考える。優しい夫に何ひとつ不満はないけれど、葉子は男の電話番号をプッシュした。相手は独身時代の最後の恋人・梨木。エリート銀行員の彼は2カ月後、デュッセルドルフ支店へ赴任するという。欧州での暮らしは葉子の長い間の夢だった。今の生活を捨てて、彼について行きたい。まだやり直しは出来るはずだ…。「理想」と「現実」を上手に操にながら生きていく女たちの恋愛ストーリー。